2006年06月30日

たにし的メシの炊き方

   自分が思うに、やはり日本人ですから米の飯が一番ですから、よほどの事情がない限り、キャンプではご飯を炊く様にしています。近頃はパック飯が安く買えますが、湯煎するだけで出来る手軽さはともかく、あの味と臭いが好きになれません。ですから、やっぱりメシ炊きは必要と感じています。

■ソロキャンプ的メシタキストの心得
   キャンプで飯を炊く訳ですから、当然、バーナーとクッカーを使って炊く事になります。そして重要な事は、「いかに後かたづけを簡単にするか」という事なのです。具体的にいうと、「噴きこぼれでクッカーを汚さない」「鍋底に黒焦げをつくらない」の2点です。
   飯は鍋釜にフタをして炊くので、当然、噴きこぼれもあるのですが、キャンプ地の近くに水場があったとしても、洗いに行くのは面倒な事です。しかも黒焦げなど出来た日には、そう簡単に落ちる訳がありません。一泊くらいのキャンプなら、洗わずにコンビニ袋にでもくるんで持って帰り、家でじっくり洗うというのもアリですが、連泊の場合はそういう訳には行かず、最低でもパッキングする前には洗ってキレイにする必要があるので、汚れは最低限に止める必要がある訳です。
   それが為に、たにし的飯の炊き方では、「赤子泣いてもフタ取るな」の大原則を無視して、フタを取って噴きこぼれを阻止し、水気の残りを確認して黒焦げを防止する炊き方を開発したのでした。

■たにし的飯の炊き方
   一番美味いのは、兵式飯盒ですが、2合以上じゃないと上手く炊けませんし、2合も食えない人はソロ用のクッカーを活用する他ありません。チタンのクッカーよりもアルミの方が焦げ付かさずに炊けます。
  1. 水の量は米1に対して1.1〜1.2程度。ただし、米を水に浸さずいきなり炊いたり(浸すのが面倒だから)、火力の強いバーナーの場合は、若干水の量を増やした方がふっくら仕上がる。よく判らない時は、米の倍の量の水を入れておけば、間違ってもゴワゴワの焦げ飯にはならない。
  2. バーナーの火力は、ガスやガソリンの場合は、無風状態で中火くらいからスタート。有風の時は、状況に応じて火力を強めて。大体8〜10分位で沸騰するのを目安とする。
  3. 沸騰して煮汁が出始めたら、火力を弱火にして、水気がなくなるまで10分程度煮込む。
  4. いい感じに水気がなくなったら、火から下ろし、10分程度放置して蒸らす。その間にオカズを用意する。
   沸騰すると弱火でもフタが持ち上がり、煮汁が噴き出して来ますが、煮汁でバーナーを汚したくなければ、噴きこぼれる前にフタを取り、クッカーに息を吹きかけて泡を飛ばして、またフタをする。その内、水気が減ってフタが上がらなくなります。
   アルマイトなどのアルミクッカーで焦げ付きを防ぐには、沸騰してからは弱火を心がけ、適当にフタを取って残りの水気に注意します。水気が無いのに温める続けると、火の当たっている部分が焦げます。
   飯盒には2合と4合の水量線が付いていますが、ソロ用のクッカーには水量線なんか付いてないので、予め家で1合や2合の水量がどの辺の水位か調べておく事が必要です。


=作 例=

   ここではアルコールバーナーと角形クッカーを使った作例を紹介しますが、どんなストーブやクッカーを使った場合でも、基本は変わりません。ただし、使うストーブやクッカーによって勝手が変わりますし、いきなりキャンプにいって、一発で上手く炊けるという事はまずありません。取り敢えずは家で何度か練習し、コツをつかんでから外でやってみましょう。部屋の中でやるのと外でやるのとでは、気温や風の有無などで条件が変わってきますが、コツがつかめていれば適当に火力を調節する事も出来るようになります。何事も経験が大事、という事です。

mesitak_kaku01.jpg

   角型クッカーだと、水量線がないので、ハンドルを止めてるリベットなどで米と水の量を目分量で覚えておきます。よく判らない時は、米の倍の水を入れます。

mesitak_kaku03.jpg

   アルコールバーナーは沸騰するまでに時間が掛かりますが、その分、水がしっかり米に浸透するみたいです。この状態ではまだまだ煮えていませんので、フタをして、フタが持ち上がってくるまで待ちます。

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   大分イイ感じに煮えてきた鍋の中身。これからが勝負で、フタをしっぱなしだと噴きこぼれますので、フタが持ち上がってきたらフタをとって息を吹きかけて煮汁の泡を飛ばしてフタをし、またも違ってきたら、フタが大人しくなるまで同じ事を繰り返します。

mesitak_kaku05.jpg

   フタは開けっ放しにしておくと、急速に水分が飛んでしまって、ゴワゴワのメシになってしまいます。フタを取って泡と吹き消し、また鍋の中を監視して水気の残りを確かめる必要はあるので、忙しくフタをしたり取ったりを繰り返しますが、出来る限りフタを閉める様、心がけましょう

mesitak_kaku06.jpg

   うっすら水が残る程度になったら、火から鍋を下ろし、フタをして蒸らします。アルコールバーナーはガソリンバーナーに比べると、強烈な火力がない分、時間をかけてじっくりと炊く事になるので、フタも開けっ放しという事は少なく、しっかり炊く事が出来ます。
《注意!》
   上に上げた作例は、あくまで低地にある自分ちのアパートの中で、無風かつ温暖な気温下で行ったものです。しかし、実際にキャンプする場合は、野外な訳でして、通り一辺倒ではありません。ものごっつ寒い時もあれば、風吹いている時もありますし、自分はまず行きませんが高山の場合などは気圧が低いのでなかなか炊けない、って話しも聞きます。
   自分にも経験ありますが、冬にキャンプに行って、いつも通りの炊き方をしていたら、いつもまで経っても湯気が上がらず、相当長い時間かけて“煮メシ”を作った、という事が何度もありました。その場合は、中火とか弱火でなく、強火にしていても丁度よいくらい寒かった訳です。そういう状況を想定して、アウトドア用のバーナーはやたら火力の強いものが多いのだと思います。
   その様な訳なので、火力の調整は鍋の中の状態に合わせて強弱を調整する、といった感覚も大切な訳です。

food_msitaki.jpg



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)野営雑文 

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