2014年05月25日

第37回ピットクルーカップ

   去年の秋から再参戦してるピットクルーカップ。今回も参加です。近場で開催という事もあって、このレースにはTEAMつぼ焼きの主力が揃って参加出来るのが嬉しいです。
   今回は、とにかくバイクの方を徹底的に整備し、かつ、ベストテクスクールにも行って懸案の「ケツから着地する症候群」を改善し、スポーツセンターでもグループセンタジーやグループキックを続けて体力作りをするなど、諸力を結集して、万全の態勢でレースに臨みました。

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レース前にMotoshop TOYZでサグ調整をして貰いました
メッチャ乗り易くなりました


■事前練習
   XR230“パンツァーファウスト号”は、既にエンジン、サスのオーバーホールを済ませ、先週に慣らし運転を終え、オイルとタイヤを交換した状態でデコボコランドに持ち込みました。車体の準備は特段やる事がないので、早めに着いたにも関わらずダラダラしてました。
   1100時頃、ようやく試走開始。午前中は45分クラスのコースが設定されているので、慣らしの済んだパンツァーファウスト号の調子を見るつもりで走りました。朝一番にかなり散水されていたのですが、昼前には良い感じに乾いてて、とても走り易くなっていました。
   まず感じたのは、サグを70mmから45mmに変更したのですが、これが実に調子良い事。トレール車だけに正規のサグ量などサービスマニュアルに乗ってないのですが、目検討で調整して貰ったものの良い感じにベストが出たみたいです。前回は、ちょっとしたギャップでも底付きする様な感じがありましたし、ジャンプも反動が少なくてアクセルワークだけで飛ぶ、という感じだったのですが、それらが全て改善されていました。午後になって90分コースも走ったのですが、ウッズでも非常に走り易くなっており、疲れてあまり立てなくなっても、座ったままでもあまり疲れない印象を持ちました。
   90分コースは、ウッズの中が非常にクネクネしたコースになっており、なかなかコースが覚えられない感じでした。それでも旋回性の良いXRだけに、予め判っていれば180度のタイトなコーナーでも何とか曲がれました。ところが、運転時間が1時間を過ぎた頃、急な登り坂の途中で前が詰まったので1速に入れようとしたら、急に入らなくなり、エンジンが急回転してクラッチレバーがパンパンに張ってしまいました。
   泡食いながらどうにか1速にいれて登りきり、ガレ下りの下でエンジンを停止。どうやらタイトコーナーで半クラ使い過ぎたのか、クラッチが焼けかけの様です。とりあえずクラッチレバーのワイヤーを緩めて調整したものの、これ以上走ったらいつ全焼けになるか判らないので、練習終了。スペアのクラッチディスクがあれば、バイク屋に持って行って修理する事も可能でしたが、2ヶ月前にオーバーホールしたばっかりで、まさかこんなに早くダメになると思ってなかったので予備を用意してませんでした。
   ともかく、エンジンやサスは絶好調なのに(ついでに言えば体調もそこそこ良かった)、思わぬところで不安を抱えてレースに臨まなくてはならなくなりました。

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パンパカに張ってしまったクラッチレバー
せっかく頑張ってバイク仕上げたのに
ガックリ来てしまいました

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事前練習もなんだかんだで1時間弱乗ってます
コースがクネクネして半クラ多用したのが敗因かも


■始めの30分
   そんなこんなで本番当日。朝0500時に起きて0630時には現地入りしました。準備は昨日の内に全部済んでますし、パドックも取ってあるのですが、90分クラスは朝一番なので早めに行って心の準備をしておこう、という訳です。
   ともかく、クラッチが半焼けになったからには、順位がどうとかよりも何分走れるか、の方が問題になります。今までの経験から言えば、一旦焼け始めたら加速度的にダメになっていきます。持って30分。どうにか頑張って45分。それ以上はやってみん事には判らん、という状態でした。とにかく、前に進まなくなった時点でジ・エンド。あとはパドックに戻るという事にしました。
   開会式も済んで、あれよあれよという間にスタート時間の0930時。自分はBクラスの4列目でしたのでかなり後ろの方です。まぁ、バイクの状態がアレなので、前の奴を踏みつぶしてでも前に出てやるんだ!みたいな事は思う訳もなく、とにかく1周目はダラダラ〜と前の人にくっついて進みました。開会前に思いっきり散水したみたいで、本コースはまるで前の晩に雨でも降った様なグチャぶりでしたが、3月のWEXに比べたら可愛らしいもんです。むしろ、ウッズの中は昨日よりもジメジメした所が減っている上に、あれほどクネクネしてたコースが整理されて簡単になっていました。こうなるとハイスピードレースになるのは確定です。
   さて、気になるバイクの方ですが、とにかくあまり頑張れない状態なので、様子見もって運転。そんな状態なので、元気の良い走りとはほど遠い感じで、とにかく確実に、転けない様に走る、という感じでした。それでも周回を重ねる毎に身体は疲れてくるし、クラッチも重くなってくるし、という感じで、「まだ持つか、まだ行けるか」と走り続けました。
   疲労は出走30分後くらいがピークでした。身体が疲れてると士気も萎えるもので、クラッチが怪しいのを言い訳に途中で止めようかとさえ思いました。しかし、バイクは依然動いていて、止まる気配を見せません。バイクが止まらない以上、レースも止める訳に行きません。その様な訳で、むしろ30分過ぎた辺りから頑張りが出てきました。

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出撃前の光景
今日は45分以上走れたら上出来!
という事にしましたw

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朝一番は散水が半端無くて
皆さんちょっと慎重気味でしたw

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ダブルは基本的にナメて通過ですが
朝一番だけ少し飛んで見栄を張りましたw


■疲れないバイク、疲れない走り
   この頃辺りから、XR230の使い方もおおよそ定型が出来てきました。まず、クラッチを頻繁に使う訳には行かないために、普通ならシフトのアップダウンをしそうな所でも敢えてやらず、我慢して引っ張るやり方をとりました。ところがXR230はこうした使い方に実に強い。コーナーでぎりぎりまで車速が落ちてても、その立ち上がりでアクセルを開け直して坂を登る、といった使い方でもギアを落とさず使えます。また、MACチューンのお陰でエンジンが軽く、思いっきり回しても身体に負担が来ません。
   その反面で、モトクロッサーの様に急加速はしてくれませんし、ブレーキも弱くて直ぐには止まってくれません。小気味良い走り方は苦手なバイクです。なのでダラ〜ダラ〜っとした走りをせざるを得ません。しかし、その走り方がXR230には向いていて、かつあまり疲れない走りである事を感じました。もっとも、頑張って走るのは多くの人が見てるギャラリーコーナーのトコだけで、あとはどっかりシートに座ってダラダラ走っていたのですが。
   走り方が見えてきて、クラッチの方もとりあえず持ちそうと判ってからは、淡々と自分の走りを続けました。不思議な事に、30分を過ぎた辺りから、あれほど身体がキツかったのに大分マシになってきて、辛抱出来る程度の疲労度が一定して続いてる、という感じでした。周回タイムは大体1周で9分ないし10分。ハンドルに付けた時計を見ながら、40分走った、50分走ったと自分に言い聞かせながら、とうとう60分走りました。こうなったら、もう残り30分走りきって完走せねばなりません。手負いのバイクであれ完走出来れば、それなりに顔向け出来るというものです。

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今回のコースは前回に比べたら少し難しめでした
でも、路面のコンディションは最高によくて
とても走り易かったです

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丸太越えで難儀する人も居た様ですが
サスを調整して貰ったお陰で
座ったままでも楽々処理できました

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車高が低いのは致し方ない事で
出来るだけワダチの浅い方を選んで走る様にしています
多少回り道でも、その方が確実かつスムーズです

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元気良さそうに見える一枚
カメラマンの人の腕が上手なのですがw


■まさかのおまけ1周
   ところが、60分を過ぎた辺りから、段々とミスが増えてきました。今回はほぼドライコンディションで、普段難しいと思えるところが案外簡単だったのですが、毎周回注意してたのは、ギャラリーコーナー過ぎた後のミニウッズ。3本ほどのラインが一旦交差してまた別れて行く、クネってアップダウンのあるコースですが、ここが意外に難しく感じました。そして一番最初の転倒もここでした。転けると重いXRの事ですから、起こすのに体力を消耗します。
   次に多いのが木にぶつかるというもの。ウッズでは木と木の間を抜けて行くラインが多く、ぶつからないまでもアーマーハンドガードが擦る、というのはママあったのですが、体力気力が落ちた状態だとぶつかって止まってしまうという事が起こり始めました。それ以外にもラインを間違えて深いワダチに落ちるとか、最後の方では何でもない所で転けるというのがありました。察するに、気張って走れるのは体力に余裕のある60分くらいまでで、それから先は急速に体力気力を消耗して、注意力も散漫になってしまうのだと思います。
   以前であれば、バイク起こすのにかなり体力使ってしまい、再発進する前にキャメルバッグから給水して、ようやく再発進というところなのですが、今回はとにかく一刻も早くリカバーして再発進する事しか考えてませんでした。一応、キャメルバッグも背負っていたのですが、給水してる間も惜しいという感じで一滴も飲まずでした。まぁ、それについては善し悪しあるとは思うのですが、それでも給水なしで走れたという所に、日頃のジムでの運動(センタジーとキックの2時間の間、一切水分を取らない)の成果が出たかな、と思います。
   そんなこんなで、いよいよチェッカーかと思ったら、チェックポイントの時計は残り43秒を示していました。「もう一周行って来ーい」の半分迷惑、半分有り難い声援を背に、自分もバイクも青色吐息の状態で最終周に臨みました。もはやクラッチは3分の1ほど滑ってて、アクセル回してもなんか空回りしてる感じ。それでも前に進むからエラいもんだと思いました。その内、フロントからカタカタ言う音が聞こえ始め、何だと思ったらフロントフェンダーがブラブラして、今にも落ちそうです。途中で落としたら、取りに戻るのが難儀なので、とにかく落とさない様に、静かに静かに走らせました。そして、着順で48番目にチェッカーを受けました。

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人が見てないところでは、基本ダラダラ走りです
つか、もはやそんな走りしか出来ませんでした


ラスト乗り43秒でおまけの1周!
しかもいきなり木にぶつかって激おこwww
最後はフロントフェンダーが落ちないか
そればっか気にしてましたw


■まとめ
   今回のリザルトは、トレールのBクラスで19/22位、90分クラス総合で48/51位と、これまた酷い結果となりました。路面のコンディションは今までになく良かったのに、そういう時に限ってとんでもなく低い順位になる様な気がします。ちなみに去年の秋はDクラス27人中6位入賞。60分クラス総合では51人中20位でしたから、大幅に順位を下げた格好です。まぁ、60分クラスと90分クラスではライダーレベルが大分違うな、という印象を受けました。
   今回、元気よく走れなかった原因として、前日にクラッチを半焼けにしてしまった事がその唯一のものとして挙げられるのですが、なってしまったものは仕方ないと開き直らせて貰えるなら、半焼けの状態でよく90分走りきれたな、と我ながら感心しました。さすがにこの辺りは経験を積んだというべきか、クラッチが滑り出す瞬間をよく察知しましたし、その後は走りを犠牲にしつつも、クラッチを出来るだけ使わず、最後まで持たせる走りに徹して、完走を達しました。いくら成績が奮わなくても、リタイアするよりは格好がついたと思っています。
   クラッチ以外はXR230“パンツァーファウスト号”は、これまでにない素晴らしい性能を発揮しました。エンジンは軽く、低回転から高回転まで、どんな風に回しても引っ張っても、軽やかに動き身体に負担を極力与えませんでした。シフトも軽く、2速から上(といっても3速までしか使いませんでした)は自在に軽く上げ下げする事が出来、信頼して走りに集中する事が出来ました。サスペンションも、特にリアを事前に固めに調整したお陰で、後半疲れてウッズの中でスタンディング出来なくなっても、ギャップでリアが底突きする事なく比較的楽に乗る事が出来ました。
   これらは総じて身体に掛かる負担を軽くし、結果、気持ちでは限界と感じつつも、さらにオマケで1周走られたり、追い抜いたりする時の気力を保持できる事に繋がりました。Motoshop TOYZのMACさんのチューンに負うところ大でした。
   なにはともあれ、今回のレースでは、得るところが大きかった様に感じます。それを活かして、次戦に臨みたいと思います。

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帰ってみてビックリ!
フロントフェンダーがボルト1本で辛うじて留ってました
一体、いつ緩んだのやら、、

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やや熱中症気味で、まったく食欲がありません
でも、レースの後のサイダーは最高でした!

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本日参加のTEAMつぼ焼きの隊員一同
皆さん、お疲れさんでしたー


TEAMつぼ焼き公式PV
Birds of War




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