2008年11月01日

アスタリスク:CELL

   エンデューロ用の装備を揃える時に、ニーブレースの存在を知る事になったのですが、高い物で10万円、安い物でも3万円はする代物で、とにかく色んな物が入り用な時でもありましたので、まったく手を出す事が出来ませんでした。また、そんな高価な装備は、大ジャンプをしたりするモトクロスのプロ選手くらいなもので、地面を這う様にしか走れない自分などは、そもそも必要ない過剰装備だ、という認識をしていました。
   ところが、先日9月21日の木更津練習で、マディの坂を越えた途端に転倒、左膝を捻って捻挫してしまい、どんなにゆっくり走っていても、またどんなに慎重に走っていても、ヘタな転け方をしたら膝は簡単に壊れてしまう事。また下手くそだからこそ、ロクな転け方もせず、ケガをし易い事を実感しました。しかも、その後2週間に渡って仕事を休み、延べ6週間の経過を見る事になり、「本来、遊びでケガを出来ない社会人」である事を再認識しました。つまり、少々お金が掛かっても、自分の身の安全を守るためだったら、惜しんではいけない事を学習した訳です。
   それでも10万円は大金なのですが、たまたま春先から生活費をチビチビ削って貯めていたお金があったので、思い切って購入する決意をしました。

20080921_120144
幸い、靱帯は問題なかったものの
半月板の受けの部分を痛めて
完全に治るまでに、約2か月近く掛かる事に



■選定
   話しによると、昔は一部の人しか着けてなかったニーブレースも、今は結構多くの人が着けている様です。プロでなくても着ける人が多くなったというのは、それだけニーブレースの効果が高いのと、膝を壊して痛い目に遭ってる人が多い、という事でしょう。何せ高い買い物ですから、多くの人に意見を聞いてみたのですが、ベテランの人ほど高価なニーブレースを着け、またその必要性を強調する人が多かったです。逆に、そこまでベテランでない(痛い思いをしてない)人は、「そんな高い物要らない」とか「ニーブレース着けたら、靱帯は大丈夫でも大腿骨を折る」等々の意見で、不要と答える人が多い様でした。自分はド素人ですが、痛い思いをした部類に入ってしまいましたので、高くても買う決心を固めました。

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ニーブレースの有名どころではCTi
しかし、医者の処方箋がない限り、まず手が出ません
もっとも、処方箋書かれる様な怪我はしたくないのですが



   さて、高いニーブレースとなると、数はそれほど多くありません。まず、有名&高価なのはCTiですが、これは店に売っている代物でなくて、医療機関で作ってもらう「装具」になります。つまり、医師がニーブレースを必要と認めた患者に対して診断書を出して作らせる物で、そうなれば健康保険扱いになります。従って、フルオーダーで片足15万円くらいでも、3割負担として4.5万円で作れてしまいます。もっとも、靱帯切っただの伸びただのの後の話ですから、あまりウレシイ話しではありません。
   次に有名どころとしては、アスタリスクのCELLとEVSのWEBがあります。どっちも10万円クラスです。CELLは老舗だけにユーザーも多い様でした。しかし、WEBの方はごつくて最近使う人が少ない、という情報が複数ソースから伝わっていました。最後に、POD MXというのが後発であり、ネットでのショップの評判も上々なのですが、ユーザーの評判は賛否別れる、という感じでした。何にせよ、買い直しが利かない買い物ですから、試着せずに買うなどという真似は出来ません。そこでラフ&ロードに電話してみたら、CELLとPOD MXがあるとの事でしたので、行ってきました。

kneebraces_02
他のプロテクターはEVSで統一してますので
出来ればニーブレースもそうしたかったのですが
ごつくて付けにくい、との情報がありましたので見送りました


■試着
   さて、早速、横浜のラフロに行ってみた訳ですが、CELLはXL、POD MXはLサイズがある、という事でした。実は見た目がカーボンで格好良かったので、当初はPOD MXが欲しかったので、先にそっちを履いてみました。付け方は上下4本のベルクロストラップをロープに通して固定するやり方で、このループに通すのが少々面倒でした。また、しっかりフィットさせようとすると、ストラップをそれなりに絞らねばならず、その点がちょっと不安というか不満でした。しかし、一番の難点は膝のパッドで、2枚重なっているウチの上のバッドが、足を曲げて伸ばした時、膝の皿に食い込み、これがかなり気になりました。試着はGパンの上からしたのですが、それでも結構気になる感じでした。

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期待していたものの、今イチだったPOD MX


   今度はCELLを着けたのですが、XLにも関わらず、LサイズのPOD MXと変わらないサイズに思いました。つまり、POD MXよりワンサイズ小さい感じです。付け方は、上下4カ所のクリックリリースバックルを使って留めるのでやり易く、さらに裏側の紐を絞ってフィットさせるので、フィット感はPOD MXより断然上でした。また、足を曲げて膝を地面に着いた時、POD MXはパッドと膝が浮いた感じがしましたが、CELLはしっかりプロテクションする感じでした。
   この様な具合で、すっかりCELLが気に入ったのですが、問題はサイズ。XLはGパンんの上からでも着けれるほど余裕があったのですが、逆に膝回りは「これで大丈夫?」と思えるほど余裕がありました。これが服や靴なら多少大きめでも構わないのですが、プロテクターですから大きくてガバガバでは役に立ちません。そこで、川崎のラフロにLサイズのCELLがある、というので、再度試着しに行きました。
   今度は、膝回りはジャスト、太ももは余裕、ところがフクラハギは紐を全開にしても少々キツめでした。どうするかかなり悩んだのですが、フクラハギが鬱血するほどキツい訳ではないので、これからもっと頑張って痩せる事にして、Lサイズを買って帰りました。

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意外にフィット感が良かったCELL
写真はXLの試着中



■実装
   CELLの着け方等については、ライター青木タカオの取材日記[No.374]2008-2-28に詳しくレポートされています。自分もこれを読んで、CELLの購入を決めた様なものです。ですので、重複しない部分のみ、ここではレポートします。
   まず、着け方ですが、足を伸ばした状態で着けるのか、それとも膝を折った状態で着けるのか判らなかったのですが、フクラハギがキツいという事もあって、最初は足を伸ばした状態(具体的には立って)で着けました。しかし、これだと膝の曲がる位置とニーブレースの曲がる位置が合わせにくくて、フクラハギがキツくないな、と思ったら立った時膝が伸びない、という事がありました。そこで、座った状態で着けてみたら、多少フクラハギはキツイものの、足の曲げ伸ばしは自在に出来るようになりました。

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痛々しくも、ハミ肉になってるフクラハギ
太ももの方はスカスカなんですけどねぇ。。
アジア人と欧米人では、足の造りが違うっぽいです



   試着は素足で行った訳ですが、実際に使う時には、付属のアンダースリーブをまず着けて、その上からCELLを履く形になります。アンダースリーブの分だけフクラハギがキツくなる計算ですが、時間が経てば慣れてくる様です。また、CELLの内側のフレームがニーグリップの時に干渉して、モトパンを破ったりバイクのシュラウドを傷つけたり、という話しを良く聞きますので、純正のフレームガードを調達して着けました。当然の如く、ガードの分だけフクラハギがキツくなるのですが、これも辛うじて慣れる事が出来ました。ただし、厚手のソックスの上から着ける、という訳にはさすがに行かなさそうなので、ソックスはニーブレースの下くらいで折って履くしかなさそうです。

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これがフレームガード
内側のフレームにつけて、モトパンを破ったり
シュラウドを傷つけるのを防ぎます


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同じ向きになって2セット入ってますが
反対側には裏返しにして被せます
この情報は、まくす殿から拝借しました



   CELLも何度かモデルチェンジしているらしくて、向こうずねの下の方に「CELLをずり上げないストラップ」が付いています。これはモトパンにストラップを通す穴を開けて、さらにブーツにもドリルで穴開けしてホック止め出来る様に加工する必要があります。諸先輩方に聞いてみたところ、「そんなもん使わなくても、ずれない」との事でしたので、自分は付属の六角レンチで外してしまいました。

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なくてもずり上がらない、との事でしたので
このストラップは外してしまいました
というか、モトパンやブーツに穴開けたくないし



   昔のモトパンやブーツは、ニーブレースなんぞに対応してなかったらしいので、いきおいニーブレースを着用しようとすると、ブーツのバックルが留まらない、という事も多かった様です。最近の物は、そこら辺はちゃんと対応しているみたいで、モトパンも乗馬ズボンの様な感じになってますし、ブーツの方はフクラハギの部分を拡張出来るように出来てます。

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少なくとも、ED-PROはシンガードをずらせば
余裕で入りました
FASTBACKなども、最大で4cm拡張出来るらしいので
まず大丈夫でしょう


■プレ感想
   最近は、ニーブレースの需要も高くなってるらしくて、2万円くらいからでも物があり、機能もそれなりに使える物の様です。では高いのと安いのの違いはどこにあるか、となると、フィット感という部分になるのでしょう。走り出したら膝の事など構ってられない訳ですが、それでも着け心地のイイ方が良いに決まってます。今回、自分は大いに痛い思いをしたので、10万円ポーンと出しましたが、どうせ買うなら安物より上等な物を買いたいものですね。



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)単車装備 

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