2008年07月07日

収納用品の研究

 キャンプに行くにもバイクで行く自分にとって、パッキングの問題は即、バイク用品としてのバッグの問題でもあります。従って、この問題はキャンプとバイクの間にまたがって展開される訳ですが、バイクの方は話題が豊富なので、こちらで扱う事にしました。
 パッキングの極意というのは、色々あると思うのですが、自分は以下の通りであろうと思っています。
  1. なるべくコンパクトにまとまる事
  2. 収納しやすく、取り出しやすい事
  3. バイクへの積み込みが確実で、かつ積み卸しが容易である事
  4. 防水に配慮されている事
 一応、順番立てて書きましたが、どれか一つが欠けても具合の悪い事ですから、総合点で配慮する様に心がけています。また、入れ物の問題もさる事ながら、入れる物によってもパッキングは大きく影響を受けますから、常に入れる物への研鑽も怠らない様にしています。まぁ、その結果、出費が嵩んだり、余計な物を買ったり、という事が後を絶たない訳ですが、そういうのがこの趣味の特徴であり、楽しみの一つなんだろうな、と思っています。

*初期のバッグ
 自分が野宿ライダーとして最も影響を受けたのは、例に漏れず寺崎勉さんでしたので、「荷物はバッグに入れてショックコードで縛るもんだ」という先入観に近い考えを持っていました。
 そこでXR250を買って最初の作戦となった海沢キャンプツー演習では、モンベルの45リットルの3ウェイバッグに入るだけの装備を詰め込み、ガッチリとキャリアに固定しました。しかし、当時を思い出してみると、やっぱり荷物が重く、リアサスも締めていなかった事もあって、フラフラしていた様に思います。そもそもライテクも今以上になかった訳で、随分危なっかしい運転だった様ですが。。
 また、バッグの中に詰め込んだ装備も旧式で、やたら嵩張っていたのが特徴でした。あれこれシチュエーションを想定して、欲張った装備内容になっていたのは確かですが、最終的にはそんな大荷物を積んで出かけるのが嫌になるくらいでした。この段階では、バッグの問題よりも、中身の問題の方が深刻だった様です。

me05_carrier_06.jpg
モンベルの3ウェイバッグ
要領が多く、パッキングもし易かったものの
装備の量が多くて、過大にトップヘビーになる傾向にあった
バッグの問題より、装備の量を減らす事が先決だった


*サイドバッグを導入
 デカいバッグをキャリアに積むと、当然の事ながらトップヘビーになって運転がしにくくなる訳です。そこで重心を下げる意味でサイドバッグを使ってみる事にしました。実をいうと、振り分け式のサイドバッグは昔から好きなスタイルだったのです。
 さすがに人気のあるスタイルのバッグだけあって、色んなメーカーから出ているのですが、自分が選んだのはラフ・アンド・ロードのAQA DRYサイドバッグでした。ポイントとなったのは、このサイドバッグが完全防水である、という事でした。また容量が左右で40リットルあり、形も四角くてパッキングし易そうなところに好感を持ちました。

20070817_093145.jpg
2007年8月頃の装備
過重すぎて林道走破に支障が出るほどだった


 このサイドバッグの素晴らしい点は、重心が下に下がる事もさる事ながら、ファスティック式の留め具を使用し、車体への取り付けや取り外しが非常に容易でした。そしてもっと便利に感じたのは、ショックコードで縛着している訳ではないので、バッグを車体に付けた状態でバッグを開ける事ができ、中身を取り出せる事でした。ポリタンを空にしておいて、キャンプ地に入る前に水を入れてバッグにしまう、という事も簡単に出来る様になった訳です。
 またこの頃から、中に詰める装備も改良が進められていき、余計な物がドンドン無くなっていく一方で、このサイドバッグの形に合わせて装備が更新されていきま した。テント、シュラフといった装備は、このサイドバッグにパッキングしやすいサイズなのです。その結果、キャンプの装備は11kgくらいまでシェイプ アップする事が可能になりました。

air_raiz2_04.jpg
サイドバッグに合わせた装備一式
大きさを合わせる事でパッキングがし易くなった


 ところが、このサイドバッグにも思わぬ欠点がありました。まず、完全防水と謳っている訳ですが、確かにバッグ本体は完全に防水されるものの、外側にあるフタの部分は防水ではなく、しかもナイロン地である為、雨に濡れたら水が染み込む事。そして濡れたバッグはテントの中に入れる気になれない事から、結局、防水バッグでありながら防水カバーを掛ける、という矛盾した雨対策を取らねばなりませんでした。また、防水バッグ故にバッグの自重も重く、軽量化に反していた事も見逃せません。
 さらに問題となったのは、バッグの位置が下にあるため、林道を突破した時はバッグの泥汚れがひどい、という事でした。これは先にも述べた様に、バッグをテントの中にしまい込むにあたって、あまり快くない状態です。そこではたと気がついたのは、林道野宿をする人でサイドバッグを使っている人はあまりいない、という事でした。察するに、泥で汚れるのを避ける意味があったのかもしれません。

20070923_100055.jpg
結局、雨カバーを付けて運用
外側よりも、むしろタイヤの跳ね上げる雨水や泥が問題だった


*シートバッグに切替
 バッグを泥汚れから守るためには、キャリアの上にバッグを載せる他ありません。しかし、ショックコードで固定するスタイルは面倒、という事で、ストラップでキャリアに固定できるシートバッグを使う事にしました。そこで選んだのが、TANAXのフィールドシートバッグでした。

field_seatbag_09.jpg
予想以上にガッチリと固定できるシートバッグ
キャリアに積んだまま
中身が取り出せるのは大きなメリットだった


 このバッグの特徴は、バッグの左右のファスナーを外すと、容量が39リットルから57リットルに増加する事ですが、自分は荷物はこれ以上増やすつもりがなかったので、39リットルで収まる装備の量を厳守するつもりでいます(連泊になる場合は別ですが)
 このバッグは、ストラップでキャリアに固定するだけあって、バッグの中身はバイクにバッグを付けたままでも取り出せます。しかもバッグのサイドも開くので取り出しが楽です。それにも関わらず、バッグがフニャフニャしている訳ではないので、パッキングし易く便利です。
 欠点といえば、サイドバッグに比べればデカイ事ですが、サイドバッグを二つ並べた大きさですから仕方ありません。また、キャリア全体を使ってバッグを載せるので、三脚を持参する時は、三脚ケースの乗せ方を工夫する必要が出て来ました。
 このバッグには防水機能はないのですが、その代わり巨大な雨カバーが付属しています。防水のサイドバッグでさえ、結局は雨カバーを付けていた訳ですから、だったら最初から雨カバーを付けてしのぐタイプのバッグで良いと判断した訳です。カバーが大きいため、バッグに他の物を付けていても余裕で被せられるのが有り難いです。

■今後の予定
 これまで自分は一環して「箱」をバイクに付ける事に抵抗してきました。その理由は、転倒した時に箱が破損する事が多く、その点においてバッグよりも抗堪性に劣る、という考え方をしていたからです。確かに、破損云々に関してはこの通りであろうと思うのですが、それでもなお、箱を取り付ける人が多くいるのは関心のあるところです。
 箱を取り付けるメリットは何かを考えてみた訳ですが、パッキングがし易い事、テーブルやイス代わりに使える事、テントの外に置いておいても(つまり雨ざらしにしておいても)差し支えない事、防水性が高い上にキャリアへの取り付け方を工夫すれば、車体に付けた状態でも中身を取り出せる事。といったメリットがありそうです。また、ホームセンターなどで売っている箱を活用すれば、バッグの数分の1の予算で調達する事が出来ます。破損する事を考えれば、これは大きなメリットであると思います。
 その反面で、箱そのものはバッグに比べて大きく嵩張る事から、荷物が多くなると搭載する箱も大きくなって、運転に支障が出たり転倒時のダメージが大きくなったり、という事も考えられます。どうしても濡れて困る物は箱、そうでない物はバッグ、という使い分けをする必要があるのかもしれません。



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)野営雑文 

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