2009年05月26日

第4回ベストテクスクール

   前回9級が終わったベストテクスクール。めきめきと変わっていく自分に、期待大です。当面の目標は「かなり乗れる様になる」5級。まだまだ先は長いので、通いつめる必要があります。故に今月は2回参加です。
   今回も前回同様、0400時起床、0500時出発。ただ、前日の晩にいろいろ用事があって、睡眠時間が2時間しかありませんでした。片道135kmを運転するには、ちと危ない睡眠時間です。幸いというか、今回も朝方は肌寒く、メッシュジャケットでは結構冷えたのですが、前回の様に歯の根が合わなくなるほど寒かった訳ではないので、眠気覚ましも兼ねてそのまま、ノンストップで市貝へ。ベストテクコースには、0800時前に到着しました。
   ただちに、ミラー、キャリア等を外し、タイヤの空気圧も抜いて、プロテクターもニーブレースだけ先に付けて、あとは先生が来るまで日向で仮眠してました。お陰でぐっすり寝れて、睡眠不足を解消できました。

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平日参加のメリットはテーブルも独り占め
という事です


■その時、他の人は
   0930時ころ先生登場。平日はホンダの研究所の辺りが混むそうです。早速受け付けを済ませ、先週土曜日に受講したスズキ党さん達の話しを聞きました。自分が始めて受講した3月の時に、練馬から自走で参加していたWR250Rの人は、その後、根詰めて通って、今は相当腕を上げたとの事。それを聞いて感じたのは、とかく最初のウチは、月2回とか言ってないで、ドンドン通った方がいいな、という事でした。
   当初の予定では、月2回ほど通って、その間は自主トレで反復練習しよう、というものでした。しかし実際には、なかなか練習に行けませんし(猿ヶ島に行くにしても、片道2時間はかかる)、よしんば行ったとしても、基本が身に付いていない身体では、いきおい我流の練習にしかならない訳で、これでは返って具合が悪い。しかも、自主トレをしたからといって、ベストテクの初歩の様々な理論や技能が注入される訳ではない。結果、ほぼ同時期に始めていながら、片や8級、片や本コースで走りまくり、この差になったのだと感じました。
   実際問題として、最初のうちは覚える事が山ほどあって、スクールの間隔があくほど忘れる事も多く、不利になります。その事は、今日のスクールで思いっきり実感する事となりました。

■まずはおさらいから
   それではそろそろ、という事で、いつもの様にグレート・ストライカー号をスタンドに載せ、ベストテクフォームのおさらいから。さすがに4回目とあって、基本姿勢、加速、減速の姿勢は、若干の手直しだけでOK。減速姿勢から、コーナーリングの姿勢に移行する際に、今までは腰をねじり腕でハンドルを動かす感じでしたが、そうでなくて背筋を使って上体をねじる(つまり、腕は動かさなくても、ハンドルはねじった上体に正対する)、が正しいと、アドバイス貰いました。
   それを踏まえた上で、南コースでウォーミングアップ。ところが、毎回そうなんですが、走り始めは身体が完全に習った事を忘れてるみたいで、手前のコーナーで何度もエンストして立ちゴケしてしまいます。それでも前回に比べたら、比較的早く感覚を取り戻して、先生が来る頃には、どうにか前回の走りが出来る様になりました。

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加速の姿勢
骨盤が立って背筋が伸びているところに注目
外見では判りませんが
本人は相当腰を反らせてます


■1の加速
   さて、今日の課題は「1の加速、2の加速、3の加速」という事で、まずはコーナーに進入する時に、クラッチを切って、フロントブレーキに指を掛けて、アクセルをバンバン噴かして、立ち上がりの時にクラッチをつなぐ、というのをやる事になりました。
   ところが、全く出来ません。。。何周か回るのを、渋い顔して見てた先生が指摘してくれたのは、「クラッチを切るのが遅すぎる」というもの。クラッチを切るのが遅すぎるのはその通りなんで、言われた通りの位置でクラッチを切ってみると、車体がフラフラしてコースアウトしそうになる。なのに先生からはOKサインが。訳の分からぬまま、その後も周回を続けましたが、「どうしてアクセルを噴かせないのか」「どうして小刻みにクラッチを切ったり繋いだりしてるのか」等々、色々アドバイスを貰い、どうにか要領は飲み込めてきたのですが、それでも言われた事が出来ません。そうこうしているウチに、お昼になってしまい、取りあえず午前の教練は打ち切りになりました。
   さて、お昼を食べながら再度、1の加速についてレクチャーを受けました。まず、二回線についての自分の認識が誤っていた事。これまでは、アクセルを小刻みに開け、クラッチも小刻みに繋ぐ事で、ゆっくりとコーナーを回る事が二回線の要領だと思っていたのですが、それは間違いである事。クラッチを切り、アクセルをバンバンと回すのは、エンジンの回転を落とさないため。何故に落とさない様に回すかというと、コーナーの立ち上がりの加速は、エンジンの回転数がアイドルまで落ちていると上がりにくいため、ある程度回転を維持しておいて、その状態でクラッチを繋いだ方が立ち上がりの加速が速い、との事。
   しかし、これまでの自分の中での常識では、コーナーでクラッチを切るという事はまったくあり得ず、エンジンの回転を抑えつつもアクセルを開けて回るのが常識でした。しかし、この要領だと立ち上がりの加速は急には出来ません。しかも、バイクの慣性に身を委ねた乗り方で、アクセルの開度と速度がイコールのスロットル依存に陥っているとの事。
   練習の要領としては、コーナーの入り口で、クラッチは全部切ってしまう。車体が止まってしまっても良いから、人差し指をブレークに掛けてみる。そしてとにかくアクセルをバンバン噴かしてみる。フラフラになろうが、止まって内側に倒れようが、とにかくそれをやってみる事にしました。
   南コースに入り、早速実践。奥の比較的緩いコーナーで、クラッチを切り、アクセルを開け、立ち上がりの時に繋いでみると、今までにない加速感を得られました。この事かな、と思い、手前のコーナーでも試してみますが、なかなか上手く行きません。とにかく、右人差し指をレバーに掛け、アクセルをバンバン噴かす訳ですが、どうにも半クラにする癖がある様です。意識してクラッチを切ると、今度はコーナーの真ん中でバイクが止まってしまったり。そこで、減速の際の速度の殺し方を加減する様にしたり、ブレーキに掛けた指の力具合を考えたり、止まりそうになったら少しだけクラッチを繋いでみたり、そういう事を考えてやっているウチに、かろうじて1の加速の要領が判ってきました。

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クラッチを切るタイミングは一番左のパイロンの位置なのに
どうしても真ん中のパイロンまで引っ張ってしまう
しかも切りきらず、半クラ状態
スロットルに依存したコーナーリングをやってる状態です


■2の加速
   コーナーの立ち上がりから2〜3mの加速。これが重要である事は、9級の段階から言われてきた事です。しかし、今まで自分がやってきた加速意識というのは、コーナーを回ったら、いきなり全速で加速する、という意識だけでした。つまり、その全段である「1の加速」の意識が、今回初めて入った訳です。
   実際にやってみると、どうしても車体が立ち上がり切る前に、上体を前に出して加速しようとする。するとどうなるかというと、エンジンの回転が上がりきらない状態でいきなりアクセルを回すから、どうしてもとろ臭い加速になったり、リアがふらついて不安定になったりする。
   この辺りは、頭で判っているだけでなく、しっかり「1の加速」を意識してから、2の加速に移る意識を持つ以外に、身につける方法はありませんでした。先生に2の加速に移る位置にパイロンを立てて貰い、そこまでは1の加速、そこからは2の加速、という具合に意識して行うと、従来やってきた「アイドル→全開」よりも、「ある程度回転数が上がってる→全開」の方が、加速がスピーディである事が理解できました。

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2の加速では、身体を完全に前傾させますが
1の加速は、まだそこするほど加速Gが掛からないので
あまり前傾させません


■3の加速
   今度は初級に移動して、同じ要領をやってみました。コーナーの手前でクラッチを切り、アクセルをバンバン噴かしつつ、コーナーのクリッピングポイントで着座、車体が立ち上がり始めたらやや前傾してクラッチを繋ぎ、加速姿勢を取ってアクセル全開。コブの手前でアクセルをオフにして姿勢を後座、前輪がコブに当たる前に加速姿勢をとってアクセルを開け直し、ハンドルがコブの頂点を越えて一拍おいてから、後座してアクセルオフ。着地の前に加速姿勢を取って、着地でアクセルオン。これがキレイに決まれば、キックバックを食らわずに、スムーズにジャンプ出来、着地後の加速もスムーズに決まります。が、まだ3回に1回程度しか出来てません。二つ目のコブからは、道が緩く右にアールを描いているので、減速姿勢からコーナーリングの姿勢を取って、それからジャンプするよう言われましたが、その姿勢を取って飛ぶのが難しい、というか怖くてなかなか出来ませんでした。
   中級コースに移って同じ要領で何回か走り、ギアチェンジを組み入れる様に言われました。バンクから立ち上がった時にシフトを3速に上げ、コーナーに入る前に2速に落とし、コーナーから立ち上がってコブに向かう前に3速に上げて……という要領ですが、シフトのアップダウンのタイミングが全然判らない事、いざ上げようとしても上がらない事もままあり、全然ダメダメでした。
   そこで先生から受けたアドバイスは、まず高回転域が維持できてない事、2の加速がトロいまま3速に上げてるという事。操作の実態としては、3速に上げるタイミングは早すぎるという事でした。また、シフトペダルの上げ方は、ステップの外側に足を置いて、つま先を内側に突っ込む形にすると、失敗が少なくなる。シフトダウンの時は、クラッチを握ると同時にアクセルを噴かすと、クラッチを繋いだ時の強烈なエンブレがない、との事でした。
   そこで再チャレンジ。言われた通りの方法でシフトアップすれば、なるほど、確実にガチャリとシフトが上がります。また、シフトを下げる時はアクセルを一瞬噴かすとスムーズにシフトダウン。これには驚きました。また、コブのジャンプも3速でやった方が2速の時よりもマイルドに飛べて、着地後の加速もマイルドな感じ。でも、相変わらずギアチェンジのタイミングは相変わらずメチャクチャで、とうとう先生からダメ出しが出て、2速のままで良い、という事になってしまいました。

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ようやく、コーナーの入り口でクラッチが切れて
Fブレーキに指が掛かるようになりました
車体のふらつきは、BTフォームで補正できる様にならねばなりません


■巡航の感覚を知る
   ヘバヘバになり、前回のスクールで出来たのと同じ位置にマメが出来、フラフラになりつつ休憩。そこで先生から、改めて3の加速、つまり「巡航」についてレクチャーを受ける事に。
   今までの自分の加速意識というのは、仮に直線が90mだとしたら、スタートして60mくらいの位置で時速120kmくらいに達する感覚でゆっくり加速して、残り30mくらいで減速するイメージ。しかし実際には、そんなに出せる距離ではないし出せる路面でもないので、いつまでもトロトロとかつギリギリまで加速して、いよいよコーナーの手間でガクガクとブレーキングしてコーナーに入る。
   ベストテクでは、最初の1/3で一気に高回転まで持って行き(2の加速)、巡航に入る(3の加速)。巡航というのは、高回転域で速度を維持する事で、スロットルを回しっぱなしにする事ではない。具体的には、コーナーの最中が5km、立ち上がりが20km、巡航に入ったら、40km、40km、40kmという具合。そして直線2/3で減速し、コーナーに入っていく。
   グラフにするならば、従来の走りは右側に偏った山形の加減速に対して、ベストテクでは台形の加減速となる。でも、こちらの方が立ち上がり速度が速く、当然スピーディな走りが可能な訳です。
   高回転域を維持する走りで、もう一つ理解出来たのは、一旦、高回転域に達すると、多少アクセルを戻して速度を落としても、回転は一気には落ちない、という事。今までは、アクセルを戻す=速度が落ちる、という認識だったのですが、そうではない。コーナーリングにおいても、ゆっくりコーナーを回るには、エンジンの回転を落としてゆっくり回る、という認識だったのですが、ベストテクでは速度は落としても回転は落とさない。故にコーナーでクラッチを切る訳です。また、ジャンプの手前でアクセルを戻して噴かし直すのは、高回転のままジャンプに突入したのではパワーが頭打ちになった状態なので、それを少し回転を下げてパワーレシオに余裕を持たせる意味との事。そして、これも3の加速、つまり巡航の考えで、多少アクセルを戻しても高回転域をキープしているので、ストレスなく再加速が出来る……。
   この辺りの理論は、これまで自分のバイクの乗り方にまったく入ってなかった考え方で、実際やってみて、上手く行かなくて、改めて説明されて、初めて理屈としても感覚としても理解できた気がしてきました。

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ヘバヘバになるワタクシ
これからの季節、自走には良いですが
教練中の水分補給とクールダウンに気を遣わないと


■教練の終わりに
   理論が判ったところで、南コースへ。クラッチを切ってアクセルを噴かしながら二回線でコーナーリング。クラッチを繋いで立ち上がりの加速。早めに回転を上げた事で、余裕で減速姿勢から加速姿勢を取ってコブをジャンプ。前後輪が同着する感覚に満足しつつ加速姿勢。余裕をもって減速し、コーナーを回れる速度でコーナーリング。午前に出来なかった事が何となく判ってきた気になりました。
   続いて初級コース。先生から、緩やかなアールであっても、しっかりコーナーリングの体勢を取るようにアドバイスを受けてチャレンジ。初級コースにある3つのコブで、今まではあまり余裕がなくて、ジャンプの諸姿勢が間に合わないところがあったのが、余裕をもって飛べる様になり、復路の直線では2度ほど開け直しが出来る程度に余裕が出てきました。
   そして中級コース。バンクから立ち上がったあとは、思いっきり開けろ、との指示で、その通りにやってみると、二回線でエンジンの回転が維持されている事もあって、今までにない加速の仕方ができ、しかも余裕をもって減速する事が出来ました。そして2つのジャンプも今までだったら、多少飛びすぎると怖かったのが、全然怖くなく、マイルドに着地できて、もちろんキックバックもありません。やれとは言われなかったのですが、3速へのシフトアップも、エンジンの回転が上がった状態だとあっさり上がりますし、減速も余裕をもって行うし、回転を上げた状態でシフトダウンするので、今までみたいな強烈なエンブレでびびる事なく行う事が出来ました。
   しかし、それでもやってるウチに何か焦るのか、バンクから立ち上がる時に、慌てて3の加速に移行しようとしてる事を指摘されたので、その点を注意しておさらいし。この日のスクールは終了しました。

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8級第一段階修了
さすがにVeryは付きませんでしたが
Goodにはなりました。先生有り難うあります

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やっと治ったと思ったら
同じところにマメが出来ました。しかも潰れたし
でも、あまり痛くはありません


■今日感じた事
   とにかく、先生に言われた事をやろうとするので精一杯だった訳ですが、最後の最後でかろうじて理解できる様になりました。根気よく教えてくれた先生に感謝です。次はもっと上手く出来る様になるかな?
   今日走った距離は、約60km。トリップメーターは195kmを指してましたから、あと少しでガス欠でした。終わった時には全身滝の汗、膝はガクガクになっていました。
   今の自分のレベルは、レースがどうとかいうのではなくて、もっともっと根詰めて通って、少しでも早く、少しでも多くの、理論と技能を吸収していかねばならないな、という事を感じました。スクールの間隔を開ける事なく、前回に習った事を反復できる程度のインターバルで通った方が、より効果があるようです。とかく、初めのうちは級があがる度に、新奇な理論と技能を習う訳ですから、どんどん通うに越した事ありません。従って、5級をマスターするまでは、レースは自粛。レースや自主トレに使える時間やお金は、スクールに集中投入する事にしました。

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大空を見上げると
いつも無力感に襲われてしまう
(ヴェルギリウス『アエネイド』第四巻)
先はまだまだ長いけど、頑張って行こう!



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tanisi_corp at 00:00コメント(2)SCHOOL 

コメント一覧

1. Posted by 家康   2009年05月29日 06:57
みるみる上達!!
羨ましい…

怪我も癒えてきたので、そろそろ重い腰をあげて乗ろうかなと。
2. Posted by たにし   2009年05月29日 09:10
いやいや、みるみる上達なんて、とんでもない!
先生が付きっきりだから、どうにかなってるもんの、
元が飲み込みが悪いですからねー。
ただ、言われた事は疑問を持たず、言われた通りにやる、
これが上達の近道かなぁ、、

自分もケガしてバイク乗れなかった時は悶々としてましたよ〜
復帰しましょう!

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