プリムス

2012年07月08日

   キャンプ用のバーナーなりコンロなりストーブなりは、「これぞ逸品!」というのはなくて、どこかしら長所短所があって、その時々によって必要性や重要性が変わり、その都度、必要と感じる物を買うので、アイテムが増えて行く傾向にあります。
   去年の夏に、トランポ用バーナーをイワタニのカセットガスジュニアバーナーからイワタニプリムスIP-2243に変えたばかりですが、さっそく不具合を感じる事がままあり、手を出すまいと思っていたP-153にとうとう手を出してしまいました。

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出力:4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)
ガス消費量:245g/h
燃焼時間:約55分(IP-250タイプガス使用時)
ゴトク径:大148mm/小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
本体重量:110g(本体99g+点火装置11g)


■変更の理由
  一番の理由は、IP-2243のバーナーヘッドが大釜用で、ソロ用のクッカーやコーヒー沸かし用のパーコレーターを載せると、火が大き過ぎてかえって使いにくかった、という事です。キャンティーンカップなどの場合は、火を小さくすれば使えるのですが、パーコレーターの場合はそれなりに火を強くする必要があるのですが、火がポットの外に出て取っ手の部分を焼く様な感じで、非常に具合が悪いく感じました。
   また、レースなり練習なりで、米の飯を炊いたりラーメン煮たり、という事は徐々に減って来ており、現地で食べるにしてもどこかで食べ物を調達してきて食べる、という感じになってきています。逆にドタバタ忙しい事が多く、さっと取り出してさっと使えるタイプのバーナーの方が利便性が高い、つまるところ、カセットガスジュニアバーナーの方が使い勝手が良かった、という事を再認識したのでした。
   ところが、カセットガスジュニアバーナーは自宅でコーヒー淹れるのに重宝し始めており、かつ同じバーナーを2つ買うのも何だしなー、という気がしたので、ここは一つ、景気付けに前から目を付けていたP-153を買ってしまえ、という次第になったのでした。

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IP-2243、パーコレーターを載せるとご覧の有様
火は全部ポットの外に逃げてしまいます

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その点、P−153なら小さいカップでも問題ありません
もっとも、大きな飯盒とかでは具合が悪いでしょう


■IP-2243とのサイズ比較
   そもそもP−153はソロ用のかつ登山用のバーナーとして開発されていますから、コンパクトさに掛けては群を抜いています。むしろ、搭載サイズにあまり制限がないトランポ用としては、無駄に小さいという事になろうかと思います。しかし、車中泊での運用においても、使い方はソロキャンプと大差ない事から、この手のコンパクトなバーナーの方が使い出がありそうです。複数人でオートキャンプをする時は、その時用の装備を使うという事で、トランポ常備用としてはこれで行こうと思います。

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IP-2243との本体比較
もはや比較にならない大きさの違いです

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パッキングサイズでもこの差
最近のコンパクトバーナーのケースはソフトケースが主流ですが
どこかのポケットやクッカーの中に仕舞うのが当たり前になったからでしょう


■火力
   P-153の最大の特徴は、その成りに見合わぬ火力であると思っています。自分が知る限り、出力3,600kcal/hというのは、コンパクトバーナーで最大級です。とはいえ、低地でそんな強力な火力が必要である訳もなく、元々は高山でも使用できる様に、という事でしょう。もっとも、冬のBTC市貝では、カセットガスジュニアバーナーでは火力が弱いせいか、芯飯しか作れなかった、という事もありましたので、火力が強いのは心強い事です。

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これが弱火
ガスバーナーなので火力調整はお手の物です

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最大火力。音も結構強力です
まぁ、ここまでガンガンに燃やす事は滅多にないと思いますが


■使い勝手
   以前、オプティマスCRUXを使った時に感じたのは、五徳の足が3本しか無くて安定性が弱かった上に、バーナーヘッドがグラグラして益々安定感がない、という事でした。それ故にCRUXは早々に売り飛ばしてしまったのですが、このP-153はその辺りの欠点をクリアしています。CRUXよりは多少コンパクト性に欠けますが、しっかりした造りである事の方が重要です。

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五徳は4本足で非常に安定性があります
かつ、延長出来るので多少大きめの鍋でも載せる事が出来ます

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250カートリッジを付けたIP-2243との比較
110カートリッジにも関わらず、かなり背が高い事がわかります


■意外な収納法
   さて、このP-153をどうやって用具箱に入れようか。というのも、ここまでコンパクトだと何かに入れておかないと用具箱の中でどっか行ってしまいそうです。一番良いのは、深底円筒型のクッカーに入れる事でしょうが(そういう運用を念頭に、バーナーもクッカーも設計されている)、深底円筒型クッカーの使い勝手の悪さ故、こちらも売り飛ばしており、今さら買い直す気にならない。
   となると、角形クッカーに納めるか、と考えた訳ですが、こちらは110サイズのガスカートリッジが一緒に納められない。それ以前に、去年の夏にこのクッカーを搭載して以来、一度も使った事がない。湯沸かしはキャンティーンカップかパーコレーターだったのです。
   そこで、ふと「キャンティーンカップに納められないか」と思い立ち、やってみたら、意外は意外、いい感じに納まってしまいました。まるで誂えたみたいにピッタリです。これだと、湯を沸かしたい時にサッと取り出して使えます。その様な訳で、角形クッカーもトランポから下ろされる事になり、IP-2243と250カートリッジの分も合わせて、相当な省スペースとなりました。

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こんな感じで納まります
無論、むき出しであはアレなので
カートリッジは軍手に入れて、バーナーも収納ケースに入れます
バラバラにならない様に、汎用のメッシュバッグにいれました

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110カートリッジなら、パーコレーターの中にも入れられます



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tanisi_corp at 00:00コメント(4)

2011年08月29日

   イワタニプリムスのIP-2243には格別の思い入れ、というか思い出があります。このバーナーを買ったのは、1994年の1月の事で、冬場のサバイバルゲームで冷たいメシを食うのがつらくて、簡単に温められる装備という事で日増しに欲しくなり、1週間前にギックリ腰をやってずっと休んでて、ようやく治ったところでいてもたってもいられなくなり、バイクに乗って池袋のアウトドアショップまで買いに出掛けたものの、前の日が雪で所々まだ雪が残っていて、アイスバーンで思いっきり転けて痛い思いしながら帰ってきた、、というマヌケな思い出があります。
   さらに遡れば、高校生の頃、MONOマガジンの別冊のサバイバルマガジンに、イワタニプリムスとEPIの紹介記事があって、なぜかプリムスのIP-2243とIP-2245(ガスランタン)に惹かれて、いつか欲しいと夢見たというのがありました。(関連記事→たにしのバーナー遍歴

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奥で飯盒煮てるのが、初代のIP-2243SA
250缶用のパワーブースターがついている



   いろいろなバーナーやストーブを買いましたが、何だかんだで一番良く使ったバーナーだと思います。その割りには、他に興味が向くと売り飛ばしたり譲ったりしたりして、今回でこのIP-2243は3度目の購入となります。1度目は液燃バーナーに興味が行って手放してしまい、2度目は軽量小型のガスバーナーに目移りして手放しました。さすがに3度目はないようにしたいと思います。


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出力:4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)
ガス消費量:250g/h
燃焼時間:約55分(IP-250タイプガス使用時)
ゴトク径:120mm
収納サイズ:10.7×10.7×5.9cm
本体重量:253g


■IP-2243の使い勝手
   組み立ては至って簡単で、バーナーヘッドにバルブ(火力調整ノブの付いてる首)を付けて、ガスカートリッジに付けるだけ。実に簡単です。五徳や足を広げたりする手間は無しです。些細な事ですが、この簡単さ加減が好きです。
   着火は、ガスコック捻って、点火装置で着火するだけ。まぁ、この辺りは最近のガスバーナーに全部共通の便利さですが、IP-2243が世に出たばかりの頃は、その点火装置が付いてなかったそうです。また高山ではその点火装置が役に立たないそうで、どっちみちマッチとか持って行くんだから、という事で、外す人もいるとか。まぁ自分は便利なので付けたままです。
   昔はこのバーナーで、主に飯盒やキャンティーンカップを使っていたのですが、シェラカップの様な小さいカップは使った事がありません。まぁ、小さいのでデカいバーナーヘッドを持て余してしまう、という事情もあるのですが、小さいカップを使う時は、火力を抑えめにしてバーナーの端っこで使うのが良い様です。逆に飯盒以上の大きな鍋を使った事がなかったのですが、デカイ鍋用に延長五徳が売っていました。今はラインナップから外れているのですが、もともとのゴトクがしっかりしてるので、あってもなくても良い印象を持っています。
   自分が初めてこのバーナーを買った頃は、とかくガスは火力が弱い、寒くなると途端にダメになる、という事で、パワーブースターが別売でありました。自分も持っていたのですが、それを使うより自分の手でガスカートリッジを温めた方が効果がありました。そうこうしているウチに、寒冷地用のガスカートリッジが売り出される様になり、パワーブースターは姿を消しました。

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昔はこんな風に、キャンティーンカップを乗せてお湯沸かしてました
この程度のクッカーなら、ロングスピンドルでなくても大丈夫

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X字ゴトクなので、小さいカップでも乗ります
ただし、火がカップの外側に被る感じになります

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一番最初にかったSAはナイロンポーチでしたが
その後、プラケースに変わりました
トランポに積むなら、こっちの方が良さそうです


■トランポ用バーナーとして復活
   今回改めて手に入れたのは、トランポ用のガスバーナーとしてです。このIP-2243はバーナーヘッドが大きくて、ソロ用としては無駄 が多い形状をしています。それ故に個人装備としては外す事になったのですが、その大きさが今回は必要となりました。
   これまでトランポに積んでいたバーナーは、イワタニのカセットガスジュニアで すが、これは何か特別の理由があって使っていた訳でなくて、たまたまウチで余っていて、カセットガスを使うバーナーなのでガス切れになってもどこでも買え る、というメリットがある程度です。実際問題としては、ガス切れになる前に補給しますので、どこでも買えるメリットはあまり関係がありません。
   それでも一人で煮炊きする分にはこのバーナーでも十分なのですが、この2年トランポを運用して、レースだのスクールだので泊まりで何人かとメシを食う機会 があり、その時料理に使う鍋釜が家庭用の大きめの両手鍋だったりする場合が多いのですが、そうなるとバーナーヘッドの小さいソロ用のバーナーでは、ちょっ と使い勝手が悪いな、という風に感じる様になったのでした。
   そこでこのIP-2243の事を思い出した訳ですが、たまたま火力調整のスピンドルが長いIP-2243FPAがクッカーセットと一緒に出品されていたので、首尾良くゲットしました。

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今回、IP-2443の必要を感じたのは
このくらいの鍋を使う機会が増えたからです
ロングスピンドルなので、鍋をどかさなくても火力調整できます

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昔、大鍋を乗せる用に、延長ゴトクが売ってましたが
まぁ、そこまでの必要はないでしょう
このIP-2243は現行モデルもありますが、昔の奴の方が作りがしっかりしてる気がします

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左がカセットガスジュニア
こうやって比べると、IP-2243は複数人向けなんだな、と感じます

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パッキングサイズの違い
バーナーケース自体の大きさは大差ありませんが
ガス缶の収まり具合が右の方が優れてます


   トランポでコンロというと、大体皆さん、カセットコンロを使っているのですが、カセットコンロは嵩張るので却下しました。まぁ、使い勝手から言えば、カセットコンロの方が上かもしれないのですが(何せ家庭用ガスコンロと同じ形ですし)、やっぱり雰囲気ってものも大事にしたいですしね。



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