火器

2016年07月26日

   最近、液体燃料を使うストーブは、自動車ガソリンや灯油、軽油、果てはジェット燃料(どこで手に入れるやら)まで使えるマルチフェルが主流なのですが、それに加えて、ガスまで使える物が出ています。MSRで言えばウィスパーライト・ユニバーサル、オプティマスだとPolaris Optifuelがそれです。これらは日本では正規で売られてませんが、「ガスも使えたら良いのになー」と思うのは、あっちの人も同じだったというのを伺え知れます。そして、これらの商品が出る前から、自作でガスアダプターを作る人も多々いた様です。そこで、自分もこのサイトを参考に、ドラゴンフライのユニバーサル化を目指しました。

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日常的には要らんアイテムですが
それほど難しくないので、こさえてみました


■工作
   ガス化をする上でどうしても必要なのは、ガス缶に取り付けるアダプターです。作例では、中国製の安いガスストーブのコックを流用していますが、幸いな事にウチにも同じアダプターを持つ中華ストーブがありますので、惜しげも泣くメッシュホースを取り外して流用する事にしました。
   次に、ドラゴンフライのフェルラインと繋ぐチューブですが、これはホームセンターに売っている耐油ホースを使いました。内径6mm外径9mmのものを使いますが、ガス缶側のコックはこれだと太いので、外径6mmのホースを入れて合わせました。
   一番の問題は、このホースの固定方法で、作例ではガスコンロのホースを固定するクリップの小さいのを使っているのですが、これがどこのホームセンターに入っても売ってない。この手のはバイクで使われてる事が多いのですが、もしかしたらバイク用かも、と思って調べてみると、キジマやキタコからホースパワーバンドという名前で売ってる事が分り、近所の2りんかんに行ってみると、ばっちり売っていました。
   作り方は、説明を要しないほど簡単なのですが、ガス缶のコック側は結構緩くて、バンドを付けただけでは直ぐ抜けてしまうので、ホースにテープを巻いて上げ底にして、簡単に抜けない様にしました。もっとも、それでもホースが回るのですが、ガス缶を逆さにしたりする事もあるので、ガスが漏れてなければ良しとしました。逆に、フェルラインの方はホースを押し広げて入れるのですが、あまり深く挿してしまうと抜く時に難儀しました。

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中華ストーブのアダプターからメッシュホースを外し
ウチにあった耐油ホースを付けてみたところ
しかし、これだと細すぎてドラゴンフライに付けられません

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太いホースを使ってテスト中
液出しする関係で、カセットガスを立てて使う意味がありませんでした


■テスト
   ドラゴンフライとガス缶を繋ぐホースの長さは、当初はカセットガスを立てて使う事も考慮して、30cmくらいの長めにしていました。しかし、これだと消火の時にホースの中に残っているガスが多く、消火に時間が掛かる事が分りました。
   また、ガス缶を逆さにしてガスを液状のまま出す「液出し」の方が火力が強く、むしろ気体の状態だと火力が定格より弱そうな事から、カセットガスを立てて使う事はないと判断し、ホースを15cmほどにカットしました。あまり短過ぎると、ガスカートリッジを起こす時(消火の時は液出しを止める)にホースが足りなくなるので、その長さにしました。
   さて、実際に使ってみたのですが、まず、ケロシン用のジェットでは異常燃焼して使えませんでした。そこでガソリンのジェットに交換してみたところ、いきなりガスを多めに出すと、ガスの風圧でライターの火が消されてしまいました。点火の時は、火力を絞ったトロ火の状態で点火します。しかし、ヘッドが温まる前に火力を上げようとすると、火が消えたり、プレヒート不足の時と同様に赤爆しました。ヘッドを温めながら、徐々に火力を上げて行く感じです。
   一旦火が点いてしまえば、思いのほか快調に燃焼しました。火力調整も思いのままです。ヤカンでの湯沸かしから、飯盒での飯炊きまで、良い感じにこなしました。また、液出しをすれば火力も強く、また連続使用によるガス缶の冷えもあまり影響ない様でした。
   消火の際は、ガス缶を起こして液出しを止め、元栓を締めてそのまま放置します。もし、止めるタイミングが分っているなら、止める数分前にガス缶を起こして元栓を締めれば、無駄にガスを燃やさずに済みます。火力調整キーの方で消火する事も出来ますが、この場合はホースの中にガスが残っているので、取り外した時に生ガスを吹く事になります。出来れば燃焼させた方が安心です。

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ガスカートリッジで液出し中
カートリッジがコロコロ転がるので、何か台を作った方が良さそう

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液出しであれば、火力は十分です


■使用上の注意事項
   まず、自作であるのでガス漏れに注意が必要です。ドラゴンフライのフェルラインチューブにホースを接続するのは、ホースが少々キツいので、フェルラインチューブを挿すだけも気密性は保てるのですが、あまり奥まで差し込むと外す時が猛烈に大変です。せいぜい7mmくらいが限界だと思います。ところが、液体のガスが通ると、意外にもホースが緩む様で、使用中にスッポンと外れた事がありました。もちろん、噴き出したガスに引火して、目の前が炎に包まれたのですが、速攻でガス缶の元栓を締めて事なきを得ました。なので、安全面を優先して、フェルラインチューブ側もホースバンドを付けるしました。
   流用した中華ストーブには、カセットガス用のアダプターが付属していたので、これも使ってみたのですが、どんなに締めても、ほんのかすかに「シュー」という音がする。ほんのかすかなので、大した事ないかと思って使っていたら、漏れたガスに引火して、またもや目の前が炎に包まれました。この場合も慌ててアダプターを抜いて事なきを得たのですが、所詮は中華製ですのでアテになりません。そこで前に買った三つ足アダプターを使ったところ、無事に使えました。(その場合、液出し出来る様に、カセットガスはめるプレートを下向きに付け替える)

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テスト段階では、バンドが手に入らなかったので
ホースをねじ込んでいるだけです
しかし、不意に抜ける事があり、危険でした

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そこで、ホースバンドで固定する事に
ただし、ガス缶側はユルユルなので、テープを巻いて厚みを持たせています


■ガス化の意義
   今回、ドラゴンフライをガス化したのは、液体燃料以外にガス缶も使える様にする事で、よりマルチフェルを促進する事、つまり、緊急時などの時の用途の幅を増やす事を目的としました。そして、それは概ね成功であったと思います。まぁ、自分以外にも既に多くの人がガス化にチャレンジしてますので、工作自体はそれほど難しいものではなく、誰にでも出来ます。
   しかし、やっておいてこういうのもなんですが、正直なところ、わざわざガスで使えんでもいいかなぁ、というのが終わったあとの感想でした。やっぱり、ガスはガス用に設計されたストーブで使うのが一番良く、また自分に関して言えば、アルコールから木材に至るまで、様々なポータブルストーブを持っている訳ですから、わざわざドラゴンフライをガスで使う必要もない訳です。
   上にも述べた事ですが、ガスが使えるにしても、吹き消えたり赤爆したりしないように気をつける必要があり、ガス本来のお手軽に使える様な感じでなかったのも、こういう感想を持った一因でした。この点は感じ方なのかもしれませんが、このガスアダプターを作る為に、わざわざ中華ガスストーブを犠牲にするのなら、いくら中華製とはいえ、そのままガスストーブを使った方がマシだと思います。その意味で、今回は頓知チャレンジでした。

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MSRドラゴンフライは、分離型ストーブの中では場所取らない部類ですが
ガス化キットを使うと、結構場所取ります



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年07月14日

   去年の秋頃に、MSRドラゴンフライのジェットをケロシンに交換し、以来、2日と開けず毎日自宅で使って来ました。プレヒートは台所でやるという事もあって、アルコールを使い、かつ10mlで十分なプレヒートを行って、異常燃焼しない様に使って来ました。
   ところが、3日ほど前から段々火力が落ち始め、昨日、とうとうロウソクレベルに。どっか詰まったっぽいです。去年の6月にポンプの整備は済ませてますし、そっちからの油漏れもなければ、ポンプの圧も十分掛かっているので、今回はバーナー側の問題の様です。

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MSRのストーブは、使用する燃料でプレヒートが可能です
もっとも、出来れば煤が出ないホワイトガソリンの方がストーブとしては良いそうです
やはり、煤だのカーボンだのが、ジェットなどに付着しやすいんでしょうね

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こちらはアルコールでプレヒート中
台所だと、煤で結構汚れてしまうので、灯油でなくアルコールでやるのが無難です
10mlほど使用し、結構時間かけて余熱します

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余熱が十分だと、灯油でもキレイな青い火で燃えます


■ざっくり原因究明
   まず最初に疑ったのは、火力調整棒の先のネジの部分。このネジの部分には縦に溝が3本掘ってあって、ここがカーボンなどで詰まっていると、火力が落ちるとの事。そこで分解してみたのですが、確かに真っ黒にはなっているものの、カーボンがベッタリというほどでもない。一応、キャブレタークリーナーに暫く漬けて、拭き上げておきました。
   次に燃料チューブの末端にあるフィルタ。これが劣化して固くなっていたり、汚れで目詰まりしてると、燃料が流れません。これも去年交換したばかりですが、一応、新しいのに変えておきました。
   しかし、これらの作業を施しても、火力が上がらない。具体的には、燃料の経路、ジェットから燃料チューブの先までのどこかが詰まっている様な感じ。疑わしいのはジェットではない、かと考えました。といのは、火力低下が始まる前、プレヒート前にうっかり火力調整キーが開いて、少し灯油が漏れてしまい、プレヒートの時にその灯油が漏れ、煤を出した事がありました。その後も何度か、火力調整キーを締めているのに灯油が少し漏れて、プレヒートで灯油が燃える事がり、それでジェットの穴が少し詰まったか、と思ったのです。
   ドラゴンフライのジェットの下には、クリーニングニードルが入っていて、バーナーを振る事でジェットの穴が掃除出来るのですが、今回は敢えて付属のニードルで掃除しました。また、サイレントキャップを外して、通常の状態で点火してみる事にしました。
   ところが、結果は不安定で、十分なプレヒートを施しても、火勢が上がらない、火勢はあっても赤火、ジェットの穴から不規則な小漏れ火が出る、といった具合でした。
   そこで、今度はジェットを外し、改めて穴を掃除し、クリーニングニードルも取り外して、全部掃除して組み直し、再度点火しててみました。今度は火勢の勢いはあるものの、ジェットの穴から、不規則に火が漏れており、何度繰り返しても同じ結果でした。

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火力調整キーの先っぽ
黒ずんではいますが、縦の溝が埋まってる訳でもなく
ここが問題ある様には思えませんでした

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一応、キャブレタークリーナーに漬けて洗います

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あまり調子良くなさそうです
ちなみに、ボトルの圧はパンパンに掛かっています


■ジェット交換
   ケロシン用のジェットは、去年の秋頃から使い始め、まだ1年も経っていないので、そうそう早々とヘタるのはおかしい、と思いつつも、こんな事もあろうかと、取り寄せておいた新品のジェットを入れてみる事にしました。
   このジェット、ドラゴンフライをガソリンからケロシンにしたり、またその逆したりと、ジェット交換をやった際、ジェッドがあまりにも固くて、ドライバーにレンチ噛ませて高トルクで回さなければ外れず、その際にレンチのネジ山が変形してしまいました。外す度に変形するのでは、そのうち、舐めてしまうと予想して、予備のジェットをガソリン、ケロシン両方取り寄せておいたのでした。ただし、今回はあっさりジェットが外れました。
   さて、新品のジェットを組み付けて点火。以前と同じ様に、10mlのアルコールでしっかりプレヒートさせたのですが、強火にすると赤爆する。赤爆する度にキーを緩めて赤爆を抑え、徐々にキーを開けて全開にしていきました。新品だと、ジェットの穴から漏れ火する事無く、普通に使える様です。
   そこで今度は、古いジェットに付け替えて試してみると、一応は勢い良く火は出るものの、やはりジェットの穴から漏れ火がある。これで今回の不調は、おおよそジェットに原因があったとみて良さそうです。恐らく、何かの拍子に穴が詰まり、そして広がり過ぎたのではないか、と思います。
   最後に、新品のジェットを付け、再々度点火。すると、あまり元気が良くなく、明らかにプレヒート不足の様相。でも、プレヒートはしっかりやっています。そこで一旦消火して、バーナー部を上下に振って、内蔵されているクリーニングニードルでジェットの穴を掃除。改めて点火したとろこ、バーナーヘッドがやや冷えたのか、赤爆しつつではありましたが、いつもの様に元気よく燃える様になりました。

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明らかにどっか詰まってます的な炎
プレヒートが足りない時によく見かける状態ですが
今回プレヒートは足りてます

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ジェットの穴を掃除して組み付けた状態
勢いはそれなりにあるものの、赤火だしジェットの穴から火が漏れている

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新しいジェットに交換したところ
火は青くなってきましたが、それでも、まだジェットの穴から漏れ火しています


■ジェットからの漏れ火の究明
   しかし、ついこないだまで使えてたジェットが、急に使えなくなるのもおかしな話しです。また、新品のジェットでガソリンのは漏れ火するという具合に、明らかにおかしな状況です。あり得ないとは思いましたが、もしかしたらシェーカーニードルが煤の付き過ぎなどで障害になってるのかと思い、新品のニードルを注文しましたが、そうでもなさそうな気がします。
   そこで、原因を究明するために、改めてテストしてみました。テストは灯油とガソリンのジェットの古い物と新しい物を、ニードルの古い物と新しい物で、それぞれ組み合わせて、一つずつ燃焼状態を確かめ、出来不出来を見る事で、傾向を確かめてみよう、というものでした。結果は、この様な感じでした。
  • 古ジェットDK+古ニードル:漏れ火有り
  • 新ジェットDK+古ニードル:漏れ火無し
  • 古ジェットDG+古ニードル:漏れ火有り
  • 新ジェットDG+古ニードル:漏れ火有り
   ここまでテストした所で、バーナーが冷えるまで待っている間に色々ネットで調べていたところ、ジェットからの漏れ火は、ジェットが緩んでいる時に起こる、というのを見つけました。自分では結構締めてるつもりだったのですが、そういえば前はドライバーにレンチを噛まさないとジェットが回らなかったのに、今回は簡単に取り外しが出来ます。簡単に取れた方が楽なのですが、ギンギンに締まってる状態が正常だとしたら、そうしてみるしかありません。そこで、キツめにジェットを締めてみました。
  • 古ジェットDG+古ニードル:漏れ火無し
  • 新ジェットDG+古ニードル:漏れ火無し
  • 古ジェットDK+古ニードル:漏れ火無し
   御覧の通り、問題が解決してしまいました。結果としては、漏れ火の原因は、ジェットやニードルの劣化ではなく、ジェットの締め方が足りない、というものでした。

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1〜4はそんなにジェットをキツく締めてない状態
5、6はガッチリ締めた状態です


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盲点といえば盲点でしたが
逆に言えば、ちょっとやそっとの事で
ジェットやニードルはヘタリはしないという事が分りました



■スペアパーツの必要性
   ポータブルストーブの耐用年数というのは、一体何年を目処に設計されているものなのでしょうか。真鍮のケロシンストーブなどは、それこそ50年100年でも持ちそうですが、コールマンのストーブなどは5年も持てば上等みたいな造りです。MSRのストーブは、大事に使えば20年30年と持ちそうです。しかし、どんな機械にも共通しますが、整備や部品の交換をしなければ、性能を維持出来ません。
   自分が持っているドラゴンフライは、購入から大体10年くらいになります。去年まで、そんなに頻繁に使っていた訳ではないですが、去年辺りから部品の交換の要が増えた気がします。幸いに、モチヅキから純正のパーツが取り寄せらマスので、整備に関しては安心です。
   ただし、不調になるのは、毎回、今回の様にいきなり、という事が多いです。もちろん、取り寄せれば、大抵2日もしないウチに届くのですが、これが出先だったら面倒な事になります。よぼどハードな使い方(毎日灯油プレヒートとか)でない限り、5年くらいは何もしなくても大丈夫ですが、5年過ぎた辺りから、使ってても使ってなくても細かいパーツが劣化してきます。
   幸いに、これらのパーツはそんなに嵩張るものではないですし、またコールマンのジェネレーターみたいに高くもありません。なので、これからも長く使い続けたい人は、是非ともスペアパーツを常備しておきましょう。

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今回、取り寄せていたパーツ類
実は、スペアのつもりで取り寄せたのですが
早速投入する事になりました

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ニードルは使わず新品のままストック出来ました
フェールラインのフィルターも多めにストックです




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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年03月19日

   昨年、念願だったシェラストーブを手に入れ、薪で炊いた飯盒メシがことの外、美味い事に気が付きました。ただ。シェラストーブは電池に依存する事、常用するにはやや使いにくかった事、などにより、備蓄していた薪が無くなった時点で使用を取りやめました。
   ところが、職場からまとまった廃材が出て、これを粗大ゴミとして捨てるには些か勿体ないと考え、新規にウッドストーブを入手する事にしました。

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こちらがファイヤーボックス
重さ約900g、高さ190cm、幅12.7cm
ステンレス製(ですが、手入れが悪いと錆びる)
折りたたみ出来るのが利点


■一次燃焼式か二次燃焼式か
   シェラストーブは、五徳と鍋底の間が狭く、隙間を開けるために、吊り下げるか上げ底にするかで、どっちにしてもそこそこ大掛かりな装置が必要でしたが、焚き火箱やウッドストーブは直接置ける構造になっており、結果として省スペース化が可能というメリットを感じました。
   さて、電池を使わないウッドストーブだとすると、最近の流行は、ワイルドストーブソロストーブといった、缶が二重構造になっているタイプの様です。これは二重になっている缶の中を燃焼ガスが通って、ストーブの上部で燃やすというタイプで、煙が少なく火力が強いのが売りになっています。煙が少ないのは、ベランダクラフト的にはかなり有利です。ただ、構造的に、薪を入れにくい事、缶を組み合わせる事でコンパクトに出来るものの、それでもシェラストーブ並のサイズである事など、イマイチ食指が動きませんでした。
   次に考えたのが、折り畳み式の焚き火箱。最近は様々なメーカーから各種発売されているのですが、これは原理的には、穴をいっぱい開けた一斗缶と同じ様なもので、ただ単純に薪を燃やすだけです。その代わり、折り畳んでコンパクトにする事が出来ます。また、物によっては、薪を放り込むスペースが大きめの物もあり、給薪の楽なものもあります。
   いろいろある中で、最終的に選んだのが、今回紹介する、Firebox Stoveです。

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■まず見た目
   ファイヤーボックスは、ステンレス製という事で、重さが900gくらいあります。昨今の軽量化の流れからすると、重たい部類です。組み立て時の大きさは、高さ190cm、横幅130cmとそこそこの大きさです。最近流行のチタン製の物は、重さが300gくらいで大きさももっと小さいものがありますが、自分は堅牢さと使い易さを優先しました。焚き火で使う訳ですから、あまり小さ過ぎるとやり難い訳です。この大きさであれば、兵式飯盒は余裕で載せる事が出来ます。
    使い方は、五徳の棒を底板を外し、広げて箱型にし、底に底板をセットするだけです。広げてみて気が付いたのですが、上から見た時、正方形ではなくて、いびつな台形をしています。これは厚みのある鋼鈑を蝶番で連結し、内側に折り畳む様にするため、この様な形になっている訳です。
   パッケージの写真には、この五徳の棒と底板の位置を変える事で、アルコールストーブを使ったり、エスビットタブを使ったりも出来る様です。また、五徳の棒は小さいカップを載せる時に使います。、また、オプションでステーキ焼いたりするプレートもある様です。ちょっと驚いたのは、ケースは別売で、これも買うと値段が1.3万円くらいになるので、ちょっとお高い買い物です。

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収納時に固定に使っていた棒は
小さいポットなどを載せる時に使う五徳です


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五徳の位置は自在に変えれるように
そこかしこに切り込みや穴が開けてあります

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焚き火以外にも、缶入り固形燃料やエスビットタブも使用可能です
その場合は、五徳や底板の位置を変える事で対応します

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兵式飯盒なら余裕で乗ります
また、五徳の両サイドは大きく開いてるので
薪の補給が楽に出来ます

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側面2ヶ所に薪を入れる穴があり
こんな感じに下からも給薪出来る様になっています。


■基本的な使い方
   ファイアーボックスは、先にも述べた様に、基本的には穴をいっぱい開けた一斗缶と同じ様なもので、その中に薪を入れて火を点けて使うだけです。火を強くしたり弱くなったりしたら、薪を投じて火勢を強くしたり維持したりするだけです。消火は薪を入れるのを止めて、勝手に薪が燃え尽きるのを待てば完了です。
   ただ、ファイヤーボックスはそこそこ深い火箱ですので、ティッシュとマッチを使って火を点けるのならともかく、ファイヤースチールなどを使ってやる時は、底の方に火口を置いてしまうと、とても点火しにくいです。その場合は、ファイヤーボックスの中に薪を組んで、その上に火口を置き、それに点火してから、フェザースティックをくべると火を点け易かったです。
   ファイヤーボックスをただの焚き火用に使うのでしたら、乾燥してる木ならどんな木材でも構わないのですが、ファイヤーボックスを炊事用に使うとなると、あまり長い枝や太い木は、鍋釜を置いたまま入れるのが難しいので、材木は予め15cm程度に切断し、かつ小指ないし人差し指大に割っておくと、炊事に使う薪としては便利です。
   ファイヤーボックスは、実質的にはただの焚き火ですので、燃える物なら何を燃やしても良さそうなものですが、灰が飛び散る紙や、燃えカスが下に垂れる樹脂などは燃やさない方が、掃除やファイヤーボックスを長持ちさせる上で得策だと思います。
   消火は、基本的には薪を燃やし尽くして消火するのですが、ファイヤーボックスは給気効率が良いのか、案外早く燃え尽きます。ただ、シェラストーブの様に強制的に空気を送り込んでいる訳ではないので、シェラストーブよりは灰が残ります。

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使用中のファイヤーボックス
一旦火が点けば、思いのほか、火力は強力です

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長さ15cm、1cm四方に割っておくと、料理には便利です

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最初の点火には、ナイフなどで削ったフェザースティックが便利です
(これは鉈でやったので、あまり上手に削れてません)

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薪は以外と早く燃え尽きます
大抵はこのまま朝まで放置して、朝に灰を捨てます

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灰を捨てた状態
ステンレスですが、使い続けているとうっすら錆びが浮きます
長期使わない場合は、後述する手入れをした方が良いです


■大型の鍋釜を使う
   先にも述べた様に、ファイヤーボックスは思いのほか堅牢で、相当な重量物も載せる事が出来ます。試しに、4リットル満タンにしたヤカンを置いてみましたが、地面さえしっかりしてれば、びくともしませんでした。また丸底の中華鍋を置いてみると、良い感じにピッタリ収まって、とても料理し易い感じでした。
   ヤカンでお湯を沸かす場合、特別ゆっくり沸かす必要はないので、薪をドンドン入れて、ガンガン燃やす使い方になります。4リットルくらいのヤカンであれば、ファイヤーボックスを覆い隠すほどの大きさはないので、ヤカンを置いたまま、薪をくべる事が出来ます。火力がそこそこある分、薪の消費も多く、せっせと給薪する感じです。火は大きく、ヤカンの胴体を覆うほどで、あとの煤落としが結構大変です。
   中華鍋での料理にも使ってみましたが、先に述べた様に、鍋の座りが良いので料理し易かったです。ただし、中華鍋はファイヤーボックスを覆う格好になるので、薪をくべる時は鍋を持ち上げねばなりませんでした。また、料理に気を取られていると、薪が燃え尽きて来て火力が落ちるので、料理しながら薪を入れるという、結構忙しい作業でした。

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こんな感じで、ガンガン燃やします
この位のヤカンなら、びくともしません

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料理もばっちり
もしかしたら、鍋に灰や煤が入るかも?と心配しましたが
大丈夫の様でした


■飯盒炊爨上の注意
   そのそもこのファイヤーボックスを買ったのは、焚き火で美味しいご飯を炊くためで、安定して飯盒を載せれ、かつ単体で使える物、として選んだ経緯があります。そして、ファイヤーボックスはその期待に多いに応えてくれました。ただ、注意事項として、火力があります。
   飯盒は、ヤカンに比べるとサイズも小さく、薪を入れる部分も大きいという事もあって、ヤカンの時の様にガンガン燃やすと、かなり大きな火力となってしまいます。そして、火力が強過ぎて、沸騰時間が無駄に短くなり、ゴワついた飯になったり、下手をすると焦げ付いたりします。
   そこで気が付いたのは、いくら強火といっても、適度な強火である必要がある、つまりファイヤーボックスの場合、中火くらいのイメージで丁度という事でした。ヤカンでガンガンお湯沸かす時の半分くらいの火を心がければ、大体5分くらいで沸騰する感じです。そして、そうなる直前から薪を入れる量を減らして、弱火でキープする様にします。すると、ガスや化石燃料で炊いたのとはまた違う、これぞ飯盒炊爨という出来栄えの美味しいご飯が炊けます。
   この様に、焚き火といえども、ガンガン燃やすのでなく、必要に応じて火の大小を選択する事で、炊飯に十分に用いる事が出来ます。このファイヤーボックスは、煮炊きするのも前提として作られているので、飯盒を吊るしたりする手間が要らず、とても便利に感じました。

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初めてご飯を炊いた時は、ガンガン燃してしまって
ゴワゴワしたご飯なりました

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それから、強火をあまり強く過ぎない様にして、加減しました

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弱火になると、炎はファイヤーボックスからほとんど出ない感じです

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火加減が分ると
掛子にシュウマイ入れて、炊飯と同時で蒸せる様にもなりました



■手入れ
   ファイヤーボックスは、新品の時はピカピカとキレイですが、一度でも使えば熱で変色し、内部は直火で焦げます。といっても、一応はステンレスですので、一斗缶みたいにガビガビに錆びるという事はありません。うっすら錆が浮く程度です。また、焼き鳥みたいに脂が落ちる料理をしなければ、脂汚れもしません。しかし、使い終わったらキレイにしておく事が、そこそこ値段のするファイヤーボックスを長持ちさせる秘訣です。
   ファイアーボックスの手入れの仕方ですが、意外にも、ボンスターなどのスチールウールと洗剤で洗います。汚れだの煤だの錆だのを洗い、水で洗い流し、最後はガスコンロで火にかけて水気を蒸発させます。そして内側にCRCなどの防錆油を塗って、手入れ完了です。
   暫く使わないなら使う毎に、使い続ける場合でも、1週間〜10日枚に洗うのが良さそうです。また、脂汚れがついた場合は、その都度洗うのが良いでしょう。

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10日ほど使い続けた状態です
うっすら錆が出ていますが、酷くありません

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ざっと水で汚れを洗い流し、ボンスターでごしごし洗います

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水で濯いだあと、コンロで火にかけ、水気を飛ばします

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冷めてから、CRCを吹いて保管します


■まとめ
   ファイヤーボックスを約3週間、ベランダで使用しましたが、そのまま鍋釜を置ける事から、シェラストーブほど場所を取らず、かつ飯盒クラスの鍋であれば給薪も楽で、火力も強く、非常に使い易い印象を持ちました。その一方で、一次燃焼式である事から、煙はそこそこ出る様で、それが近所迷惑になる事もあり、使用には慎重を要する反面もありました。
   当初、焚き火の後が錆びたり焦げたりして、長持ちしない懸念があったのですが、結論としては、ちゃんと手入れさえしていれば、かなり持つ道具の様です。やはり万単位のお金を出すだけの価値がある様です。ソロキャンプ用としては結構重いのですが、ファイヤーボックスを使う人は、むしろファイヤーボックスを使う為にキャンプしたりブッシュクラフトしたりする様なので、チャチなチタン製より、これの方が使い勝手は良いと思います。

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焚き火で飯盒を使うとこうなります
これぞ飯盒って感じです



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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2015年12月18日

  ケロ化以来、これまでになく活用する様になったMSRドラゴンフライですが、何が最大の欠点といっても、その爆音。外でも大概気になるのに、それが狭い台所の中となると結構なストレスで、飯炊きだオカズ作りだ湯沸かしだと、小一時間も使っていると、耳障りを通り越す感じです。以前から、QuietStoveの存在は気にはなっていたのですが、高価な事もあり手控えていました。しかし、オプティマスNo.45などの静音化に失敗したあと、どうせなら「使える」ポータブルストーブの方こそ静音化すべし、という事で、年末の懐の良さも手伝って、思い切って購入する事にしました。

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前は7,800円くらいでしたが、自分が買った時は8,800円でした
ところが、その翌週には9,890円……
並行輸入品だから、取扱説明書も何もありませんでした


■使い方
   QuietStoveというのはメーカー名であって、部品としての呼び名はサイレントキャップというのが正しい様です。というのも、もともとバーナーに取り付けられているプレートスプレッダーを取り外して、代わりにこれを乗せて使うので、キャップという訳です。乗せるだけで、特段固定したりしません。ただ、良い感じに乗せないと、キャップが斜めになったりしますので、その辺りは上手に乗せましょう。乗せる時は、キャップの頭に書いてある矢印が、フェールラインチューブの方に向く様に置きます。
 乗せたあと、プレヒートを行うために液出しをするのですが、出した燃料はまずサイレントキャップの中に充満します。少ししか出さないと、プレヒートはQuietStoveの部分しか燃えない事になり、余熱不足の症状を呈します。別にQuietStoveはプレヒートする必要がないので(プレヒートする必要があるのは、ジェットから下のバーナー部分)、QuietStoveを逆さまに置いてから液出しし(すると、燃料は全部下に落ちる)、それから上向きに置き直しても可です。ただ、面倒臭い時は、多めに液出しして、バーナー部分にしたたるほど燃料を出すのでも可です。
   QuietStoveは置いて使うだけですが、消火してバーナーが冷えると、熱による金属の膨張・収縮の関係で、サイレントキャップがバーナーに軽くカシメた状態になります。指の力で簡単に外す事が出来ますが、どうせなら、そのまま固定した状態にしたいと思うもの。ただ、その状態では収納時に折り畳めなくな事もあります。まぁ、乗せた位置や角度が良い感じだと、キャップを付けたまま折り畳む事が出来る事もあります。
   気になる静音性ですが、これは前評判通り、相当静音化されます。むしろ換気扇の方が煩いくらいです。ちなみに、台所で使う場合は、換気扇は回した方が良いです。プレヒートの際に煤も出ますし、消火した後の臭いもプレートスプレッダーを使用した時よりも、長い時間漂う感じがします。

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使い方は、こうやって乗せて使うだけです
中には針金で固定してしまう人もいる様です

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裏はこんな風になっています
アウターキャップとインナーキャップが合わさった形状です

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付き方によっては、こんな具合に折り畳めません
まぁ、キャップを外せば良いのですが

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ちなみに、重さは55g
ドラゴンフライを使う人にとっては、大した重量増ではありません


■灯油での使用
   このQuietStoveの灯油での使用に関して、レビューの大半は「難がある」「使えない」というものであり、中には不況品として返品した、という話しもありました。自分のドラゴンフライは、ケロ化以降、ずっと灯油で使っていますので、あえて灯油使用でチャレンジしてみる事にしました。
   灯油を使うポータブルストーブの場合、肝になるのはプレヒートです。プレヒートが不十分だと、気化不十分になって、火柱を上げるというのが、ケロストの宿命です。ですので、ドラゴンフライに置いても、十分なプレヒートを心がけていました。具体的には、5秒ほど液出しし、点火し易い様にバーナーを傾けてウィックに灯油が染込む様にして、そして火が消える直前まで本点火はしない、というやり方です。うっかり途中で火力調整ハンドルを開けたりすると、火柱が上がって、余計時間が掛かる事になります。
   QuietStoveを使った時も、最初はこのやり方でした。しかし、液出しの燃料は全部QuietStoveに吸われて、燃えるのはQuietStoveだけで、本点火しようにも燃料がほとんど気化できてない状態で火だるまでした。そこで、上記に書いた様に、キャップを逆さに置いて燃料を吸わない様にし、ひっくり返してからプレヒートしてみたのですが、それでも火柱。どうやら明らかにプレヒートが足りないらしいので、液出しを10秒に増やしてみました。すると、辛うじて本燃焼させる事が出来ました。
   しかし、火力を上げて行こうとすると、火が赤くなって「バッバッ」と明滅し始め、そのままにしておくと猛烈な火柱を上げます。一旦、青火になる所まで火力を絞って、暫く燃やし続け、再度挑戦すると赤爆しなくなる。しかし、さらに火力を強めると赤爆するので、また戻す。そういうのを時間をかけて繰り返して行くうちに、最終的には最大火力でも青火で安定して使える様になる、という感じでした。
   ともあれ、本点火してもプレヒート不足気味の症状を表す訳です。そこで、もっとプレヒートに時間を掛けてみる事にしました。まず、QuietStove逆さにするのは面倒なので、普通に置いたままにし、約20秒間液出ししました。そうすると、QuietStoveから溢れる様な感じで燃料がバーナーの方にも落ちて来ます。そしてどのくらいの時間、プレヒートが続くか計ったところ、約2分間燃えてました。一旦火が消えたあと、火力調整ハンドルを回して点火すると、安定して本燃焼に移る事が出来ました。
   しかし、それでも赤爆症状を改善する事が出来なかったので、さらに多く液出ししてプレヒートしたのですが、今度はプレヒートの炎が地面にも滴り落ちる感じになり、とても危険でした。そして赤爆症状もさほど改善出来なかったので、QuietStoveを灯油で使う際は、最低2分はプレヒート、それでも全開で青火で使うまでには、赤爆したら戻すを繰り返して時間を掛けて使う、という風に認識する事にしました。
   この様な具合で、他の方がレビューされている様に、全く使えないとか不良品という訳ではないのですが、それでもプレヒートが失敗すると、決して本燃焼に移る事は出来ません。その場合は、一旦火を消し、バーナーが冷えるのを待って、再度プレヒートを行う他ありません。バーナーが熱いうちは、液出ししても中途半端に気化して、しっかりしたプレヒートが行えないからです。

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プレヒート不足で火柱を上げた状態
灯油使用時は、この状態からのリカバーは不可能なので
一旦消火して、冷えるのを待ちます

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全開の状態
灯油でも使えますが、全開まで赤爆なしで使える様になるのに
時間が掛かります


プレヒート直後の燃焼状態
ある一定まで火力を上げると赤爆します
この場合、一旦火力を絞って、バーナーが温まるまで待ちます


■ガソリンでの使用
   聞いたところによると、QuietStoveはガソリン使用を前提で設計されているそうです。レビューで好評価を下している人も、大抵はガソリンでの使用の様です。なのでガソリンでも使ってみる事にしました。ガソリンで使う場合でも、プレヒートはしっかりやらねばならないのですが、ただ、灯油ほどひつこくやる必要がない事、多少イージーなやり方しても大丈夫、という違いがあります。
   プレートスプレッダーの時の様に、液出し5秒では、例によってQuietStoveに燃料吸われて終わり、という事になるので、10秒ほど液出ししてやってみました。しかし、出が悪かったのか、ややプレヒート不足気味な感じでしたので、火力調整ハンドルを少し開けてガソリンを出して、プレヒートを追加。その後、良い感じに点火する事が出来ました。ガソリンの場合、灯油みたいに赤爆する事もなく、プレヒート直後から火力全開にする事が出来ました。
   試しに、液出し20秒でプレヒートしてみたのですが、点火した途端、ボンっと爆発してびっくりしました。言うまでもなく、灯油とガソリンでは引火点が違いますから、派手に燃料出すとこうなるのですが、そこまでやらなくてもガソリンは灯油に比べたら、プレヒートも簡単ですし、火力が安定するのも早い。確かに、ガソリンを基準にQuietStoveは作られているんだな、と感じました。

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ジェットをガソリン用に交換
毎度の事ですが、ジェットがガチガチで付属の工具では回りません
大きなマイナスドライバーにレンチを噛ませて外しますが
ネジ山をナメかけてしまいます

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ガソリンの場合、灯油だと赤火になる様なトロ火でも
しっかり青く燃えます


ガソリン時のプレヒート直後の燃焼状態
赤爆する事無く、最大火力まで上げられます


■プレヒートについて
   上記でも述べていますが、QuietStoveを使う場合は、プレヒートが重要になってきます。プレヒートが不足すると、まともに本燃焼させる事が出来ず、火柱を上げる事になります。
   ドラゴンフライでのプレヒートは、
  1. まずポンピングしてボトルの内圧を上げ
  2. コントロールバルブ(ポンプに付いてる元栓)を全開にし、フレームアジャスターハンドル(バーナー側の火力調整ハンドル)を開けて、スプーン1/2杯分だけの燃料をジェット内に流し込み
  3. アジャスターハンドルを閉じてから点火し、プレヒートの火が小さくなるまで約2分待ち
  4. ストーブが冷えるまで約5分待ってから再点火し
  5. アジャスターハンドルを1/2回転回して青く安定した炎になるまで待つ
   という手順を踏む事になっています。実際のところ、4番は飛ばしてますが、もしかしたら飛ばさない方が火勢の安定が早いのかもしれません(そうとも思えませんが)。問題は2番で、スプーン1/2杯のスプーンのサイズがどのくらいなのか分りませんが、ここで流し込む燃料の量によって、プレヒートの時間が変わってきます。
   純正のプレートスプレッダーを使っている場合は、噴き出した燃料はこのスプレッダーに当たって、全てジェットの方に落ちて行きます。ところが、QuietStoveを使っている場合は、噴き出した燃料はまずQuietStoveの中に吸われてしまい、下には落ちて来ません。そのままプレヒートすると、QuietStoveしか燃えず、肝心のジェットの方は全然温まりません。QuietStoveを逆さに被せて、液出しした燃料を全部下に落とすやり方もありますが、それにしても、1/2杯ほどの燃料では、特に灯油の場合はプレヒート不足に陥ります。
   そこで、いろいろ試してみた結果、灯油の場合、バーナーとエンクロージャー(五徳の足が付いたケース)を接続してるシャフトの、ジェット側に湾曲してる部分辺りまで燃料で浸せば、プレヒート時間が約2分ほどになり、辛うじて点火出来るレベルにまで持って行く事が出来るのが分りました。ガソリンの場合は、火を近づければ燃えるのですが、灯油の場合はそれだけでは燃えないので、ストーブを手前に傾けて、バーナー内に溜まった灯油がバーナーの下のウィッグに流れる様にしないと点火させられません。
   プレヒートは長めにやるに越した事はないのですが、あまり液出しし過ぎて、エンクロージャーの底に一杯燃料が溜まる様になると、ガソリンだと爆発しますし、灯油だと火がデカくて火事になっちゃうんじゃね?みたいな感じになり、結構危険です。また、灯油の場合は盛大に煤も出しますので、ストーブが真っ黒になります。そこまでしなくても、ガソリンの場合は初めから安定して使えますし、灯油の場合は赤爆が若干マシになる程度ですから、過不足なくほどほどにやるのが良いと思います。

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プレヒートはジェットを温めるためのものですから
バーナーから下が燃えるのが正解です
灯油の場合は、多めにやる必要があります

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ただし、あまりに液出しし過ぎると
プレヒートの火がエンクロージャーからはみ出して
煤で汚れるし、その前に延焼の危険があります

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どのくらいの量を出すか、目安としては
ジェットのネジ山が浸らない程度に出して
ウィッグの方に流れる様に傾けてます
ガソリンの場合は、そこまで出す必要はありません


■ポンピングについて
   MSRドラゴンフライを買って長い事になるんですが、これまで、ポンピングというのは多ければ多いほど良いと認識していました。一応、取扱説明書は読んでいて、30回くらいが目安という風に認識していたのですが、満タン時で30〜40回、半分くらいになった辺りでは、50〜60回くらいポンピングしていました。それでもタマにしか使わなかったので、火力が強いな、くらいに認識する程度で、あまり気にもしてませんでした。
   ところが、ここ最近、毎日常用する様になって、ポンピングの回数によって火の勢いが違う事に気が付きました。60回もポンピングした時は、いつもの倍の火力になってしまう、という事もあり、改めてポンピングについて調べ直しました。取扱説明書には、「満タンの時は20回、半減した時は30回、中身が少ない場合はさらにポンピングして、しっかり抵抗が感じられるまでポンプする」と書かれています。つまり、50〜60回はやり過ぎという事です。試しに、30回くらいで使ってみると、これまでよりも炎が小さく拍子抜けしました。
   ネットで、他の人がどうポンピングしてるか調べてみたのですが、10回しかしないという人から50回はやるという人まで様々で、多くの人が加圧し過ぎている様でした。ポンピングの回数が多いと、吐出圧が上がって無駄に火力が強くなり、弱火が利きにくくなる傾向にある様です。大事な事は、無加圧状態で20〜30回ポンピングした手応えを覚えておいて、それ以上、圧が掛からない様にする事の様です。

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ポンピングはボトルを立ててやるとやり易いのですが
調子こいて、パッツンパツンになるまでポンピングするのは間違いです

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取説に書いてあるのは、安全マージンを取った数値ですが
定格の性能を引き出す数値でもありますので
これに則った使い方をするのがベターです


■炊飯に適度な火力の得方
   MSRドラゴンフライは、自分が持っているポータブルストーブの中でも最強クラスの火力を誇るのですが、それはそれで飯を炊く上では難しい部分もあります。コールマンのガソリンストーブや、オプティマスのケロシンストーブの様に、最大火力でも沸騰までに4分なり5分掛かる物は、特段頭を使う事もなく火力最強から始めれば良いのですが、ドラゴンフライでそれをやったら、無駄に早く沸騰してゴワ飯になるか、下手したら焦がしてしまう事になります。
   上記の様に、ドラゴンフライ(に限らず、最近のマルチフェルストーブはみんなそうでしょうが)は、プレヒート、ポンピング、燃料残り具合などによって、火勢の安定とか火力とかが違ってきます。一番標準的な定格の性能は、ボトルが満タン時で、取扱説明書に書かれた規定のポンピング、余熱時間を取った時のものとなりますから、その状態を繰り返し練習して、感覚を覚えた上で。燃料の残り具合、気温、風、その他の条件で火力が低いと感じたら、ポンピングを追加する、というのが良いと思います。いきなり、カンカンになるまでポンピングしてしまうと、弱火まで強くなって、適切な火力が得られません。飯炊きに関しては、強ければ良いというものではありません。
   ドラゴンフライのフレームアジャスターハンドル、すなわち火力調整ハンドルは、他のストーブやコンロと違い、2周回したら最大火力になります。実はこれが意外に混乱するもので、微調整をする際に、今自分がどれだけ回したか分りにくくなります。
   そこで自分は、ハンドルの回転を1/4を1ノッチとし、8ノッチで全開になると認識する様にしています。その上で、3分半ないし4分で飯盒が沸騰するのが、何ノッチ目なのかを計りました。上記の「満タン、ポンピング20回、プレヒート2分」で灯油を使用した場合、大体5ノッチ目当たりで3分半で沸騰する様です。ただ、これもその時々によって変化しますので、最終的には火勢をみて、必要な火勢になる様に調整する必要があります。非常に感覚的ですが、この辺りは慣れる他ありません。
   ただ、取扱説明書通りのポンピング回数だと、最大火力にした時にやっぱりやや火力が低過ぎる様にも感じます。その時はポンピングを追加して、火力を強くします。ポンピングしまくってしまうと、この種の追加の調整が出来ないので、あまりよろしくありません。
   また、ボトルを繋ぎっぱなしにして次回も使う場合、前回の圧が残ったままになっているのですが、使う前にボトルを外して圧を抜き、燃料の残り具合を確かめてから、改めてポンピングするのが確実な様に思います。

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湯を沸かしたり、炒め物作ったりする時は全開でもいい訳です
その意味で、最強の火力のドラゴンフライは有利です

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しかし炊飯は、適度とされる強火と弱火が必要です
火力調整が自在であるという事は
必要な強さを自分で計れ、という意味でもあります


■まとめ
   QuietStoveは、ガソリンで最適化されているだけに、ガソリンで使用した方が使い勝手が良いのですが、自分はそこを敢えて灯油で使っています。というのは、バイクのツーリングで使うならガソリンで使いますが、もっぱら自宅で使っている事。また、以前は災害時などではバイクからガソリンを抜いて使えば良いと思ってましたが、3.11の経験者の方の談によると、バイクのは直ぐなくなるし、車からは抜けないしで、イザの時には意外とガソリンの入手に困る様です。なので、その方もケロシンストーブでしのがれたそうですが、となれば、普段から灯油で慣れておいた方が良い、と考えたからです。その意味で、ガソリンでの使用はあまり練習なしでも、イージーに使えます。
   肝心の静音化についてですが、これは掛け値ひいき目なしで、静かで使い易くなります。ドラゴンフライの最大の欠点はその爆音で、うるさくて火力最大に出来ない、なんて声も聞きますが、QuietStoveでその問題は一切解決です。以前、ケロシンストーブで試した様な、火力が落ちるという事もありません。確かに値段は高いのですが、投資するに値する製品だと思います。

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高いには高いですが
ドラゴンフライをより使いたくなるアイテムです


■追記—カーボンフェルト
   プレヒートの燃料をより多く保持する為に、余熱皿にカーボンフェルトを仕込む、という話しを前から聞いてましたので、自分も試してみました。厚みが2.8mmのものでまずエンクロージャーの底に合うサイズに切って仕込みました。また、このブログを参考に、バーナーカップの中にもカーボンフェルトを仕込みました。
   結果は上々。灯油で2分のプレヒートでも、十分にジェットを温める事ができ、プレヒート直後から火力を全開にしても赤爆しない様になりました。また、アルコールを使ったプレヒートも可能になりました。これまでは、エンクロージャーから溢れるほどアルコールを注いでも、余熱不十分で火だるまだったのですが、カーボンフェルトで十分なアルコールを蓄える事が出来る様になり、5分ほどのプレヒートも可能になりました。
   特に効いてるのは、バーナーカップ内のカーボンフェルトの様で、ジェットの直ぐ側でプレヒートしている事になり、十分な余熱が出来ている様です。

20151222_003449
エンクロージャーの底のカーボンフェルトは
燃料漏れや延焼防止の役割もあります



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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2015年11月09日

   この7月から使用していた、2レバー化したコールマン・フェザーストーブ。ホワイトガソリン専用のジェネレーターを、あえてレギュラーガソリンで使い続けて来たのですが、かれこれ3ヶ月経って、火力が落ちて来た様に感じました。特に弱火側が、最弱にすると、以前なら結構強い弱火だったのが、今ではトロ火を通り越して、風が吹けば消えるほど。明らかにジェネレーターが詰まっている兆候です。
   同様に、コールマン550Bもこの4年ほど、レギュラーガソリンで使っていたのですが、やはり火力が落ちつつある傾向を感じていました。そこで今回、ジェネレーターの洗浄をする事にしました。

20151031_193317
全力運転中のフェザー442
キャブレタークリーナーを使ったあとは
どういう訳か、緑の火が出ます


■用意するもの
   コールマンのポータブルストーブのジェエレーターは、ご存知の通り、屈曲した形をしている上に、細い管で、かつ中にニードルが入っていたりします。なので、この管の中を洗うには、少々コツが要ります。しかし、道具さえあれば、決して難しくありません。用意するのは、次の通り。
  • バイク用のワイヤーインジェクター
  • キャブレタークリーナー
  • パーツクリーナー
  • エアダスター
  • 液剤受け(自分は500mlのペットボトルをぶった切ったのを代用)
   ワイヤーインジェクターというのは、バイク整備した事ない人には聞き慣れない器具ですが、要はワイヤーの端に付けて、むりむり薬剤をワイヤーの中に噴射して浸透させる器具です。ナップスや2りんかんなどで売ってますし、ネットでも取り寄せ可能です。これがあるとないとでは、作業の効率、薬剤の使用量に差が出ます。
   キャブレタークリーナーは、別にバイク用でなくてもよく、ホームンターなどに売っている農機具用で十分です。泡タイプと液タイプがありますが、今回は液タイプを使います。余談ですが、キャブレタークリーナーは結構劇薬で、手に付いた位では大丈夫ですが、目などの粘膜系には猛烈な痛みと刺激を与えます。自分はうっかり、キン◯マの裏に掛かってしまったのですが、「これ何てプレイ?」ってほど痛熱かったです。
   パーツクリーナー、エアダスターもホームセンターで売ってる安いので十分です。

20151031_172558
ジェネレーターの先に付いているのがワイヤーインジェクター
これがあると作業がはかどります


■やり方
   まず、ワイヤーインジェクターをナット付いてる側の口に取り付けます。しっかり取り付けないと、薬剤が漏れてジェネレーターを通過しません。次にワイヤーインジェクターにキャブレタークリーナーの管(っていうんですか?)を差し入れて、ジェネレーターのジェット側を確実に薬剤受けに向けて、おもむろにキャブレタークリーナーを噴射します。すると、ジェネレーターが完全に詰まりでもしてない限り、プシーっとジェット側からキャブレタークリーナーが噴出してきます。そのまま噴射を続けます。すると、薬剤受けの底に噴出した汚れたキャブレタークリーナーが溜まります。この噴出するキャブレタークリーナーが、透明になるまでこの作業を続けます。
   透明になったら、今度はパーツクリーナーを同じ容量で噴射します。パーツクリーナーを使用する理由は、キャブレタークリーナーがジェネレーター内に残ったまま使用すると、煤が出たりタールが溜まったりと、余計よろしくないからです。
   パーツクリーナーで洗浄したあとは、エアダスターを吹き付けて乾燥させます。ジェネレーターは細い管だけに、そのまま放置してたのでは、いつ乾くか分りませんので、エアダスターで手早く乾かしてしまいます。
   ところで、コールマン550Bのジェネレーターには、クリーニングニードルが入っているのですが、これは抜き取る事が出来ます。洗浄したあと、ゆっくり優しく入れ直しましょう。

20151031_172624
結構黄ばんでます
透明なったら、洗浄完了です

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550Bのジェネレーター
優しくワイヤーを抜いて、また入れます


■効果
   コールマン550Bの方は、その後、ケロシン用のジェネレーターを取り付けたのでテスト未了です。550Bのジェネレーターは、ケロシン用のは豊富に売っているのですが、ガソリン用のはどういう訳か入手困難です。なので、買い替えしたくても出来ないのです。
   フェザー442は元よりガソリン専用ですので、2レバーをそのまま付け直しました。そして早速点火。新品時と比べたら、9割くらいの元気さですが、最弱にしても消えそうな弱火でなく、良い感じの弱火です。やったらやっただけの事はある様です。
   ホワイトガソリン用のジェネレーターでも、レギュラーガソリンは遜色なく使えますが、やはり詰まってくるのは仕方ない様です。整備できる環境にある分には構いませんが、ロングのツーリングなどに、やはり使わない方がいいという感想を持ちました。
   とはいえ、洗浄する事で、また暫く元気に使える訳ですから、知っておいて損はないメンテテクだと思います。


新品とまではいかないまでも
かなり元気よくなりました
火力が落ちたなーと思った時は、早めに洗浄しましょう



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2015年11月05日

   MSRドラゴンフライのケロ化に引き続き、コールマン550Bのケロ化も行う事にしました。550Bはジェネレーター交換によって、ガソリンもケロシンも使用可能となる「マルチフェル」なストーブで、ケロ化している人も多くいます。
   ところで、自分は「マルチフェル」だから当然、レギュラーガソリンも使えるもんだと思っていたのですが、コールマンでは、ホワイトガソリンとケロシンが使えたら「マルチ」で、さらにレギュラーガソリンも使えるものは「デュアル」と称するとの事。たった2種類の燃料が使えるだけで、マルチもヘッタクレもないと思うのですが、要するにホワイトガソリン用のジェネレーターでレギュラーガソリンを使っていた訳で、そりゃ詰まってくるわな、というところです。
   ともあれ、ジェネレーターを交換しました。

20151031_010817
ガソリン用のジェネレーターが詰まり気味になったので
ケロシン用のと交換する事にしました


■アメリカ〜ンな造り
   550Bのジェネレーターの交換要領は、
  1. ジェネーター基部のナットを外す
  2. 五徳とバーナーヘッドを留めているビスを外す
  3. 良い感じに持ち上げ、ジェレーターのクリーニングニードルの金具を外す
  4. 組み立てはこの逆順
   と、こんな感じで、文章で書けば簡単ですし、また手順が分っていれば難しい事ではありません。しかし、そこはメリケンの製品だけあって、今回、新品のケロシン用のジェネレーターを取り付けるのに、少し難儀しました。というのは、バーナーヘッドにジェネレーターを差し込んで、タンクにつけ、ジェネレーター基部のナットを締めようとしたら、全然締まらないのです。どうやら、ジェネレーターの形が適当にいい加減で、うまい事ハマらない感じです。こうした現象は、フェザー442でもありました。対策としては、基部のナットを仮止めして、無理無理バーナーヘッドを組み付けてしまう事です。ジェネレーターは比較的柔らかいので、適当に形が歪んで付いてくれます。

20151031_011138
550Bのジェネレーターにはクリーニングニードルが入っていますが
その根っこの鉤状の金具を良い感じに外さねばなりません

20151031_011344
左がガソリン用のジェネレータ、右がケロシン用です
見分けは、基部のナットの印の有無です

20151031_011535
この穴の部分で、ガスと空気が混合されます
少しズレたりすると、混合比率が変わって火力に影響するとか

20151031_012143
組み付けには難儀しました
結局、ジェネレーターを仮付けして
無理矢理バーナーヘッドを組んでしまいました
あとは、基部のナットを締めて完了です


■使い勝手
   ケロ化した550Bは、ガソリンの時の様にポンピングだけで点火する事は出来ません。バーナーボールにアルコールを注ぎ、プレヒートしてから点火します。この際、プレヒートの火が消えるか消えないかくらいまで、しっかりプレヒートしてやる事がポイントで、中途半端に火力をオンにしたら、火柱を上げるのは他のケロストと同様です。
   アルコールをケチるためか、プレヒートの時間を惜しんでか、ガストーチでジェネレーターを炙るというやり方をする人もいます。たしかに、ものの30秒も炙れば、気化したケロシンが出て点火する事が出来ますが、本燃焼の安定はアルコールでプレヒートした方が早いです。まぁ、ガストーチでのプレヒートはトンチ技の一つと考えています。
   本燃焼は、ガソリンの場合と変わりありません。火力調整も不具合なしです。燃焼中は、別に身体に悪そうなガスが出るとか、そういう事はありません。ただ、消火後、ジェネレーターに残っている灯油が、しばらくポッポと燃えるのですが、その時、いわゆる石油ストーブ臭いにおいがします。屋外なら問題ありませんが、室内の場合は換気扇推奨。テントの中では使わない方が良いと思います。

20151031_013030
アルコールにてプレヒート中
要は、ジェネレーターが温まれば良いのですが
バーナーヘッド全体を温めてる感じです

20151031_013345
全力運転中
赤火に見えますが、根っこの部分は青火です

20151031_014642
プレヒートを前提としていないフェザー442は
バーナーボールに穴が開いています

20151103_225041
ガストーチでジェネレーターをピンポイントプレヒート
弱い火力でじっくりやった方が良さそうです


■火力、その他
   ケロ化550Bで、ベランダにて2リットル薬缶を沸かしてみたのですが、グツグツ沸騰するまで12分でした。これはガソリンの場合でも同じで、性能はガソリンでもケロシンでも変わらない事を示しています。この辺り、燃料によって差が出るというより、ストーブ自体の性能で差が出ると思います。(MSRドラゴンフライは9分、オプティマスNo.45は15分)
   550Bはジェネレーターを脱着すると、基部のナットの部分から油漏れを起こすので、耐熱耐油のガスケットを塗って対応していたのですが、今回は油漏れを起こしていません。察するに、今回は現物合わせで無理にジェネレーターを組んだのですが、それがかえって気密性を持つ事になったのかもしれません。むしろ、こうして形になったものを再度組み立てると、隙間が生じて漏れるのかもしれません。まぁ、基本的にジェネレーターを交換する時は、新品に交換というのが前提でしょうし、その度に無理に現物合わせで組むなら、今回の様に油漏れを起こさない、のかもしれません。

20151101_235351
火力はガソリンの場合と同じです
まぁ、どちらも原料は同じなんですけどねw

20151031_013412
ガスケットの跡が汚いですが、今回は塗ってません
まぁ、塗らなきゃならんのが問題なんですが…



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2015年11月04日

   オプティマスNo.45のレストア成功で、急速にポータブルストーブの燃料として、自分の中でクローズアップされる様になった灯油ですが、所有しているポタストで灯油も使用できる物がいくつかあるので、ケロ化してみる事にしました。その手始めとして、まずはMSRドラゴンフライからです。この種の分離型ストーブの多くは、いわゆるマルチフェルと称して、ホワイトガソリン以外にも、レギュラーガソリン、灯油、軽油、菜種油、ジェット燃料などを使えるものがほとんどです。(もっとも、ジェット燃料なんて普通には手に入りませんがw)

20151028_010748
灯油で全力運転中のMSRドラゴンフライ
写真では火が赤っぽいですが、実際は青いです


■メインジェットの交換
   MSRドラゴンフライには、標準でガソリン用のメインジェットが装着されていますが、ケロシン用のメインジェットも付属しています。灯油や軽油を使用する場合は、メインジェットを交換する訳です。それ以外は、ポンプも燃料ボトルもそのまま使えます。
   メインジェットの交換は、付属のメンテナンスキットで行うのですが、説明書には簡単に外れる様な感じで書いてあります。ところが、これが固着して外れないという人も結構いるようで、自分もその口でした。どう頑張ってもジェットが回らず、付属のペラペラのレンチも歪んでしまう有様で、それが為に今までケロ化してなかった様なものです。まぁ、その必要もあまり感じてなかったのですた。
   今回、どうあってもケロ化したかったので、あれこれアドバイスを貰って、CRCを吹いて、バイク整備用のKTCのマイナスドライバーを投入。それでも回らなかったので、結局ドライバーに10mmのコンビレンチを噛ませて、エイヤと回したら、「ピキン」と回りました。
   その後は、ケロシン用のジェットに交換して、バーナープレートを付け直して、作業完了です。本来なら、ここまで苦労する事はないのでしょうが。熱の掛かる部分でもあるので、膨張固着は仕方ないところです。

20151028_005214
外すのに非常に苦労したメインジェット
付属の工具はあまり役立ちません


■プレヒート
   ドラゴンフライのプレヒートの要領は、まずポンピングしてボトルに圧を加え、元栓を開いて、火力調整キーを回して燃料をバーナー内に噴出させ、それに火を付けるというやり方です。これまでガソリンでしたので、このやり方でも直ぐに点火する事が出来ました。
   灯油の場合でも、やり方は同じなのですが、灯油はガソリンより引火点が高いので、ただ単にマッチを近づけただけでは火が付きません。バーナーの下にあるウィッグも灯油で湿らせて、そこに火を付ける感じなのですが、それでも火が付かないので、バーナーに火の点いたマッチを突っ込んで、それで上手い具合に点火する、という感じです。
   プレヒートの時間は、ガソリンの場合よりも長めで、かついい加減にやらず丁寧にやります。ガソリンの場合は、適当にやっててもそれなりに点いたりするのですが、灯油はもれなく火柱あげます。逆に、プレヒートの火が消える直前までプレヒートしてやった方が、素直に本燃焼を始めます。この辺りは、ケロシンストーブと同じ様です。
   もっとも、それでもいきなり火力全開にすると、バッバッと赤火で爆発っぽくなるので、最初は弱火で、様子を見ながら少しずつ火力を強くしていく、というやり方をします。プレヒートさえしっかりしていれば、ものの20〜30秒ほどで全開でも火力が安定します。

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灯油でプレヒート中
黒煙は出ますし、煤も付着します
しかし、これが標準のプレヒートの仕方です

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臭いや煤を嫌って、アルコールでプレヒートする人もいます
この場合、やや多めにアルコールを掛けます


■使い勝手
   ドラゴンフライはそもそも弱火から強火の火力調整が自在のストーブです。この点は燃料が灯油になっても変わりません。灯油を使ってるから赤火になるとかいう事もなく、キレイな青火になります(完全燃焼してる証拠)
   灯油は、例によって臭いが石油臭いのですが、燃焼中はその種の臭いはほとんど感じません。室内で使った場合でも、まったく臭わない訳ではありませんが、レギュラーガソリン使った時の様な、明らかに身体に悪そうな臭いがする、というほどではありません。消火の際は、フェールライン内の燃料が燃え切るまで、しばらく赤火が出ますが、いわゆる石油ストーブ臭いというのは僅かです。
   臭いが少ないというのは、極地や高山など、テント内で使用する事も考慮しての事かもしれません。その事は、自宅内で使用する際にも利点となりました。ドラゴンフライは、重い鍋釜も乗せれるほどの強度があり、かつ重心が低いデザインですので、台所でも使い易いのです。
   火力は、気温10度、微風のベランダで、2リットルの水が入った薬缶を約9分でグツグツと沸騰させました。この辺りもガソリン使用時と変わらない火力です。また、自分が現在所有する灯油を使用するストーブの中では、最強の火力を持っています。
   これまでドラゴンフライへの評価というのは、ソロ用としてはオーバースペック過ぎて、あまり出番がない、というものでした。ところが、ケロ化した途端、燃料代が安く、長時間使える、まさに自宅向きのストーブである、という評価に変わりました。しかも、他のケロシンストーブやケロ化ストーブは、プレヒートに燃料アルコールを必要としますが(これが高い)、ドラゴンフライはデフォルトで灯油でプレヒート出来るので、その点、ランニングコストの安さに繋がり、非常に有利であると感じています。(ただし、自宅内で灯油プレヒートする場合は、換気扇の下で行う必要があります)

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弱火で運転中
少々の風が吹いても消えません

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ケロシンストーブの特許をプリムスが申請したのが1889年の事
MSRドラゴンフライは1998年に製造開始
109年の技術差は歴然でした



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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2015年10月28日

   灯油を燃料とする加圧式ストーブ、いわゆるケロシンストーブは、大昔から興味があり、前々から欲しい欲しいと思っていたのですが、もともとバイク乗りで主たる燃料はガソリンである事、何だかんだ言って出先ではガスの方が手早くて使い勝手が良い事、などなど、ケロシンストーブに用事がなかったために、これまで買わずに来ました。
   しかしまぁ、欲しいには違いないもので、日本飯盒協会にケロストの人たちが増えたのをきっかけに、自宅用にケロシンストーブを買う事にしました。

20151025_201342
欲しい欲しいと思い続けて25年
やっと手に入れました!



■どれを買うか
   ケロシンストーブというのは、アウトドアシーンではすっかり旧式で、もはや登山などで使ってる人はほとんどいないと思うのですが、それでも一部熱狂的でコアなファンは今だに多くいます。ヨーロッパの有名どころのメーカーは軒並み生産を終了しているのですが、日本では今だにマナスルシリーズが生産されています。一応、されている事になっているのですが、あまり生産数が多くないのか、最近は売り切れになる事が多く、そのため、ケロシンストーブは軒並み高騰する傾向にあります。
   実は、当初はその国産のマナスルを買うつもりでいたのですが、それが品薄どころか不当に高騰する傾向にあり、かつケロスト教の人ら言わせると、仕上げはインド産のストーブと変わらん程度との事でしたので、だったら腐っても鯛で本場のスウェーデン製が良いだろうという事になりました。スウェーデン製となると、プリムス、スヴェア、ラジウス、オプティマス辺りで、常時オークションに何かしら出品されてるのですが、程度の良い物はやはり高値になってしまいます。
   その中でも人気が高いのは、小型のケロシンストーブですが、自分は徒歩やバイクで移動する様な作戦でこの手のストーブを使うつもりはなく、むしろベランダなど普段使いを目的としていますので、大型の物でも構わない。その線で探していたら、たまたまオプティマスのNo.45という、いわゆる登山用で大人数用のストーブの出物がありました。これも結構弾数があるのかよく見かけるのですが、小型のより安いとはいえ、そこそこの値段になる様です。万を超えるようなら諦めるつもりでしたが、そこまで行かずに落札する事が出来ました。

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箱の外からも臭う灯油臭
開けてみると、収納缶が油まみれ

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中身もベタベタ
タンクから燃料が抜かれてない上に、センターキャップ締め忘れ
輸送中に漏れ溢れたのでしょう

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付属品も油まみれ。しかも相当古い油のようで
金属臭が猛烈でした

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パーツクリーナー2本使って、油をキレイに取り除きました
収納缶の底から、購入当時の伝票などが出て来ました
昭和52年6月に購入した様です

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缶の内側に値札のシールがありました
自分が8歳の時の7600円は、どれほどの価値があったのでしょうか
まだまだ外国製品は珍しい部類だと思います


■物の状態
   状態は写真で見て承知していたので、レストアは覚悟の上だったのですが、届いたブツを開封してびっくり! タンクの中に燃料が残ったままだっただけでなく、バーナーヘッドを付ける穴をふさぐタンクキャップも締めてなくて、敗走中にタンクの燃料が漏れて、収納缶の中が灯油まみれになってただけでなく、外にも漏れてました。こんな非常識な送り方する出品者ってのが居るってのに、腹が立つのを通り越して呆れてしまいました。
   とりあえず、パーツクリーナーを使って徹底的に灯油を除去。タンクの中の、一体何年物か判らん灯油も捨て、収納缶も徹底的に洗いました。収納缶の底から、恐らく前のオーナーが購入した時の伝票が出て来ました。購入日は昭和52年6月27日、神戸の三ノ宮のお店でした。収納缶の内側に7600円の値札が貼ってありましたが、伝票には5320円とありました。値切ったのか値引きされたのか、昭和52年といえば自分はまだ8歳の頃ですが、まだまだ海外製品は高かった時代だったのでないでしょうか。
   ともあれ、伝票まで残しているくらいですから、前のオーナーがこのストーブを大事にしてたのは想像に難くありません。灯油をキレイに拭き上げたら、物そのものはそれほど悪い感じではありませんでした。目立つキズはなく、欠品はフレームリングのみ、ポンプは圧が掛かる状態でした。レンチとタンクキャップはチェーンで繋がれていましたが、これは前のオーナーが独自で工夫した様です。
   とりあえず、新しい灯油(といっても、ベランダのポリンタンクに残ってた3年前くらいのですが)を入れ、バーナーヘッドのニップルをニードルで掃除して、ポンプにコールマンのリュブリカントを塗り、ケロシンストーブを点火する手順を踏んで点火してみました。プレヒートが済んでポンピングして本燃焼させようとしたのですが、どうも余熱皿の脇から燃料が漏れているらしく、ニップルよりもそこの方が激しく燃える感じです。そしてポンピングすると余熱皿に燃料が溜まる感じで、まともに使える状態ではありませんでした。

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ポンプの状態
カッチカチに硬くて、油っけ無しでした

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取りあえず組み立ててみた
前のオーナーがレンチとセンターキャップを紛失防止でチェーンで繋いでます
正味、邪魔ですww

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プレヒート後、ポンピングすると
余熱皿の上から燃料が漏れて、そこから激しく燃え上がりました
まずはこの部分のパッキン交換が必要です

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必要なパーツが揃うまで、ピカールでキレイにする事に
磨けは光る逸材です


■バーナーヘッドの洗浄
   パッキン類はとりあえず交換という事で、パーツが届くまでの間、真っ黒けになってるバーナーヘッドの洗浄をやってみる事にしました。
   まず、バーナーヘッドの分解ですが、バーナーヘッドは余熱皿をはさんで、バーナーとライジングチューブに分解する事が出来ます。ただし、オプティマスは19mmのレンチが必要で、自分はそのサイズはメガネレンチ1本しかないので、メガネで下のライジングチューブを押さえ、上のバーナーはモンキーレンチで回しました。ガチガチに固着しているイメージをしていたのですが、案外あっさりはずれてしまいました。問題は燃料漏れを起こしていたパッキンで、外したその時は余熱皿の上から1枚だけ外れ、下には何も付いてませんでした。普通は余熱皿の上下にパッキンがあります。あれ〜?と思ってたら、後でさらに1枚、バーナー部から外れ落ちました。つまり、前のオーナーは余熱皿の上に2枚パッキンを重ねていた様です。
   ライジングチューブはピカールで磨けましたので、洗浄するのはバーナー、余熱皿と風防だけにしました。洗浄に使う薬剤は、クエン酸が良いらしいのですが高いのでサンポールを使う人が多い様です。また、汚れを落としたあとに中和させるので重曹を使うそうです。どちらにして大して高いものではありません。まず、500mlのペットボトルを半分に切ってその中にサンポールを入れ、同じ量のお湯を注いで薄め、その中にパーツを入れて5分待ちました。5分後、薬剤を捨てて、水を掛けながら浮いた汚れを落とし、今度は重曹を溶いた水にパーツを浸けて3分ほど待ち、引き上げてから水洗いして乾かします。
   その後、余熱皿と風防はピンク色のままなのでピカールで磨き、キレイにしてから、届いたパッキンを組み付けました。

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バーナーを分解。19mmのレンチが必要です
固着してるのかと思ったら、簡単に回りました
前のオーナーが、パッキンを2枚とも余熱皿の上に入れてました
(写真ではもう1枚が固着して取れてません)

20151019_230234
Tポイントが貯まるウエルシアにて
サンポールと重曹を調達
洗浄容器は適当なのがなかったので、ペットボトルぶった切りで

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お湯で割ったサンポールにブッコミ
5分で引き上げて水洗いします
歯ブラシ等で浮いた汚れを洗い流します

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今度は重曹水につけて中和させます
時間は3分くらい

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この後、余熱皿と風防はピカールで磨きました
特筆すべきは、バーナーヘッドの刻印
PRIMUSとOPTIMUSが並記されています

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届いたパーツ類
ポンプカップや逆止弁のゴムも入っています

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余熱皿の上下にパッキンを入れます

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プレヒート中
薬剤の影響か、妖しい色になってます

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ところが、肝心の焔はロウソクレベル
このストーブの本気はこんなモンじゃないはず


■ポンプカップの交換
   さて、バーナーヘッドの準備が整ったので、早速タンクに付けて点火してみました。ところが、どうにか火が付くものの、とても小さい。圧が足りないのかと、ガシガシとポンピングをしてみても、大きくならない。それよりも、時々ポンプが滑る様な感じがして、ちゃんと圧が掛けらてるのか?という感じです。そこで、ポンプカップのリペアパーツも取り寄せてあったので、ポンプカップを交換する事にしました。
   ポンプそのものを外すのは簡単で、タンクへの取り付けキャップを回せば取れます。そのまま引き出せばポンプ全体が抜き取れます。ポンプカップは、ポンプロッドの先にナットで留っています。問題はそのナットをどう外すかでした。というのも、ナットにレンチを当てて回そうにもポンプロッドは滑り易く、空回りしてしまいます。試しにポンプロッドのつまみの部分をラジペンでつかんで回そうとしたら、つまみが回って取れました。ロッドにネジが切ってあって、つまみをねじ込んであったのです。
   結局、ポンプロッドの先の方をバイスプライヤーで噛んでナットを外す事が出来ました。この際、あまり強く噛むとロッドにキズが入ってしまうので要注意です。そして、さらにポンプカップを挟み込んでいるロッドナットなどを外さないとならないのですが、専用の工具はありませんので、ロッドナットはバイスで、ビスの方には大きめのスプーンで回して外しました。
 古いポンプカップは、さすがに経年劣化でカチカチです。オイルに浸けておくと復活するという話しもありますが、ここは新品に交換した方が無難です。取り付けは分解の逆の要領で行い、オイル(コールマンのリュブリカントを使いましたが、ミシン油でも可との事)をしっかり塗り、少しポンプを広げてから、タンクに付け直しました。
 そして試してみたのですが、時々空振りするものの、タンクに圧が掛かってない訳ではなさそうです。それでもバーナーから出る火はとても小さく、むしろ詰まってていくらポンピングしても、これ以上入って行かない感じです。

20151021_225914
前のオーナーさんの工夫ですが、これではポンピングのテストが出来ません
悪いけどチェーン外しました

20151021_232319
まず、このナットを外さないと行けませんが
このままでは外せません

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キズが出来るだけ付かない強さでバイスグリップを噛ませて
レンチ使ってナット外しました

20151021_234054
さらに、バイスグリップで固定して
スプーンで完全分解です

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ポンプカップを替えても、状況は変わらず
圧は一応かかっているので、バーナー自体に問題ありそうです


■バーナーのチューブ洗浄
   かくなる上は、バーナーのチューブがどこかで詰まっていると考えるべきで、その洗浄に取り掛かりました。とはいえ、完全に洗浄するには、ニップルも外す必要があります。ニップルはニップルレンチがないと付け外しが大変なので、取り寄せる事にしました。
   ニップルレンチが到着する前に、先にバーナーをキャブレタークリーナーに浸けて、チューブ内のカーボンやスラッジをふやかします。キャブレタークリーナーには、液体と泡状の二種類ありますが、今回は液体を使いました。といっても、スプレー缶なので、500mlのペットボトルに直噴してクリーナーを溜め、そこにバーナーを沈没させました。
   チューブの洗浄は、自転車のブレーキワイヤーみたいなの先端を解して、チューブの中に突っ込んで擦り、パーツクリーナーを注入してゴミを出します。1回2回でなく、何度も何度も、ゴミが出て来なくなるまでやります。送油管(Rising Tube)と接続する上昇管(Ascending Tube)は、奥の方はスカスカしてましたが、下のアールの部分に引っかかりがありました。その引っかかりがなくなり、ゴミが出なくなるまでひたすら掃除しました。清掃後、試しに点火してみましたが、やはり火は小さいまま。どうやらニップルと下降管(Descending Tube)に問題がありそうです。
   ようやくニップルレンチが届き、さっそくニップルを取り外しました。バーナー部にレンチを入れるのが、結構知恵の輪チックでやりにくく、またニップルを外すのもコツが要りましたが、とりあえず外れました。ニップルは中にカーボンがびっしり詰まっていて、火が小さい原因はどうやらそれにありそうでした。爪楊枝をつかってカーボンを取り除きパーツクリーナーで洗浄。ニップルの穴からワイヤーを入れて下降管も掃除しました。
   パーツクリーナーが残っていると、燃焼時にタールや煤を発生させるというので、パーツクリーナーで徹底して洗い流し、最後はエアダスターを吹き込んで乾かしました。その上で再度タンクに組み込んで、燃焼テスト。すると今度は勢いよく燃える様になりました。

20151024_162450
バイク用とかのは高いので
農機具とかの使いそうな安いキャブクリを使いました

20151024_142407
ゴミが出まくり、ひたすらワイヤーで掃除しまくり
最終的にはカスが出なくなりました

20151024_151900
しかし、それでもまだロウソク状態
こうなると、ニップル側が原因濃厚です

20151025_152646
やっと届いたニップルレンチ
ちょっと知恵の輪的な難しさがあります

20151025_152901
外したニップルを見て驚愕! カーボン詰まりまくりです
爪楊枝でキレイに掃除しました

20151025_154205
ニップルの穴からもワイヤー入れて掃除しまくり
こちらもカスが凄かったです

20151025_161207
結果、かなり勢いよく炎が出る様になりました
しかし、まだまだ赤いし、こんなもんじゃない筈です


■逆止弁の破壊と交換
   さて、このオプティマス45、ウチに来た時からポンピングの際に空振りがあったり、「ぶぶぶ〜〜」と空気が入ってるんだか抜けてるんだか分らないところがあって、まずはポンプカップの交換をしたのですが、それでも根本的な解決にはなりませんでした。となると、逆止弁が怪しいかもしれません。逆止弁とは、正しくは逆流防止弁と言いますが、コールマン辺りではチェックバルブと呼ばれているものです。空気をタンクに圧送し、かつタンクから燃料が逆流するのを防止する弁です。古いストーブの場合、そのバブルのゴムが劣化してカチカチになっている場合があります。
   この逆止弁を外すのにも専用のNRVレンチが必要で、これも調達しました。大概高い代物なのですが、ヤフオクで安いのが出ていましたので、コレ幸いにゲットです。そしてポンプを抜き去り、レンチを逆止弁に宛てがって回そうとしましたが、カチカチで回りません。となると、慎重を要しつつも決断よく回さねばならないのですが、もうここまで来たらビビっても仕方ないので、逆止弁の頭を舐めるのを覚悟で、エイヤとレンチを回しました。すると、「キュっ」と音を立てて回りました。
 後はレンチで回し切って逆止弁を取り出すだけですが、NRVレンチには逆止弁をつかむ機能はないので、タンクを逆さにして弁を落とすしかないのですが、この際、タンクに灯油が入ったままだと、灯油が逆流してきますので(まぁ、逆流を止める弁がない訳ですからw)、タンクは空にしておいた方が良さそうです。
   やっとこ取り出した逆止弁を今度は分解して中身を確かめねばなりません。そこで、弁の下に付いてるスリットにマイナスドライバーを噛ませ、頭をNRVレンチに宛てがって、回して頭を取ろうとしました。これも結構硬かったので、気合い入れて回そうとしたら、マイナスドライバーを噛ましてる方が「ヌル」と動いてしまいました。見てみると、スリットが広がって弁の筒にヒビが。ここに来て、とうとう壊してしまいました。
   かくなる上は、新しい逆止弁を調達するより他ないのですが、これが品薄な上に高い。純正パーツは1780円もします。まぁ、それでも金で済めば安い方かもしれません。しかし、国産ケロストのマナスルの逆止弁が使えるとう耳寄りな情報を頂きました。金額が安いのも去る事ながら、国産の現役製品ですから、今後の供給も安心です(マナスルをいつまで製造するか、によりますが)。
   そして取り寄せたマナスルNRVですが、大きさはオプティマスの物より気持ち太くてやや長い。一見すると「入るんかいな?」と感じましたが、情報のとおり、ピッタリ入りました。あとは、ポンプチューブに漏れた灯油を拭き、ポンプカップに改めて注油して、ポンプをセットしました。

20151026_121714
固着気味でしたが、どうにか外れた逆止弁
こればっかりは、工具がないと出来ない作業です

20151026_122120
ところが、ここへ来て破損
めっきり割れてしまいました(泣)
まぁ、どっちみち、交換した方が良いとは思ってたのですが、、

20151026_122701
こうやって外すのが正解だったのかも
もっとも、強くつかむと割れてしまうそうです

20151026_122816
逆止弁の中身
黒いゴムがカチカチになっていました

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左がマナスルの逆止弁
オプティマスのより少し大きく見えます

20151027_223924
しかし、御覧のとおり、ちゃんと取り付け可能です


■漏れ火の対策
   漏れ火を起こすというのは、その部分から圧が逃げる事で、当然火力にも影響します。逆止弁交換前に燃焼テストを行ったのですが、薬缶に入れた2リットルの水を沸かしてみたところ、24分経ってもボコボコに沸騰する事がなく、結局、沸かし切るのを諦めた、という結果がありました。あまりの火力の弱さに失望したのですが、この時、ニップルや余熱皿とバーナーの付け根から漏れ火があったのです。漏れ火を口で吹いて消すと火が強くなり、漏れ火が点くと弱くなる、という現象でしたから、この漏れ火対策は必須です。
   ニップルに関しては、ニップルレンチで増し締めする他有りません。それでも漏れる様であれば、ニップルのネジ山が潰れてる可能性が高いので、ニップルを交換する必要が出てきます。余熱皿の方は、すでにパッキンを交換した後でしたので、それでも漏れるとしたら、締付けが弱いという事が考えられます。とはいえ、どのくらいのトルクで締めたら良いのかもよく判らないところです。
   しかし、付属のレンチを使う分には、オーバートルクにならないとの事。そこで、トランポから19mmのメガネレンチを持って来て、それをライジングチューブに噛ませ、付属のレンチを使ってバーナーが動かなくなるところまで締めました。タンクに付けてやらなかったのは、そこは思いっきり締めるところではないのと、ライジングチューブ内の鉛のパッキンを痛めないためです。

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タンクに付けながらでなく、ちゃんとレンチで押さえた方が吉です
この太さでこの純正レンチの長さなら
思いっきり締めてもネジ切る心配は無さそうです


■レストア完了
   やれる事はすべてやりました。たっぷり余熱皿にアルコールを注いで、十分にプレヒートし、プレヒートの火が消えかかった頃合いを見計らってポンピング。空振りは「ぶぶぶ」みたいなのはなく、すっすっと圧が掛かって行き、たちまち爆音を立てて燃え始めました。しかも、赤火はなく、キレイな青火です。漏れ火はニップルからも余熱皿の上からもなくなっており、全力で燃えている様です。
   今度はベランダで飯盒を使ってご飯を炊いてみました。肌寒い夜で風も少々あります。天ぷらガードを使って風除けを作ってからの実験となりました。結果は、強火で約4分、弱火で約4分半、コールマンのガソリンストーブよりやや時間が掛かる程度です(室内で実験しても同じだった)。今度は2リットル入りの薬缶を沸騰させました。こちらは約15分で爆沸。前回の実験より10分以上短縮した上に、きっちり沸騰しました。つまり、ケロシンストーブは定格の火力を発揮する限り、現用できる性能をもっている、という事です。

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バッチリです! 猛烈な勢いです!

20151027_224909
漏れ火もなし、完璧!


■使用感
   使用上の注意としては、以下の事項が上げられます。
  1. まずプレヒートはしっかりやらねばならない事。まだプレヒートの火が燃えているのにポンピングすると、灯油が液体で出て火柱を上げ、かえって点火に時間が掛かります。
  2. 屋外で使用する際は、風避けを使用する事。どんなそよ風でもバーナーの火が揺らぎ、弱火の場合は消えてしまいます。その場合は、あわてず再点火するか、減圧弁を開けてタンクの圧を抜く事。
  3. タンクに灯油を入れる時は、ゆっくり様子見ていれる。ボケッとしてると溢れて床なり地面を灯油まみれにする。ガソリンより揮発しないので、乾燥するまでに時間が掛かる。
20151027_224541
とにかく、プレヒートはひつこくやった方がいいです
また、慌ててポンピングしない事
プレヒートの火が消えてからでも間に合うので

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風よけは必須
この天ぷらガードでも十分では無かった

20151027_233239
直接、石油ポンプを使うのでなく
一旦ボトルに入れてからの方が良さそう


   これらに注意しておけば、使用上、なんら不都合ありません。火力が弱い云々は、確かに都市ガスのガスコンロや、最新のガスストーブに比べれば、確かに火力が落ちますが、コールマンのガソリンストーブとは遜色ありません。ケロシンストーブでチャーハン作ろうとしたら、ベタベタしたものしか出来なかったという話しがありますが、他のポータブルストーブでも似た様な仕上がりになるので、ケロシンストーブだけが化石燃料つかうストーブの中で、極端に火力が弱いとは感じませんでした。むしろ、オプティマス123Rより火力が強いと感じたくらいです。

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使っているうちに、炎の出方が整って来て
キレイな青い火になりました

20151028_115646
この手の料理なら、そつなくこなせますw





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tanisi_corp at 21:00コメント(4)

2015年10月11日

   そのそも橋の下会とは、昨年11月、職場の野郎共と男子会をやるつもりが、天気予報で雨の予報だったので、急遽、ウチの近所の平井大橋でデイキャンプをやる事になったのが発端です。雨降っても良い様に橋の下でやったのが、橋の下会の由来です。
   まぁ、アウトドアグッズは好き、でも登山やキャンプはなかなか出来ないって人も多いですし、特に都市生活者となると気軽にアウトドアに出向くというのも難しいのですが、そんな中でも橋の下ならやれそうなトコあるやん?というのに目を付けたのが今回の企画です。

20151011_163752
アーバンキャンパーは橋の下を目指す!


■一応、泊まりの装備
   今回のキャンプ地は葛西橋という事で、ウチからスクーターでものの30分ほどしか離れてない場所なのですが、一応、泊まりの装備をしていく事にしました。まー、帰りたくなったら帰れば良い訳ですし、ともあれ日頃仕舞ったり分散させてるキャンプの装備を、集合させてパッキングするのもキャンプの一環です。
   持って行くのはいつもの通りで、テントとポールシュラフ、スリーピングマット、だいたいこれでリーコンアサルトパックの4分の3が埋まってしまいます。この他に、今回は煮炊きの道具は飯盒オンリーの縛りがあったのですが、それは旧軍よろしくバックパックの背面縛着、食料入れにサステインメントポーチも背面装着。キャンティーンとカップは1個だけ右側面に、タオルとトイレットペーパーもIFAKポーチに入れてキャンティーンの下に装着。左側面には折り畳みの三脚椅子を縛着。ストーブは、夜冷える事を考慮してコールマンのフェザーストーブをチョイス。燃料は満タンにしておきました。その他、照明として高輝度30灯スクエアLEDランタンとEnergizerのアルティメットヘッドライト、スプーンやハサミが入ったMOLLEマガジンポーチやドイツ軍のファットコンテナを持ちました。
   今回、スクーターで移動の割には、ほぼ全ての装備を担ぐことにしたのは、スクーターを降りてちょっと歩くかもしれない、という話しがあったからでした。歩かないのであれば、スクーターにも装備を分散させたのですが、まぁ、ちょっとでも装備を使うのがこの種のイベントの趣旨ですので、使ってなんぼです。

20151011_141603
一泊も連泊も、主要となる装備に変化は大してありません
つまり、結構な荷物になるという事です
しかし、飯盒をこうして運ぶのは、今の時代にはむしろ画期的でしょうな

20151011_150208
自宅からスクーターでものの30分
上は風がビュービュー吹いてましたが
下に降りたら結構マシでしたw

20151011_152538_01
相方登場
これまたレトロなスタイルなのですが
自転車は比較的新しいそうです(そう見えないw)


■飯盒の蓋について
   さて、相方と合流できたので、さっそく橋の下会開始。相方は自分からロゴスのハンドル付き飯盒を買った人ですが、まだ炊爨経験は少ないという事で、まずご飯炊いてもらう事にしましました。とはいえ、いきなり炊く訳ではなく、米を水に浸けておかねばなりません。無洗米という事で、米を研ぐ必要はありませんが、いつもよりは長く浸けておく必要があります。
   ぼけっと待ってるのもなんなので、先に飯盒の蓋でステーキ焼く事にしました。LIFEで買って来た2枚1050円くらいのやっすいオージーです。まずフライパンにラードを落としてストーブで溶かし、その後、おもむろにステーキを飯盒に蓋に入れて豪快に焼きました。飯盒の蓋は、フライパンに比べれば厚みが薄く、どのくらい使えるか、今回は敢えて飯盒の蓋だけで焼き物にチャレンジしました。
   しかし、結果は上々。中まで火が通り、美味しく食べれました。気になる飯盒の焦げですが、ちゃんと脂を敷いておけば、炭化する様な焦げ方はしない様です。また、自分は蓋にハンドルの付いてない、普通の兵式飯盒を使っているのですが、その代わり、トランギアのアルミハンドル(鍋つかみ)を使っています。しかし、蓋とアルミハンドルの組み合わせはとても使い易く、要る時だけハンドルを付ける格好になるので、蓋が空でも蓋がストーブから落ちる事無く(ハンドル付きだと、ハンドルの重みで落ちる)、とても便利でした。

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橋の下会会場
相方は、今回初めて、カセットガスジュニアバーナーを購入
今回はその使用練習も兼ねています

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まずはラードを溶かします
自分は寒さ対策で、コールマンのフェザーストーブを投入

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火力最大で焼きまくります
良い感じに焦げ目がついて、美味そうです

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ナイフは使いにくいので、ハサミで切ります
ハサミは意外に使えるのです


■屋外に於ける火力調整の難しさ
   さて、浸水の時間が終わったので、相方にご飯炊いてもらう事にしました。自分がやれば失敗はないのでしょうが、それでは練習になりませんので、芯になろうが焦げようが、やってもらう事にしました。とはいえ、放ったらかしでは出来ないので、最初は強火で、沸騰したら弱火に変えて、重湯が消えたら火を消す、という手順を説明しながらやって貰いました。
   難しいのは、今回はそこそこ風がきついという事。気温的には温暖なので、カセットガス使うカセットガスジュニアバーナーでも火力が不足する、という事はないでしょうが、弱火の時は風に煽られて火力が分散してしまう可能性が大なので注意です。
   さて、やってみたのですが、強火でガンガン炊いてるのに、3分過ぎても蓋が持ち上がる気配がない。とはいえ、3分もしたら飯盒の中は大抵は沸騰しています。でもまぁ、一応中身を点検してみる事にしたのですが、ハンドルの先の折れた部分が飯盒の底に当たって蓋が開けにくい。もちろん、ハンドルを起こすのですが、それが手間です。ともかく沸騰していたので、弱火に切り変えました。
   ところが、ガスストーブの場合、弱火がどの程度の強さだったらよいのか、使い慣れてないと判りにくいものです。弱過ぎたら重湯が消えるのに時間がかかってベタ飯になるし、強過ぎたら底を焦がしてしまう可能性が大です。良い具合の弱火にしたつもりでしたが、5分経っても飯盒の中はボコボコ言っており、仕方ないので暫く火にかけ続け、ようやく重湯が無くなった時点で火を止めました。
   出来栄えは、カニの穴から焦げた煮汁がにじみ出てて、底はしっかりストーブの火の形に炭化していました。炭化してる範囲は、最大火力での火の範囲でしたので、強火に掛けている時間が長過ぎた様です。それでいて、弱火が弱かったので、なかなか重湯が消えなかったのでしょう。久々に焦げ飯を食う事になりました。

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今回は色々食い物があるので、2合だけ炊きました
掛子擦り切り一杯で2合です
こういう所では、研がなくても良い無洗米が良いでしょう

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外ですので、火力全開です
しかし、沸騰したタイミングの見逃すと、エライ目に

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炊いてる間に、ステーキ2枚目焼きました
ただし、一人の時は炊飯に集中しないと、エライ目に

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全般的にベタ飯なのに、真ん中に怪しい色目が、、

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案の定、底が炭化してました〜〜〜
ここまで焦がしたの、久しぶりです(汗


■飯盒の蓋のハンドルの功罪
   ところで、炊飯はハンドル付き飯盒で行ったのですが、案の定というべきか、炊飯には非常に使いにくいものである事が判りました。そもそも飯盒の蓋にハンドルが付いているのは、蓋をフライパンとして使う為なのですが、発祥の地であるヨーロッパではどうやら飯盒に蓋をして煮炊きする使い方はあまりしない様です。つまり、蓋にハンドルが付いてても、別に不便がない訳です。ところが、米の飯を炊く日本の飯盒の場合、まず吊るせばハンドルの重み分、傾いてしまいますし、蓋取るにもハンドルが邪魔ですし、そんな事もあって、日本の飯盒にはハンドルが省かれたのだと思います。
   そして今回感じた事は、ポータブルストーブの上で使うので、飯盒が傾くという事はないものの、ハンドルにロック機能がある訳ではないので、下に倒れてハンドルの先がバーナーの火に炙られて非常に熱くなる事、飯盒の中身をあらためようにも、まずはハンドルを起こさないと蓋が取れない事。それを忘れて蓋を取ろうとすると、ハンドルの先の折れた部分が飯盒の底に引っかかって、蓋が開かないだけでなく飯盒を倒しそうになる事、といった具合で、良い所が一つもありませんでした。
   では、フライパンとして使う場合ですが、ロゴスの飯盒のハンドルは、ハンドルが下向きになる様な構造になっていて、料理する場合でも食べる場合でも、とても使い勝手が良くない。せめて、ドイツ軍の飯盒の様に使い易いのが付いていれば良いのですが、これならハンドルない方が良くない?という感想になりました。

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こんな感じで、とにかく邪魔臭いのが
日本の飯盒についてるハンドルです

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飯盒の蓋自体が、フライパン代わりとして使えない訳ではありません
ハンドルは取り外し出来るのが便利です
(日本の飯盒の場合は)

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掛子は皿代わり
ステーキ丼、美味かったですw


■宴会キャンプで役立つポータブルストーブ
   今回、自分はコールマンのフェザーストーブ、相方はイワタニのカセットガスジュニアバーナーを持参したのですが、フェザーストーブは最初ステーキ焼くのに使ったきりで、後はカセットガスジュニアバーナーばっかで料理してました。それは買ったばかりのストーブを積極的に使わせてあげよう、という気持ちがあったのも確かなのですが、料理する度にポンピングして点火するのが面倒で、電着一発で点火できるお手軽なガスストーブの方をついつい使ってしまった、というのが実際の所です。
   これまでのソロキャンプでは、自分の分しか食べるものを作る事はなかったですし、その場合は一気に作って終了という感じでしたから、ガスでもガソリンでも使う機会は一度きりという感じでした。しかし、作っては消し、というのを繰り返す時、ポンピングやプレヒートをしなければならないストーブは、意外と面倒なもんなんだな、と感じました。まぁ、それしか無かったらそれ使うんでしょうが、便利なのがあれば、そっちを使うのは人情というものです。
   そこで、ふと思い出したのが、大型タンクを備えたケロシンストーブ。よく大人数用と称して売っているのですが、バーナーが一つしかないのはソロ用のストーブと同じで、どの辺りが大人数用なのか今まで判りませんでした。しかし、後でケロスト教の人に聞いたところ、弱火でずっと運転し続けて、料理作る時に火力あげて使う、との事。つまり、常夜灯的な使い方をする訳です。そのため、大型のタンクが必要な様です。

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ステーキ2枚、ソーセージ6本焼いたら
蓋も結構ヤレてきました
火の当たる面積が狭いのが判ります

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焦げ付いた飯盒
水を入れて出来るだけ炭化した焦げを落としましたが
あとはクレンザーで磨くしかありません


■結局泊まらず撤収w
   とまぁ、こんな話しを相方としてるウチに、いい加減腹は膨れてくるし、いやいやシメのラーメンは逝かんとイカンだろう、なんて言いながら、腹ごなしに中州の端っこまで歩いてみたり(実はそこが本来予定してたキャンプ地)、色々やってたのですが、一通りのことをやってたら、「そろそろもういいかー」みたいな雰囲気になってきました。そうと決まれば撤収なのですが、相方はだいぶメートルが上がったみたいで、銀空マットしいてお休み。その間に自分は先に湯を沸かし、飯盒や蓋などを拭いてキレイにしました。
   そして、なんのかんので、0000時には撤収。さっさかウチに帰りました。まぁ、近場ですしね、別に泊まらんでもいいという訳です。まぁ、こういうレクレーションもまた有りかと。

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荒川と中川の終端。その奥は東京湾です
すでに磯の香りがします

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シメはラーメンで
こういうの煮るのに、飯盒は最適ですw

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とりあえず、お湯とキッチンペーパーでキレイに
あれほど焦げてた蓋も、キレイなもんですw



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tanisi_corp at 22:00コメント(2)

2015年09月16日

   シェラストーブというのは、ファンから風を送って木などの燃える燃料を強制的に燃やしてしまう、というストーブで、自分がアウトドアに目覚めた1990年代初頭には既に存在していました。「松ぽっくりなど、自然にある物が燃料になる」という触れ込みで、エコブームが始まる前からエコロジーを売りにしてましたが、当時は液燃系ストーブの方がイケてると感じてたので、変わり種以上に感じる事がありませんでした。
   しかしまぁ、その頃から関心がありましたし、もしかしたら、ケチ臭く燃料代を浮かせるかもしれないと考えて、今回調達してみました。

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20年以上、欲しいと思いつつ
このたび、やっとこ購入


■見た感じ
   シェラストーブは、昔はアチコチの登山具屋やアウトドアショップにありましたが、探しに行くのも面倒ですので、ベース犬山で調達しました。送料が安く、かつクレジットカードが使えるので(ポイントが貯まるw)便利です。しかも、物は2日もしないウチに到着しました。
   さて、ウキウキしながら開封したのですが、よく言われている「良くも悪くもメリケン製」といった、がさつな出来栄えを想像してたのですが、届いたブツは、思ったよりはしっかりした造りでした。まぁ、ブリキとアルミの混合ですので、鉄や真鍮みたいなカッチリ感はないですが、意外にコンパクトで軽いな、というのが第一印象でした。
   収納状態では、土台とファンの部分が本体に入る様になっていて、この種のブツとしては小さいと思います。五徳が出っ張っていますが、まぁ、パッキング時に気になるほどでもないです。組み立ては簡単で、ファンの周りの円形のブリキを手で押さえて、爪が本体の穴に入る様にしてセットするだけ。これで完了です。ぐらつきは少なく安定しています。
   電池は単三電池を1本使用。昔のはファンの下に電池をセットするタイプでしたが、その後改良されて今はリード線に繋がれた電池ボックスに電池を入れます。この電池ボックス、前のタイプはブリキの箱でしたが、新しいのはプラのケースになっています。ただ、蓋を小さいビスで固定する様になっていて、電池交換の度にプラスドライバーが要るのは不便だな、と感じました。
   早速電池を入れてファンを回してみたのですが、切り替えは強と弱の2つ。ファン単体ならそこそこの風が来るのですが、本体にセットしてみると、風が出てるかなー?くらいの風力です。どの位の火力調整が出来るかは、やってみないと判りません。

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ファンを回すための電池はプラのボックスに入れます
蓋がネジ止めなのが面倒臭い

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ファンの本体への取り付けは
ファンガイドを手で凹ませて、本体に爪を引っ掛けて行います


ファンはこんな感じで回ります

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飯盒なら楽々載りますが
これより小さいカップなどは載りません

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コールマンのフェザーストーブと比較
あまり差がありません

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パッキングサイズは、シェラストーブの方が小さいです


■燃してみた感じ
   シェラストーブは、松ぽっくりや小枝など、キャンプ地に落ちてるもので燃料はOK!って事になってるのですが、アーバンな環境ではむしろあまり燃料になるものがありません。そこで、たまたま職場で少し木っ端が出たので、それを貰って帰り、ウチのベランダでシェラストーブを燃してみる事にしました。
   点火の方法は至って簡単。まず、ティッシュを一枚、軽く丸めて放り込み、マッチで火を点けて、木っ端を入れて、シェラストーブのスイッチを入れるだけ。ウィ〜〜〜ンと軽くファンが回る音がすると同時に、空気が送り込まれて火勢が強くなり、たちまち木っ端に火が点きました。そして、これが意外と火勢が強い。そして派手に燃えます。今回用意した木っ端は、長さが15cmくらいあって、シェラストーブにくべる様な感じになったのですが、これだと飯盒とか置けないので、もう少し小さくしないとダメだな、と思いました。
   また、強制的に空気を送り込んで燃やすので、普通に燃やすよりは火勢が強いのですが、煙も出ますし、爆ぜもします。なので、うっかり他の物に燃え移ったりしない様にしなければなりませんし、燃やすものもあまり臭いが出ないものでないとダメだなー、と感じました。
   火勢があるのは、木っ端4本くらいで大体4分ほど。その後は熾き火となり、そのままファンを回し続けると大体7分ほどで完全に燃え尽きてしまいました。灰がことの外少ないのが印象的でした。


思いのほか、火の点きは良いです

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ただし、この状態では煙がすごく、薪を入れるのが面倒です


■アーバンな環境での問題点
   本格的に炊飯に使うために、色々燃焼試験をしてみました。まず、ボロちくなった猫の爪研ぎ(段ボール製)を燃やしてみたのですが、煙が凄いのと臭いもそこそこ凄い。Tシャツが焚き火臭くなりました。かつ灰も結構出て、最終的に全部燃やし切った時には、ファンの空気穴が全部埋まるほどでした。朝刊1日分で2合のメシが炊ける、との事ですが、紙を大量に使った焚き火では灰が大量に出るので、よろしくないとされているのは、シェラストーブも同様の様で下。
   続いて木っ端を使ってみました。こちらは段ボールに比べると、火力も強く灰も少ないのですが、やはり煙が凄い。当然においも凄い。ベランダで使うにはためらうレベルです。そこで、ふと気が付いたのは、五徳の高さです。五徳の高さが低く、火の一番美味しいところが使えず、そして不完全燃焼を起こして煙が凄いのではないか。試しに、シェラストーブから飯盒を外してみると、全く出ない訳ではないものの、飯盒を置いた時よりは煙が少ないのです。もっとも、木が大分燃えて来て赤くなる頃には煙はほとんど出ないのですが。
   実はシェラストーブには、鉄板を十字にクロスして高さを持たせる五徳と、その周囲を囲う風防があるのですが、自分が買ったバージョンは、価格低減の為かそれらが省略されていました。ネットで調べると、それを使わないって人も多かったので、要らんと思っていたのですが、実はそれが良い感じに火を使うアイテムなのかもしれません。

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この高さでは火が不完全燃焼を起こす様です

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そこで飯盒を持ち上げてみました
すると、煙の量がほぼ見えないくらいに減りました

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棒で吊り下げました
このくらいの高さが丁度いいみたいです
また、薪も入れ易くなりました


■ハンゴーキャッチ
   そこで、以前調達したハンゴーキャッチとそれを立てる台を使って炊飯してみる事にしました。ちょっと大掛かりですが、辛うじてベランダに設置する事が出来ました。飯盒を吊り下げてみると、シェラストーブと飯盒の底までの高さは5センチ開きました。これだと、薪を投入するのも楽です。
   さて、炊いてみた訳ですが、最初にくべた薪が十分に燃えるまでは煙が出るものの、一端燃えてしまえば煙はそう多く出ませんでした。追加で薪を入れても、それほど煙は目立ちません。熱と送風によって燃焼ガスが燃え、かつ飯盒の高さが十分にあるので不完全燃焼しない様です。
   最初、強火の段階では、ポンポンと薪をくべ、火力が落ちない様にキープし、沸騰して蓋が持ち上がったら、薪を入れるペースを落として弱火に変え、重湯がなくなった時点で薪の投入をストップ。最後は火から遠ざけて蒸らしました。結果は上々。ふっくらと炊け、底も焦げ付きなく仕上がりました。何となしか、ガソリンやガスのストーブで炊いたよりも、美味く感じました。
   炊き上がりに用した時間は、強火が大体4分、弱火が6分ほど。火力が不安定な事を考えたら、平均的な炊飯時間と言えます。

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シェラストーブ用に作った訳でありませんが
丁度いい感じでしたw


吊り下げて両手がフリーになったお陰で
薪くべたりが楽になりました
ただ、蓋とって締めたりがちょっと難儀だったかも
(まぁ、片手にiPhoneでしたので、、)

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飯盒掛は高さが足りなくて使えませんでした
これはあくまで地面で焚き火する用ですね


■折り畳みカマド
   ハンゴーキャッチは大分具合が良いのですが、もともと飯盒を3つほど吊り下げるために大きめですし、また吊り下げだけに蓋を開けて中身を確認するのがちょっとやりにく、という事で、飯盒1個を載せれるタイプのカマドを作ってみました。
   材料は全部100均で調達。台所に調理器具ぶら下げる網3枚と、鉢植えなどを吊り下げる長いS字フック3本です。材料費540円。まず網を麻ひも(針金でも可)で連結し、折り畳める様にします。使う時はコの時に広げて、その中にシェラストーブを置き、S字フックの片側のフックを切断した棒を2本渡して、飯盒が置ける様にします。
   若干グラつくところはありますが、飯盒がひっくり返ったりという事はなさそうです。そこで、試しに2リットルの水の入ったヤカンを置いてみて、湯を沸かしてみました。ガンガンに燃やして、薪もポンポン入れまくったのですが、ボコボコに沸騰するまでに26分かかりました。時間は掛かりはしても、ちゃんと沸いたのが凄いですし、折り畳みカマドも転倒崩壊する事なく、しっかり立ってました。
   折り畳みカマドの良いところは、ハンゴーキャッチとその台よりも場所を取らず、収納サイズもコンパクトで邪魔にならない所だと思います。本格的に専用の台を作る事も可能ですが、取りあえずはこれでしのげそうです。

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100圴アイテムで作った折り畳みカマド
ハンゴーキャッチ立てより省スペースです

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収納サイズはさらにコンパクト
場所取りませんw

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2リットルの水の入ったヤカンの重さにも耐えました


■薪の調達
   山に行けば、伐採された木もあれば、枝打ちされた杉の枝など、燃料になる物はそこそこあるものですが、都市部ではそうそう木材が手に入りません。といっても、まったく無い訳ではなく、時々ゴミとして廃材が出たり、捨ててあったりするもので、そうした廃品を確保したり、貰ったり、せしめたりするのが、シェラストーブの燃料として最適である、と自分は考えています。まぁ、ペット用のウッドペレットでも良いのですが、わざわざこんなストーブ使うからには、やはり薪で行きたいと思う訳です。
   そうした廃材をシェラストーブで使うには、シェラストーブに放り込めるサイズに廃材を切りそろえねばなりません。ノコギリやジグソーといった工具は前からありますが、それだけだと結構しんどい作業になりそうなので、鉈を調達する事にしました。その鉈を調達するに当たって、色々調べてみたら、薪割りに適しているのは刃渡り15cmくらいの両刃の鉈、という事が判ったのですが、近所のホームセンターには片刃のばっかりでしたので、ネットで取り寄せました。落としてもケガの無いように、刃先に突起があって背の部分は丸めてあるエビ鉈にしました。
   事前にYoutubeで使い方を勉強し、ジグソーを使ってバリバリと廃材を20cmくらいの長さに切り落とし、鉈を使って細くしていきました。板は良い感じにパカパカ割れたのですが、合板は割れ方が適当で結構苦労しました。また、ベランダでやったの結構音がカンカン煩く、間違っても夜中やったら近所迷惑です。
   とりあえず、集めた廃材を全部薪にしたのですが、これが結構な量になりました。しかも、2合のご飯を炊くのに、薪は大体120gくらい使いませんので、当分もちそうですw

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最近、マッチ使えない小学生が増えているらしいですが
昔はこんな刃物でも使える子が多かったんじゃないでしょうか
自分は今回の用事がなかったら
一生、鉈など使う機会がなかったと思います


■まとめ
   煙が凄い、臭いも凄い、煤も凄い、薪割る時の音も結構出る、という事で、一時はベランダ炊飯は無理かなー、という感じがしてたのですが、使い方や装備を工夫する事によって、ベランダでも気軽に焚き火が出来る体制を作る事が出来ました。とはいえ、煙が減っても焚き火の臭いはしますので、洗濯物を干してないとか、窓を閉め切る冬場でないとやり難い、といった制約はあります。でも、全然使えないよりは、使える条件を整えれたのは良かったです。
   このシェラストーブが、ホントに真価を発揮するのは、それこそ災害時とかなんじゃないかな、という気がします。まぁ、そんな事態になった時、こんなオモチャみたいなものが本当に役立つかどうかは判りませんが、日頃から使い慣れている道具というのは、そんな時にも威力を発揮すると思うので、条件が揺る限り、使って行こうと思います。
   先述したように、シェラストーブで飯盒や鍋を使うと、煤で真っ黒になります。煤が付かない用にするには、予め洗剤を塗ったり、溶いたクレンザーを塗るという予防策がありますが、基本的に、真っ黒になって困る鍋釜は使わない方が良いと思います。
   煤が付いた場合、蒸らしの最中にティッシュなどで煤を拭き取ってしまうのも良いですが、ご飯を食べ終わった後に手で水洗いするのが、タワシやスポンジを黒くせずに済んで良い様に思います。煤を洗ったあとは、黒くても他に色移りしないので、飯盒に関して言えば、むしろ真っ黒になった方が風格が出て良いんじゃないか、と自分は思います。

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焚き火の宿命、煤で真っ黒
気にする人は、使わない方がいいですw

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段々使い込まれた感が出て来ました



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