2012年09月19日

トランギア・フューエルボトル

   アルコールバーナーを使う上で避けて通れないのが、燃費の悪さです。今を去る事6年前、本須賀海岸に初日の出を撮りに行った時に、年越しソバを作ろうとトランギアTR-B25を持って行ったのですが、風防もなかった事もあって、強風のなか約10分で燃料を使い切ってしまい、あわや半煮えの緑のたぬきを食う羽目になりかけたのでした。
   その後の調査で、意外にもアルコールバーナーは燃費が悪い事が判り、以来、野外で使う事はなくなったのですが、音が静かな事、余計な火力がない事などから、自宅でコーヒー淹れたり、飯盒メシを炊いたりする時に使うという具合で、今でも案外使っていたりします。
   そのアルコールは、大抵の薬局やドラッグストアに売っているのですが、この容器が意外に頑丈で、それこそそのままザックに入れて山登りして、山の上からザックを落としても割れないじゃないか、くらいの強度があります。故に、アルコール用として、あえて燃料ボトルが必要とは思えないのですが、アルコールバーナーで超有名なトランギアからフューエルボトルが出ていますので、それを紹介します。

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トランギア・フューエルボトル0.5リットル
容量0.46リットル、重さ115g
燃料アルコール、ガソリン、灯油を運搬可能


■プラ製のボトル
   このフューエルボトルが発売された時にちょっとショックだったのが、プラ製だったという事。普通、燃料ボトルというのはアルミとかの金属が定番で、プラというのはそれこそアルコール用くらいしかなかったのですが、これが立派にプラ製です。入れれる燃料は、アルコール、ガソリン、灯油、などなど。大抵の燃料は入れれる様です。むしろ逆に金属製のボトルはアルコールを入れると腐食したりする物が多いのですが、このボトルはプラですのでその心配はありません。むしろ油性燃料を入れたらプラが溶解したりしないのかな、と思うのですが、その点はクリアしているのでしょう。
   このボトルの一番の特徴は、「セーフティーバルブ」と称されるキャップで、キャップに付いた赤いナットを緩めると、燃料を出すボタンを押せる様になって、両サイドに付いている注ぎ口から燃料を出せる、という優れた機能がある事です。赤いナットを締め込めば燃料が漏れ出る事はありません。これまでのボトルはキャップを回して外す手間がありましたが、これにはそれがないのが優れていると思います。

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上の赤いプラナットを緩める事で
燃料弁を開くボタンを押す事が出来る様になっています


■使い勝手

   このボトルを買って一等最初に驚いたのは、結構中にバリが残っていて、使う前に濯いで出さねばならなかった事。まぁ、成型で作っているのでしょうが、燃料ボトルとしてはこの雑さは困ります。
   次に、キャップが殊の外、固いという事です。恐らく、内部で揮発してキャップが爆裂しないように、という事で、ボトルの首の所は金属の輪っかが填っているのですが、キャップを付けているウチに締まってくるのか、手で開けるのは結構難儀します。キャップの真ん中にヒモを通す穴がありますので、そこに棒状の物を入れて、テコの原理で開ける様にしています。
   続いて、自分が持っているボトルは、一応0.5リットルという事になっていますが、実際には0.46リットルです。ですので、薬局で買ってきた500mlのアルコールをそのまま入れると、溢れます。溢れても直ぐに揮発しますが、勿体ないので、少し余裕を持って入れた方がイイでしょう。

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開ける時は、こういう具合にテコの原理を使う
あまりキツく締めて無くても、次に開ける時はガチガチに固い

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0.5リットルと銘打ちながら、実は容量0.46リットル
キャップを閉めると溢れるので、目一杯入れない事


■感想
   自分はこのフューエルボトルが発売された当初に、「うわー、スゴイ!」という事で買ったのですが、外には一度も持ち出していません。ガソリンはMSRのボトルに入れて使ってますので、このボトルはもっぱらアルコール専門なのですが、アルコールバーナーを外で使ってないので、外には持って出てない、という事です。
   使い勝手自体は、セーフティバルブのお陰で大分使いやすいです。いちいちキャップを外さねばならない手間がありませんので、その点では重宝です。しかし、重宝するのはその部分だけ、といっても良く、単純にアルコールだけを保管するのであれば、ドラッグストアで売ってるボトルで十分だと思います。何と言っても、どちらもプラ製かポリ製です。アルコールボトル如きに、2,700円も出すのはどうかなー、という感じです。
   結局、買ったからには使ってる、って感じです。製品としては悪くないと思いますので、逸品物が欲しい人にはお勧めしますw

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自宅で使う分には、0.5リットルサイズが丁度いいですが
もし、山とかで1リットル以上持って行く、という事であれば
薬局で売ってるボトルのママ持って行った方がコンパクトかも、、


《番外編》薬局で売ってるアルコール
   アルコールバーナーに使う燃料アルコールは、大抵はどこの薬局やドラッグストアに置いてます。名目はコーヒーサイフォン用となっていたり、純粋に燃料用となっています。量目は500mlで値段は大体300〜500円です。消毒用アルコールも度数が75%以上であれば燃えますが、火力が弱い上に値段がメチャ高ですので、あまりオススメできません。また、飲料のお酒(スピタリスなど)も使えますが、やはり価格の面で常用はオススメできません。もっとも自分は下戸ですので、燃やすくらいしか使い途がありませんがw
   燃料アルコールも色んなメーカーが出していますが、容器は大別すると、細長い注ぎ口があるものか、太い瓶型のどちらかに分かれる様です。細い方はコーヒーサイフォン用、太い方は理科の実験で使うアルコールランプ用なのかもしれません。どちらも飲んだら目が潰れるメタノールが主成分ですが、成分表を見ると若干中身が違う様です。といっても、実用上、差はほとんどないのですがw
   自分が気にしたのは、容器の強度。どちらもポリ製なのですが、太いケンエーの方は厚みが薄いらしくて指で押せばブニブニします。それに対してアルコKの方はかなり頑丈に作ってあって、バックパックにパッキングして持ち歩いても壊れたり漏れたりしなさそうです。

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どちらも容量500mlですが、左は291円、右は312円です

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値段の違いは成分の違いらしいですが
実用上は問題ありません



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tanisi_corp at 00:00コメント(2)野営装備 

コメント一覧

1. Posted by 京都の大学生   2013年07月04日 09:13
ちょうど当該商品を購入しようと検討していたため
検索にこちらのブログがヒットして読ませて頂きました。
貴重な情報をありがとうございます。
燃料の成分に関してですが、メタノールが少ない方がいいみたいですが、どちらもメタノール主体みたいですね。
ちなみにエタノール主体のものには「スピリタス」というポーランドのアルコール度数96%のお酒があります。
これは人間の燃料にもなり(笑)、燃焼時に有害なガスがでません。もし、機会があればお試しいただきたいです。
2. Posted by たにし   2013年07月04日 12:25
京都の大学生さん、初めまして〜〜
スピリタスは有名ですよね、前に飲み会の席でふざけてて、
スピリタス吹き掛けたら引火して大火傷負った、ってニュースが有りましたっけw
アルコール度数が70%越える奴は、基本燃えますw
大昔に消毒用アルコールも使った事がありますが、立派にご飯炊けました。
ただし、燃料用より遥かに高いので経済的ではありませんがーw

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