2012年07月31日

宴会用固形燃料

   「宴会用」とは銘打ったものの、その様な商品名で売られている訳ではなく、大抵はただの「固形燃料」という商品名で売られています。とは言え、この手の固形燃料をお見かけするのは、ホテルの宴会場とかで一人用の鍋だの焼き物だのの時で、日常的には使いませんので、便宜上「宴会用固形燃料」と呼ぶ事にします。

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卵焼きとかなら十分な火力を発揮します


■宴会用固形燃料の入手
   日常的にあまりお見かけしないのは、わざわざウチでこんな小さな固形燃料使って料理する事がないからで、ついでに言えば一般家庭で料理に固形燃料使ってるところなど、圧倒的少数であろう事から、カセットガスなんかよりも遙かにマイノリティであるからです。時々、100均などで3個入りのが売ってたりして、とても感動する事があるのですが、それにしたって「一体どこのウチが使うんだろう?」的なところがあって、置いてあったかなーと思ったら無くなってた、という事もままあります。宴会用固形燃料は、ホテルだの料亭だのに入り用の業務用固形燃料であって、スーパーやホームセンターではあまり扱っていない場合が多いです。
   その宴会用固形燃料も、ネットでは比較的手軽に購入する事が出来ます。ネットショップで「固形燃料」で検索してみると、出てくるのは圧倒的に宴会用です。しかも燃料の量目が20gから40gまで色々あります。これは使う料理によって必要とする燃焼時間がまちまちだからでしょう。問題なのは、業務用だけあって、売ってる量がものごっつかったりする事です。こんな燃料を5kgもつかまされた日には、半年以上は固形燃料でご飯炊く羽目になるでしょう。自分みたいな物好きでない限り、使い切れない分量でしかネットショップでは売ってません。その点、オークションの方が箱から出した袋(これでも2kgはあったりする)の状態で売ってたりしますから、遊び目的で買うならオークションの方が良いかもしれません。

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業務用固形燃料 水炊き・鍋物用「ニチネン トップ A-30」
30gの固形燃料が2kg入っています
オークションで買ったら1500円くらいですが
なぜか近所のリサイクルショップに500円で売ってましたw


■宴会用固形燃料の使い方
   宴会用固形燃料は、アルコール分の揮発防止の為、ビニールで包装されている上、燃焼中に溶けた燃料が拡散しない用にアルミの受け皿が付いている事が多いです。キャンプ用の物は、プチゼリーの容器に入っている事が多く、それにはアルミの受け皿は付いていません(着火剤として使う事が多いらしい)。いずれの物も、そのままマッチやライターで火を点ければ、燃やす事が出来ます。
   そこでまず思いついたのが、エスビットの燃料として使う事。エスビットの固形燃料は高い上に、煤が出まくりで、かつ燃え滓がエスビットの底に付いて、あまり快くない。しかし、宴会用固形燃料なら、単価で見れば安いし、煤は出ないし、燃え滓はアルミの受け皿があるから、当然エスビット本体に付かない。欠点があるとしたら、タブレット型の燃料の方が保管が楽で、宴会用は密封された容器でないと具合が悪い、という点くらいです。

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エスビットは五徳の高さが適正に設計されているので

十分な火力が得られます

また、燃料が足りなくなっても、横から燃え滓を出して

さらに追加して燃やせるので使い勝手が良かったです


   もう一つ考えたのが、缶入り固形燃料の詰め替え用として。缶入り固形燃料は、一応使い捨てという事になっているのですが、缶自体は比較的しっかりしていて、数回詰め替えて使ったとしても、錆びたりする訳ではありません。せいぜい、フタをこじ開けているウチに、緩くなったり渋くなってたりして使い勝手が悪くなったら、新しいのを使えば良いくらいなもので、詰め替えて使うのは全然ありだと思います。
   ちなみに、今から6年ほど前に詰め替えて、そのまま放置していた物があったのですが、久々に開けてみると、全然使える状態にありました。缶も6年前に使ったままで劣化しておらず、再度詰め直しても問題なく使えました。

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宴会用固形燃料は、手で押し込める程度の柔らかさがあるので
こうやって缶に詰め込む事が出来ます
フタを密閉しておけば、数年経っても使えます

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ベトナム戦争初期の頃まで使われてた、米軍の缶入り固形燃料
なんと、30gの宴会固形燃料がすっぽり入りました!
キャンティーンカップスタンドを使う時に良いかも?


   最後に、これはアリかどうかという問題がありますが、空き缶で作ったコンロの燃料としても、十分過ぎるほど使えます。空き缶コンロといえば、平山隆一『フィールド物講座』(1996年・並木書房刊)に出てくる 「アリゾナの旅人」の使い方が由緒正しい使い方だと思いますが、米軍もベトナム戦時にはMCIのクラッカーの缶に穴あけて、固形燃料入れて温めてたそうなので、こういうやり方もアリでしょう。ただし、載せる鍋の大きさや容量によっては、本当に温める程度しか出来ない場合もあるので要注意です。

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五徳がないので、アリゾナストーブを使っています
缶が深いと、火力が弱くなるので
適度な深さの缶が必要です


   宴会用固形燃料を缶入り固形燃料の缶に詰め替えて使うのと、燃料アルコールとトランギアを使うのと、どちらがコストパフォーマンスに優れているか、と考えた時期がありましたが、どちらもアルコール燃料である限りは、ガスに比べれば割高である事には変わりありません。入手の難を考えれば、燃料アルコールの方が断然入手し易く有利です。
   しかし、そういうのを度外視したところに、固形燃料を使う醍醐味とか喜びみたいなのがあるのではないか、と今回改めて感じました。


《関連項目》宴会固形燃料



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