2009年08月11日

ベストテクサマースクール前半戦(12、13回)

   3月から通い始めたベスとテクスクールも、いよいよ6級が終わって5級に突入する態勢になりました。8月は8〜16日にサマースクールがある、という事で、その期間を最大限参加して5級を修了し、9月にCRF250R10を受領しよう、というのが当初の計画でした。つまり、今年の8月は例年になく、ある意味、自分の人生を懸けた夏、という位置づけになったのです。
   どの様な日程で参加するかは、色々検討せねばなりませんでした。生徒さんの中には、9日間、ベストテク小屋に住み込んで連続受講する人もいたそうですが、自分の場合、ネコ飼ってますので1泊が限界です。帰省もせないけませんし、もちろん仕事もありますので、11、12日、14、15日と2回に分けて参加し、13日は一旦東京に戻ってネコの世話やウェアの洗濯、補給に当てる事にしました。ただ、これでは5級をマスターするには全然日数が足りないので、22、23日も参加する事にしました。

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どどっと荷物が増えたのは、やっぱりウェア関連
装備はこれからドンドン増えていく事でしょう


*11日*

   前日に台風がやってきて、関西方面では大雨で死人が出るほどの被害がありました。雨降ってもスクールはある訳ですが、問題は大雨の中、4号バイパスを車で爆走する自信がありません。そんな訳で、ジャガンナート号にバイクと装備の積み込みだけはしておいて、取り敢えず朝まで様子を見る事にしました。
しかし、この種のヤヤコシイ天気の時は、大抵雨が降らないのがスクールの定説です。案の定、朝の4時の時点で曇ってはいても雨は降ってません。降ってない以上は出発です。途中、宇都宮の手前で雨が降ったものの(前回、ここで引き返した事がある)、祖母井を抜ける頃には雨は上がり、コースに着いた時にはちょこっと晴れ間も見える感じでした。

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スクールをやる分には問題なかったのですが
コースの一部が土砂崩れで通行止め
先生の指示通りに突入したH少年のバイクが
泥に埋まってサルベージする事に


■ちびっ子でも先輩
   この日は自分の他にOトさんと、小学校6年生のOトさんの甥っ子のH少年が参加。聞けば4歳くらいからバイクに乗ってる、というので、スクール半年の自分など足元にも及ばないベテランです。
   まずは完成形18の注入という事で、H少年もスタンドに載せたバイクの上で、フォームを作るところから。自分みたいなオッサンは、目しかめて真剣に先生の話しを聞く訳ですが、そこは小学生。ぶっちゃけ聞いてるんだか、聞いてないんだか、よう判らん受け答えなのです。
   ところが、じゃぁ南コースで走ってみましょう、となると、最初のウチこそフラフラしてるものの、そのウチ、段々背筋がガッチリ固まって、何度走っても同じラインを描く様になる。自分などは、曲がるのも精一杯って感じなのにです。何度も後ろから煽られて、邪魔になっては悪いので道譲って、抜き様に泥被ってる始末です。
   この南コース、先日来の台風の影響と、完成形テーマ18をやっていく上級者の皆さんのおかげで、水たまりは出来てるは地面は加速する場所でデコボコになってるわ、奥のダラダラコーナーにはGPチックな深いワダチ(中はデコボコ付き)が出来てるわで、自分みたいなヘタクソにとっては最悪な路面です。
   そこで習ったは、「走りやすい路面を選んで走る」という事と「ワダチの入り方」でした。走りやすい路面を選ぶ、というのは、一見簡単そうですが、180度のタイトコーナーを曲がったあと、自分のバイクがどっち向いてるか、いや、どっち向けるか、という問題です。ここで背筋がガッチリ固定できて、バランス軸操作が出来る人は、任意のラインを選べる訳ですが、自分みたいなのは、フラフラして一定しない訳です。
   さらに大変だったのは、ワダチの通過で、習った要領は、ワダチの入口をクリップポイント(着座するポイント)として、そこまではコーナーリングの姿勢で進入し、クリップポイントでクラッチをオフにして、アクセルをガンガン開けて、高回転域でクラッチをミートしてワダチを抜けていく、というもの。ところがどっこい、これがなっかなか出来ない。まず、回転を上げられない。回転を上げつつクラッチを繋ぐもんだから、のろのろのろ〜〜と走り出して車体が立ち上がってしまう。ノロノロしてるので路面のデコボコを拾ってしまい、余計に姿勢が安定しない。その横をちびっ子に抜かれていくので、ホント、イヤンなっちゃいました。

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スイスイと本コースを走るH少年
完成形テーマ18は習ったばかりなのに
背筋がピンと伸びて、背中が広くなってます


■きっつい一言
   ヘバヘバになりつつ、一旦休憩。なのにH少年は、というと、涼しい顔をしてる訳です。まぁ、若いって良いなと思ってたら、言われたのが「あんなユックリ走ってたんだから、疲れないでしょwww」。いやはや、かなり堪える一言でしたが、事実Oト一族と比べたら、ジェット機と複葉機の違いくらいの速度です。反論の余地もありません。「あのね、おっちゃん、あれでも全力疾走やで(汗)」と言いはしたものの、言い訳にもならないのは、自分が楽できる走り方をしてないからです。
   実際、思いっきり開けて加速した時の方が、身体は楽できます。ワダチにしても、トロトロ進むより、ドドーっと走った方が地面のデコボコも拾わず早く脱出できます。それが常時できれば楽にもなるのですが、5回に1回くらいなので疲れてしまう訳です。しかしまぁ、半年そこらでそれが出来たら、それこそ天才かニュータイプだと思うので、ここは一つ、腰を落ち着けていくしかありません。

■如何にバイクを汚さないか
   午後は初級・中級コースに移動。ところが、こっちも台風の影響で地面がかなりスリッピーになっていて、滑りやすい。特にコブの手前がグチャグチャだったり、デコボコだったりで、車体が安定しなくて飛びにくい。というか、飛ぼうとすると着地が強烈に危なくなる時がしばしばあって、何度も怖い思いをしました。しかし、上手いOト一族はピョンピョン跳んでますので、やはり自分のやり方に問題があるのでしょう。
   特に難しいと感じたのは、初級コースの一番最初のコブの手前が、グチャったワダチになってて、進入を間違えると後輪が引っかかって前輪が墜落する事。中級コースの一番目のコブの手前も路面がガタガタでまともに入ったのでは、車線が維持出来なくて飛べない、という事でした。
そこで先生から習ったのは、「バイクが汚れないラインを選ぶ」という事でした。みんなが突っ込んでいくラインは、どうしても路面が荒れてしまいます。荒れれば走りにくい訳です。だから、あまり汚れなさそうなラインを選んで、走っていく。最初は舐めるように走って路面の状態を確かめ、大丈夫そうだったら飛んでいく。今回の場合だと、コブの手前の真ん中はボコボコになってるから、両端のラインを選ぶ。コブの向こうは真ん中に着地したいなら、コーナーリングの姿勢で飛べば良い訳です。
   とまぁ、理屈はこういう事になるのですが、南コースでやった様に、任意のラインを選ぶ為には、軸の固定が出来てないとバランスも取れませんし、コーナーも曲がれません。自分の場合、コーナーリングの姿勢で飛ぶ、というのは、未だに苦手で、6回に1回くらいしか車体が向きを変えてくれません。
この日は、1700時ころまで練習して、自分はギブアップ。元気なOト一族が本コースを走る爆音を背に、壽之湯に向かいました。

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BTCパドックでの初車外泊
星空がとてもキレイで、流れ星も10個ほど拝めましたw



*12日*

■たにし君最大の盲点
   この日は朝からピーカンに晴れて、目が覚めた時には夜中寒くて被ってたシュラフカバーの中は汗だく。初めてのパドック泊という事もあって、あまりぐっすり寝れなかったのですが、とにかく朝0700時にバッチリ目が覚めました。ウダウダとじゃむ&マーガリンなどを食べていると、いつもより早く先生到着。ピックアップトラックで荒れた南コースの地ならしをしてました。
   まずは昨日のおさらいで、完成形テーマ18の背筋を固める姿勢を作るのをやりましたが、H少年、たった一晩で体得できたみたいで、がっちり背筋を固定できる様になってました。やっぱりこういうのは、お子様の方が飲み込みが早い様です。続いてOトさん、そして自分の番になったのですが、ここで先生から猛烈に指摘されたのが、「グリップの握り方が悪い」という事。指摘というより、「最大の盲点」と言われました。
   というのは、自分がこれまでやってきたグリップの握り方は、親指が人差し指の下にくる「普通の」握り方。先生が指導してくれた要領は、手の甲を出来るだけ平らにして、親指は手のひらの外側に出す。何が違うのかというと、従来型の握り方だと、ハンドルの保持は親指と人差し指・中指を使って保持する事になるのですが、これだと使う筋肉は腕の内側の筋肉。ところが、この保持の仕方だと、加減速Gや地面のデコボコの衝撃にも耐えられません。また、レバー操作をすればハンドルの保持が出来ず、二回線でアクセルを回すのもやりにくい。全然良いところがないのです。逆に、先生の要領は、親指と小指・薬指で保持するので、腕の外側の筋肉を使えて、上記とは全く逆の効果を発揮できます。
   ここで自分がちょっと反論したのは、昔、科学の授業で「人間が人間たり得る様になったのは、親指が下向きに曲がる様になって、人差し指で物をつまめる様になったってからだ」といのを習ったのを覚えており、人間の日常生活の常識からすると、類人猿の様に親指が手のひらの横になる様な使い方はしない、つまり、その保持の仕方の方が不自然なのでは?という事でした。しかし、実際にフォームを作り、かつ乗ってみると、先生の言った要領の方が、全然乗りやすい。先生曰く「バイクに乗るのは、四つ足になるのと同じ」との事。
   ベストテクでは、色んな事柄が正反対である事が多いのですが、そうした事を素直に聞いて、励行する事が、習うとう事の基本姿勢だと思いますし、またそうした方が上達が早いのが実際です。そしてスクールに通う一番の意義は、普段の生活やライディングでは気が付かない、こうした事柄を都度都度習える、という事だと思います。

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先生にグリップの握り方を矯正して貰ってるの図
ベストテクなグリップの保持を続けると
腕の筋肉の付き方も変わってくるそうです
(先生の腕の矢印の部分はそうとう盛り上がってる)


■熱中症気味で目回す
   フォームを作ったあとは、南コースでウォーミングアップ。ずっと厳しい日差しが続いたせいで、路面は大分乾いて走りやすそうになってました。ところが自分はというと、どうにも調子がおかしい。大体毎回、午前中一発目の走行は調子が悪い事が多いのですが、ライディング的な調子の悪さじゃなくて、どうにも体調の方らしい。先生から色々アドバイスを受けてるんだけど、頭に入っていかないというか、身体が動かない。
   さすがに「こりゃイカン」と思い、ちょっと早めに午前の教練を終えて、ベストテクテントの前に置いてある、床乾かし大扇風機に直行。先生からリクライニングする折り畳み椅子を借りて、ブーツまで脱いで椅子の上に足放り出して、とにかくクールダウン。冷蔵庫で冷やして貰ってるウーロン茶をがぶ飲みするものの、なかなか動悸がおさまらない。そうこうしてるウチに、生あくびを連発する様になって、「こりゃぁ〜〜、熱中症気味かなー」と気が付きました。こうなったら、恥も外聞もなく、ゆっくり横になって休んでるほかありません。ランチ樹林のお弁当はいつも以上に美味く感じたんですが、1/3ほど残してしまいました。
   ゴロゴロ昼寝する事、約90分ほど。ようやく頭がしゃんとしてきて、暑さにも耐えれる様になりました。上手い人たちは初級・中級コースに行ってるみたいなので、これ幸いに南コースへ。午前中習った事を思い出しつつ走ってみると、グリップの握り方変えただけで、乗り方が変わった気になりました。加減速もテンポよく出来る様になったのを確認し、自分も初級・中級コースに向かいました。

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この日のお弁当
身体がヘバヘバなのに、スゴク美味かったです
全部食べれなかったのが残念、、


■中級コースを気持ちよく
   初級・中級コースでは、Oト一族やマスターが、各自練習してたので、自分も初級コースからおずおずと進入。頑張って走ってるつもりなんですけど、どうしても追いつかれてしまうので、道譲ったりしつつ、コーナーリングの態勢やジャンプの加重意識や、コーナーリングジャンプの要領を確かめる様に練習しました。
   暑いので適宜休憩しながら、今度は一人ずつ中級コースを走ってみる事に。上手い人の走りを見るというのは、かなり参考になるもので、フォームもさる事ながら、ライン取りもよく観察します。どこで加重してるか、スイングアームがどう伸びてるか、ここらも観察ポイントです。そして、先生のアドバイスを頭に入れて、自分の番で試す訳です。
   中級コースを走ってみましたが、午前中のあのフラフラした自分がウソの様に、気持ちよくジャンプする事が出来、奥のタイトなコーナーもキレイに曲がれ、グリップの握り方が変わったせいか、二回線でアクセルを噴かすのも楽で、当然立ち上がりの加速も速く、、という具合に良いトコづくめになりました。そこで、前から苦手だった真ん中の尖ったコブにもチャレンジしてみましたが、キレイに飛べる訳ではなく、ボヨンという感じではあるものの、あまり怖いと感じずに飛ぶ事ができました。自分的には大きな進歩です。

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本コースを疾走中
開けっぷりは全然でしたが
フォームが段々出来てきた、と言って貰えました


■本コースを実走行
   休憩のあと、本コース走りますかー、という事で、ビンビンバンバン走ってるOト一族の邪魔にならない様にコースイン。台風のせいで、フープスの後の激坂の先が土砂崩れで通行止めになっているので、怖い面白い所はショートカットです。
   取り敢えず、ざっと走ってみたのですが、何だか林道ツーリングみたいな走りだし、林間コースのコーナーは昔の自分の乗り方に戻ってる気がします。先生からは、直線に入ったらもっと開けろ、と言われるし、、
   そこで休憩中に、Oト一族に林間の連続コーナーはどうやって走ってるのか、とか、先生に直線でのアクセルの開けるポイントなどを聞いて、最後にもう一回チャレンジ。コーナーリングは習った事を思い出しながら、習ったフォームに近づける様に、逆バンクのコーナーも無理に姿勢を作らず、下りきってから姿勢を作る、直線の加速はやってるつもりだけど、まだまだ足りない。尖ったコブのジャンプは、相変わらずボヨンとした感じ。
   それでもまぁ、取り敢えずは走れた、という事で前半戦のサマースクールは終了いたしました。

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いよいよ5級に突入!
この夏が、今後のMX/ED人生を決める決戦の夏です



   ……後半に続く。



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