痛風

2008年07月27日

   7月4日に右足人差し指付け根に発症した痛風は、同月14日に左足親指付け根に再発し、プレドニン投与によって抑制したものの、帰京後の22日に三度軽度 の再発を催し、現在は右足、左足共、痛風発作を起こした箇所が軽い痛みが続いていて、27日のベースキャンプED出場が微妙となってしまいました。
   辛抱したら出れる、でも辛抱というのは、そうそう続かないものです。それでうっかりミスして転けて怪我でもしたらどうなるか。すでに6日も休んでいるの に、今度は遊びに行って怪我をした、という事になれば、職場での信用はガタオチになってしまいます。今のご時世、極めてマズイ状態です。そういう事もあっ て、仮に当日、全快したとしても、今回は涙を飲んで欠場した方が良いのではないか、と直前まで悩んだのでした。
   しかし、せっかくの初陣ですし、足が痛くないのであれば出場したい。そこで、機材の準備だけは進めておく事にしました。

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7月25日の足の状態
湿布貼っている位置は、丁度ステップの上に乗る部分で
ここが痛いとバイクには乗れない


■フロントスプロケット交換
   5月の富士ヶ嶺以来、すでに感づいていた低速ギアでの操作が難しい件。バイク屋のあんちゃんと相談の上、フロントのスプロケットを12丁に落とす事にしま した。前を1丁落とすのは、リアを3〜4丁増やすのと同等とか。ちなみに、レーサーのXRはリアスプロケが48丁(公道用のXRは40丁)らしいので、 44丁のスプロケをはめたのと同じと考えて良さそうです。
   また、先日アップした動画を 見た社長さんが、「リアサス、緩めた方が良いんでないの」とアドバイスしてくれましたので、1周緩めて貰いました。まぁ、去年100kgの時に5周でした から、80kgの今は2周くらいで丁度かもしれません。確かに、着地した時に、ドーンと落ちる感じがして怖かったんですよねぇ。。

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取り寄せて貰ったスプロケ
歯磨き粉みたいな名前だけど
ちゃんとしたパーツメーカーらしいです


■移動の問題
   レースに参加する人のほとんどは、ワンボックスや軽トラックにバイクを載せて輸送する様です。その方がバイクはレース用にセッティングして持って行けます し、荷物も余裕で詰めます。しかし、自分はそんな贅沢な物はありませんし、そもそも自動車免許はありますが、運転できません。従って、必要最低限の荷物を 荷台に積んで、自走で行く他ありません。
   しかし、これがツーリングと違ってなかなか大変です。タイヤは最低でもエンデューロタイヤを履く必要がありますが(でないとコースを走破できない)、道中 はアスファルトの高速道路だったりるすので、タイヤの減りも早ければ、滑って転けるといった事故の危険性もあります。しかし、それよりもレース中にバイク が壊れたり、ケガしてバイクに乗れなくなったり、といった時、自走ではニッチもサッチも行かない訳です。近場ならともかく、何のかんの言って山梨県ですか ら、今度取りに行きます、という訳にも行きません。
   ところが、たまたま偶然、ネットで知り合ったがんトックさんがウチの近所という事が判明し、しかも軽トラに乗っけて行きますよ、と涙がチョチョ切れるお申し出があったので、これ幸いにお願いし、悠々トランポ輸送という事になりました。

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アイリスオオヤマの密閉RV BOX鍵付きの蓋にフックを付けて
プロテクター類をネットで縛着
ボックスにはテントやシュラフなどを入れました

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トランポキターーーーーー\(^O^)/
自宅まで来て貰った上に、積み込みまで頂きました!


■決断の朝
   途中、がんトックさんのXR250Rの新しいデカールを取りに行ったり、談合坂SAで晩飯食ったり、河口湖ICで降り損ねて山中湖ICまで寄り道したり、 と珍道中をしつつも富士ヶ嶺オフロードに着いたのは前夜の2300時頃。すでに何組かの前泊組みの人たちが、バーベキューとかしている中を、愛媛ナンバー の軽トラから新旧XRを引きずり下ろし、いそいそとテントを立てて与太話もそこそこ寝よか、と寝たのが0000時過ぎ。外でお喋りしてる人たちの声が耳に ついてはいたものの、前の日早番で朝0600時起きだった事もあって、あっという間に撃沈。次に目が覚めたのは0430時でした。
   わずかに4時間であっても、足を伸ばして寝れたのは威力絶大で、疲れはすっかり取れて、やる気は十分になってました。肝心の足の方は、寝る前に湿布貼っ て、薬もちゃんと飲んでいたせいか、ほとんど痛みを感じません。となれば、出ない理由はもはやありません。出場決定です。

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富士ヶ嶺オフロードに到着
バイク降ろしたり、ブルーシートのチンケタープを張ったりして
明日に備えてから寝ました

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受付中
参加受理票(はがき)を渡して、名前を確認したら終わり
貰った缶コーヒーはどっか行ってしまいました



  0830時、開会式(ライダーズミーティング)が始まりました。マーシャルの言う事はちゃんと聞く事、主催で準備した給水は摂る事などなど、注意事項を頭 にたたき込 み、ジャージやモトパン、プロテクターなどの具足を身に付け、キャメルバッグにロックアイスと水をぶち込んだら、いよいよ合戦準備が調いました。

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開会式です
出場者約100名、その家族や彼女、友人等々で
200人くらいは集まってたんじゃないでしょうか
お陽さんが照ってきて、暑くなってきました


■練習走行始まる
   レースはいきなり始まる訳ではなくて、まず練習走行というのがあります。練習といっても、8の字とかスラロームじゃなくて、本番で走るコースを実際に走っ てみて、順路や地形を頭に入れる、というやつです。自分が出場する1.5時間EDの練習走行は、0910時から20分という事でしたので、開会式の直後、 ただちにグレート・ストライカー号に跨り、コースに出て行きました。
   まず転倒一発目は、ウォッシュボードから大坂に向かう傾斜のきついヘアピンカーブで起こりました。前回走った時は、ここは比較的大回りをしていたので、 ゆっくりとならば転ける事なく走れた(にも関わらず、何度も転けかけた)のですが、今度はいきなり小半径のカーブでしかも勾配のきつい登り。どの程度アク セルを噴かせば良いか判らず、ウォッシュボードを越える時と同じ様にアクセルを噴かしたら、止まり切れずそのままコースのテープを引きちぎりつつコースア ウト。そして見事に転倒。ボテゴケでしたので、痛くはなかったのですが、メチャメチャ怖くて、かつクラッチ握ってしまった自分にビックリして、相当な ショックを受けました。すかさずマーシャルさんが「大丈夫ですかー」と駆け寄ってくれましたが、身体にダメージがなかったのでそそくさとバイクを起こし、 アクセル全開、スタンディングで大坂を駆け上がっていきました。
   二発目は、尾根から坂を下り、林間コースを抜けたあとのヘアピンカーブ。実はそこがヘアピンだと気が付いたのが、カーブ直前で当然減速が間に合わない。パ ニック状態でクラッチを握ったもんだから、そのままコースのテープを引きちぎってコースアウト。止めてあったワンボックスに激突直前に辛うじて止まる事が 出来、転倒もまぬがれたものの、精神的ダメージは転けた時以上。この時になってようやく「今日はナメてかかれない」とスイッチが入りました。
   三度目は、スラロームの途中。ここは前回に来た時は、1速でも走る事が出来ずパスしていたのですが、今回はフロントスプロケットを12丁に替えてきた事も あって、1速でゆっくりとなら突破できそうでした。が、そう思った途端、ズデンとボテゴケ。頭の上から「がんばれー」と応援されつつ、自分のあとで渋滞を 作って待ってる人たちに「すんませーん」と良いながらバイクを起こして再始動。周回コースに向かいました。
   これらの転倒は全部1周目の練習走行の時に起こった事で、その後2周の走行では転ける事はありませんでした。しかし、大坂では地面がフカフカで後輪が滑る だけでなく、前輪も持って行かれそうになって怖い思いをし、尾根の下り坂は開会式でも注意があった様に、非常にドライで滑りやすく、すり鉢は底の方がやは りフカフカで下手な突っ込み方をすれば前輪が取られて転倒しそう。しかも、前走するバイクがいたら、盛大に巻き上がる砂煙で前が見えず、いきなりジャンプ が現れてテイクオフ、といった事もしばしば。そんな訳で、たった3周の練習走行で、相当の精神力と体力を消耗してしまいました。

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練習走行1周目のパニックポイント

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本日一発目の転倒
まるで懺悔してるみたいですが
キーを回してエンジンを止めているところです


   ようやくピットに戻って、バイクから降りてRV BOXに腰掛けた訳ですが、身体はずしりと重く、気持ちもずず黒く、何より膝がガクガク笑っている。膝だけでなく、肘も、肩もガタガタしている。いわゆる 武者震いってやつか?とんでもない、ハードな走行で身体がいう事きかなくなっているのです。これには参りました。練習でこの有様では、本番が思い遣られま す。だったら痛風で思いっきり足が痛くなって、欠場していた方がよっぽど良かったかもしれません。でも、もうここまで来たら、逃げも隠れも出来ないので す。
そう思って腹をくくり、レース開始の1030時まで、せいぜいのんびりして体力はともかく、気力を充実させる事にしました。


■出走
   永遠に続いてくれても良かった2時間EDの練習走行の時間が終わり、いよいよ1.5時間エンデューロレースの出走時間が迫ってきました。泣いても笑っても 本番です。天気は突き上げる様な晴天。スタート地点に居並ぶ50台のバイクとライダーを、真夏の太陽がジリジリと焼いています。マーシャルから最後の説 明、という事で、すべてのバイクがエンジンを止めると、締め付ける様な緊張感が漂います。出走は1列7台ずつ、約30秒置き。自分は真ん中辺りの列にいま した。最後の 説明が終わり、50台のバイクが一斉にエンジンを始動。それまでに静寂が破られ、富士の麓は轟音と砂煙で充満します。
   そうこうしているウチに出走。チェッカーフラッグが振られて、次々と車列が走り出します。そして自分の列の番が来ました。そして、フラッグが振られるに合 わせて覚悟を決め、クラッチを繋ぎ、アクセルを回しました。今回はとにかく転けない事。ゆっくりでも良いから走りきる事。早い人はどんどん追い抜いて貰 い、無理はしない事。つまり、勝ち負けとか周回数よりも、とにかく無事に帰ってくる事が今回の目的です。

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練習走行では失敗したものの、本番では軽々クリア
というか、こんなところで転けたら
他の人に迷惑かかる(汗)


   スタートと同時に、ジャンプ(と言っても飛びませんでしたが)を越えてウォッシュボードへ。終わりの所の、練習走行でコースアウトしたギャップのヘアピン を惰性気味でヨッコラショっと乗り越え、今度は大坂目指して2速全開。もうもうたる砂煙の中を、後輪が滑り前輪がまくれそうになり、立った身体が後ろに 持って行かれ、アクセルが戻って減速しそうになり、かつ砂煙で見えない頂上に注意しつつ、がむしゃらに登坂。やっと頂上が見えたところでアクセルを戻して 惰性で減速。ここでうっかり加速を殺せないと、コースアウトして怖い思いをします。良い感じにコーナーを曲がって、尾根沿いの下り坂を2速アイドル、スタ ンディングで下っていきます。上手い人はここでも加速するんでしょうが、下手にそんな事してブレーキ使う事になれば、もれなく滑って転ける事間違いなしで すので、安全運転です。
   怖々と坂道を下ったあとは、ピットの裏の周回コース。ジャンプを3つ越え、林間コースに入り、グワっと坂を越えたら練習走行でコースアウトしたヘアピン カーブ。そこを突破したらピット横の周回コースを爆走しすり鉢へ。フカフカの下り 坂を下って直ぐにスキージャンプ台みたいな坂を飛びすぎない程度に噴かして乗り越えます。周回チェックポイントを過ぎると、ギアを1速に落としてスラロー ムコースに突入。恥も外聞もなく足を着きつつ健全に突破。この後は外周コースを突撃してスタート地点に戻っていきます。

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噴かし方が足りないので、中途半端なジャンプ
ヘッピリ腰で着地


■迫るパワーダウン
   元気良く走れたのは、最初の3周くらいでした。4周目くらいから、自分が一体今何周目なのか判らなくなり、スタート20分後には基本姿勢もヘッタクレもな くなってきました。今回のレースでは、スタート開始30分後に給水ポイントのゲートが開いて、各自の判断で主催者が用意したスポーツドリンクを「強制的 に」飲むルールになってましたが、強制されるまでもなく、給水ポイントの前を走る度に「くそ〜、まだ開いてへんやんけーー」とガッカリする有様でした。
   そんな体たらくだったので、30分経ってゲート(といっても、コーステープなんですが)が開いてるのを見た時は、すかさず給水ポイントに突入。500ml のスポーツドリンクをグビグビ飲み干し、キャメルバックの水も飲んで、人心地着きました。この時初めて気がついたのですが、どんな使い勝手のよいキャメル バックを背負っていても、走りながらチューブを口にくわえるといった芸当は、練習でもしてない限り出来ない、という事でした。
   休んでいたのは、正味1〜2分の事だったと思います。あまりダラダラ休んでいると、ケツに根が生えてやる気がなくなってしまうのは、中学の時の水泳部の陸 トレで経験済みだったからです。後ろ髪を引かれつつ、ヘルメットを被って再出発しました。しかし、この時不思議に感じたのは、あれほどヘバっていたのに、 ちょっと元気メーターが上がっていた事でした。普通、一気に大量に水を飲んだらバテてしまうものですが、それは自分の足で走る場合の事で、バイクに乗って 走る場合は当てはまらない様です。
   しかし、そんな元気も10分経つ頃にはなくなり、バッテリーの切れかけた電動ガンみたいな状態になってきました。特につらいのは、大坂の登り。それまで ずっとスタンディングで上っていたのですが、いくら前傾姿勢を取っても身体は後ろに持って行かれそうになるし、その度にハンドルにしがみつき、ぶれる前輪 をハンドルで押さえつけつつ、また知らず知らずのウチに戻ってしまうアクセルに気を遣い(坂の途中でアクセルを開け直すのは危ない)、という具合で、頂上 に着いた時には精も根も尽き果てて、そこから危険度アップの下り坂(今度こそスタンディングが必須)では、気力体力が壊滅的な状態で、破滅的心境で下って いく、という状態になっていました。
   さすがにそれ以上走り続けるのは無理、と判断し、残り時間48分で給水ポイントに進入。小休止を取りました。すでにその時、顔の出ている部分は砂埃で真っ 黒、鼻の穴の中もどうも砂だらけ、口で息するもんだから口の中もジャリジャリ。ヘルメット脱ぐのも億劫だから、そのまま口を濯いではき出したら、ヘルメッ トの口の部分に当たってダラダラになる。汚いとかそんなの構ってられない状態です。恐らく、失禁したって平気だったに違いありません。それでも1分程度で 休憩を切り上げ、再びコースに突入しました。

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いい加減、疲れてきた頃
アゴは上がり、肘は下がり、つま先は外向きで
しかも猫背


■転倒2回でノックダウン
   とにかく、最後まで走りきるには、作戦を一部変更せねばなりません。体力を決定的に消耗する大坂は、スタンディングをやめてシッティングで突破する事にし ました。そもそもこの坂を立って上っていたのは、傾斜が急である事もさる事ながら、ガレている所やワダチもあり、座ったままでは具合が悪そうに感じていた からでした。しかし、本当に立つ必要があるのは、尾根沿いの下り坂、林間コースの下り、いくつかのジャンプ、ピット前の斜面で、あとは座ったままでも何と かなる、と判断しました。
   実をいうと、大坂を座ったまま駆け上がったのは、今回が初めての事でした。スタート開始から1時間を経過し、路面はかなり崩れており、後輪がブレブレに滑 りまくります。ギャップに当たればケツも撥ねます。しかし、座っているのでとにかくアクセルを全開にする事だけに注意する事ができ、失速さえしなければ登 り切る事が出来る事が判りました。そして、これがまた非常に楽で、その後の危険な下り坂を余裕もって立って下っていく事が出来ました。
   しかし、体力は急激に消耗していき、細かい操作や気の使い方は出来なくなって行きました。早い後続車には、遠慮なく抜いて行って貰うのですが、すり鉢に下 る時にダンゴになった時などは、前輪が斜面に降りかけた状態でエンストしてしまい、転けては大変と踏ん張って堪えたものの、「そろそろダメかなー」と思う ようになり始めました。
   そうして何周目かの大坂に突入したのですが、今度は後輪だけでなく前輪が明後日の方向に持って行かれ、あやうくコースアウトするところでした。あんな坂の ど真ん中で立ち往生したのでは、目も当てられません。辛うじて登り切ったのですが、この時、すでに体力は底尽き、バイクのコントロールが無理になりつつ あった様です。
   ピットの出入り口付近の道は、若干傾斜が付いていて、うっかりすると後輪が流されてしまう事に気がついていました。ここは座ったままではケツが滑るので、 立って斜面側に体重を掛けて突破せねばなりません。ところが、過重し過ぎたのか、いきなりバランスを崩し、車体の向きが真逆になるほど滑って転倒! 左肩 を地面にしたたか打ち付けてしまいました。マーシャルさんが黄色のフラッグを上げて、後続車を除けさせてくれている中、やっとこバイクを起こし、ゆるゆる と斜面をバイクの後ろから下ろして向きを変え、やっとこバイクにまたがったのですが、なんだか左腕に力が入らないし、肩で息する有様です。
   それでも気を取り直して走り出し、コースを1周して再びすり鉢に突入したのですが、ここでフカフカのワダチに前輪を取られて転倒! 蟻地獄の様な窪地に ガッツリはまりこんでしまいました。またもや左肩を痛打してしまいました。直ぐさまマーシャルさんが駆け寄ってきて、「自力で脱出できますか」と聞いてく れましたが、疲れてなくても自力で脱出するのは無理っぽい地形です。するとマーシャルさんが二人がかりで(一人がバイクに乗り、一人が後ろから押した)グ レート・ストライカー号をすり鉢から出してくれました。そして「ゆっくり休んだ方が良いですよ」と声掛けしてくれました。

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本番でのパニックポイント
ピット前で転けたのが15周目
すり鉢の中で転けたのが16周目


■もはや限界〜たにし的戦略的判断
   その言葉に甘えて、すり鉢の傍にある給水ポイントに進入。バイクを止めてしばし黙考しました。左腕は、骨折とか捻挫とかはしてないものの、腕に全然力が入 りません。恐らく、大坂でコースアウトしかけたのも、ピット前で向きが変わるほど転倒したのも、そして今し方すり鉢で転倒したのも、「判ってても出来な い」くらいに体力が限度に達しているからであろう。しかも2度の転倒で左腕が馬鹿になっていますから、この次何かあったら、今度こそタダでは済まないかも しれません。自分は社会人ですから、今日一日だけでなく、明日からの事も考えなければなりません。すでに痛風で今月は6日も休み、もはや1日たりとも余計 に休む事は出来ません。無理をするより、リタイアをする決断も必要ではないかな、と。
   しかし、やはりリタイアというのは、原因が何であれ不名誉な事です。どーしようかな、と悩んでいた時、ふとチェックポイントのデジタル時計を見ると、残り 時間があと10分でした。頑張れば、あと1周か2周は走れるかもしれません。しかし、一体今何周走ったか判りませんが、あと1〜2周走ったところで、表彰 台に上がれる訳でもなく、それどころか余計に転けて怪我する可能性の方が高い訳です。だったら、残り時間をここで休んで、10分後にチェッカーフラッグを 受けても良いんじゃないのだろうか。そこで、休憩していたマーシャルさんにその事を聞いてみたら、「結構ですよ〜(笑)エンデューロですからね、各自の判 断で自由に休んでもらって良いんですよ」との有り難いお言葉。
   そこでエンジンも止め、ヘルメットも脱ぎ、まだ必死こいて走ってる他の人たちをボケーッと眺めながら休憩し、10分後、悠々とチェッカーフラッグを受けてレースを終了いたしました。

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レース後のワンショット
全身、砂埃まみれ
あれほどヘバっておきながら
もう走らなくて良い、と判った途端にこの元気






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tanisi_corp at 20:00コメント(2)
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