作ってみた

2016年03月23日

   白米220gに押麦70gのいわゆる麦飯は、軍隊で兵食として用いられていた特異さから、かなり昔からつどつど食べていたのですが、その一方で玄米はこれまで口にする事がありませんでした。その理由は、実家でも出た事がない事と、いざ買おうと思ったら意外と割高である事。そして、炊きにくいだの美味くないだのといった評判の為でした。しかし、昨今の健康食ブームで玄米も見直されているとの事で、今回、玄米を炊いてみる事にしました。

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LIFEで売っていた、あきたこまちの玄米
2kgで853円は比較的安いです


■弱火→強火
   なにせ初めて玄米を炊くので、まずはネットで炊き方を調べてみました。そして分った事は、まず水に浸けねばならない事(夏場なら4時間、冬場なら8時間)、そして、最初は弱火で15分炊き、その後強火で10〜15分炊く、という事でした。水に長時間浸けねばならないのは、米を膨張させ、糠を柔らかくして割る為の様です。しかし、弱火の後に強火で炊く、というのには違和感を感じました。というのも、それは漏れなく底を焦がしてしまう炊き方だからです。
   ともあれ、この炊き方をやってみたのですが、特徴的だったのは、沸騰しても噴きこぼれがなく、蓋も持ち上がらず、グラグラと煮えてる感じが暫く続きました。強火に切り替えて5分ほどして、ようやく重湯状になってきたのですが、10分もしないウチに湯気が焦げ臭くなってきたので、底が焦げてると判断して火を止めました。その後、中身をかき混ぜて15分蒸らしました。食べてみた感じは、確かに殻っぽい食感がするので、自然によく噛むのですが、味は思っていた以上に悪くなく、むしろ麦飯よりも全然美味いと感じました。ただ、予想通り、底は焦げていました。
   ご飯の炊き方で、よく「弱火→強火」という風に説明しているのを見かけるのですが、これはやはり間違いではないかと思います。

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8時間水に浸した玄米
水を吸って膨らんでいます

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弱火で15分炊いたあと、強火へ
10分もしないウチに焦げ臭い匂いがして来ました

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強火に切り替えて2分くらいした状態
やっと重湯になりました

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炊きあがった時のカニ穴が
白米の時よりも明確に出来ています

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案の定、底を焦がしてしまいました


■強火→弱火
   やはり、あとで強火にするのは、どう考えても底を焦がしてしまう、という事で、今度はいつも通り、先に強火、そして弱火に切り替える方法でやってみる事にしました。ポイントは、白米の場合は、沸騰したら直ぐに弱火に切り替えますが、玄米の場合は沸騰してもそのまま強火で炊き続け、10分したら弱火に切り替える、という事です。米が糠に包まれている分、強火時間が長いという事です。
   実際にやってみたところ、スタートから沸騰後、7分目辺りまでは、激しく沸騰してても中の水は重湯状態にならず、その後、ようやく糠が割れるのか徐々に重湯状態になって煮こぼれする様になり、沸騰10分後に弱火に切り替えてからは、激しく湯気を吹きつつ噴きこぼれして、5分そこらで重湯が消える、という状態でした。
   炊きあがりは、弱火→強火方法よりもフックラした感じで、もちろん、底の焦げ付きもなし。「強火でスタートし、5分ほどで沸騰、そのまま強火で10分煮て、弱火に切り替えて5分で重湯が消える」どうやら、これが玄米を炊く時の基本的な方法の様です。
   この炊き方を踏まえた上で、台所のガスコンロやファイヤーボックスでも炊いてみましたが、火器によって火加減は異なるものの、同じ炊き方で同じ炊きあがりを再現する事が出来ました。

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玄米を洗う時は、水の中で掌を擦るようにします
浸けた水は捨てるので、この手のザルが便利です

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水加減は、米2合に対して、水600ml
白米の時より少し多めです

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沸騰後、5分経過した状態
まだ重湯になってません

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重湯化すると、噴きこぼれがそれなり出て来ます

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炊きあがりは、やはりカニ穴がくっきりです
かき混ぜて蓋をして、15分蒸らします

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弱火が後回しだと、底が焦げません


■ビックリ炊き
   玄米を炊くためには、玄米を長時間水に浸けておく必要があるのですが、浸水の必要の無い炊き方に「ビックリ炊き」というのがあります。方法は、まず米を洗って、規定の水加減をして、上記の通り、強火で炊いて、弱火に切り替え、重湯が消えた辺りで米の0.8〜1.2倍の冷水を入れてかき混ぜ、そのまま弱火で10〜15分炊く、というやり方で、途中で冷水をいれてビックリさせる事から、ビックリ炊きという様です。
   実際やってみたところ、強火から弱火に移行しても水は重湯にならず、そのまま蒸発してなくなった感じです。そこに水を入れてかき回し弱火で炊き続けたのですが、その頃になってようやく水が重湯化して噴きこぼれが出る様になり、それでも10分そこらではまだブクブク言っているので、結局15分弱火に掛け続けました。さっするに、浸水してないので、糠も米も水を吸っておらず、そのためか糠が割れず米も炊き切れてない感じでした。ところがビックリ水を入れてから、急に重湯化して噴きこぼれし始めました。結果、15分後、良い感じに炊けました。
   ビックリ炊きでは、ビックリ水を入れてから、さらに15分炊くという事で、スタートから終了まで、トータルで35分かかりました。何時間も水に浸けておく手間がなく、炊きたい時にすぐ炊けるメリットがありますが、白米の場合の3倍の時間が掛かっています。

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ささっと水を注いで、手早くかき混ぜます

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普通の炊いた時よりも、やや柔らかい感じです
しかし、この方法でも美味しく炊けます


■玄米飯に合うオカズ
   玄米というのは、白米よりは味のあるもので、かつ殻たる糠もある事から、あまり味の濃いオカズは合わない気がします。特に洋風のオカズは、玄米の美味さを引き出せない様に感じます。その玄米に合うオカズとは、日本伝統の一汁一菜、即ち、みそ汁に漬物であると自分は感じました。
   一汁一菜というと、貧相なオカズの代名詞みたいなところがありますが、ところがどうして、これは美味いのです。それこそ、みそ汁と沢庵だけで、ご飯2合行けてしまう勢いです。「昔の人は貧乏で、オカズはほとんど食べずに飯ばっかり食ってた」なんて話しもあるのですが、実際に一汁一菜をやってみると、むしろ、好き好んでこういうのを食べてたんじゃないか、と思います。
   栄養学的には、玄米は完全食と言われるくらい、滋養豊かであると言われています。その栄養素は、糠の部分に多いそうで、白米は精米して栄養豊富な糠を取ってしまうので、白飯ばっか食べてると脚気になったり、という話しがある訳です。(まぁ、白ご飯も、直火で炊いたご飯は、めっちゃ美味いのですが)

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玄米ご飯にたくあん。これが猛烈に美味い!

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みそ汁と福神漬け
流石にこれだけでは何なので、レタス付けました

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レトルトの中華丼ぶっかけました
これでも美味いですが、やっぱり漬物の方が合います


■玄米のデメリット
   玄米が見直されるにつれ、玄米のデメリットも声高にアピールする向きもあります。自分は栄養学には詳しくないので、ここでは論じませんが、一つ確実に感じたのは、玄米飯を3日立て続けに食べたら、お通じがとても良くなりました。玄米の効能で一番に上げられるのは、デトックス効果ですが、それは確かにある様です。
   玄米を巡るメリット・デメリット論争は昔からあった様で、先の大戦中も、東條英機首相が玄米食を進めようとするのに対して、陸軍の栄養学者の川島四郎大佐が反対した話しなどが伝わっています。もっとも、この話しは玄米の栄養面での可不可論ではなく、白米に対して玄米の方が炊く手間とコストが掛かり、国家危急の決戦下には似つかわしくない、といった部分での話しだった様です。確かに、玄米は炊くのに手間ひまが掛かります。しかし、その手間ひまの部分を度外視できるのであれば、栄養的なメリットは軍の栄養学者らも認めざるを得なかった様です。
   決戦下でない現在において、玄米の大きなデメリットは、白米みたいにスーパーに売っておらず、ネットで注文するくらいしか、まとまった量を買えないという事だと自分は感じています。しかも、30kgとか大量で、一人暮らしではなかなか消費し切れない。その上、害虫は玄米の方がわき易く、保管にも気を使う訳です。もっとも、対策として、辛苦パックにして発売するなどの工夫もなされる様になりました。スーパーで売っている白米よりは、若干高めではありますが、健康食品として考えれば、妥当な値段とも言えます。
   玄米の食感や味がどうしてもダメ、という人もいるのですが、自分は麦飯より遥かに美味いと感じます。その決定的違いは冷めた時で、玄米飯は冷めても美味い。白米の場合もそうですが、冷めても美味い飯は、本当に美味い飯です。そして、別に圧力釜とか使わなくても、飯盒でも十分美味い玄米飯が炊けるのを発見したのが、今回の成果でした。

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余談ですが、飯盒の掛子はすり切り1杯で2合という事ですが
重さは290gしかありません
今、米2合は300gとされているのですが
飯盒が開発された頃と今では、どうも米の嵩と重さに違いがあるようです



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tanisi_corp at 22:00コメント(4)

2015年09月09日

   このところ、置き換え食品という事で、ご飯の代わりにサツマイモを飯盒で蒸かして食べているのですが、サツマイモばっかり食べてても飽きるので、ポテトサラダを作ってみる事にしました。ポテトサラダというと、子供の頃、オカンに言いつけられて、ジャガイモ潰してこね回すのをよく手伝わされていました。そんな訳で、敢えて取り上げるほどの珍しい物でもないのですが、飯盒で作るというのは珍しいと思うので、あえてレポートします。

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ポテトサラダは簡単に出来るだけに
それこそ家の数だけ作り方があると思います
たにし家では、これらの他に
キュウリと伊藤ハムのポールウインナーが入ってましたw


   まずは、飯盒にたっぷり水を入れて湯を沸かし、沸騰したらジャガイモを投下して、沸騰したら中火で10〜15分ほど煮ます。要は、ジャガイモの芯まで茹でれれば良いので、時間はあくまで目安です。良い頃合いを見計らって、竹串を刺して、真ん中くらいまで入ればOKです。
   ジャガイモを湯がいている間に、タマネギ、人参の下処理をします。タマネギはスライサーで薄切りにして水にさらし、人参は細切りにしておきます。

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飯盒でガンガン湯がきます
昔、ドイツ兵はエスビットでジャガイモ湯がいたりしてたそうですが
温め直すくらいならともかく
こんな感じで湯がけたのか、今度試してみようと思います


   ジャガイモがやっつけれたら、ジャガイモを引き上げて、水を取り替え、今度は人参を湯がきます。ただし、いつまでも湯がいてると、グズグズになってしまうので、2分くらい、サッと湯がく程度です。人参を湯がくかどうかは、これも好みによって分かれると思うので、人参のカリカリした食感が楽しみたい人は、生のままでも良いと思います。
   タマネギは生のままの方が良いと思います。恐らく、湯がくとヘナヘナになってしまい、タマネギらしい味わいが無くって、みずっぽいポテトサラダになると思います。

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にんじんはサッとだけ湯がきます
湯切りは箸でもいいですが、飯盒蒸し器を宛てがっても出来ます
何にしても、熱いので取り扱い注意です


   人参がやっつけれたら、ジャガイモの皮を剥いて飯盒に入れます。作るのが簡単と言われるポテトサラダの一番難しい工程が、このジャガイモの皮むきだと思ってます。何たって熱い。熱々のジャガイモを触りながら、皮をぺろぺろめくって行かなければならないのです。面倒な上に、熱い。まぁ、冷えてしまうと何かと不都合なので、熱々言いながら皮剥きます。

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ごろんごろんと放り込んだジャガイモ
皮剥き終わる頃には、素手で触れる温かさになってますw


   今度は、ジャガイモを潰しにかかります。擂り粉木を使って潰すのですが、最初はころっころ転がってやりにくいので、杓文字で4分割くらいにしてからやっつけます。一般的にはボウルなどでやる事が多いと思うのですが、飯盒だと角のエッジが立っているので、ジャガイモが逃げにくく、ガシガシ潰す事が出来ました。

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最初は杓文字でぶつ切りにして
そのあと、擂り粉木で粉砕www


   良い感じにジャガイモが潰れたあと、マヨネーズとタマネギを入れて良い感じにかき混ぜ、塩こしょうで味を整えます。マヨネーズは多めに入れれば、それは美味いのですが、ダイエットの見地から若干少なめにしました。芋イモした食感が楽しめますww

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マヨネーズ少なめなので、ちょっと硬めです


   こんな具合で、良い感じに出来上がりました。飯盒といえば、ご飯炊く道具くらいにしか思われておらず、しかも家の中で使えるとは夢思わない人が多いのですが、要は深底の鍋ですので、この種の料理はお手の物な訳です。以前は片手鍋でやってましたが、むしろ深さは飯盒の方がありますのでやり易かったです。

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やっぱ、ポールウインナー入れた方が良かったなー
とか思わないでもない、、、


   実は、この企画の前に、カボチャの煮付けを作ろうと思ったのですが、カボチャはゴロゴロと鍋に放り込んで煮るのではなく、フライパンに並べてカボチャが沈没しない程度に水に浸して煮るという事が判り、飯盒の底では1/4カットのカボチャでも全部一気には作れない事が判って止めにしました。広げる系の料理は、底面積の狭い飯盒では不利なのです。

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こちらも始めて作ったのですが
結構美味しく出来ましたw



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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2015年06月10日

   前回、第4回飯盒オフでは、雑誌の取材であったにも関わらず、肝心の料理が美味くいかず、自分としてはとても心残りな結果となりました。飯はパサパサ、カレーの方は食材がシャリシャリ繊維質満点。自分らだけなら、これもまぁ、ご愛嬌なのですが、やはり客人に出すからには、「飯盒使って、こんなに美味しいのが出来るのか!」と感嘆して貰わねば、飯盒愛好家として成功を納めたとは言いがたい。
   しかし、文句ばっかり言っていたのではしょうがない。自分でも、当日とイコールコンディションの条件でチャレンジしてみて、何が不具合だったのかを探り出さない事には改善の余地はない、という事で、改めて「軍隊調理法」によるカレー汁を作ってみる事にしました。

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■まずレシピ
   「軍隊調理法」は、書籍としては今は売られていませんが、近代デジタルライブラリーで原本が閲覧可能です。カレー汁は、第二章調理法の第二、汁物の24番目に記されています。
   まず材料ですが、一人分で、肉70g、馬鈴薯(ジャガイモのこと)100g、人参20g、タマネギ80g、小麦粉10g、カレー粉1g、食塩少々、ラード5g、となっています。小麦粉とカレー粉は、油粉捏(ゆふんでつ=ルウの事)に使うのですが、特筆すべきは、カレー粉がたったの1gだという事です。調理の項で出て来ますが、使う水は350mlもあるのに、カレー粉がたったの1gです。恐らく、カレーの王子様だって、もうちょっとカレー粉使っていると思いますが、考察は後にするとして、とりあえず、これらの食材を準備します。
   準備は、肉は細切りとし、ジャガイモは2cm角くらい、人参は木口切り(つまり輪切り)として、タマネギは4分割にする、とあります。肉とジャガイモはともかく、人参とタマネギは、当時はかなり小さめのを使ったのでしょうか。ラードは煮立てて小麦を入れてかき混ぜて、カレー粉を入れてルウを作ります。今回のキーポイントは「煮立てる」という部分です。
   調理は、鍋に肉と少量のラードを入れて少量のタマネギと一緒に炒めて、その後350mlの水を入れて、人参を入れて煮立て、次にジャガイモ、タマネギの順に入れて、塩で味を整えて、最後にルウを煮汁で柔らかくして、流し込んでかき混ぜて出来上がり、です。特徴的なのは、野菜は炒めず、煮込むところです。何にしても、水が沸騰してくれない事には勝負にならない、という事です。

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軍隊調理法には、具材の切り方まで書いてありますが
その辺りはざっくり無視
火の通りを優先した切り方にしました

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しかし、カレー粉と小麦粉の量は厳格に厳守
二人分で2gって、これっぽっちしかないんですよ

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飯盒オフと同条件で行うため、ベランダで炊事
台所と違って、ごちゃごちゃ置かざるを得ず
面倒くさい感じでした


■缶入り固形燃料の縛り
   「軍隊調理法」には、使用する熱源については触れていません。一応、冒頭に薪、石炭、ガス、電気などの熱源に触れていますが、特に野戦での熱源は書いていません。まぁ、そこらにある燃える物を使えという事でしょうが、ここは飯盒オフに準拠して、缶入り固形燃料を使う事にしました。
   缶入り固形燃料は、いわゆるアルコール系の燃料なのですが、以前の自分の調べでは、ガスやガソリンといった化石燃料と比べると、熱量は半分くらいです。それ故に火力が弱いとも言われるのですが、温暖な無風状態の室内だと、あまり不利を感じません。しかし、一歩外に出ると、天候、気温、風力、その他の事象で、一筋縄ではいきません。
   それ故に、これまでの飯盒オフでも、何度か半煮えの料理を食う羽目になった訳です。しかし、アルコールストーブが全般的に火力弱くて料理に使えない、という訳でもありません。要するに、日本軍の様式にしてから、火力不足を感じる事がままあった訳ですが、これはやり方次第、という気がします。
   今回の企画では、日本軍様式、具体的には、飯盒掛けを使用した状態で、沸騰させるのにどれだけの時間と燃料を要するのかを調べる目的で始めました。

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飯盒掛けは、3本の足の角度を変える事で
熱源と飯盒の高さを可変させ、火力を調整する事が出来ます
五徳にはない強みです


■炒める調理法
   カレー汁は、まず油粉捏(ルウ)を作り、肉を炒める所から始まります。どちらも火に鍋を掛けて、油を熱して炒める調理です。
   まずは、油粉捏ですが、軍隊調理法では、「ラードを煮立てて小麦粉を投じて撹拌しカレー粉を入れて油粉捏を造り置く」と書いてあります。何を使ってどうしろ、とは書いてないのですが、「煮立て」なければならないのは確かです。飯盒の蓋などを利用しても良いのでしょうが、飯盒掛けには五徳はないので、蓋持ったままラードを煮立てるのはかなり熱いと思います。さりとて、飯盒で油を沸かしつつ、掛子(中蓋)を飯盒にセットして、伝わってくる熱で煮立てるってのは、やってやれない事は無いでしょうが、相当に時間が掛かります。
   そこで自分は飯盒で油粉捏を作りました。これなら確実にラードは煮立てられますし、鍋が深いので粉が飛び散る心配もありません。むしろ深いだけだって、スプーンでかき回すのが難しいのですが、これは飯盒一般に言える事なので、不便承知で工夫してやりました。
   油粉捏を作ったあとは、洗う訳でなく、そのままラードを入れて肉(今回は豚肉)とタマネギ少々を炒めました。油粉捏の残りが焦げたりしないか、と思ったのですが、意外に焦げない様です。むしろ、残った油粉捏と肉が混ざり合う様に炒まりました。
   肉を炒めるのは、自宅のガスコンロに比べたら、それなりに時間が掛かる様にも感じましたが、それでも5分ほどでおおよそ炒まりました。まぁ、飯盒の中で炒めてますので、カリっという訳ではないですが、とりあえず火が通れば良しとしました。

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飯盒で炒め物出来るって、意外と知らない人が多いんですが
油さえちゃんと入れてれば、それなりに出来ます

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ラードが溶けて、熱せれたら、小麦粉を投入
スプーンでさっさとかき混ぜます
軍隊調理法ではきつね色にならなくてもいいので
混ぜれたらカレー粉を入れて混ぜて火からおろします

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出来た油粉捏
色はそれなりに着いてますが
小麦粉20gにカレー粉2gしか使ってません

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そのあと、ラードを入れて再度熱します
残ってる油粉捏が焦げる前に肉を投入します

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スプーンで肉をかき混ぜて炒めるのですが
飯盒がガタガタして、飯盒掛けが緩む事があります
地面に刺せない場合は、固定の仕方を考えねばなりません


■沸騰させる調理法
   肉が炒まったら、水を入れて沸騰させます。この時、自分は調理法を見落として、人参を入れるのを忘れて、先に水を沸かそうとしました。それ故に余計に時間が掛かりましたが、それでも沸騰するまでには、予想以上に時間が掛かりました。
   とにかく、5分そこらでは全然微動だにしません。こりゃ、蓋をしない事にはダメだ、と思ったのですが、蓋には切ったジャガイモだのタマネギだのが入っているので、仕方なく油粉捏作り置いた掛子を被せました。掛子を被せてもなかなか沸騰せず、掛子の中の油粉捏が溶けてドロドロになる感じでもありません。もしかしたら、ホントに野外でコケネンでは沸騰せんかもなー、とか思ったりしたのですが、水を投入してから約35分後、やっとこボコボコに沸いてきました。
   その後、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎと、順次に入れて行ったのですが、入れた直後は温度が下がって沸騰が収まるので、入れたら掛子をし、沸騰して暫くしたら次のを入れる、という具合にしました。そして、最後10分間、蓋を開けた状態で沸騰させ、煮汁で油粉捏を伸ばして飯盒に投入し、さらに5分間煮て、ようやく完成となりました。調理開始から、約80分後の事でした。

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水をドバドバ。二人分で700mlです

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掛子で蓋をして13分経ちましたが
沸く気配が全然してません

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約35分後、やっとこボコボコに
これぞ煮立ててる状態です

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約50分後、全ての具材を投入し
かつ完全に煮込みました


■出来上がり
   このあと、掛子の油粉捏に煮汁を入れて溶き、飯盒に入れてかき混ぜ、暫く煮たら出来上がりです。この辺りはそれほど難しいもんでもありません。ただ、出来映えは、自分が普段食べているカレーに比べると、バシャバシャに薄いです。それもそのはず、水350mlに対して油粉捏は良い所20gあるかないかですから、圧倒的に薄い訳です。しかもカレー粉はたったの1gです。確かに匂いはすれども、色はほとんど白です。
   具材の方は、結構な時間を掛けて煮込んだけあって、具材は完全に柔らかくなっていました。まぁ、ウチのガスコンロであれば10分くらいで完了する煮込みが、50分も掛かったのは流石に固形燃料の性能の限界というところでしょうか。逆にいえば、普段の飯盒オフでは、煮込む時間が明らかに足りなかった様に思います。時間が掛かってもしっかり煮込めば、具材的には普段のカレーと遜色ない調理になる事が分りました。
   しかし、出来映えはどうみてもカレーというより、肉じゃがっぽく見えます。全く持ってして薄いです。カレー汁と名がついてるだけに、汁っぽいのは許せるとしても、見た目が肉じゃが、豚汁、みそ汁にしか見えないはどうしたもんか。自分らが知っているカレーよりも、むしろ、味噌や砂糖醤油の代わりにカレー粉使いましたー的な雰囲気です。

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煮汁で伸ばした油粉捏を飯盒に投入
ただでさえ量が少ないので
出来るだけ油粉捏を無駄にしない様にします

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具材には完全に火が通ってました
やはり、固かったり筋っぽい状態だと
かなり不満が残ってしまいますからねぇ〜

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しかし、この薄さはどうした事でしょう
カレーだと言わなければ、絶対カレーに見えません


■要した燃料の量
   今回、水を煮立て、具材が柔らかくなるまで煮込むのに、延べで約50分掛かりました。調理時間全体では、約80分掛かりました。使用した燃料は、1個25gの宴会コケネンを6個入れた缶と、160g缶gが約半分くらいです。160g缶の説明によると、約1時間燃焼とあります。つまり、約80分の使用時間で、おおよそ230g固形燃料を消費したというのは、妥当な数字と言えます。もっとも、今回は天候の晴れて暖かく、風もそれほど吹き込みませんでした。もしも天候が悪く、風も強い時には、消費はもっと激しかったでしょうし、風防を活用するなど、防風に気を配らないとならなかったでしょう。
   また、230g使ったという事は、160gの場合は確実に2個、250g缶の場合でも予備1個いれて2個、400g缶でようやく1個でまかない切れる、という事になります。飯盒オフでは、160g缶ないし250g缶を使ってますから、2つは持っていかんとダメって事になります。値段にしたら、大体1000円くらいはする訳で、結構大きな額です。軍装の縛りがないのでしたら、迷わずガスバーナーを使った方が、万事ストレス無く出来ると思います。

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コケネン、バトンタッチww
奥のコケネンはまだ燃えてますが、燃料が底の方にしかなく
もやは火力を持っておりません


■飯盒掛けの使い勝手
   今回、ベランダで初めて飯盒掛けを使ってみたのですが、その使い勝手の良さ悪さは、料理の動作によって左右されました。
   いわゆる「炒める」動作では、飯盒を持って中身をかき混ぜなければならないのですが、飯盒掛けに飯盒を掛けた状態では非常に不安定で、飯盒掛けを倒しかねない事もしばしばありました。今回は飯盒が一つだけですので、まだ良かったのですが、これが3つフルに掛かっていた状態では、とても出来る動作ではありません。炒める動作は、熱源の上に置いてやるのがやり易いです。
   逆に、「煮込む」動作では、要は掛けてけば良いだけなので、地面にしっかり固定出来ていれば、何ら問題ありませんでした。飯盒掛けは、本来こうした使い方をするものなのだと思います。どんな道具でも万能はありません。掛けて使い勝手が悪ければ、その時は手に持つなどすれば良い訳です。
   飯盒掛けは、足の角度を変える事で飯盒の高さの位置を調整でき、つまり火力の調整が出来ます。これはいわゆるハンゴーキャッチタイプの飯盒掛けでは出来ない芸当です。今回は焚き火などでなく、固形燃料を使った訳ですが、それでも高さの調整は便利に感じました。火力調整が出来ないアルコール系の熱源には、向いているのかもしれません。もっとも、風防の対策の問題もあり、やはり万能ではありませんが。

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今のアウトドア用品で、つり下げ使う物というのは
実は少ないんじゃないでしょうか?


■軍隊カレーの考現学的考察
   「温き御飯を皿に盛りて其の上よりかくればライスカレーとなる」と書いてありますから、その通りにしてみましたが、どう見てもカレーに見えません。どっちかというと、クリームシチューです。一口食べてみましたが、どうにも水っぽく、カレーの味はこれっぽっちもしません。それでも美味ければ良いですが、全然美味くありません。これは一体どうした事でしょうか。
   今まで「軍隊調理法」を見ていくつか作って来ましたが、どれもこれも美味いものばかりでした。軍隊の飯は不味い、というのは風評であって、結構美味いもんを食っていたのです。しかし、このカレー汁だけはどうにも頂けない。カレーといえば、ラーメンとならんで、今や日本の国民食とまで言われているのですが、そのルーツは軍隊カレーにあります。が、こんなもん食わされたのでは、とてもじゃないが、満期除隊後も食いたいとは思いません。
   仕方が無いので、ソースを掛けて食べたのですが、ただのソース飯になってしまいました。つまり、薄すぎてカレー足り得ないのです。自分が思うに、「軍隊調理法」に書かれている「カレー粉 一瓦」は「一〇瓦」の誤植ではないでしょうか。それにしたって薄いと思うのですが、まだソースでリカバー出来るレベルになると思います。
   逆に、昔の人は、今の基準で考えれば、薄いカレーを食べたいたのかもしれません。自分が子供の頃には、既に市販のルウでカレー作るのが主流でしたが、それでもソースや醤油を掛けて食べる人は一定いました。無論ソース掛けなくても美味しいのですが、カレーにはソースとか掛けて自分の好みの味にする、というパターンが染み付いてた人が居たんだと思います。
   今回は、あえて「軍隊調理法」の量目の通りにやりましたが、料理というのは感性、センスです。必ずしもマニュアル通りである必要はありません。ですので、他の方がカレー粉からルウを作る時は、お好みの量でチャレンジして下さい。

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どう見ても、黄色みがかった何かです
カレーなりクリームシチューの途中経過みたいです

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お残しする訳にもいかないので、ソースかけましたが
どうもに美味いものにはなりませんでした



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2015年06月03日

   そーいえば、このところ、ウエルシアの半額になったモヤシばっか食べていたので、たまには違うもんが食べたくなりました。まぁ、普通にフライパン使って料理してもいいんですが(いつもはそうしてますし)、たまには飯盒使って旧陸軍のオカズでも作るべー、という事で、いつもの様にこちらさんを参考に、簡単に出来そうな茄子油炒めを選びました。
   茄子といえば、秋が旬なんですが、今はいつでもスーパーに売ってます。いい感じに1袋142円のがありましたので、2袋買って帰りました。


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   今回使用するのは、茄子、ごま油、味噌、砂糖、鰹節、生姜です。茄子油炒めという事になっていますが、作り方を見て見ると、味噌和えに近い感じがします。茄子を油で炒めると、茄子が油を全部吸ってしまう様な感じなるイメージがあるのですが、今回は味噌和えっぽい出来映えになりそうです。


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   まず茄子を切ります。軍隊調理法の通りに、小口切りにしましたが、あとで考えたら、狭い飯盒の中でかき回さねばならないので、もう少し細かめに切っても良かったかもしれません。切る道具は、当時の兵隊さんが大抵持ってたっぽい肥後守を使いました。これ、スイスアーミーナイフなんかに比べたら、全然切れ味いいんですよね。


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   茄子が切れたら、飯盒を火にかけてごま油を熱します。一応、ごま油10gという事になってますが、がっつり無視ww 飯盒が焦げない様に、底一面に掛かる様にたっぷり目に入れました。ちなみに、今回もアルコールストーブを使いましたが、無風状態であれば、充分炒め物出来る火力を持っています。


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   油が熱した頃合いを見計らって茄子を投入。茄子は一人分350g使いましたが、飯盒でやるならこのくらいの分量がマックスだと思います。これ以上いれてもかき回せませんしね。


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   今回の作業で一番難しかったのは、飯盒の中で茄子を炒める作業。底面積が狭く深鍋なので、なかなか万遍なく茄子を炒めるのが難しかったです。しかも、アルストとはいえ結構な火力ですし、飯盒を掴めるのは吊り金の部分しかありません。炒め物は少々やりにくいのですが、まぁ、根気よく炒めました。


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   いい感じで茄子が炒まったところで、鰹節と調味料を一斉に投入。この頃には火力は相当なもんで、調味料入れてる間も、茄子がジュージュー言ってました。もっとも、それで飯盒が焦げるって事はなく、むしろいい感じに茄子が炒まって、しんなりしました。


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   あとは、怒濤のラストスパート。これでもかとかき混ぜて、いい感じに和えました。いい感じに和えれたら、火から下ろします。


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   これが出来上がり。一口食べてみたのですが、いい感じの甘味噌具合とゴマ風味で、めっちゃ美味い! 多少味付けが濃い感じですが、これはもう、ご飯が進みます。いやもう、美味くて美味くて、びっくりしました。このオカズ、野戦の料理でなく、兵営での食事で出されてたものなのですが、平和な時代の軍隊は、美味いもん食ってたんだなー、と改めて実感しました。



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tanisi_corp at 23:30コメント(0)

2014年07月26日

   2年前に作った梅干しですが、あれだけ大量にあったものの、2年でほぼ食べ尽くしてしまいました。そこで無くなる前に新たに作る事にしました。梅を漬けるための桶や干すための笊は2年前のが残っていましたが、梅を漬ける時に使う落とし蓋がどっか行ってしまったので、ホームセンターで良い感じに皿を買って来て代用する事にしました。重しは前回同様、2リットルのペットボトル3本です。

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今回も3kg漬けました
お裾分けリクエストが多いので、5kgくらいやれば良かったかな


■6月4〜7日
   前回の梅干しで失敗した点は、梅をしっかり熟させなかったために、固い梅干しになってしまった事でした。よく調べると、青い梅が黄色くなるまで待つのが良い様です。もっとも、あまり熟しすぎると、重しを載せて漬けた込んだ時、実が潰れてしまうそうです。要するに頃合いを見計らうのが大事です。
   前回は梅を熟させる時に新聞紙を使いました、今回は新聞紙無しで、そのまま桶に梅を入れ、時々出して空気に触れる様にしました。買って来た時は青かった梅も、大体4日ほどするとほぼ黄色くなってきました。黄色くなったところで、軸の跡を取り、水で洗って、ホワイトリカーで消毒し、塩をして行きます。今回も3kgの梅を漬けますので、塩は20%の600g用意しました。

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南高梅3kgとともに
ホワイトリカー、粗塩も準備

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買って来たばかりの梅
まだ青いのが混じっています

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よく黄熟した梅
このまま熟させると、今度は梅ジャム用になりますw

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梅を水で洗って、軽く乾かし
へその軸を取り除きます

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ホワイトリカーに潜らせ
桶に塩しながら積み重ねて行きます

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塩が完了したら、落とし蓋をして重しを載せます
前回同様、45リットルのビニール袋の中で漬けます

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青梅は洗って、そのまま砂糖と一緒に酒に漬けます
コレ以外やる事がありません


■6月19日
   梅酢は漬け始めた翌日からドンドン出始め、大体4日ほどでほぼ完成状態の量が出ます。そのまま重しをしてると実が潰れかねないので、紫蘇が出回るまで、重しの水の量を半分に減らして待機させます。
   紫蘇は今回も2袋用意しました。まずは葉っぱだけ千切ってバケツに入れ、3回ほど水洗いして、葉っぱについてる砂を落とします。続いて用意した塩の半分を振りかけて塩揉みして灰汁をだし、さらに残りを掛けて揉み込みます。大量にあった紫蘇は、野球のボールくらいの大きさになります。それをボールに入れ、梅酢を掛けて紫蘇を解します。解した紫蘇は、梅の上に被せる様にまんべんなく広げ、また皿を置いて重しします。

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紫蘇2袋、群馬産

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まずは、葉っぱを洗います
意外に砂は付いてたりします

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洗った紫蘇の葉に、おもむろに塩をぶっかけ
これでもかと揉みまくります

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すると、黒紫の灰汁がドンドン出ます
一度絞って、さらに残りの塩を掛けて揉んで灰汁だしします

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灰汁だしした紫蘇の葉に、梅酢を掛けて解します
すると、梅酢が赤くなります

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こんな感じで紫蘇をまんべんなく敷き詰めます
紫蘇を入れないまま干せば、白梅干しになりますが
ただし、若干、カビ易くなったりするそうです

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採取した梅酢。濃厚な梅の風味です
ソバに掛けて食べると、美味かったです


■7月23〜26日
   今年は梅雨入りが早かったせいか、梅雨が開けるのも早かった様に感じました。梅雨明け宣言と同時に、漬けていた梅を引き上げ、笊に並べてベランダで干しました。思ったとおり、今回はよく熟させてから漬けたので、皮も実もかなり柔らかく仕上がっていました。結構な事です。
   天日干しは3日3晩やらねばならない事になっています。ところが、2日目の夕方、都内は激烈なゲリラ雷雨に見舞われました。出勤時にそんな予報は出てなかったので、梅を干しっぱなしにして出たため、こりゃ全部雨に濡れたかな、と覚悟を決めました。ところが、帰ってみて見ると自宅の方はあまり降らなかったのか、梅が濡れた感じが一切ありません。一緒に干していた紫蘇も濡れた感じがなかったので、無事だったと判断して、そのまま干し続ける事にしました。もし、雨に濡れた場合は、雨を拭いて焼酎に潜らせ、梅酢に漬けて干し直すそうです。もっとも、風味は落ちるとか。
   そして、待ちに待った3日目、干し上がった梅干しを取り入れました。みんな良い感じに干せて、実に田舎風の梅干しに仕上がりました。

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干し方始め!

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梅酢は1日だけ干して取り入れました
あまり干しっぱにしてる、腐る事もあるそうです

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2日目の晩、ゲリラ雷雨がありましたが
自分のウチの方は小雨で済んだ様です
天気が怪しい時は取り入れても良いそうです

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良い感じに干し上がった梅干し
まさに、田舎のばーちゃんが作ったっぽい出来映えです

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試食してみましたが、皮も実も柔らかく
かつ、実にマイルドな味わいになっていました


■おまけ
   例年、紫蘇は梅と一緒に漬けっぱなしにするのですが、今年は乾燥状態で崩して、いわゆる、ゆかりにしました。フードプロセッサーや擂り粉木を使えば楽だったかもしれませんが、そんなもんないので、指でしごいて崩しました。かれこれ4時間くらい掛かりましたが(DVD見ながらやってた)、良い感じにふりかけになりました。試しにご飯に掛けて食べてみましたが、市販のゆかりより塩味が控えめで、如何にも紫蘇風味が効いていて、美味しかったです。
   今回は、炊飯器ケーキ用に梅酒も漬けました。こちらは青梅を使います。瓶に梅と砂糖を入れてホワイトリカーを入れて密封するだけ。大体半年で飲み頃となります。現段階ではまだ色も薄いですが、飲み頃になるとかなり色が濃くなり、梅はシワシワになってほぼ種の大きさになります。

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ウチの用事が終わったあと、ゆかり作りやりました
指の指紋が無くなりそうになるほど頑張りました

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どこから見ても、パーフェクトにゆかりですw

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梅酒の方も、徐々に色づいてきました
最終的には、梅がシワシワになりますw



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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2014年02月28日

 前回に野戦料理で鶏肉と白菜炒めを作ったのだが、今度は豚肉と白菜炒めを作ってみた。前回は岩塩を使ったが、今回は醤油を使う事にした。野戦では野戦糧食の粉末醤油を使ったらしいが、そんなのそこらのスーパーで売ってないので、普通の醤油を使った。


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 今回の飯盒で料理シリーズの最大の収穫は、飯盒で炒め物が出来るって事が判った事だ。まずは油を熱する。といっても、アルストなので煙が出るほど熱するに は時間が掛かる。また、そこまでやったら、焦げ付きそうな気もしないでないので、適当なところで肉を投入して、油を肉になじませる様に炒める。


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 肉の色が変わる程度に火が通ったら、白菜を適当に切って投入する。飯盒いっぱい入れても、かき混ぜてるうちに減って来る。白菜は熱すると直ぐに汁が出て嵩が減る。


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 目分量で豪快に醤油を投入する。こんな料理にレシピもヘッタクレもなくて、勘とセンスで対応する。確実に言えてるのは、いきなり濃くしてしまうと薄めるのは大変なので、薄いかな?程度にしておいて、あとで味を整える様にするのがポイントである。


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 飯盒いっぱい白菜入れたはずなのに、醤油入れてかき混ぜてたら、肉しかない様な感じになった。塩とか醤油を入れると、浸透圧の関係でさらに野菜から汁が出て、野菜の嵩が減るのである。


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 二次三次と野菜を投入し、とうとう残りの白菜全部を入れてしまった。結構時間かけてかき混ぜているので、ちょっと生煮えチックだった肉も徹底的に火が通り、白菜の味も良く出ていい感じ。この段階になると、炒め物というより煮物チックになっている。


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 豚肉300gと白菜半玉を使ったのだが、仕上がりは飯盒半分くらいの量である。まぁ、2人分のオカズかな。食べてみたが、やはり塩より醤油の方が味が濃厚で美味い。醤油しか使ってないが、白菜の汁といい感じにマッチングして、ご飯何杯でもイケそうである。

 今回のは、レシピもヘッタクレもないのだが、ようは感覚的であっても、かつ飯盒であっても、それなりのオカズが作れる事を証明した。まぁ、いきなり飯盒はハードル高い人は、自宅でフライパンなり行平鍋なりで研究してからチャレンジしてほしい。



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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2014年02月27日

 今回も「軍隊調理法」なのであるが、ちょっと気になったのがきゃら蕗。今まで飯盒に限らず色んなものを作って来たが、蕗を使った料理はやった事がない。ないが蕗の時雨煮とかは好きなので作ってみたくなったのだ。ちなみに、これも演習の時に持って行く携行食との事である。


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 まず湯で蕗をさっと茹でろという事であるが、アルストの場合、湯が沸騰するまでに暫く時間が掛かる。蓋を開けてたのでは熱効率が悪く余計時間が掛かってしまうので(そして余計アルコールを消費する)、蓋を閉めて湯が沸くまで待つ。


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 湯が沸いたら蕗を投入する。蕗は半分に切っておいたのだが、飯盒で茹でる場合、1/3か1/4くらいに切った方が飯盒に納まり易い。ただし、後述する様に皮を剥く手間があるので、あまり短くするのも考えものである。
 ちなみに、蕗は灰汁が強い野菜らしいのだが、さっと茹でる程度では灰汁抜きしきれないとの事。でも、一応レシピ通りに多少柔らかくなる程度にさっと茹でる。


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 茹でたら水にさらして皮を剥く。ちょっと飯盒だけではやりにくい工程である。何が面倒くさいといっても、蕗の皮を剥くのが面倒くさかった。剥く事自体は簡 単にぺろーんとめくれるのだが、数が多いし剥き残しが判らない。昔の軍隊は結構手間のかかる事をしてたんだな、と思った。
 ちなみに、野外でやるのなら蕗の水煮を使った方が良さそうである。


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 飯盒で醤油、砂糖、水飴を煮立て、3センチくらいに切った蕗を投入する。レシピでは味が付いたら一旦引き上げる事になっているが、ものが蕗だけになかなか味がつかない。それなりに色がつくまで煮る。


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 それなりに味が付いたら、一旦蕗を引き上げて残った煮汁を煮詰める。ドロドロの飴状にせよとの事だが、あまりやり過ぎると飯盒を焦がしてしまいそうなので、その辺はいい感じにやる。


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 ビビってあまり煮汁を煮詰められなかったので、蕗を再投入していい感じに煮詰めた。思いの外いい感じに仕上がった。実はきゃら蕗を作るのは初めてどころか、蕗自体を使うのも初めてで、きゃら蕗というのを食べるのも初めてなのだが、確かに蕗っぽい味わいであった。
 一応、レシピ通りの分量で作ったのだが、仕上がりは掛子に半分くらいになった。これで一人分である。これだけで2合のご飯を食べるのであるが、まぁ昔の人 はたくあん3切れでご飯何杯も食べたらしいので、このくらいでも良かったのかも? 現代的には、オカズがこれだけってのはどうかという感じだが。


 時に、携行食のレシピでは、冷まして味を染ませる工程が書かれてないのだが、おそらく察するに、演習の前の日から仕込んでおいて、演習日に飯盒に詰めて配布したんじゃないか、と思う。つまり、味が染みた状態で食べれたんだろうなと思う。




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2014年02月26日

 棟田博の『陸軍いちぜんめし物語』に「野戦料理の素材」という項があって、そこに小休止の時に十数人の兵隊が1羽の鶏を追いかけ回して捕まえる話しが出て 来る。洋の東西を問わず、どこの戦争でも似た様なもんで、レマクルの「西部戦線異状なし」でも家鴨を追いかけ回して捕まえてる(映画の中で再現されてい る)。捕まえた鶏は当然食うのであるが、豚よりも血が出ずイチコロで締めれるので重宝した、との事。その料理というのが「塩(たいてい岩塩だったが)か粉醤油があれば、いと手軽に煎り肉ができる。欲をいえば、さらに野菜ものがあればいうところなしのオカズになる」との事。そこで今回は、鶏肉と野菜の塩炒め を作ってみた。


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 用意したのは、鶏のもも肉片足、白菜、岩塩、ごま油、以上。調理器具は飯盒。熱源は野戦であれば焚き火なのであろうが、部屋の中では無理なので、携帯燃料の代用としてアルストを使った。
 まず食材を切らねばならないのだが、当時はゴボウ剣と言われた三十年式銃剣(いわゆる帯剣)か、肥後守に折りたたみの缶切りがついた小刀を使ったと思う が、そんなのないのでアーミーナイフで代用した。ところが、よく言われる様に、この手のナイフは食材を切るのにはあまり向かないのである。ぶっちゃけ、ハ サミの方が良い仕事する。そこで直ちにナイフを諦めてハサミで鶏肉を乱切りにした。


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 次にアルストに火を点けて飯盒を掛け、油を熱する。といってもアルストだけに直ぐには熱せられない。なので、お構いなしに鶏肉を入れて、気長に箸でかき混ぜる。油がなじむので、うっかり焦げ付く事はない。


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 そうこうしているウチに、徐々に肉に火が通って来る。まぁ、いきなり焦げたりする事はないので、時々注意して箸でかき混ぜながら、その間に白菜を切っておきたい所なのだが、野外では切った白菜を置いておくスペースや器が無かったりする。


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 十分肉に火が通ったら、白菜をざく切りにして投入する。白菜の事なので、火が通ればシナシナになってしまうのだが、あまり一杯に入れ過ぎるとかき混ぜにくくなるので、適当な量にしておく。大体このくらいの量で2人前である(適当)


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 白菜が若干柔らかくなったら、粉にした岩塩を投入する。実はかち割りの岩塩はナイフやおろし金で削ったのだが、これが結構大変な作業だった。しかも、精製 塩に比べると岩塩は味がマイルドで、精製塩のつもりで目分量で入れたら結構薄味になった。そのあと、飯盒の上でさらに岩塩を削り下ろして味を整えた。 まぁ、辛すぎたら処置無しになるので、あとで塩味が足りないと思ったら、各自好みの調味料を加えれば良し。


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 一応、炒め物であるが、白菜から相当汁が出るので、パッと見は煮物っぽくなっている。塩しか使ってないのに、白菜のお陰かちょっと中華風味。豚だったらもっと濃厚なのかもしれないが、鶏はさっぱりしてて胃もたれしなさそうである。
 ちなみに、前掲の「陸軍いちぜんめし物語」によると、「村落について野営ときまると、なにはさておいて、まず兵隊が探すのは、鶏と豚、そして鍋と釜であった」とのこと。つまり、飯は飯盒で炊いたのだろうが、オカズは中華鍋などで作った、という訳である。
 これまで、飯盒では肉や野菜を炒め物に使うという事はなかったのだが(そんな事したら焦げ付くと思ってた)、やってみれば結構ちゃんと炒められるし、焦げ 付きもしない。まぁ、火力のマイルドなアルストを使っているというのもあるだろうが、意外に飯盒でもヤレるものである。しかし、やはり大きめのフライパン や中華鍋で、強い火力で料理した方がもっと美味く出来る。この飯盒で料理シリーズは、それを踏まえた上でのものと心得て頂きたい。



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2014年02月22日

   今日はバイクの練習に行くはずが風邪気味で練兵休。昼過ぎまで寝たお陰で大分具合が良くなったので、買い置きしてあった大豆をやっつける事にした。
   「軍隊調理法」の飯盒シリーズであるが、今回は煮豆。これも携行食のオカズという事である。最近気が付いたが、携行食には生姜を入れるものが多いのだが、これはどうやら腐敗防止の意味があるみたいだ。まぁ、 演習中も飯盒の中に入っている訳で、特に夏場なんかは痛み易かっただろうから、飯にも梅干しが乗せてあったそうである。


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   レシピでは前の晩から大豆を水に浸しておく様に書いてある。まぁ、これは豆を使う時の常識の様なもので、最低でも6時間、普通は12時間は漬けておく。むろん、野外ではこんな悠長な事はやっておれないので、水煮の缶詰やパックを使うのも有りだと思う。


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   飯盒オンリーの調理の際に問題になるのが、具材や調味料を取り分けておく器が足りない事。まぁ、調味料なんかは、実際には目分量でやってしまうので、こん な風に器を使う事はまずない。食材にしても、同時に投入して構わないものであれば、一緒くたに入れててもOKである。今回は、醤油、砂糖、生姜も一緒くた にしたが、別に「さしすせそ」の順番でなくても、それなりにきっちり出来るから可。


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   大豆を柔らかくなるまで煮たら、こんにゃくとニンジンを投入する。水加減については書いてないのだが、具材が浸る程度を可とする。大豆は結構時間かけて煮 るので水は多めでも可。多すぎたら捨てれば良い。灰汁が出るが気になる程度ではないので、そのままこんにゃくとニンジンを煮た。


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   ニンジンが柔らかくなったら、調味料を投入。グラグラ煮立てて可。結構汁が多いので、沸騰させて飛ばせた。この辺りはいい感じにやって貰いたい。


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   丁度、タンク一杯のアルコールが切れたので加熱終了。このあと、完全に冷めるまで待てば、具材に味がしっかり染みてくれる。結構汁が残ったので、蓋をせず蒸発させる事にした。


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   一応、二人前の材料を用意したつもりだったのだが、掛子一杯弱しか残らなかった。味見してるウチに減ったのか、それともてんこ盛りにはしないのか。
   味は甘辛く、生姜が独特の風味を醸し出している。食べてみて思い出したのだが、醤油が少なく砂糖が多めになれば、小学校の時に超絶苦手だった大豆の甘露煮 に近い味になると思う。当時は大嫌いだったが(嫌で嫌で仕方なかったので、牛乳入れて飲み込んでた)、今は美味いと感じるから、年齢とともに嗜好も変わるんだな。



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2014年02月21日

   「軍隊調理法」のレシピを元に飯盒で作るシリーズ。この牛肉佃煮は 本来は演習の時に飯盒に詰めて持って行く弁当のオカズなのであるが、それを敢えて飯盒で作ってみる事にする。今回のポイントは、具材を炒めなければならな い事である。まず、飯盒という炒め物をするには使いにくい道具で、かつ火力が弱いとされるアルコールストーブで、どの程度炒められるかがポイントなのである。


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   具材は牛肉とごぼう。実は自分はキンピラごぼうが大嫌い、というか、絶対食えない。「軍隊調理法」にも金ぴら牛蒡が載っているのだが、絶対作らない。というのも、ごぼうが主役張ってるものは絶対に食えないからだ。ごぼうサラダとかごぼうのかき揚げも言語道断である。


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   まずは飯盒に油を引いて、肉を炒める。油は今回はごま油を使ったが、サラダ油でもラードでも良いんじゃないかと思う。肉は切り落としを買って来たが、さらにハサミで細かくした。ナイフよりもハサミを使った方が楽な場合が多い。
   アルコールストーブだけあって、最初はなかなか火が通らないのだが、じっくり待っているうちに火力が強くなってくる。とは言え、ガスやガソリンみたいにあっという間に火が通るという事はないので、作業を慌てさせられないのが良い。


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   ごぼうは乱切りにして水にさらして灰汁を取るのであるが、野外でやる事を想定して、水に漬けなかった。その代わり、肉の火が通ったらごぼうを入れて水を入れて煮る事なっているのだが、水を入れる前にごぼうも炒めてやった。


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   水を入れて沸騰したら、砂糖、醤油、そして唐辛子粉を入れる。佃煮なので少々味付けは濃いめにした方が良い。ただし、唐辛子粉は入れ過ぎるとピリ辛度が酷くなるので、その辺は手加減する事。


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   そのまま,箸でかき混ぜながら、水気が無くなるまで煮詰めて行く。アルストだけに時間が掛かりそうな予感がするが、この頃には意外に火力が強くなっているので、いい感じに水気が飛んで行ってくれる。


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   出来上がり!こんな感じで掛子に詰めて持って行ったらしい。飯盒本体の方には2合分のご飯が詰めてあった(夏場は梅干しも入っていた)。
   さて、試食してみたのだが、これが激ウマ。しかも、ごぼう臭がほとんど感じず、美味しいごぼうになっている。煮詰めて濃い味になっているので、こりゃご飯進むなーって感じである。味醂を加えたら、もっと美味かったかも? いずれにせよ、ビバ!帝国陸軍である。



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