2007年09月13日

バーナー別燃費調査

   短期の作戦であれば、どんなバーナーを使おうと、燃費は大した問題にならないと思うのですが、長期に使い続けるとなると、燃費は意外にバカにならないんじゃないか、と思ったのがこのバーナー別燃費を調べてみる最初のキッカケでした。むろん、作戦の内容によって持って行くバーナーの種類も異なる訳ですから、燃費だけを選択条件にする訳ではありませんが、一応、各々のバーナーがどんな経済効率を持っているのかを知っておく事は、無駄な知識ではなかろうかと思います。
   ちなみに、この実験では、自分が持っているバーナーを無風状態の室内で使用し、タンクを満タンの状態で2合の飯盒メシが何回炊けるかで比率を出し、1回炊飯あたりのコストを計算しました。また、各燃料の売価は、2006年10月現在の小売り単価をおおよそで平均しました。

*Optimus 123R(タンク容量120ml、使用量24ml、回数5回)
ホワイトガソリン (単価900円/1000ml)21.60円
レギュラーガソリン(単価140円/1000ml)3.36円
*ケイネン160(使用量40g、回数4回)
(単価578円/160g)144.50円
*Trangia TR-B25(タンク容量113ml、使用量37.6ml、回数3回)
燃料用アルコール(単価376円/500ml)28.32円
*宴会固形燃料(使用量2つ、回数1回)
(単価105円/3つ)70.00円
*Esbit(使用量5tab、回数4回)
(単価450円/20tab)112.50円

ホワイトガソリン&レギュラーガソリン
   ガソリンバーナーの多くはホワイトガソリン専用なのですが、オプティマス123Rはメーカー公称はともかく、実際にはレギュラーガソリンもバリバリ使え ますので、今回の実験でもレギュラーガソリンを使用しました。ホワイトガソリンが概ねリッター900円程度に対して、レギュラーガソリンは高騰したといっ ても140円程度。1回の炊飯経費で見れば、断トツのコストパフォーマンスである事が判ります。ただし、これはジェネレータなどを使ってないオプティマス 123Rだからこそ為せる技、といえるかもしれません。コールマンの様にレギュラーガソリンを使うとジェネレータが詰まってしまい、ジェネレータを2本も 換えれば新品が買えてしまうような場合、やはりレギュラーガソリン使用には慎重にならざるを得ませんから、レギュラーガソリンは使える機種だけが得する燃 料だと心得ておく必要があるでしょう。
   それでもやはり化石燃料だけに、もともとの力価が高い事もあって、ホワイトガソリンを使っても、トータルでみれば意外に安上がりなんだという事が、上の 表からお判り頂けるかと思います。短期の作戦の場合は、無理にレギュラーガソリンを使わず、ちゃんとホワイトガソリンを使いましょう。

燃料用アルコール
   昔、燃料用アルコールが500mlで200円くらいだった頃は、ホワイトガソリンなどよりもはるかに安いというイメージがあったのですが、最近はどうも そうとも言い切れない様です。むしろ、力価がガソリンの半分くらいで、余計に燃料を食う事を考えれば、割高な燃料なのかもしれません。まぁ、数あるバー ナー中、最小最軽量の犠牲として燃料の割高を辛抱する、という考え方が必要なのかもしれません。それに、こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、仮に 結果として高くても、アルコールバーナーには他のバーナーにはない魅力がありますので、やっぱり使ってしまうと思うのは自分だけでしょうか?

宴会固形燃料
   宴会固形燃料は単価だけ見れば確かにお買い得感があるのですが、結果としては大して安くはありません。ただし、1回の炊飯に2個投入していますが、炊き あがった時点で2/3個くらいの燃料が残っていますので、この計算は厳密には正確とは言えません(大体50円くらいか?)。やはりメタ缶の詰め替え用とし て価値がある様に思います。

エスビットタブ
   舶来品という事もあって、比較的割高な燃料となっています。もっとも、あのコンパクトさにしてあの火力を持っている訳ですから、多少高いのは仕方ないか もしれません。早々どこでも売っている物でもない事から、あくまで非常用もしくは防災用と位置づければ、それなりの値段であると思います。

ケイネン
   今回、不当なまでの高値がついたケイネン160。昔は400円くらいで買えましたが、今や600円近い値段にまで跳ね上がってます。恐らく、もっとも原油価格高騰の打撃を受けた商品なんでしょう。
   ところで、この種の缶入り固型燃料は、実はホテルにも大量に卸されていて、それらはグラム1円レベルの格安さです。もっとも、箱単位でしか買えないので、あまり欲しくないですが……。

 



   まぁ、常識的に考えて、ソロでキャンプやツーリングに行く人が、固型燃料のストーブをメインにするとは考えにくいので、固型燃料はあくまで日帰り の作戦の緊急用、もしくはお湯沸かす程度の簡単な火器という位置づけになるでしょうから、燃費云々はあまり問題にもならないと思います。

   一泊程度の作戦なら、液燃バーナーでなくてもガスバーナーで十分ですし、それこそ缶入りの固型燃料だって一向に差し支えないと思います。仮にバイクで行 くにしても、わざわざタンクからガソリン抜くのは面倒くさい話しです。有り体に申せば、2泊3日までの作戦なら、何使っても同じであろうかと思います。
   ところが、一週間以上の作戦となると、話しが違ってきます。まずガスではカセットタイプならともかく、カートリッジタイプは補給が困難であろうと思いま す。となれば、ガソリンスタンドや薬局で補給が可能な、ガソリン、アルコール、灯油のいずれかを使った方が無難、という事になります。まぁ、バイクの場合 は、それこそタンクにガソリンが入っているはずですから(入ってないと行動できませんしねぇ)やはりガソリンバーナー、という事になるんでしょうが、歩き の場合は出来る限り荷物減らしたいので、アルコールバーナーを使いたいものです。多少割高であっても、足腰肩にかかる負担を減らしたいですからねぇ。ごつ くてクソ重たいバーナーを担いで行動できるのは、若い人の特権であると自分は思っています。

   こんな話しをしていると、じゃぁ燃費なんぞ関係ないじゃないの?という事になるのですが、燃費云々が重要になってくるのは、自宅でバーナーを使い続ける場 合です。つまり、わざわざ台所にガスレンジがあるのに、それを使わずにバーナー使ってメシを炊いたり、ラーメン作ったりして、家に居ながらにしてアウトド ア気分に浸る際、燃料があまりに高いと、ちょっと懐に堪える訳です。まぁ、火事を起こさない程度にどのバーナーも使いこなせる必要はありますが、やはり家 の中では静かなアルコールバーナーを使いたい訳です。それがホワイトガソリン以上に高いとなると、ちょっと気が引ける訳です。だったらガソリンバーナーで レギュラーガソリンを使えば良かろう、という事になりますが、うるさいですし、プレヒートで黒い煙は出るしで、やっぱアルコールを……という具合で、今回 の燃費調査は、実はしょーもない話しからスタートしたんだ、という事で閉めておきます。





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tanisi_corp at 00:00コメント(0)野営雑文 

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