2010年12月04日

KX85-IIリンクグリスアップ

   KX85-IIのグリスアップ作業を行いました。予定では、リンクとステムの両方をやるつもりだったので、リンクの作業だけで、朝1000時から初めて夕方1700時まで掛かってしまいました(爆)。その顛末を報告します。


   まず、チェーンを外して、リアホイールを外す所までは、難しくもなんともありません。続いて、リンクのロッカーアームを外すのも問題ありません。ただ、CRF250Rはロッカーアームがベアリングの部分で連結された構造になっていて、コの字形になっていますが、KX85はベアリングがスイングアームの部分に付いていて、アームが左右ばらける構造になっていました(この左右ばらける構造、というのが今回のミソです)。

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ユニトラックアームを外す前にチュエーンガイド(矢印)を外さねばなりません
まさかそうだとは思わないので
先にサスペンスションロッドスリーブを外そうとしてしまいます



   この後、CRFならコンロッドを外す事になるのですが、KX85では先にスイングアームを外さねばなりませんでした。というのは、スイングアームを外さない事には、コンロッドを止めているナットにアクセス出来ないからです。まぁ、その手順はサービスマニュアルにも書いてあるので、リアブレーキペダルを外して、スイングアームシャフトを抜き、スイングアームを外します。
   ここからが問題になりました。コンロッドを止めているナットを外そうとしたのですが、これが死ぬほど固くて全然回らない。やっちゃいけない事ですが、メガネレンチをプラハンで叩いてもビクともしない。そこで、12.7sqのソケットに400mmスピンナハンドルを使おうとしましたが、フレームが邪魔でアクセス出来ない。これには困り果てました。

20111004_113020
スイングアームを外す前に矢印のナットを緩めておきます
ソケットを使わず、17mmのメガネレンチを使います


   そこで、バイク屋さんに電話して聞いてみたら、スイングアームシャフトを戻して、コンロッドをフレームに固定している左右のプレートの下のボルトを外して、スイングアームシャフトを軸に、コンロッドをプレートごと引っ張り出して、12.7sqのソケットをアクセスさせる、と教えて貰いました。(要するに、コンロッドは左右のプレートにサンドイッチされている形になっていて、上はスイングアームシャフト、下は左右のボルトでフレームに固定されている)
   ところが、スイングアームシャフトを戻そうとしたら、穴の位置がずれてて全然入らない。どうやら、コンロッドを止めているナットを叩いたりしてるウチにずれてしまったらしい。プラハンでコンコン叩いてずらそうにも、どうにもうまく合わない。かなりイライラしました。そこで、取り敢えず下のボルトを外し(これも滅法固かった)、プレートごとコンロッドを取り出しました。この状態でコンロッドのナットが外れないか試しましたが、グラグラして固定できないので、レンチに力が掛けられません。

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一通り緩めてから、スングアームシャフトを抜きます
このあと、バタバタっとリンク回りがバラバラになります



   そこで取り敢えず、上手くスイングアームシャフトが入る様にコンロッドのプレートを合わせてシャフトを入れ、コンロッドを手前に引いて12.7sqのソケットを入れ、ナットを回そうとしました。ところが、回すと奥に押し込まれてしまって、フレームに干渉してしまい回せません。アレコレ頭を悩ました結果、コンロッドとバイクリフトの天板の間にプラハンを噛ませて、コンロッドが奥に行かないようにして、ようやくナットを外す事に成功しました。

20111004_113617
ユニトラックアームを挟んでいるブラケットは
左右非対称になってます



   ようやくリンク回りがばらせて、これからベアリングの洗浄&グリスアップ。CRFの場合、シールを外さない事にはカラーは取れなかったのですが、KX85はシールは付いているものの、カラーはシールを外さなくてもスポスポ取れてしまいます(スイングアームシャフトの所はシールを外してから)。
   そしてシールはぴったりくっついていて、なかなか外れません。うっかりマイナスドライバーなどでこじったら、シールを切ったり変形させてしまいそうです。そこで、カッターナイフの刃を慎重に入れて、そろそろと隙間を開けて、ドライバーで外しました。

20111004_123125
シールはこんな感じで隙間を作って
細いマイナスドライバーでほじって外します



   いよいよベアリングの洗浄を始めた訳ですが、いくらパーツクリーナーをかけても、ベアリングのニードルがばらける感じがしない。グリスは完全に飛んでるのに、指でグリグリしても外れてこない。さすがに不安になって、バイク屋さんに2回目の電話。まず、KX85のシールは無理に外さない事(爆)、ニードルは外れないなら無理に外さない事(ok)、カラーを入れる時にシールを内側に巻き込まない事、とアドバイスを貰い、無事にグリスアップを終えました。

   分解でかなり手こずったので、結合で同じ轍を踏まないように、コンロッドを固定用のプレートにはさんでボルトを仮止めし、スイングアームシャフトを入れて、コンロッドのナットを締め、下側のボルトを固定……。と思ったら、右は入ったものの、左はプレートがずれてボルトの穴が合わない。
   ムカついてプラハンでパンパン叩いたものの、右が合えば左が合わない。いよいよバイクを蹴飛ばそうかと思ったその時、「このバイクは、一つずつ部品を組んでいくんじゃなくて、一旦全部仮り組みしてから、一気に組んでいくんだな」という事に気が付きました。
   その後は、戸惑う事もなく、ちゃっちゃと組んで作業終了しましたが、結局作業時間は7時間。あまりにも掛かりすぎてビックリしました。

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スイングアームを組むのも一苦労
足台などの箱でスイングアームを支えて
手探りでシャフトを入れて行きます



   KX85もCRF250Rも基本的な構造には違いがありません。しかし、KX85の方が整備性が悪い様に感じました(工具が入らない、無駄に固い、位置がずれる、等々)。
   しかし、こういう事も実際にやってみて初めて判った事で、勉強になったなぁ、という風に感じました。恐らく、次回やる時は3時間くらいで出来てしまいそうです。苦労はしましたが、最終的には壊す事なく組み上げられて良かったです。

 

(2011年10月4日:写真追加)



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)単車整備 

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