2009年06月30日

第7回ベストテクスクール

   夏至も過ぎて、日が長くはなったものの、まだまだ梅雨のまっただ中。晴れの日もあるけど、スクールの日の予報は怪しい事が多いです。今回も前日の天気予報は、降水確率70%〜50%。前の自分だったら前日の段階で諦めているところですが、それで数回、受講のチャンスを逃してからは、とにかく雨でも現地まで向かう事にしています。
   明けて翌日、案の定、小雨がパラパラ降っていましたが、決意を変える事なく出発準備。完全雨装備で出撃しました。途中で降られてカッパに着替えるのは、ホントに大変なんです。でも、予め着込んでいくなら着替えの途中で濡れる訳でもないんで、その方が楽ちんです。
   前回は294号線を使ったのですが、時間的に変わらないという事が判ったので、4号バイパスを北上。気が付いたら雨も上がってました。それでも朝は寝不足で、バイクの方も今ひとつ目が覚めてない感じで、ダラダラと3時間かけて市貝町に到着。コース下の石川商店で燃料補給して、コースに上がって準備して、おにぎり食って仮眠してたら爆睡してしまい、先生が来たもの気が付かない体たらくでした。
先生は昨日、兵庫のスクールから帰ってきた、との事で、きっとお疲れに違いないのに、自分のためだけに(平日スクールなもんで、生徒は自分だけ)来て貰って、有り難い事であります。

■まずは座学
   今日から7級に突入するのですが、何をするかは、まったく判りません。まぁ、言われた事をやるだけです。兵庫でのスクールの楽しい話しを色々聞いたあと、前回習ったジャンプの要領の続きの座学が始まりました。
   曰く、ジャンプには「加速ジャンプ」「中間ジャンプ」「減速ジャンプ」があるとの事。これまで自分が習ってきたジャンプの型は、?ジャンプの前に減速姿勢を取る→?前輪が斜面に当たりフロントがせり上がってきて加速の姿勢になり加速→?フロントがコブの頂上を越えて一拍置いてからアクセルオフ、この時の姿勢は加速の姿勢を1/3程伸ばして保持→?減速の姿勢で着地→?加速の姿勢で加速、という流れでした。
   まず習ったのは、?で加重を掛ける、という事。具体的にはぐぐっとステップを抑え込んでサスを縮め、飛び上がる時に足の力を抜いてサスを伸ばす、というもの。縮んだサスは次は伸びてくる訳で、その反動を使って飛ぶ要領です。
   加速ジャンプというのは、前回最後に習ったジャンプの要領で、コーナーの立ち上がり後のダラダラした直線など、まだ十分に加速しきってない時に使う要領で、?で一旦立ち上がって減速姿勢を取るのでなく、シッティングの状態から減速姿勢を取る事で動作の手数を減らし、余裕をもって斜面に当たっていく訳ですが、加速中のジャンプであるので、斜面に対して加速のベクトルを加えていく。
   逆にあまり飛び過ぎたりしては困る場合は、減速のベクトルを加えて、飛距離を抑える、という要領で飛ぶのだ、という事を習いました。

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当レポート初登場の渡辺明先生
ベストテク基本姿勢の実演中
骨盤を立てる、股関節で曲げる
ここらが判らないと、ベストテクは一切出来ない
と言っても過言でありません


■バランス軸はずれているか?
   さて、まずはウォーミングアップという事で、南コースへ。以前は、最初のウチは必ず手前のタイトコーナーでは転けていたのですが、さすがに最近はコーナーリングの要領も判ってきて、少なくとも転けずに曲がれる様になりました。しかし、ダラダラとしたコーナーでは、確かに腰は車体の外に出ているのですが、うっかりすると内側の腕を突っ張って車体だけを寝かせてしまいます。そこで、コースの手入れをしていた先生に呼び止められました。
   兵庫のスクールでの最新のテーマ、と前置きして先生がアドバイスしてくれたのは、「バランス軸が車体の中央から外れているか」という事でした。バランス軸というのは、胸から頭の天辺にかけての中心にあって、これがしっかり固定出来てくると、両肩の骨格がしっかり機能してバランス軸と両肩で十字架を形成する、と言われています。そして、コーナーがスムーズに曲がれない人は、腰が車体の外に出て、上体がハンドルバーと正対していても、ハンドルバーと車体の中心にバランス軸が乗っているために、曲がりにくいのです。
   そこでコーナーリングの姿勢を取る時、曲がる方向の逆の肩(右コーナーの場合は左肩)を上げて、バランス軸が車体の内側に来るようにして、かつ路面の状態に合わせて肩を自在に動かす事でバランスを取ると、コーナーが曲がりやすい、との事でした。言われた事をやってみると、始めの内は、フラフラしてちょっとおっかない。これで曲がれるんか、って感じ。それでも左肩を上げて胸を車体の内側に押し込んでいる内に、前よりもクルリと曲がれる様になった気がしました。ダラダラコーナーでも車体を寝かす癖が段々に取れてきた感じです。
   そこで先生から、前の乗り方をやってみ、と言われたのでやってみたら、ダラダラコーナーが曲がれない(汗)そのままコースアウトして雑草の中に突っ込みそうでした。先生のスクールでは、新しいテクがある程度身に付いたあと、前の乗り方をやってみて、その違いを比較するというやり方がよくあります。これまでは、コーナーリングの基本的な姿勢、二回線、そういった事をやるのが精一杯だった訳ですが、ここでまた一つ、新しいセンサを付ける授業がなされた訳です。

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腰をずらすだけでなく、胸のバランス軸も内側にずらす
こうする事で、より旋回性が高まりました
ただし、あまりシートの後ろに座ってしまうとリア加重になるので
少し前気味に座るように心がけました

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今日のお昼
涼しげなメニューに感激
おいなりさんは、1個オマケだそうです


■斜面で加重
   いつもの様に、ランチ樹林市貝店のお弁当を食べて、先生と雑談して休憩したあと、午後は初級・中級コースに移りました。先生から「今日は滑りやすくなってるから、最初注意するように」と言われていたので、注意して走ったのですが、確かに滑る。コーナーの出口で車体が起ち上がる前に、うっかりアクセルを開けると、ズリズリとリアが滑って転けそうになる。直線の緩やかなカーブも、滑る気がして気が気でない。そんな訳で、前回比15%引きくらいで加速してました。
   さて、身体が慣れてきたところで、初級コースのコブのジャンプ。まず一番手前は、前回習ったとおり、スタンディングしてから減速姿勢でなく、シッティングからダイレクトに減速姿勢で飛んでみます。が、アクセルを戻すのか戻さないのか判らなかったり、斜面に進入した時も減速姿勢のままだったりで、最初、上手くいきませんでした。そこでコーナーからの立ち上がりからの加速をスピーディにする事で、動作に余裕を持たせると、徐々に上手く飛べる様になりました。
   続いて、斜面に進入した時に、ステップを加重して飛んでみると、今までよりさらに飛べる様になりました。自分でも縮んだサスが伸び上がってくるのが判ります。しかし、飛びすぎて3つ目のコブを飛ぶと、漏れなくコースアウトしてしまうので、3つ目は飛ばなくてよろしい、という事になりました。

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前回は踏み切る際に姿勢を保持する事を習ったのですが
それに加重を加える事で、さらに飛びやすくなりました


■リアを空転させる
   中級コースも一通り走り終えたあと、先生から出された課題は「リアを空転させる」という事。今日は路面がスリッピーになってる事もあって、うっかりアクセルを開けたらリアが滑ってしまう訳ですが、その様な路面で今までアクセルを開けた事がありません。というか、滑りやすい路面では確実に滑って転けているので、転けたくなければ、開けられません。が、先生は「車体が横向きになっても良いから、思いっきり開けろ」とおっしゃる。言われたからにはやらない訳にいきません。
   そこでやってみたのですが、コーナーの立ち上がりからアクセルを開けると、リアが滑って転けそうになる。そのまま直線に入っても、リアが滑る感じがして怖くて、あまり開けられない。結果、次のコーナーの入り口まで加速を足す様な感じの走り。
   案の定、先生から呼び止められて、まず、車体が立つ前にアクセル開けない事、起ち上がったら、最初の2mくらいで一気に加速する事をそれぞれアドバイスされました。そこで、意識して最初の2mくらいでアクセルを一気に開けて、スタンディングする様にしてみました。すると、確かにリアは滑っている様ですが、あまり気にならず、立ってからは余計気にならなくなりました。
   その事を先生にいうと、「リアが滑る前にスタンディングに移行する」「体重心が上がり身体が車体から離れるから、リアが滑っても身体が車体に持って行かれない」「危ないほどに滑った時は、オートマチックでアクセルをオフにしている」と解説を受けました。
   今まで、リアが滑って転けてたのは、車体が寝てる時か、体重心が低くて車体に身体がくっついている状態だった訳です。時々、ヤバっと思うほど滑る事が何度かありましたが、それでも転けなかったのは、無意識のうちにアクセルをオフにしてたからの様です。これもハンドルにしがみついてないから出来るのかもしれません。そして、ゆっくりと走るより、ある程度スピードに乗った方が、リアサスも浮いてリアが流れないという事が判りました。

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短い距離で一気に加速して、滑る前に立ち上がる
回転が上がり速度が出ると、思った以上に滑らない
また、リアの状態を感じやすくなって
滑りそうになるとアクセルをオフにできる


■Bのベクトル転換を体感する
   ある程度リアが滑っても(空転しても)大丈夫、と判ると、俄然アクセルを開ける様になりました。そうなると、ジャンプもこれまでとは変わって、より力強く飛べる様になりました。顕著なのは、前輪が斜面に当たった後から、加速Gがベクトル転換されるのが体感できた事。それが出来た事で、ステップに掛ける加重の程度、踏み切る際の姿勢の保持が、徐々に判ってきました。今までは今日に比べたら、まだゆっくりとしたスピードだったのでしょう。ある程度、速度が乗ってないとこうした事が体感できないのだ、という事が判りました。同じ事は、減速時にも体感できる様になり、そうなると減速姿勢やコーナーリングの姿勢も取りやすくなってきました。
   中級コースに移って、一気に加速を行うためには、コーナーの途中から1の加速の準備をせねばならない事を追加して教えてもらい、しばし反復練習。今日は先生の都合もあって、早めに上がりました。

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滑る路面でも思い切って加速できる様になり
ジャンプも勢いが付いてきました


■今日のまとめ
   今日のスクールのキモは、リアを空転させながら走る、に尽きると思います。これまで、マディではまともに前に進まず、チュル路面では進入と同時に転倒と、ロクな事はなかったのですが、それに対する答えを得た気がします。車体はなるべく垂直にする、短い距離で一気に加速、体重心を上げて早いスピードで。この辺りを体感できたのは、大きな前進でした。
   一方、滑る路面においては、車体が斜めになっている時にアクセルオンにするとリアが滑る、クラッチを切っているのにリアブレーキを踏んでいるとリアが滑る、こうした事もよく判りました。ブレーキターンではこれらは意図的にやるのでしょうが、ベストテクではブレーキターンはやらないので、むしろ注意して掛からねばならない点です。
   今回は、3つのジャンプの理論を教えて貰った訳ですが、体感できたのは、斜面で加重をかけて踏み切った時に抜重した時に、飛び方がどう変わるか、という事だけでした。加速ジャンプ、減速ジャンプについては、これからやっていくのだと思います。

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スクールの後に先生がもいできてくれたベストテクすもも
ベストテクコース市貝は
コースとして面白いだけでなく、植生も面白いです

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毎回第一段階では、新奇な事を習います
第三段階に入る頃には、習った事が出来る様になるのでしょう
頑張るぞ!



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)SCHOOL 

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