2007年06月09日

オプティマスNOVA No.82

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   先日落札したオプティマスNOVA No.82が届いた。前に店で現物を見た事があるので知っているが、相変わらずPDAのケースみたいなのに入ってきた。まぁ、液燃ストーブとしては高級品であるから、上等な箱に入っていて当然か。
   早速出して、付属のスタッフバッグに収納してみたが、まずウィンドスクリーンが四折りのままでは収まりきらないので、六折りにした。それ以外は問題なく 納まった。しかし、予想してただけに文句の言いようもないが、123Rとは比べ物にならないパッキング性の悪さである。スタッフバッグに納めたからといっ て、ボコボコの袋である事に変わりなく、これをどうキッチリとバッグにパッキングすればよいのか。しかも、1リットルのボトル付きである。いっそ、丁度良 いサイズの缶に納めた方が良いかもしれない(トランギアのメスティンと近所の金物屋で買った将校用飯盒で試したが、いずれも入らなかった)。
   まぁ、それは後日考えるとして、取り敢えず点火してみる事にした。生まれて初めてのタンク別体型のストーブなので緊張する。ドジって火事にならない様に外でチャレンジした。
   まず、30回ポンピング。説明書きには20〜25回とあるが、一割ほど多めにやる流儀だ。そしてバーナーに接続して、火力調整ノブを回すと、燃料が吹き 出てバーナーヘッドのしたの綿に染み込む。ノブを閉めてからポケットトーチで点火すると、メラメラとプレヒートを始めた。もっと派手かと思ったが、 123R並である。またプレヒートの時間も短く、計った訳ではないが、20秒くらいである。プレヒートの火が残っている状態で本点火するので、火をつけ直 す手間がない。火力調整は123R並に利きそうである。火力調整ノブを閉めて火を消しても、バーナーヘッドが熱い内は燃料が気化されるので、そのまま点火 できる。完全に消化する場合は、ボトルをひっくり返して圧を抜く訳だが、なかなか火が消えなかったので、ボトルの底を持ち上げて、圧だけ抜ける様にしたら 間もなく消えた。
   バーナーヘッドとボトルを地面に広げる格好になるので、作業スペースは多く取らねばならないから、テントの中で使うにはちょっと手狭だ。まぁ、使っては いけない事になっているのだが。今までストーブ台として使っていた小さいまな板は、NOVA用としては小さいので、ベニヤ板で対処するつもりだが、完全に 熱を遮断できるか、試してみないと判らない。
   ちなみに、今回の試運転では、レギュラーガソリンとスノーピークのホワイトガソリンを半々にした物を燃やした。どちらも煤がかなり出るガソリンだが、キレイに燃えた。説明書きには、自動車用ガソリンは使うな、と書いてあるが、どうやら大丈夫そうである。

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プレヒート中の野庭君
結構派手です(テント内禁止)

   いきなり、プレヒートを派手に爆発させてしまったのだが、これはウイックに染みこませたガソリンが多かった から。ここら辺の要領はまだ十分判ってない。爆発するほどのプレヒートをした割には、なかなか火力が安定せず、火力が強い様にも思えない。一応、飯盒に2 合分の米を入れて炊いたのだが、123Rだったらいい加減フタが持ち上がってきても不思議でない時間になっても、まったく沸騰した感じがしない。火力調整 ノブをいじってマックスの火力にしても大して変化なし。そうこうしている内に、ボコボコ沸騰しないまま、水気が減ってメシが盛り上がってきた。そして、ほ とんど吹きこぼれもないまま、水気がなくなってしまい、これ以上加熱したら焦げる、と判断して、炊飯終了。燃料ボトルをoff側にして消化した。ここで気 がついたのだが、燃料ボトルをひっくり返して、圧を抜く方法の消化であるが、フェルラインから燃料の残りも出し切って消化する方法との事であるが、圧が抜 けきるまで燃え続けて、最後は空気だけが抜けてくれるならいいのだが、そうではなくて、途中で火が消えて、ガソリンと空気の混合気が抜ける様になる。つま り、火は消えるが部屋の中は混合気の臭いでくさくて頭が痛くなるくらいである。このストーブは完全に屋外用である。

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今ひとつ気合いの抜けた飯炊き
まぁ、ふっくら炊きあがりましたけど


   あまりに火力が安定しなかったから、取説を読んでみると、まず最初のポンピングはボトルを地面に水平に置 いてやらねばならない事、本点火してからも火力を安定させるためにポンピングしなければならない事が書いてあった。その通りにしてみると、今度は青い安定 した炎がでた。その代わり、前回に懲りてプレヒートの燃料を少ししか出さず、プレヒート不足で2回ほど火柱が上がった。よく観察してみると、ジェットから 勢いよく吹き出る炎は、バーナープレートに当たって、ノブを前回にしてもほとんど炎が鍋底に当たらない感じになっている。2回目はキャンティーンカップに 水を入れて沸かしてみたのだが、やはりボコボコに沸騰するという感じではない。なんか大人しい。

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あまりのヘタレな火力に
早くも転売の危機に晒される野庭君


   なぁんだ、NOVAってこんなもんか、よっぽど123Rの方が使いやすいわい。せっかくだが、ヤフオクで早 々に転売しよか、とも思ったのであるが、どうにも自分の使い方の方が下手な気がする。そこで再びキャンティーンカップに水を汲み、NOVAのバーナーを逆 さに持ってしっかり上下に振り、ポンピングも25回で良いところを50回やって、今回もちょっと爆発させてしっかりプレヒートをした。しっかりしようと慎 重になり過ぎて、プレヒートの火が消えてしまい、再度プレヒートさせようにもノブをひねると気化ガスが勢いよく出て火がつかず、スッタモンダしてる内に、 またぞろ先割れする不安定な火が勢いよく出始めた。しかし、取説によると、こういう場合は一旦火を弱めて、火を安定させてから、火を強くしろと書いてあ る。実際にそうしてみると、今度は安定した火が、しかも今までになく強力に出始めた。そしてあっという間に湯を沸かしてしまったのであった。そして、三度 ボトルをひっくり返して消化したのだが、火の勢いが強いせいか、あまり混合気も出ず、きれいに消化してしまった。

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身の危険を感じるほどに、ボコボコに沸きました
さすが野庭君


   結論からいうと、まずポンピングはしっかりやる必要がある。次にプレヒートも十分やる必要がある。ここいら が上手くいかないと、NOVA本来の火力を発揮出来ないだけでなく、消化した時も臭い。でも、ここいらが上手に出来た時のNOVAは、オプティマスのス トーブらしく、強力かつ繊細な火力を発揮してくれる。まぁ、理屈が判ってきたので、使いこなすまで慣れないとな。

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野庭君、マックスパワー!


■NOVA収納ケース
   オプティマスNOVAが到着して以来。ずっと考えているのは、収納ケースを何とかしたい、という事だ。 NO.80の時は本体だけが入るタイトなケースだったのが、NO.82では装備品が一通り入るスタッフバッグに変わったものの、実際に物を詰め込んでみる と、ボコボコの固まりになってしまい、これではパッキングしにくそうである。他の人はどうしてるのか判らないが、自分としてはカキっとパッキングしたいの で、ケースに入れる事を考えた。ところが、東急ハンズに探しに行ってもロクなのがなかったので、コールマンのピーク1用のケースに入れてみる事にした。

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   このケース、アメリカ海兵隊仕様という事で大事にとっていたのだが、使わない道具を抱え込む余裕はないの で、堂々と使う事にする。オプティマス123Rと比べると、当然のことながらケースの方がデカイ。でもまぁ、ピーク1を装備するとしたらこのサイズになる ので、その意味で納得しておこう。

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   中にはNOVA本体とそれに必要な装備が一式入る。まぁ、箱がデカイのでこういうのもアリになる。ビニール のチューブはバイクのタンクからボトルに燃料を汲み出す用。ポケットトーチはマッチとかライターではプレヒートの点火が怖いので必需品。ウインドスクリー ンは使うかどうか判らないが、折り畳めるので入れておいた。トランギアの鍋つかみが入っているのは、ケースで湯を沸かしたり出来るからである。あと、スペ アのOリングとグリス、コンビツールも入れている。

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   中はこんな感じでぎっしり詰まる。NOVA本体をスタッフバッグに入れているのは、裸だとガタガタうるさいし、ケースを傷つけてしまうからだ。
   こんな具合で、なんか良い感じに入ってしまった。収納サイズとしては123Rよりデカくなってしまうのだが、まぁこういうもんだと思うしかないか。
   それよりも、四角くなったので収納がし易くなった。ついでにいうと、角形クッカーと同じくらいの四角なので、スタックしてパッキングも可能になった。こう いう使い方をしてる人がいるかどうか判らないが、今までネットで調べた中では見かけなかったので、恐らく自分が第一号だろうな。




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コメント一覧

1. Posted by やまね   2010年08月29日 11:31
nova君、ドナドナされてしまったらしいですが、本記事のおかげで私のnova+の寿命はもう少し伸びそうです。
火力がどうしてもでず、時折ストールしてしまうので、欠陥ストーブ?と思いつつ、往年のoptimusファンとして、どうにも納得がいかず、プレヒートや燃料、ポンピング回数と、すっかり煮詰まっておりました。
まさか、ポンピングを水平状態でやらないといけないというのは、思いつきもしませんでした。
理屈はよくわかりませんが、そのとおりにした途端、見事な火力が出ています。
どこの記事よんでもこのことは書いていなかったので、大変たすかりました。
お礼まで
2. Posted by たにし   2010年08月30日 10:16
やまねさん、初めまして!
随分前の話なので、半分くらい忘れてましたが、
どんな機械にも癖があって、それを掴まない事には、イザ現場でエライ目に遭うもんですよねぇ。
マルチフェルストーブは、もはや液燃ストーブの主流だと思うのですが、
この頃は、まだまだ不具合が多かった様に思います。
もっとも、世界一周ツーリングとかに出かけるのでないなら、
ガスカートリッジのバーナーが一番使い勝手良いんですけどねぇ〜w

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