トランギア

2012年09月24日

   アルコールバーナーやストームクッカーで有名なトランギアですが、実は世界最小と銘打った飯盒を出しています。その名も「メスティン」です。飯盒と言っても、いわゆるソラマメ型ではなくて、長方形です。日本の兵式飯盒がドイツ軍のそれを摸しているとしたら、このメスティンは昔のイギリス軍のそれを摸している様です。大きさは16.5×9×6.5cm、確かに小さいです。米の飯が1合やっと炊ける容量しかありませんが、それでこそ世界最小と銘打てる容量です。

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ハンドルは折りたたみ式で、炊飯時は取り外す事も出来ます
アルミの無垢ですが、上手に炊けば焦げ付かないのは
兵式飯盒や角形クッカーと同じです。


■ケースとしてのメスティン

   このメスティン、基本的にはクッカーなのですが、ネットでよく見かけるのはケースとして活用している事です。たしかに、これ一個だけでは飯か湯くらいしか作れない訳で、いくら軽量小型を目指す人でも、よく出来た物が豊富になった時代には、もちっと良い物を装備してます。しかし、手頃な大きさで、四角だからパッキングもし易く、かつ金属製なので剛性も高い、という事で、アルコールバーナーをインして使おうと考える人が、意外に多い様です。

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まずはトランギアTR-B25
余裕で入ってしまいます。むしろスカスカ
五徳はアリゾナストーブでしたらイン出来ますし
トライアングルスタンドなら外側にバンドで止める形で携帯します

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なんと、スウェーデン軍のSVEA NCがイン出来ました
しかも、ケイネン160の五徳も輪を締めれば入りました

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実は、滅多に使わない物同士で
普段はエスビットと予備燃料のケースに使っています
ただし、良く洗わないと、タブレット臭くなっています


   小型のアルコールバーナーだからこそ出来る芸当ではあるのですが、これだけでも最低限のクックセットが出来る事を考えたらエライもんです。これにキャンティーンカップでもあれば、贅沢な物を食べないのであれば十分事足りそうです。


■メシを炊いてみる
   ケースとして役立っても、実際にクッカーとして役立たなければ意味がありません。湯を沸かしたりラーメン煮たり、という任務には、どんなクッカーでも使えますが、自分としてはメシが炊けるかどうかが、クッカーとカップの境目になっています。
   まず注意点としては、このメスティンには兵式飯盒の様な水量線は付いていませんので、1合の水加減がどの辺にあるか知っておく必要があります。まぁ、飯盒メシを何度も炊いていれば、大体米の量とクッカーの高さで水加減が判るようになってきます。少ないよりは多い方がまだ救いがあります。
   次の注意点としては、左右に出っ張る形になりますので、バランスを崩さない様に注意する事。そして喫水の浅いクッカーですので、吹きこぼれが結構盛大ですので、適宜フタを外して要すを見てやる必要がある事です。アルコールバーナーと言えども、結構火力が強かったりする事もありますから、場合によってはハンドルを付けて手で持ち上げて、火加減を調整してやる必要があります。

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エスビットで炊いてみましたが、結構噴きました
吹きこぼれ防止に、ベニヤ板などを敷いておきましょう

20120705_02
こんな具合にイイ感じにご飯が炊けました
ただし、この後にアルコールバーナーなどを収納しなければならないので
キレイに食べて、お茶でも沸かして、ぬめりを取りましょう


   こんな具合で、立派に使えるクッカーですが、実際にはウチで待機、という事が多いです。それでも今でも売られているところをみると、一定のユーザーは居るのでしょう。ちなみに、ラージメスティンなるものも売られていて、こちらはもっと弁当箱らしい大きさをしています。もっとも、小さい方のメスティン以上に使い途がなさそうで、今だに手が出ませんがw



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2012年07月02日

   トランギアのTR-B25に純正の五徳しなくて、もっとコンパクトな五徳はないのかと探していたら、見つかったのがこのアルミ製の五徳でした。アイデア商品とも言うべき製品ですが、純正の五徳に比べて、圧倒的にコンパクトかつ軽量で衝撃的な商品でありました。その後、国内からは姿を消してしまいましたが、海外ではWestwind Stoveと名を変えて、今でも売られている様です。また簡単な構造から、自分で作ってしまう人も沢山いるようです。

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同じ形の3枚のアルミ板を組み合わせる事で自立させます
時々、上下を逆にして使っている人がいますが
これが正しい向きです


   このスタンドの特徴は、畳めばペラペラのアルミ板なのに、組めばそこそこの剛性があって、結構な重さの鍋でも置けてしまう事です。むろん、地面にめり込むほどの重さは考え物ですが、4合炊きの飯盒などを置いても余裕で料理が出来ます。ただし、逆にシェラカップの様な底の小さい鍋は置けず、ソロ用のクッカーなどは微妙なサイズが多くて、絶妙なバランスの上に置く、なんて事も結構あります。

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アルコールバーナーを入れる事で、しっかり自立します
ただし、小さい鍋は載せられません
このポットは底が直径85mmくらいですが
辛うじて安全に載っている、という感じです


   五徳は開放型なので火が割れる事なく出るので、意外に強い火力を持っています。ただし、風には弱いので、外で使う時には風よけを設けなければなりません。室内で使う分には、強すぎると感じる事もあるくらいで、その場合は過旅調整蓋で調整します。

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余熱が済んで全力運転になると、こんな風になります
意外に火力が強くて、無風状態だと
あっという間にお湯が沸きます


   純正五徳のTR-281でも触れましたが、トランギアTR-B25の火の消し方はアルコールランプと同様、バーナーヘッドに蓋を被せるやり方です。そのまま、ポコンと被せられるのが良いです。火力調整フタ(写真で手で持っているもの)を使っている時は、まずラジオペンチなどでフタを取り除き、奥に見えている液漏れ防止のフタを被せて消します。

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フタを上から被せて消火します
時々失敗してずれたりする事もありますが
落ちついてやり直せば大丈夫です


   コンパクトで薄いトライアングルスタンドですが、形がバーナーとは全然違うので、一緒くたにパッキングするのには難があります。とは言え、純正の五徳に比べればコンパクトですので、そこは頭を使ってイイ感じにパッキングしていました。アルコールバーナーの人気の一つは、「頭を使える」という部分ではなかろうかと思っています。

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灰色の袋は、自分が作ったオリジナルです
角形クッカーを使う時は、バーナーをクッカーの中に入れ
スタンドはクッカーの底の外に当てる様にしてパッキングしてました


(初出:2005年10月24日



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tanisi_corp at 00:01コメント(0)
   オプティマス123Rでトラディッショナルなバーナーの味をしめた訳ですが、背中に荷物を担いで出掛けるとなると、少しでも荷物を軽くしたい。そこで目をつけたのが、オプティマスに輪を掛けてトラディッショナルに見える(古さならオプティマス123Rの方が古い)トランギアTR-B25だったのです。
   アルコールバーナーは火力が弱い、という事で敬遠されがちなバーナーなんですが、確かに弱いです(爆)。具体的にどう弱いかと言うと、ガソリンやガスのバーナーなら、キャンティーンカップの水が4分もあればボコボコ沸いてきますが、アトランギアTR-B25では10分たってもチロチロと細かい泡がガップの底から上がってくる程度です。トランギアTR-B25、元はストームクッカーのバーナーとして使われるもので、ストームクッカーにはフライパンも付いているくらいですから、フライが作れるほどの火力を発揮するはずです。もっとも、風から保護され熱が逃げない構造のストームクッカーならそれくらいの火力があるのでしょうが、むき出しではかなり弱まるのかもしれません。

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●タンク容量/113cc●燃焼時間/56分●サイズ/径7.5×高4.5cm●重量/110g


   しかし、それでも立派にメシも炊けますし、ラーメンも作れます。特にメシは弱い火力が幸いしてガソリンバーナーよりフックラ炊けます。火力が弱くて困るのは、メシ炊いた後にラーメンがなかなか煮えないとかその程度で、「そういうもんだ」と思えばどういう事ない程度の不便さにしか感じません(爆)。
   風には弱い、と言うか、風に吹かれても火力を落とすまいて必死になって燃えてくれるんですが(かなり健気です)、その分燃料消費が激しくなります。

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こういう状況下では、あっという間にアルコールがなくなります
(2005年12月31日、本須賀海岸にて)


■TR-B25のタンク容量
   ところで、これまであまり気にもしてなかったのですが、TR-B25にはどのくらいのアルコールが入るのか。メスシリンダーで計ってみました。
   いつも入れる量は、入る容量一杯いっぱい、ヘッドの回りの穴からアルコールが染み出してきたら慌てて入れるのを止める、といった感じでした。カタログスペックでは50ccと書いてあるのですが、実際は113cc入りました。どうりで飯盒メシが3回も炊けたはずです。一応、50ccのアルコールで25分燃焼するそうですが、113ccだと56.5分燃焼する計算で、大体3回はメシが炊ける時間、燃えるという事です。

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本当はアルコールを入れっぱなしで保管しない方が良いらしい


■TR-281…トランギアの悩ましい悩み
   トランギアTR-B25は、もともとはシステムクッカーのバーナーとして使う目的で開発されたと思うので、これ単体では使う様には考えられてなかったと思うのです。とは言え、こんだけコンパクトなモノをコンパクトに使えないというのは些か問題と考えたのか、トランギアの方でも簡易な五徳を出しています。

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トランギアTR-281
アルミの打ち抜き製で、軽い割には結構重い物が載せられます


   この五徳も、やはり元はミニトランギアという、簡単な鍋とフライパンのシステムクッカーに組み込まれていたものでした。今のところ、トランギア純正の最小の五徳がこれですが、シェラカップの様な鍋底の小さなクッカーを載せる事は出来ません。ただ、そこそこ頑丈ですので、4合炊きの飯盒とか載せても大丈夫です。
もっとも、この五徳をしても嵩張る感は否めません。しかも形が形だけに、このままではパッキングするのもためらわれます。結局、他のクッカーの中に収納する形でないと行けませんので、バーナー自体のコンパクトさが活きない事になってしまいます。

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飯盒とかなら大丈夫ですが
キャンティーンカップや細口コーヒーポットはギリです

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収納はこういう形を取らざるを得ない
しかも、入れれるクッカーは大きめになってしまう


   この五徳は、上がイケイケに開いてますので、火を消す時に火力調整キャップをポンと被せて消す事が出来ます。というか、それがこの種のアルコールバーナーの正しい火の消し方なので、それが出来る様に考えて作ったのでしょう。これがバーナーヘッドに載せるX型の五徳だと、まずX型の五徳を外さねばならないので、ちょっと面倒です。

20120629_112457
火の消し方は至って簡単
もっとも、時々失敗して、斜めに被ったりする事がありますがw


(初出:2005年10月24日



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2005年10月24日

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●タンク容量/113cc●燃焼時間/56分●サイズ/径7.5×高4.5cm●重量/110g


   オプティマス123Rでトラディッショナルなバーナーの味をしめた訳ですが、背中に荷物を担いで出掛けるとなると、少しでも荷物を軽くしたい。そこで目をつけたのが、オプティマスに輪を掛けてトラディッショナルに見える(古さならオプティマス123Rの方が古い)トランギアTR-B25だったのです。
   アルコールバーナーは火力が弱い、という事で敬遠されがちなバーナーなんですが、確かに弱いです(爆)。具体的にどう弱いかと言うと、ガソリンやガスのバーナーなら、キャンティーンカップの水が4分もあればボコボコ沸いてきますが、アトランギアTR-B25では10分たってもチロチロと細かい泡がガップの底から上がってくる程度です。トランギアTR-B25、元はストームクッカーのバーナーとして使われるもので、ストームクッカーにはフライパンも付いているくらいですから、フライが作れるほどの火力を発揮するはずです。もっとも、風から保護され熱が逃げない構造のストームクッカーならそれくらいの火力があるのでしょうが、むき出しではかなり弱まるのかもしれません。

trangia_storm_l.jpg

   しかし、それでも立派にメシも炊けますし、ラーメンも作れます。特にメシは弱い火力が幸いしてガソリンバーナーよりフックラ炊けます。火力が弱くて困るのは、メシ炊いた後にラーメンがなかなか煮えないとかその程度で、「そういうもんだ」と思えばどういう事ない程度の不便さにしか感じません(爆)。
   風には弱い、と言うか、風に吹かれても火力を落とすまいて必死になって燃えてくれるんですが(かなり健気です)、その分燃料消費が激しくなります。

■TR-B25のタンク容量

   ところで、これまであまり気にもしてなかったのですが、TR-B25にはどのくらいのアルコールが入るのか。メスシリンダーで計ってみました。
いつも入れる量は、入る容量一杯いっぱい、ヘッドの回りの穴からアルコールが染み出してきたら慌てて入れるのを止める、といった感じでした。カタログスペックでは50ccと書いてあるのですが、実際は113cc入りました。どうりで飯盒メシが3回も炊けたはずです。一応、50ccのアルコールで25分燃焼するそうですが、113ccだと56.5分燃焼する計算で、大体3回はメシが炊ける時間、燃えるという事です。

trangia_alco.jpg
本当はアルコールを入れっぱなしで保管しない方が良いらしい


■トランギア用ゴトク…トランギアの悩ましい悩み

   トランギアTR-B25の最大の弱点は、バーナー本体のコンパクトさを損なう様なデカいゴトクしか無かった事でした。もっとも、昔持っていたスウェーデン軍の飯盒も、飯盒にセット出来るデカいスタンドにアルコールバーナーを置いて温める様になってましたから、スウェーデン人の発想ではアルコールバーナーのゴトクはデカくて当然(その代わり対風性能は高い)なのかもしれません。色んなメーカーからゴトクが出てましたが、今一つなものばかりでした。

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   そうこうするウチに、トランギアからトライアングル・スタンドという、アルミ板を3枚組み合わせるスタンドが出て、ようやくバックパッカーストーブらしくなりました。さらにはハローマークデザインからアリゾナストーブが発売され、トランギアのゴトク問題は解決したのでした。

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アリゾナストーブは今は廃盤になりましたが
OD BOXからアルコーリックストーブとして再販されています

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ライアングル・スタンド
今はトランギアのラインナップから消えていますが
海外でWestwind Stoveとして売られているみたいです

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細心の注意を払って湯沸かし中
大きな鍋釜は大丈夫ですが
シェラカップクラスになると、ゴトクの内径が大きくて
乗せる事が出来ません

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トランギア純正のTR-281
トライアングル・スタンドより嵩張りますが
熱効率はこちらの方が良い様です
ただし、小さいカップな乗らないんですが




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