9月下旬に膝をいわしてから約2ヶ月。ようやくまともに歩けるようになり、バイクにも普通に乗れる様になりました。しかし、調子こいて20cmの縁石の段差越えの練習をやったら、一旦引っ込みかけてた内膝が、またしてもぼっこり。医者も「年内には片付けたいですねー」なんて言うし、なかなか前途多難です。膝はほんと、治りが遅いです。ですので、これからエンデューロ始めようと思う人は、安くてもイイからニーブレース着ける事をお勧めします。
   さて、そんな状態ではあるのですが、2ヶ月も練習してないと、いい加減、習った事も忘れるし勘も鈍るという事で、久々にしいな教官殿の勉強会に行ってきました。今回の内容は「オフロードバイクを買ったがどうして良いか判らない方 、近々林道ツーリングがあるが、走れるか不安な」向けの初心者用勉強会との事です。ですので、自分にはピッタリです(爆)…それはともかく、膝の具合がまだアレなので、フロントアップなど膝にショックが来そうな練習は無理っぽいので、この内容なら大丈夫かな、という事で参加する事にしたのでした。

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当初、「左膝部捻挫」と診断されていたのですが
あとで「左変形性膝関節症」に変わりました
年内で治るかどうか、、、



   今年は暖冬なのか(というか、ここ数年、毎年暖冬ですが)、10月下旬になっても半袖で過ごせるほど暖かかったのですが、さすがに11月に入ると、そういう訳にも行かなくなりました。つまり、自分は良い季候の間、ずっと足引きずっておった訳です。で、やっとこ出かける段になったら、防寒装備が必要という、可哀想な次第です。
   今回は、相方のがんトック兄が愛媛のラリーに行ってるので、久々に自走で出撃です。タイヤとスプロケは、先日林道に行くつもりで、ツーリング用のT63&40丁に換装していました。練習なんでAC10&48丁に換えようかなー、と思わなくもなかったのですが、片道2時間は舗装路を走らなければならないし、今回の勉強会はそうそうハードな路面で練習はしない、と踏んで換装しませんでした。
   服装は、夏場はウェア上下にチェストプロテクターも着けて、つまり練習の格好そのままで走りましたが、そんな格好で走ったら風邪引く前に寒くてめげそうなので、去年の冬に買ったアウトラストのアンダーウェアを着込み、Rsタイチのウインタージャケットを着ました。問題はグローブで、こちらもウインタグローグを着けたのですが、レバーがれーす仕様の人差し指1本で操作できる様に調整してあるので、ウインターグローブだと指が太くなって人差し指が届かず、中指で操作せねばなりませんでした。
   装備は、今回からアスタリスクのCELLを着ける事にしたのですが、これまたデカイ代物で荷箱には入らないので、チェストプロテクターの中に仕込んで90リットルのゴミ袋で防水し、荷箱の上に縛着しました。かなりな量ですが、しっかりキャリアに固定してるので、高速道路で100km出しても大丈夫です。

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久々のこの出で立ち
ド新品のマフラーがまぶしいです



   一応、家を出たのは朝0700時だったのですが、今回初参加のとらさんと猿ヶ島の近くのコンビニで朝0900時に待ち合わせをしていましたので、早めに行って待ってようと思い、下道ではなく高速道路を使いました。が、東名高速に入った途端、渋滞。ダラダラと大井町田まですり抜けする羽目になり、結局コンビニに着いたのは0900時ジャストでした。しかも、いつも買い物しているコンビニがローソンだと思っていたのでそこを指定したのですが、実はなんとサンクスで、それにも関わらず、ちゃんとそこでとらさんは待ってくれていました。初見にも関わらず、素晴らしい以心伝心ぶりです。
   現地に着いたら、とにかくキャリアやナンバー、サイドミラーを外して、タイヤの空気圧を下げてと、自走の場合は忙しい訳ですが、何度かやってますのでテキテキと作業を済ませ、モトパンずり下げてニーブレースも着け、勉強会開始に余裕で間に合わせました。

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前回参加した時は暑い盛りでしたが
すっかり冬になりました



   一通り自己紹介と挨拶が済んだ後、さっそく勉強会開始。今回は初心者向けということで、まずは乗車姿勢から。これって大事だと思うんですよね。本によっては、前に座れって書いてあったり、車体の中央に座れって書いてあったりする訳だけど、大事なのは前後のバランスが取れるところに座るって事。エンジンの軽い2ストなら前気味、重い4ストなら前過ぎてはダメ。膝はニーグリップを効かすのではなく、タンクやシュラウドに沿わせる感じ。でないと荒れた路面では身体が車体に振り回されるから。足首は下がらない様に持ち上げる。下がった状態だと足首を痛める事になる。ハンドルは外側から包み込む感じで握る。手首が落ちないように、また肘が突っ張らない様に。レバーの操作は人差し指1本ないしは中指も加えて2本。レバーの位置はハンドルより1センチほど下にくる感じ。。。等々。この辺りは、頭に入っていても、いざ走り出したらスポッと頭から抜けてしまいます。

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自分のバイクで姿勢を作る
慣れない内は違和感がありますし、すぐに疲れます



   その後、実際に各自バイクに乗って走ってみる事に。走ってみると行っても、ゆっくり小走り程度の早さでトコトコとフラットな路面で走る訳です。というのは、ビュンビュン飛ばすと、走るので目一杯で姿勢の事は頭から抜けてしまうからです。まずは習った事を頭に入れ、走りつつ自分の姿勢に注意して、乗車姿勢を身体に覚え込ませる事が大事な訳です。
   かくいう自分は、この種の練習は今年の6月からやっているのですが、どーにも足首が落ちますし、手首も下がっているのか、アクセルワークがラフでグラグラしてます。アクセルとクラッチは丁寧に繋がないと、特に滑る地面では転倒の原因になるそうです(9月の転倒は、恐らくそれが原因)
   コーナーリングの練習もしたのですが、まだまだ車体が寝てませんし、腰も中途半端にしか下ろせてなかった様です。2ヶ月のブランクは大きいなぁ、と実感しました。

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みんなで練習
こういう場所はウチの近所にもあれば
もちっと練習積めるですけどねぇ



   小休止のあと、今度は場所を移して、若干レベルの高い所へ。高さ50〜60cmくらいの小さな坂と窪みを使って、坂の上り方と下り方のレクチャー。大事なのはやはり姿勢なのですが、どの様な姿勢を取れば良いかは、まずは歩いて確認してみる。その際、ボーリングの球くらいの荷物を抱えた時、どういう姿勢になるかを考える。その姿勢が、バイクで登り下りする時の姿勢になるとの事。当然、坂の傾斜や路面の状態によっても、姿勢は変わってくる訳です。

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意外にも、バイクに乗る姿勢と実際に歩く姿勢は類似している

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実際にやってみる
練習ではオーバーアクション気味に
(指摘されてオーバー気味にやってるの図)



   この後、この窪地を含む小さなコースをゆっくり回りましたが、この頃にはボチボチと勘が戻ってきて、楽しんで回る事が出来ました。そんなこんなで、あっという間の1630時になりました。最近は日が落ちるのが早いので、暗くなる前にキャリア等を着けて撤収準備。1700時、皆さんに挨拶して返りは下道で帰って行きました。


*アスタリスクのCELLについて
   今日、初めて練習で着けた訳ですが、やはり着け心地は最高に良かったです。帰りは外すのが面倒で、そのまま着けて乗って帰ったのですが、足が窮屈だとか停車の際に足を伸ばしにくいといった事もなく、ずっと着けてても嫌になりませんでした。
   今回の練習では、冒頭いきなり蔦か何かに絡まって転けてしまい、やはり左足から転けたのですが、膝には何も打撃がありませんでした。むしろ、フクラハギの身にニーブレースが食い込んだ感じがしましたが、問題はありませんでした。高い買い物でしたが、高いだけあって、なかなか良い品物です。
   問題は、まだ膝回りに遊びが多いので、これをどうやって調整していくのか、他のユーザーの方のアドバイスを頂きたいところです。