2014年03月21日

海沢男子会

   かつて、仮想軍隊クラフトフェルトでは、3月の春分の日前後に奥多摩の某海沢渓谷で設営隊活動(いわゆる軍装キャンプ)をやってたのですが、その伝統を引き継いで去年から日帰りで焚き火をやりに行く事にしました。ところが、一人ではあまりに寂しくて泊まらず帰ってきたので、今年は職場の同僚たちと男子会を兼ねて奥多摩に出ばる事にしました。
   ところが、作戦の前日に帰宅途中で財布を落とすという事件があり、免許証などの公的カードもさる事ながら、現金まで一気に無くしてしまい、かなりヤバい事になってしまいました。幸い、お金は一枚だけ残っていたので、どうにか男子会には参加出来ましたが、帰りの運転は運転免許証がないので出来ませんでした。

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海沢園地は今回は雪化粧
平らな地面がなくなったので
ここでキャンプはもう無理ですねぇ


■レンタカーで移動
   これまでの男子会では、自転車やスクーターといった移動手段で集合していたのですが、今回は現地に着いてからもそこそこの距離を荷物もって上がったり下ったりしなければならないのと、男子会と銘打ちながら御婦人が約1名同行する事になったので、車両移動という事になりました。まぁ、かつてのクラフトフェルト設営隊でも、車両行軍は基本でしたから珍しい事ではありません。
   レンタカーは朝0800時から借りれるという事で、0830時に石神井公園駅に集合だったのですが、前の晩に財布探したり遺失届を出しに行ったりで、あれこれ準備に手間を食ってしまい、朝、目が覚めてからもぼーっとしてて時間が過ぎてしまい、いつもなら早めに着いている自分が今回は15分ほど遅刻してしまいました。
   ともかく、レンタカーに乗り込んで行軍を開始した訳ですが、今度は道がエラい渋滞でなかなか青梅市に着きません。3連休の初日だからか、奥多摩の梅園に見物に行く人が多いのか、ノロノロしてなかなか前に進まない。途中、コンビニで休憩したり、スーパーで買い物したりして、4時間ほどして、ようやく海沢川に到達しました。
   流石にその辺りになると、車も人も少ないのですが、林道海沢線に入ってビビリました。というのも、いつぞやの大雪のあとか、なだれ込んだ雪がまだ残っていて、林道の部分だけ雪が掘削されて、所によっては雪の壁の中を進むという感じです。まるで豪雪地帯のミニチュア版みたいな感じです。20年来こんな風になっているのは、初めての光景でした。
   とはいえ、昔と違って今は海沢園地の上の方まで一応は舗装されていますので、ゆっくり行けば何なりと上がって行く事が出来ます。現地に着いたのは、当初予定していた時間よりも2時間遅れて、1300時頃でした。

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海沢園地の上部に薪拾いに行軍
まぁ、少し上に上がれば、枝がゴロゴロ落ちてます


■燃料を集めろ
   これまでの男子会では、バケツコンロで炭火を熾してましたが、今回はそんな甘っちょろい事は禁止です。事前に全員に、防寒に配慮した服装、足下の安全を担保した靴、軍手、新聞紙、マッチなどを持参する様に指示してあったのですが、これは林道上部で杉の枝などを拾って焚き火をする為です。焚き火の燃料となる枝は、土地の林業の人が枝打ちしたのがいくらでも転がっているので、それを有り難く頂戴する訳です。
   設営隊時代には、一晩燃すために山肌の斜面にまで登って枝を落としていたのですが、日帰りではそんなに沢山は要りません。また、長い枝を真ん中から燃やして、半分になったのをさらに真ん中から燃やして、順次に短くしていくのが面白かったりするのですが、そんな悠長な事してる時間もありませんし、長い枝は料理の焚き火にするには邪魔なので、折りたたみのノコギリで30cmくらいに切っていきました。また、レンタカーに直に薪を載せたら車内が汚れてしまうので、職場から90リットルのゴミ袋を貰ってきて、二重重ねにした中に入れて、レンタカーのシートにも新聞紙を敷いて載せました。薪の量は、90リットル一杯で大体4時間は持ちそうです。
   さて、首尾よく薪を調達したあと、林道を下って設営地に到着したのですが、難儀したのは渓流に降りて行く斜面。結構急なのは昔からですが、今回は大雪の影響か、杉の葉が一杯落ちていて地面が見えないのです。かつ、雪も残っている部分が結構あって、かなり足下がヤバい感じでした。とりあえず、90L袋の薪は下にぶん投げて、各自の荷物はリレー方式で下に送って、滑って落ちない様に気をつけて降下しました。

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こんな感じで雪が残ってました
明らかに除雪した感じですね

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こういう時は鉈よりもノコギリの方が安全ですし
楽に仕事が出来ます


■料理しますよ
   さて、下に下ったら早速カマド作りである。といっても、そこらにゴロゴロとメロン大の石が転がっているので、それを集めて円陣を組めばおしまい。簡単なものである。カマドが出来たら薪を放り込んで火入れである。予定では、クソ真面目に新聞紙や枯れた杉の葉などで火を熾すつもりでいたのだが、時間が押しているのでゲルネンを投入。ところが、予想以上に風が強くてなかなか火が着かない。何本かマッチを犠牲にしてようやく点火した。火が着いてしまえば、ゲルネンは勝手に薪に火を付けてくれるので楽勝である。
   火が熾きたら、年始に購入したハンゴーキャッチをプラスチックハンマーで地面に打ち込み、炊爨開始です。ところが、地面が柔らかいくせに10cmくらい下にはデカイ石があるみたいで、縦棒が結構ぐらぐらして心もとない。この状態で飯盒ぶら下げたら、うっかり縦棒が転けてエラい事になりそうなので、適当な大きさの石で棒をサンドして極力グラつかない様にしました。
   いい感じで火が熾ってきたので、いそいそと料理開始。まずご飯は米4合の無洗米でチャレンジ。いきなり沸騰しない様に、若干火から遠ざけて、じっくり炊く様にしました。オカズの方は豚汁という事で、ネギの皮剥いたり人参切ったりしてましたが、アドバイス通りハサミを持ってきてたので、あまり道具で嵩張らず準備が出来た様です。
   問題は豚汁の作り方で、自分の認識では、先に肉を炒めてから、野菜をぶち込んで、野菜に火を通しつつ肉の旨味を野菜にしみ込ませる、というものでした。ところが、手順を逆にやろうとしたので、注意しようと思ったのですが、「たにしさん、小姑みたいに〜〜〜w」と言われたので、各員の自主性に任せる事にしました。まぁ、失敗もまた学習ですw

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残ってた雪に缶ビール埋めます
本当は熱燗の予定だったんですが、メニュー見て変更したとかw

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自分が火を用意してる間に
他の人たちは隅の方で、具材の準備中

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これぞ飯盒炊爨!って感じですねww
ハンゴーキャッチは石でブラブラしない様に抑えてます


■実は結構寒かった
   まぁ、なんだかんだで飯も上手に炊けたし(しかも飯盒の底を焦げ付かさない程度におこげも出来たw)、豚汁も少々煮込みが足りない感じがしないでもなかったですが、それなりに食える物が出来ました。まぁ、自分以外は焚き火で料理作るのは今回が初めてだった訳ですが、まったくの失敗ではなかったので、そこそこ上出来と評価しました。
   ところで、海沢渓谷は、渓谷というだけあって谷底なので、山の方は照っていても谷の方は日陰です。かつ風も強かったのですが、その上いつぞやの大雪も残っているという状態で、風が吹くと結構寒い。到着して間もなくの間は、それなり動いていたのであまり感じませんでしたが、料理が出来る頃にはあまり動かないので、風が吹くと身体が冷えてくる。自分はマイナス10度くらいまで耐えるツーリング用のジャケットを着てたので大丈夫でしたが、皆さん一様に寒そうです。特に寒がってたのは御婦人で、どうみても普段着の上からリスの絵の小さい毛布被ってる感じです。かつ、どうすれば極力体温を奪われずに済むかもご存知ない様でした。
   まずは頭を覆う事、体温の20%は頭から逃げて行くからです。その上で肩から毛布被って、さらに腹回りも防護する様に教えてあげました。もっとも、それでも気休め程度ですので、自分のライディングジャケットも貸してあげたのですが、最後にはそれでも耐えられんという事で先にレンタカーに退避して貰いました。
   あとで聞けば、一応は防災マニアらしいのですが、実地訓練は今回が初めてとの事。「この調子で災害きたら、アンタ凍死やで〜w」と言っておきましたが、まぁ何事もトライ・アンド・エラーですので、これにめげず、次回は完全装備で参加して貰いたいものです。
   実はこのあと、焼きソバとぜんざいをやるつもりだったのですが、日も陰ってきて寒いし、レンタカーは2000時までに返さねばならない、という事で、余裕みて1600時に撤収する事にしました。今回は最初から日帰りの予定でしたが、のんびりするなら、やっぱり泊まりがけじゃないと無理があるねー、と感じました。

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豚汁
肉はもう少し小さく切った方が良かったかも
あと、牛蒡と唐辛子粉がなかったのが残念!!

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ご飯
飯盒の底を焦げ付かさない様に、おこげを作るという
スペシャルな出来映えに!!


■ハンゴーキャッチの評価
   さて、今回満を持して投入したハンゴーキャッチですが、結論から先に言うと、ちょっと使い勝手が悪いかなー、という感じでした。その理由は、
  1. 全体的にブラブラしてて安定感がない。
  2. 地面に差した時、意外に高さが足りない。
  3. 飯盒の蓋を取るのがちょっと大変。
  4. 飯盒を取る時に、横棒から抜かねばならない。
   こんな感じです。ブラブラするのは、ハンゴーキャッチの縦棒が細いからだと思います。材質は鉄ですので丈夫ですが、満載の飯盒を3つも下げたら、かなりブラブラして危険度アップの気がします。
   高さが足りない件は、今回は地面に穴を掘らなかったからで、本来は穴を掘ってその中で焚き火をすれば解決した問題です。もっとも、仮にそうしたとしても、ブラブラするのを防止しようとしたら、もっと深く地面に突き刺す必要があり、その意味でも縦棒の長さは足りないと感じました。もっとも、いきおい長くしたら携帯性に問題が出てくる訳で、一概に長くしたら良いという事でもなさそうです。
   ご飯を炊いている時に蓋を取ったり、あるいは飯盒で具材を炒めたりする際に、横棒にぶら下がった状態では非常にやりにくい事が分かりました。横棒にぶら下げて炊爨する要領は、旧日本陸軍に限らず世界各国の軍隊でもやっている事ですが、基本的に蓋を取らない炊爨に適した方法であって、自分の様に始終蓋を取る人には、やりにくい装備である事がよく分かりました。
   同様に、飯盒を火から下ろす時に、横棒から抜かねばならない訳ですが、些細な事ながらこれが面倒くさい。日頃、ストーブの上に置いて調理するのに慣れているせいか、本来なら飯盒は横棒にぶら下げて使うのが当然の事なのですが、横棒から外すのにストレスを感じました。特に隣の飯盒はまだ火に掛けておく必要がある時に面倒です。
   この様な具合で、期待の新装備でしたが、結果はイマイチでした。まぁ、自分以外に買ってる人が居ないのもそこそこ頷ける気がしますが、ただ単に使い慣れてないせいかもしれませんので、これにめげずまた使う機会を設けたいと思います。

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飯盒で料理する時は
横棒に通さないで手で持った方がやり易いです
(写真では横棒に通ってます)



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tanisi_corp at 21:00コメント(0)旅行系 

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