2009年06月05日

第5回ベストテクスクール

   そろそろ梅雨時期が気になり始める6月に突入です。雨はバイクにとって天敵みたいなもんですが、その時期にベストテクスクールへの集中受講を決意したからには、自分も並々ならない覚悟と、それに見合う成果を見込んでの事です。とにかく、平日、休日、問わず行ける時には行こう、という訳です。
   ところが、その一等最初の日になる6月5日は、具合の悪い事に降水確率50%。しかも朝4時に起きて外に出てみると、かなり肌寒い。以前の自分ならその場で気が萎えているところですが、さすがに4回も市貝通いをすると、雨降りそうな曇り空でも、メッシュジャケットじゃ寒いに違いない肌寒さも、何とも思わなくなっています。急遽、ウインタージャケットを取り出し、いつでもカッパ着れる準備をして、朝0430時、勇躍して出発しました。
   いつもなら、宇都宮に着いてから、国道123号線沿いのコンビニでトイレ休憩&菓子パン等の軽食をとるのですが、今回から予めパンは買って荷箱に入れておき、ベストテクコースに早く着く事を企図しました。早く行って、早く準備して、先生が来るまで寝てた方が身体が楽だと気がついたからです。ところが、ボケッと123号線を走っていて、道の駅・はがに向かう農道を見落としてしまい、結局20分以上の時間と10km分くらいの燃料を空費してしまいました。いつも給油はスクールが終わってからやっていたのですが、前回のスクールでは60kmも走っており、燃料切れの心配があったので、今回から前もって給油してスクールを受ける事にしました。

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0737時、BTCに到着
もっとゆっくり来ても良いんですが
渋滞するのと、早めに来て、ゆっくり寝てたいので
いつもこの時間を目指します


■ちゃんとコーナーリングの姿勢を取ってるか?
   先生が到着して、少々雑談してから、ウォーミングアップという事で南コースへ。取り敢えず、路面の状態を見るため、ゆるーく走ってみると、手前の方はともかく、奥の方はグチャった状態でそのままカッチカチに乾いている。自分のあまり好きくない路面の状態です。ですが、ここは加速して突入せねばならないところなのです。仕方ないので、手前のコーナーを回って立ち上がって1と2の加速はやりましたが、巡航に移らずダラダラと減速しながら奥のコーナーに入る事にしました。
   しかし、先生がやってきて即座に「奥の方はもっと開けていかないと」と指摘されました。「何を今さらこんな事言わせるのか(怒)」って感じだったと思います。言われた様に開けようとは思うのですが、やっぱり地面がデコボコだと気持ちの方が開けられない。そこで先生に「奥の方は地面がデコボコで開けきらんのですが、、、」と申告すると、「コーナーに差し掛かってるのに、全然コーナーリングの体勢が取れて無くて、車体に正対してるから」というアドバイスを受けました。
   南コースの奥のコーナーに向かう直線は、途中から緩やかな左カーブを描き、そして右コーナーに入る、というレイアウトになっています。真っ平らな路面であれば、大して意識しなくても道なりに走る事が出来ますが、そうでない場合は、しっかりコーナーリングの体勢を取って、かつ路面のデコボコに合わせて上体でバランスを探りながら姿勢を決めて行かなくてはなりません。そしてそのバランスの取り方も、バランス軸を中心に肩を動かしたり、あるいは身体の外殻は固定してても、胸骨や胸筋を動かして(これは今だに体感できてない)バランスを取る必要があります。
   そして言われた通りに、左カーブに入る時に左のコーナーリングの姿勢を取ると、案外路面のデコボコは気にならず、アクセルを開ける事が出来る様になりました。ちなみに、アクセルを開けるという事は、車体が「浮く」という事でもあり、路面の影響を受けにくくなるのだそうです。

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今までは一つ目のパイロンで姿勢を取っていた感じ
これではとてもコーナーリングに間に合いません


■初めての実走行
   一通りウォーミングアップが済んだところで、一丁コースを走ってみるか、という事になりました。走るのは、南コースの下を回っているエンデューロコース。距離は長くありませんが、クネクネとしたコーナーが続くコースです。
   で、走ってみた訳ですが、これまで受けてきたスクールがドッチラケの走りです。むしろ、今までの自分らしいというか、とにかくコーナーを曲がるのが必死。坂を上がるのも下るのも必死。特に必死なのは、南コースから下って直線の先にあるヘアピンカーブ。ヘアピンなのに下りの逆バンクで、クラッチ切ってアクセルバンバンふかして、なんて余裕は微塵もありません。それどころか、スムーズに曲がる事さえ出来ません。それでも辛うじて転けず止まらず走りましたが、納得いく走りではありませんでした。
   先生がブルドーザーでコースの補修をしている間、休憩して、それからまた南コースへ。前回習った3の加速とさっき指摘されたコーナーリングの姿勢を繰り返し反復練習し、良い感じに出来たかなぁ〜、という頃合いを見計らって、お昼にしました。

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ブルドーザーでコースを補修する先生
そーいや、こうした重機の取り扱いは、どこで勉強されたのか
ちょっと気になりましたww

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今日のお昼。いつ見てもこれで550円は安い
でも、スクールが終わる頃には
腹減って仕方ない事になっている


■目からウロコのアドバイス
   最近、必ず頼むランチ樹林のお弁当をつつきながら、午前の走りを振り返り、先生から受けたアドバイスは「次のセクションに移る姿勢を作るのは、アクセルをオフにした時」というものでした。そして、コーナーリングの場合は、アクセルをオフにした時にコーナーリングの姿勢を作っておかねばならない、という事でした。
   それまでの自分の走りを思い出してみると、なるほど減速の姿勢は取っているのですが、コーナーリングの姿勢は減速の姿勢を作ってそれから、という感じで、いつもコーナーに入る直前に作っていた様な気がします。つまり、体勢は全然間に合ってなかった、という事です。ついでに言うと、ジャンプの際も斜面の直前で無理矢理減速姿勢を取ろうとして、結局間に合わずキックバックを食らう、という感じでした。
   そこで食後、ベストテク10数年のTシロさんの走りを見せてもらう事にしました。まずは南コース。アクセルをオフにした時に生じる無重量感を生かして姿勢を作り、そのままコーナーのクリップポイントで着座してターンする、という具合。次にさっき自分が走ったエンデューロコース。南コースから下った直線では思いっきり加速して、アクセルオフでコーナーリングの姿勢、そしてゆっくり二回線でヘアピンをターン。その後、短い距離で加速・減速をコマメに切り替え、その度に前もって姿勢を作ってセクションに入っていく。なるほど、こういうタイミング、走り方なんだ、と勉強になりました。
   今度は自分の走行。まずは南コース。コーナーからの立ち上がりの1の加速、2の加速をクイックに行う事で余裕もって巡航に入り、当然余裕もって減速に。アクセルオフで姿勢を作って、コーナーリング。先生に言われた通り、コーナーリングの姿勢を作っておけば、ターンする時はハンドルを向けるだけでクルリと回れる事が体感できました。今までの自分の、減速姿勢を作ってからコーナーリングの姿勢を作る、では明らかにタイミングが遅れていたのが判りました。
   ただし、やっているウチに、緩やかなカーブでは曲がる方向の腕が伸びている、つまりY字バランスを取ってしまっている事に気がつきました。その事を先生に言うと、「身体を動かそうとせず、バイクを動かそうとしている」とアドバイス貰いました。どんな緩やかなカーブでも、基本に忠実に、また練習段階ではオーバー気味に身体を意識して作らないとダメだな、と感じました。
   続いてエンデューロコース。開けれるところは開けて、アクセルの「オンなのか、オフなのか」を明確にして、オフの時に姿勢をパッと作る。これを意識して走る様にしました。すると、午前に比べて格段に走りやすくなりました。いや、走るのが楽しいくらいです。南コースから入った後のヘアピンは、なかなか上手く回れませんでしたが、そんな時は、うっかりクラッチを繋いでたり、フロントブレーキを一気に掛けていたり、インに入り過ぎていたりしていた時でした。十分減速して、ゆっくり進入すれば最後にはキレイに曲がれる様になりました。
   今までは「直線が短く、連続したコーナーのコース」では、開けきらず閉じきらず、ダラダラとした走りをするのが当たり前でしたが、そうではなく、「少しでも開ける、そして閉じる」このメリハリのある走りが、次のセクションに対して余裕もって姿勢を作って入れるヒケツなんだ、という事に気がつきました。

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コーナー立ち上がりの1の加速の図
アクセルを開けすぎると、リアが空転します

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アクセルをオフにした時に姿勢を作る様にしました
俄然、コーナーリングが楽になりました


■連続ジャンプとコーナーに向かうジャンプ
次は初級コースでやってみよう、という事になりました。初級コースには、奥のコーナーに向かう直線にコブが3つあり、2つめからは緩やかな右カーブを描いています。今までは2つめまでのコブは飛べても、3つめは飛ばずになめて走っていました。また、前回はその右カーブのコブを越える時に右のコーナーリングの姿勢を取って飛ぶ様に指示されたのですが、その姿勢で飛んだら、その姿勢のままグシャっと地面に落ちそうで怖くて出来ませんでした。
   しかし、これらは姿勢を作るタイミングを改善する事で、何とか出来そうな予感がしました。まず、コーナーリングの姿勢は後回しにして、ジャンプの前に加速と減速を明確にして、姿勢を作って飛ぶ事を意識してみると、3つめのコブも飛ぶ事が出来ました。しかし、右カーブに対して真っ直ぐ突っ込んで行っていたため、2回目にチャレンジした時、2つめのコブを飛んだ勢いでそのままコースアウトして、左の溝に落ちてしまいました。
   やってきた先生にバイクを引き出すのを手伝って貰い(というか、自分が手伝った感じ)、Tシロさんの模範演技を見せて貰うと、確かに右コーナーの姿勢で飛んでいる。でも、ぱっと見た目、減速の姿勢を取ってるように見えない。でも先生曰く、ちゃんと取っているとの事。またTシロさん曰く、最初のウチはオーバー気味に取った方がいい、との事。
   そこで言われた通り、意識してやってみると、それなりに3つめのコブも飛べる。でもどうしてもコーナーに入りきらず真っ直ぐコースを飛び出してしまいそうになる。その旨を先生に言うと、「身体は右向いているのに、ハンドルが逆ハンになっている」との指摘。自分では全然気がついてなかったのですが、これでは右に曲がらない訳です。あと、コーナーリングの姿勢で飛ぶ時は、ややフロント着地気味でないと、リア着地ではコントロール出来ないとの事。
   確かに、気を付けてないと逆ハン切ってるのが判りました。なぜ逆ハン切ってしまうのか、それはよく判りませんが、注意して右に切る様にすれば、徐々にではあるけれど、右コーナーに入れる様になりました。

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EDコースの下りのヘアピンカーブ
予め姿勢が出来てないと、絶対に曲がれません


■中級コースの尖ったコブ
   次は中級コース。奥のコーナーに向かう直線では、思うがままに加速して早めに減速、その時姿勢を作る事で、余裕を持ってコーナーリングする事が出来ました。また、立ち上がりの加速をクイックに行う事で、ジャンプの前の減速姿勢も早めに取れる様になり、というか、アクセルをオフにした時が姿勢を作るタイミングだ、という事が判った事で、余裕もってコブに当たる事が出来て、ほとんどキックバックを食らう事なく飛ぶ事が出来るようになりました。ただ、シフトアップやダウンはまだまだ余裕がなさそうで、それをやると減速のタイミングが遅れたり、エンジンの回転が上がりきらないまま3速に上げたりするので、取り敢えずギアチェンジは今回の課題に含まれない、と割り切って2速だけで走る事にしました。
   続いて真ん中の尖ったコブの方へ行け、との指示が出たので、3回ほどコブ越えをやったのですが、何となく飛べるんじゃないか、という気になってきました。そこで飛んでみたんですが、意外にも傾斜がきつくて、しっかり前傾くの字でいかないとヤバイかな、と感じました。そして2回目、飛んだまでは良かったのですが、着地で何回かバウンドしてバランスを崩し、そのまま転けてしまいました。余計な事はするもんじゃないです。幸い、ケガはありませんでしたし(そんなに飛んでなかったから)、ハンドガードやブレーキレバーのブラケットが空を向きましたが、ボルトを緩めてあったので、ぶん殴って元通りに出来ました。
   この光景を見ていて先生曰く「Bのベクトル転換を体感出来るようになって、飛べる気がしてきたから」との事でした。ただし、そのコブはベストテクジャンプが出来ないと無理らしくて、6級くらいまでお預けとなりました。
   その後、再びTシロさんの模範演技を見学し、ジャンプの際の姿勢の作り方とタイミングを頭にたたき込み、反復練習。今までは3回に1回くらいしか上手に飛べなかったに、ほぼ毎回ちゃんと飛べる様になり、かつリア着地とフロント着地の加減も何となく判ってきました。
   スクールが終わったあと、Tシロさんにお願いして、尖ったコブ越えの姿勢を見て貰い、減速姿勢は作るのではなくバイクを先に行かせる事、コブやうねりの対応は膝は使わず肘のみで対応する事、コブを越えたあとバイクは送り出さねばならない事、などなど、自分が出来てないところをアドバイスして貰いました。

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どんな短い距離であっても
アクセルのオン・オフが必要な事
それが今日一日の一番の収穫でした

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天気予報で曇りの予報でも
BTCのある山は降らない事が多いそうです
今回もスクールが終わってから降り出しました


■今回のまとめ
   スクールの最中はずっと曇りでしたが、スクールが終わった途端、雨になりました。前にもこんな事がありましたが、ラッキーでした。帰りは道の駅・はがでお土産買って、パンとアイスをモリモリ食って(どうしてもスクールの後は腹が減る)、そこの駐輪場でカッパに着替え(テントがあるので、雨しのぎが出来る)一路、東京を目指しました。帰りの道中は、それこそ雨で、リアキャリアの荷箱のボムヒモが雨と振動で滑って外れやしないかと気が気でなかったのですが、幸い、1本だけ外れただけで、気がついて縛り直したので、荷箱を落とさずに済みました。やっぱり早いところ、トランポが欲しいところです。
   今日指摘された事、「減速は加速がないと作れない」という発想、「どんな短い距離であっても、加速してから減速する」という流れ、 「セクションに対応する姿勢は、アクセルオフの時に取る」こういう事は、ベストテクDVDでも出ている事ですが、スクールで改めて指摘されたり、アドバイスを受けない事には、なかなか気が付かない事だな、と感じました。また、これらの事も、9級の第一段階から始まる段階を積み重ねていかない事には、やりようもないなという風にも感じました。基礎編である5級までは、こうした事の連続でしょうから、やはり最初のウチはドンドン通って吸収していく方が、むしろ効果的なのだという事を改めて実感した一日でした。

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先生曰く、「今日の出来映えはMVPに匹敵した」との事
自分でメキメキ変わっているのが実感出来ます

 

*附記
   昨日施したハイスロ化。先生に見て貰ったところ「これで普通」との事。つまり、ノーマルの状態がロースロ過ぎる訳です。実際使ってみましたが、アクセルの切れが良くなって、オンオフがやりやすくなりました。また、往き帰りもそれほど気にならず、むしろ普通。これは是非ともオススメしたいカスタムです。
   またハンドルクランプも10mm上げ底にしましたが、非常にポジションが取りやすくなりました。

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道の駅・はがで毎回買って帰るソフトパン
長さ30cm、断面10cm四方
これで280円は安い



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)SCHOOL 

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