2009年09月15日

第18回ベストテクスクール

   CRF250Rの納車が決まり、トランポの改装工事を突貫でやったまでは良かったものの、心身共に疲れ果ててしまい、凡ミスの連続。13日の日曜日にCRFの慣らしにいく予定でしたが、取りやめて丸一日、何もせずに休みました。
   しかし、疲れていた以上に、本当にレーサーに自分が乗れるのか、そっちの方が心に重くのし掛かっていたのです。6日のデコボコランドでの練習会での自分の走りを振り返るに、まだまだ練度が低いと思われたし、となれば、せっかくの新型のレーサーも、持て余してしまうんじゃないか、という陰鬱な気分が漂っていた訳です。
   15日にスクールを受ける事にしたのは、20日にモチュールカップに参戦する事にしていたので、その前に走っておいた方がイイかな、と思ったからでした。モチュールカップはグレート・ストライカー号(XR250)で参加する事になっています。しかし、CRFが来た以上は一日も早くCRFに慣れて戦力化する必要があります。そこで、モチュールカップは参加する事に意義がある、という風に割り切って、新車の慣らしかねがねCRFでスクールを受ける事にしました。

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ド新品のまま、スクールに投入
と言いたいところですが、早速駐車場で倒してレバー曲げてます
その教訓から、バイクリフトは必需品と理解しましたww


■ベストテク的慣らし
   ところで、レーサーの慣らしなどというのは、生まれて初めてで一体どうやれば良いのか、さっぱり判りません。ベテランの人に聞くと、「アクセル開度4度くらいで20分、その後ハーフで30分、最後は全開で30分。それを各ギアで」といったアドバイスをされました。果たして、全開になんか出来るもんだろうか?
   ところが、CRF250Rのサービスマニュアルを見てみると、「適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能を良い状態に保つことができます。この車は乗りはじめてから25kmまで、または最初の1日は急発進、急加速を避け、控えめな運転をしてください」としか書いてません。ちなみに、先生からは「たにし君なら南コース5周で慣らし完了だよ」ってな事でした(爆)
   だったら、いきなり自分で勝手の判らない慣らしをやるより、専門家の下でやった方がエエわい、という事になりました。

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セッティングのあと、試乗して具合を確かめるワタナベ先生
しばらくベストテクバーに替えずに
ノーマルのハンドルで乗ってみよう、との事


■レーサーの乗り方
   自走の時はすり抜けも出来ましたし、眠くても途中で止まって寝る、という訳にもいかなかったので、朝0500時に出発したら、0800時頃にはコースに着いて、準備して先生が来るまで仮眠する、というパターンでした。ところがトランポの場合は、眠い状態で運転してたのでは危なくて仕方ないので、いつも五霞の道の駅で30分ほど寝てます。そんな訳で、コースに着いたのは0900時頃でした。
   天気がイマイチでしたが、バイクを下ろし、チョークを入れてエンジン始動。最初は掛かりが悪いのですが、それでもキック5〜6発で始動します。エンジンが掛かったところで、安心して着替えていたら、先生が到着。今日は久しぶりのマンツーマンのスクールです。
   まずは先生にCRFを見て貰って、ハンドルやレバーのセッティングをして貰いました。グレート・ストライカー号(XR250)の時はベストテクバーに替えたので、今回もそれにしようと思ったのですが、当面このままで良い、との事。2010年モデルはフルモデルチェンジ、という事でハンドルの高さが丁度いいとか。
   セッティングが終わったあと、先生からレーサーの動かし方を習いました。つまり、今までの様に、クラッチ繋いでアクセル開けたら、ボーンと飛び出してしまう事。それを防止する為に、アクセルを一定開度で開けておいて、クラッチをじんわり繋いで発進する。また、アクセルが全閉になっていると、クラッチ繋いだらエンストするので、一定開度で開いていなければならない、との事でした。
   その通りにやってみると、ドドンと前に出る感じでなく、スルスル〜っと発進する事が出来ました。まずは第一関門クリアです。

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トレールは慣性力があるので、アイドルでクラッチ繋げますが
レーサーは開けてないと、ご覧の通り
クラッチ繋いだらエンストします


■南コースで「慣らし」
   いよいよコースイン。まずは南コースで。先生から大回りで良いから、まずは走ってみ、と言われて走ってみる事にしました。
   アクセルを開けると、ドンと前に出る感じが強烈にし、アクセルを戻すとクラッチ切らなければエンストする感じがする。しかも、操作と動作のタイムラグが全くと言っていいほどありません。頭で考えた事が即反映されます。しかし、乗りにくいという事は全然なくて、むしろ乗りやすい感じです。徐々に慣れてきた感じがしてきたので、今までやってきた通りの乗り方をしてみようとしまいした。
   すると、手前のタイトコーナーでいきなりエンスト。内側に倒れたのを必死で堪えて、どうにか軟着陸させ、ブレーキレバーを守りました。次もエンスト。今度は地上10cmまで倒れましたが、堪えてそのまま立ち上がりました。XRだと重くて、堪えるどころか、自分も転けてたのですが、さすがに20kgも軽いだけあって、ボテゴケ程度なら堪える事が出来ます。そして、もっとスゴイのは、再始動がすこぶる良好な事。転けてるにも関わらず、大抵は1発、多くても2発のキックで再始動します。まるで原チャリ並です。
   先生から、アクセルを一定に開けて、クラッチをゆっくり繋ぐ、と言われて、その通りにすると、コーナーでエンストしない様になりました。しかし、どうしてもタイトコーナーを安定してアウト・イン・インで曲がれません。無理にやろうとすると、エンストして転ける、という具合です。そこで無理にタイトに曲がろうとしないで、まずは二回線を徹底して、エンストせずに曲がる事に集中しました。

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車体が全然寝てないのに、ハンドルだけで曲がろうとするの図
この曲がり方は、チュル路面で車体を寝かしたら
もれなく転けてしまうシチュエーションでの曲がり方だそうです

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修正を受けて、注意して腰を外側に出しています
まだ甘いですが、取り敢えず車体は寝てます


■バランス軸だけで曲がろうとしてた
   一旦休憩の時に先生に言われたのは、腰が全然外に出てない、という事でした。コーナーリングの3要素は、
  1. 車体を寝かす
  2. 身体を捻る
  3. ハンドルを切る
という事なのですが、自分はハンドルだけで曲がろうとしている、という事なのです。どうしてそうなるのか、といういうと、
  1. コブ飛んだあとの直線で突っ込みすぎ(XRはエンブレが聞いたけど、CRFは聞かないのでブレーキを当てて減速する)
  2. 止まらないからコーナーの入り口で思いっきりブレーキ掛けてる
  3. 腰が全然外に出てない(体重心操作ゼロ)
  4. 曲がらないからハンドルで曲がろうとしてる
  5. 二回線も出来て無くて、アクセル全閉になってる
  6. いきなりクラッチ繋ぐから、エンストして転倒
という事でした。つまり、エンブレも効いて慣性力もあるトレール車の乗り方で、そうじゃないレーサーに乗ると、こんな具合になってしまう、という訳です。ついでに言うと、二回線でアクセルを一定に開けてクラッチを繋がず、 アクセル全閉でエンストするから、エンストしても転けない様に、 無意識に車体を立てようとしている、との事でした。
   そこで、先生に指摘された事を意識して、腰は自分が思う以上に外に出す様にしてみると、ようやく曲がりなりにも転けずに曲がれる様になりました。

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本日のランチ樹林
鶏の唐揚げは大好物です


■バイクより身体が先に慣れてくる
   午後は初級・中級コースに移動。ここでも、いつも通りの走りをやってみました。感じたのは、とにかく加速感が軽やかでスピーディだという事。直線では、いつも思いっきり開けろ、と言われるのですが、そんな事言われなくても、バリバリと前進する感じです。こりゃぁ、なかなか気持ちいい乗り物だな、と感じました。
   その一方で、徐々にトレールの乗り方では、モッサイ乗り方になるんだな、という事が先生から一つずつ指摘を受けて判ってきました。
   例えば、今まではアクセルを開けても、加速がついてくるのが遅いので、ついついダラダラとした開け方をしてしまっていたのですが、レーサーではもっとバッと開けてメリハリ良く乗らねばならない、という事。
   加速は、アクセルを開けると同時にドンと来るので、アクセルを開ける前に加速Gに耐えられる姿勢を取っておく必要がある事。しかし、今までは大したGも掛かってなかったので、姿勢を取ってる「振り」をしてただけで、これでは加速した時に、身体がもぎ取られてしまう事。
   減速は、エンブレがほとんど無い代わりに、ブレーキを掛ければあっという間に止まる事。ブレーキは減速の為だけでなく、止まらない掛け方もある事。
   こうした違いに、まず身体を慣らしていく事が大事なんだな、と感じました。コーナーリングであれジャンプであれ、エンジン特性の違いに慣れようとすると、習った事が身体から抜けてしまい、その度に先生に指摘され直していく、という事を繰り返しました。

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今までの様な、中途半端な加速姿勢だと
ハンドルにしがみついて加速に堪える事になります
もっと前に身体を突き出さないと…

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いつもなら惰性で回ってしまう中級のバンク
今回は前ブレーキを当てながら回りました
でないと、オーバースピードでコースアウトしそうです

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ジャンプも、今まではボヨンとした感じですが
踏み切りも着地もストンとした感じ
もっとメリハリ良く、かつフロントから着地できるようにならないと


■一日終わって
   中級コースでジャンプの仕方を直して貰ったり、直線ではギアを3速に入れたり、2速のままで良いから制限速度で走ったり、というのを繰り返しているウチに、段々と左手の親指と人差し指の股が痛くなって、グリップを握れないほどになってきました。どうやら、ハンドルがレンサルなので、当たってしまっていた様です。
   今回はバイクの慣らし、という事もあって、オイル交換もしなきゃいけないので、1630時頃スクール終了。バイクのオイル交換など、生まれて初めての体験で、ウエスもティッシュペーパーも持ってくるを忘れて、油まみれになりながら、どうにか交換。車体は大して汚れてませんでしたが、一応洗車機で軽く埃を落として拭いておきました。

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もっと脇を締めて、「クソ握り」にならない様にしないと
ハンドルが変わって、肘が上がりやすいのかも?


   今回のスクールは、自分が想像していた以上にレーサーに乗れる事がわかり、大いに満足できるものでした。同時に、レーサーに乗るために今日までのスクールがあった事、今までのトレールとは違う乗り方になるのだ、という事がよく判った一日でした。何にせよ、先に希望を持てる日となりました。

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5級が終わる前にレーサーに乗り換えたので
もう少し、5級で練習して
もっと乗れる様になってから進級です



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