2015年06月07日

第4回飯盒オフ in 秋ヶ瀬公園

   次回の企画は、そろそろ巻脚絆オフで天覧山に登りますかねー、みたいな話しがあったのですが、天気が良くなかったり人が集まらんって事で順延。そのまま、特段企画立てる事なく日が過ぎていたのですが、ある日、フィールダーというアウトドア雑誌から、飯盒について取材させて欲しいというメールが届きました。迷惑メールにしては堂に入っているので折り返し問い合わせしたら、真面目なアウトドア雑誌でびっくり仰天。しかもその事をみんな(大半がバイク系の友達)に話ししたら、「ぜひ日本兵の格好で」と声を揃えて言われてしまい、「日本兵の格好でしたら良いですよ」と編集部にメールしたら、「こちらのコンセプトにはバッチリフィットいたします」と返事がきて、断る理由がなくなってしまいました。しかし、一人だけ日本兵の格好でいるのも恥ずかしいので、急遽、飯盒オフを開催して、そこに取材に来てもらう格好にしました。

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普段使っているのは、兵式飯盒と将校用飯盒だけです
なので、急遽押し入れからコレクションwを引っ張り出しました

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飯盒紹介するのに、別に日本兵の格好でなくても良いのですが
あえてこちらから希望したからには、ちゃんとキメます
が、相変わらず巻脚絆が怪しいです
明らかに紐が足りないですよねぇ

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鉄兜の背嚢への縛着の仕方も全然分りません
誰か知ってる人いませんかね?
もっとも、鉄兜も円匙もただの飾りなんですがww


■飯盒コレクション
   フィールダー編集部から要望されたのは、まず「たにし様の飯盒のコレクションをご持参いただいて撮影」という事でした。コレクションもなにも、飯盒使っているウチにあれこれ増えただけのものなので、実際には兵式飯盒しか使ってないのですが、まぁ、あるものかき集めても、兵式飯盒将校用飯盒自衛隊の戦闘飯盒2型イタリア軍飯盒トランギアのメスティン、飯盒ではないけど米軍のキャンティーンカップくらいしかない。ロゴスの柄付き飯盒は使い勝手が悪いので売り飛ばしてしまったのだけど、こんな事なら残しておくべきだったと後悔しました。
   さすがにこれじゃ、コレクションとしてはちょっと見劣りするし、おそらく飯盒が取材されるのはこれが最初で最後でしょうから、自分らが持ってるブツを全力出撃させるって事で、急遽、岡谷曹長殿に連絡を入れ、旧日本陸軍の実物のロ号飯盒と将校用飯盒、旧ドイツ軍飯盒、スウェーデン軍飯盒、英軍のメスティンを貸し出してもらい、携帯天幕の上に陳列しました。取材に来た人(可愛い女性)は、目をキラキラさせながら写真撮ってましたが、どうみても骨董市にしか見えませんでしたwww
   撮影してもらうだけでなく、一通り、一個ずつ飯盒の解説をしたのですが、ここからずっと、飯盒についてだけ喋りまくる一日が始まりました。

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飯盒コレクションwは自分のだけじゃ足りないので
前日に岡谷曹長殿から借り受けました
で、3往復して一人で装備運びました(汗)

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アウトドア雑誌という事で、なんとなく体育会系の
ごっつい人が来るイメージをしてたのですが
可愛い女の子が来て、一気に緊張してしまいました(汗)


■飯盒ランキング
   フィールダー編集部から要望されたその2は、「たにし様が選ぶ飯盒ランキングなどをお聞かせいただけると幸いでございます」というものでした。ランキングもなにも、普段使っているのは兵式飯盒だけで、あとはイタリア軍飯盒がたまに。将校用飯盒はオカズ入れ。その他はほとんど使ってなくて、今回わざわざ押し入れから出してきた訳です。しかしまぁ、要望には答えねばなりません。
   ランキング1位は、申すまでもなく兵式飯盒。飯炊くのにもいいし、オカズ作るのにもいいし、冷蔵庫の中でも納まりいいし、普段から一番良く使ってるだけだって、文句なしに1位です。ランキング2位は、イタリア軍飯盒。兵式飯盒より小振りだけで、それが売り。中子や掛子の食器としての機能が秀逸。ランキング3位は、自衛隊2型飯盒。かなりコンパクトで、食器としての機能が優先されていて、お一人様向き。ランキング4位は、スウェーデン軍飯盒。風防、アルコールストーブ付きで、今や新品で9000円もする。最後にランキング5位は、将校用飯盒。これを売っていた金物屋のおっさんが、女の子がランチボックスで買ってったという、いわくの伝説付き。確かに、角形なので鞄の中での納まりはいい。
   実のところ、1位と2位以下は、同率5位だったんですが、解説してるウチにこっちも興に乗ってしまい、それなりにランキングんなりました。選ぶにあたっては、今でも辛うじて買えるものの中から選びましたが、将校用飯盒はもはや製造されてはおらず、流通在庫がたまにオークションに出る程度ですので、ネオクラッシックでオシャレにキメたい女子は、見つけ次第ぜひとも買って欲しいものです。

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あーだこーだと能書きを垂れるワタクシ
もし、取材に来たのが家庭誌や婦人誌だったら
兵隊の格好じゃなくて、ウチに来てもらってたでしょうw

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旧陸軍のカレーの作り方を解説する岡谷曹長殿
なのに、油粉捏(ルウ)作る小麦粉忘れて
カレー汁を作る羽目にwww


■周辺機器
   フィールダー編集部3つめのお願いは、「たにし様がお持ちの飯盒の周辺グッズ(飯盒掛けなど)をご持参いただいて撮影」でした。飯盒掛けは、4つ目のお願いでお目見えさせるとして、スウェーデン軍飯盒を参考にしたオイル缶風防蒸し器を紹介しました。これらの装備は、自分以外にも作ってる人は何人か居ますし、自分が参考にした人もあったのですが、まぁ、早いもの勝ちという事で、右代表で自分が紹介する役を勤めました。
   しかし、これら周辺機器は、実は自分があれこれ研究した結果、ソロキャンプでも困らない飯盒セットの一部なのです。具体的には、風防、飯盒本体、中鍋、鍋掴み、蒸し器、ストラップ、この組み合わせです。取材の方にも説明したのですが、要するに飯盒1個だと、飯を炊いたらオカズを作る事が出来ません。まぁ、飯を掛子や中子に移して飯盒で作るという芸当も可能ですが、もう1個鍋があったら、飯を極力冷やさずオカズが作れる訳です。その為に自分は、昔持っていた3合炊きの飯盒の中鍋で大事にとっているのですが、その中鍋は今は売ってないので、米軍のキャンティーンカップでも代用できるよ、という話しをしていました。
   実際問題としては、ソロキャンプで飯盒というのは、オーバースペック気味ではあるのですが、自分みたいに自動車で車中泊って人もいるでしょうから、こうしたセットを考えるのは無駄ではないと思います。まぁ、家族でオートキャンプって人は、むしろ飯盒が2個くらいは要るでしょうから、こうした心配は無用な訳です。

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今回の周辺機器の目玉は、この飯盒掛け
今日は地面がしっかりしてたので、グラつく事無く使えました


■野戦炊事実演
   フィールダー編集部最後のお願いが、「ご飯を炊く、煮物など、ご自宅でされている調理を屋外で実演していただき撮影」というものです。自分はご飯以外にも、飯盒使って色々料理してるのですが、飯盒オフで料理担当は今んとこ、岡谷曹長殿です。事前の打合せで「たまにはカレー以外のにします?」って聞いてみたのですが、「いや、カレーで」という事だったので、3回連続でカレー決定です。
   飯盒周辺機器のうち、今回の売りは飯盒掛けです。大正期に開発されて歴史の闇に埋もれた飯盒掛けが、なんと21世紀になってメジャーなアウトドア雑誌に紹介される訳です。開発した陸軍一等計手・森悦五郎氏も、さぞかし天国で膝にウサギ抱っこしながら喜ばれる事だと思います。とはいえ、自分個人としては、いささか使い勝手が悪いと感じる飯盒掛けですが、今回は晴れてて地面も締まっていた事もあり、しっかり地面に立てる事が出来ました。
   食材の皮むきを手伝ったあとは、自分の分担である米の準備。米は2合ずつビニール袋にいれ、軍足に入れてあるので、1袋開けるだけです。昔は軍足に直接米を入れたのでしょうが、心悪いのでビニールに入れてるんだって説明しておきました。そのあと、水を2合の線までいれて米を浸水させます。自分の準備はこれで完了。
   問題なのは、熱源がコケネンだけという事。旧軍のレシピがどうとか言う前に、コケネンだけでは汁物を作る際に沸騰とまではいかず、なかなか具材が煮えてくれません。そこで今回は飯はかなり後で火にかけましたが、それでも先に飯の方が出来てしまい、カレーの方がなかなか出来ない。しかも、油粉捏をつくる小麦粉を忘れたって事で、カレー汁しか出来ない事態に。まぁ、それでも取材的にはそれなりに絵になる光景が撮れた様です。

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皆さん、美味しい美味しいって言ってましたけど
自分は大不満!!!
日本軍の縛りがあろうとなかろうと
美味いもの作れて初めて、飯盒の素晴らしさをアピールできるもんです


■猛省を促す
   そんなこんなで、まぁ出来たって事で喫食タイム。もちろん取材の人にも食べて頂いだきました。結果としては、自分としては、決して満足いく出来映えではありませんでした。まぁ、火力の弱いコケネンで、具材を煮るだけのカレーは、食材の歯ごたえ満点の出来映えになってしまうのは仕方ないとして(しかも小麦粉忘れてカレー汁だし)、肝心の飯が、芯飯が煮えた様なパサつく食感で、しかも米を研いでないものだから米臭く、全然美味くない。他のみんなは口揃えて美味い美味いと言ってましたが、岡谷曹長殿以外はリップサービスだった思います。それくらい、出来映えが良くなかったのです。
   自宅では炊飯器なみの出来映えでも、一旦外にでれば、同じ様に出来ないのはこれまでの経験からもよくある事でした。今までは自分らが好き好んでやってただけだったので、それでもまぁ良かったのですが、やっぱり雑誌に載るからには、人前に出して恥ずかしくないものが作れないと。その意味では、自分はまだまだ熟達の域には達してないなぁ、と感じました。
   今回、取材を受けるにあって、あえてインパクトを強くするために、日本兵の格好で臨みましたが、大事な事は、飯盒を如何に上手に使っているか、飯盒が意外にも便利なものであるか、その事を雑誌を通じてアピールする事だと思います。それこそが、飯盒フリークとしての使命だったと思います。そしてそれは、美味い飯を食わせてこそ、初めて説得力を持つもんだと思います。その意味では、今回は上首尾に行かなかったと、あとで猛省しました。
   とはいえ、外で美味く炊くには、やはり経験を積むよりほかありません。料理は万事、センスがものを言います。その感性を磨くのは、経験以外にない訳です。今後の課題としては、屋外で飯を炊く機会を増やして、センスを磨く事だなぁ、と感じました。

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今日の秋ヶ瀬公園は、家族連れのデイキャンパーで一杯
こうやってみると、異様さより地味さが目立ちますね〜〜



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