飯盒

2016年09月07日

   Twitterの方で、飯盒オフの相方、Toyofusaさんが第二次大戦時のドイツアフリカ軍団向けの野戦炊事教本から、米の炊き方を紹介していて、一体どんな米使ってたんやろなど話しが盛り上がったのを受けて、久々に外国の飯の炊き方にチャレンジしてみようと思いました。
   ちなみに、ドイツアフリカ軍団は、北アフリカ戦線のイタリア軍の助っ人に行った部隊で、糧秣関係はイタリア軍のも多用した事が想像できます。なので、Toyofusaさんが見つけて来たこの米の炊き方も、カルナローリなどの中粒種米を使うのだと思いますが、今回はクソ真面目に再現する気がないので、ウチにあるものでやっつけ仕事で取り組む事にしました。

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リゾットなのかピラフなのかお粥なのか、よく判らん出来栄え
しかも、具がポールウインナーだけなので
ますます何の料理かよう分りませんww


   いくらやっつけ仕事とはいえ、基本的な作り方は頭に入れておかねばならないので、さくっとウィキっておきました。使用する材料のうち、オリーブオイルは何故かある、ニンニクはない、玉ねぎはこないだの牛丼の残りの1玉がある。白ワインなんかないけど、料理酒ならある。ブイヨンもないけど、コンソメスープならある。具材など一つもないけど、何もなしじゃアレなんで、実家から貰って来た伊藤ハムのポールウインナーを入れてしまおう。で、米は当然、あきたこまちである。
   まず、玉ねぎのみじん切り。実はみじん切りの仕方は、まだ19歳の頃、とあるホテルの従業員食堂のバイトをやってた時に教えて貰って覚えたテクでです。何事も習っておいて損はないという事です。今回の料理で、一番手間が掛かったのが玉ねぎのみじん切りです。伊藤ハムのポールウインナーも切っておきます。ちなみに、伊藤ハムのポールウインナーは、東京では売ってませんので、帰省の度にわざわざ京都から持って帰ります。
   それが終わったら、飯盒にドボドボとオリーブオイルを入れてストーブで温め、玉ねぎを炒めます。ある程度透き通って来たら、ポールウインナーも入れて火を通しました(本ちゃんの作り方では、具は一番最後です)。そして、米を2合(あとで1合にしておけば良かったと後悔w)入れて、油を馴染ませます。早くも底の方で焦げ付いて来てる感じがしますので弱火にします。馴染んだと見たら、ドボドボと料理酒を入れてかきまぜます。こちらもアルコールが飛び始めたら底が焦げっぽい感じになりますので、米の量と同じ水を入れて、コンソメも2個入れて、弱火で温めます。

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ワタクシ、普段の料理にオリーブオイルなんて、まず使わないんですが
皆さんは何に使われてるんでしょうか?

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玉ねぎを炒め、ポールウインナーも入れました
飯盒の中は結構な熱で、熱くて杓文字の端の方しか持てませんw

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米を入れてかき混ぜます
油を多めに入れてるので、直ぐ馴染みます

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料理酒投入。白ワインだと、もっと香りが良いのかな
ピンぼけてるのは、焦げ付き始めて、テンぱってるからですw

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アルコールが飛んだら、水を投入
ようやく一息付けれます

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コンソメも投入
何で軍手で掴んでるんだ?って指摘されましたが
素手の右手はiPhoneで撮影してるからですw


   ここから先は、煮込みパートです。弱火で煮込んで行きます。蓋はせず、そのまま弱火に掛けるのですが、既に結構コゲつく状態になっているので、適宜、杓文字でかき回します。これをやらないと、おそらく底は焦げ付いて、後始末が大変な事になるはずです。
   また、蓋をして炊く訳ではないので、水気が少なくなって来ても、まだまだ米に芯がある状態ですので、差し水をしてさらに温めます。とはいえ、普通の米飯の様に、完全にフックラ炊くのではなく、気持ち芯が残ったアルデンテの状態で仕上げるのが良しとされている様です。

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差し水して、再度温めてる最中
あまりやりすぎるとお粥になってしまうので注意

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最終段階で、塩こしょうとバターを入れて味を整えました
本来は、ここらで具材を入れて
ちゃんとしたリゾットにするみたいです


   さて、完成したなんちゃってリゾットですが、意外というか、普通に食えました。決して不味くはありません。いうなれば、味付きの飯というところです。ただし、文字通り飯しかありませんので、2合も炊いたら、完食するまで飽きます。それと、油分が多いので、冷めたらあまり美味しくないかな。
   ともあれ、具があろうとなかろうと、大体リゾットの作り方は、おおよそで理解できました。日本の炊き込みご飯とどっちがいい?と聞かれたら、作る手間とか味とかで、炊き込みご飯の方が良いですw でも、時々変わったもの食べたい時は、こういうのも良いかもしれないです。次回、人に出す時は、ちゃんと具材も用意してやろうと思います。

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適宜かき回してましたので、底の焦げ付きは無しですw



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2016年09月05日

   4年前のウィークエンドレーサーズで、フープスで左肩から地面に落ちてしまい、それ以来、ずっと肩の調子がよろしくないのですが、この一年くらいは、左肩の肩甲骨の内側がずっと凝っている状態でした。そろそろ本格的に何か対策しないといかんかなー、と思ってた矢先、先週の日曜日に、突如として激痛を発し、慌てて整形外科に行ったところ、首から肩、腕、指先に伸びている神経が出ている首の骨の穴が狭まっているとの事。暫くは治療を続けねばならなくなりました。

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牛丼に使う肉は、いいとこクズ肉の部類だと思うのですが
今回は貰い物の国産牛を投入w


   そんな訳で、暫く自炊も出来なかったのですが、その間、ちょいちょい食べに行っていた牛丼屋。そーいや、まだ炊飯器とか買ってなくて、飯盒で飯炊いてた19歳くらいの頃、バイトの帰りに駅前で牛丼大盛り食ってて、もう一杯大盛り食いたいけど金ないなー、とか思ってたなーとか思い出していたのですが、そういえば、牛丼を作ろうと思った事は、これまで一度もありません。滅多に牛肉買わないってのもあるのですが、牛肉はカレーかシチューかすき焼きか肉じゃがのどれかにしか使った事がなく、牛丼はこれまで作ろうと思った事がないのです。実家でも出て来た事ないので、もしかしたら、自分では作らないものなのかも?と思って、レシピを調べてみたら、そんな事はなくて、ちゃんとレシピが出てる。たまたま、帰省の時に実家から貰って帰った牛肉もあるので、作ってみる事にした。

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水、調味料、玉ねぎを飯盒に入れて火にかけます

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沸騰するまで蓋をしましたが
味を濃いめにしたければ、蓋を開けて水気を飛ばしても良いかも

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玉ねぎに火が通ったあたりで、牛肉を投入
ちょっと細切れにした方が、牛丼っぽくなります


   調べてみて分った事は、牛丼って、作るの簡単そうって事でした。材料は牛肉、玉ねぎ、生姜。調味料は醤油、酒、みりん、砂糖。あとは水です。水に調味料入れて、切った生姜(自分はチューブの下し生姜使いました)と玉ねぎ入れて煮て、沸騰したら牛肉入れて20分煮込んで完了。これだけです。
   作り出して直ぐに分ったのは、牛丼のあの香りというのは、生姜によって作り出されるのだ、という事でした。和風の煮物というのは、砂糖、醤油が主な調味料ですが、例えば、すき焼きは白菜が入る事によってすき焼きの匂いになります。それと同じ様に、牛丼は生姜がその匂いを醸し出していた訳です。
   牛丼の具材のメインは、もちろん牛肉なのですが、店で使っている牛肉は、それほど上等な部位ではないと思われます。まぁ、上等でなくても、それなりに美味いのが牛丼です。今回は、実家から貰って帰った国産牛のしゃぶしゃぶ用のを使ったのですが、牛丼に使うにはちょっと上等過ぎたのか、ちょっと牛丼っぽい感じではありませんでした。オージービーフ辺りをコトコト煮た方が、安っぽい感じになって良かったかもしれません。
   牛丼の基本的な具材は、牛肉と玉ねぎで、これはどこの店も共通しているのですが、中には、白滝や焼き豆腐を入れている店もありました。まぁ、嵩ましである事には違いないのですが、これはこれで美味かったものです。ただし、その店は味付けが濃いめでした。牛丼らしさを損なわない程度に、こうした他の具材を入れるのもOKだと思います。

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飯盒は底が深いので、白滝と豆腐1丁も余裕で入ります

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完成したの図
豆腐の下に白滝と牛肉が埋まってますw


   初めて作った牛丼の感想は、とにかく簡単、そしてあまり失敗は無さそう、という事でした。そして、これって、忙しい車中泊での副食に向いているじゃないか、と思いました。一番最初の割り下なんか、水に調味料入れて、玉ねぎ入れて、それから煮るだけです。なんなら、砂糖、醤油、みりん、酒、おろし生姜を予め自宅でミックスしておいて、現地でそのまま使っても良さそうなもんです。玉ねぎは現地で向いて適当に切れば良いし、肉は冷凍しておいて、現地で仮にまだ解け切ってなくても、焼くのでなく煮るので、少々凍ってても、まぁ大丈夫です。
   この様に、持って行く材料も少ないですし、それでいて牛肉ですから、決して貧相ではないので、これは是非、次回のレースで試してみたいと思います。

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今回は、豆腐から汁が出た事もあって
ちょっと薄めの仕上がりでした



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年06月29日

   以前紹介したベルリン警察飯盒が、御徒町の中田商店でゴロゴロ売られていた頃、崩壊して間無しの東ドイツの軍装が大量に入って来ていて、はやりゴロゴロ売られていたのが、この東ドイツ軍の飯盒です。ベルリン警察飯盒と同じく、旧ドイツ軍の飯盒の系譜にありながら、あまりのチープな作りに、ベルリン警察飯盒より少し安い値段で売ってた様に記憶しています。

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あちこち塗装が剥げていますが
中身はキレイでしたので、デッドストック品の様です


■見た目と造り
   上にも書いた様に、東ドイツ軍飯盒も旧ドイツ軍のKochgeschirr31の後継に当たる飯盒です。詳しい歴史は分らないのですが、海外のサイトによると、当初、内務省の部隊で使われていたのは、ほぼ旧軍の飯盒だった様です。次にハンドルのストラップを通す穴の上の穴が廃止されて、次に下も廃止されて、この形になった様です。そして、掛子についてるハンドルも、初期型はアルミ板だったのですが、あとでワイヤータイプになったそうです。かつて中田商店で買ったのも、今回改めて調達した物も、ハンドルに革通しがなく掛子のハンドルはワイヤーのタイプですので、後期型という事でしょう。
   さて、物は御覧の通りなのですが、正直、出来が良くありません。東ドイツは当時の東側諸国の中では優秀で「東欧の日本」なんて言われてたそうですが、アルミの材質も悪そうだし、それ以上にハンドルの立て付けが悪くガタガタだったり、蓋がガタガタと、とりあえず形だけ飯盒にしました的な出来栄えです。この飯盒がいつ頃の製造なのか分りませんが、恐らく東ドイツ崩壊の少し前のデッドストックでしょうから、その頃には国だけでなく工業力も左前だった、という事なんでしょうか。
   しかし、物の出来栄えとしては、おそらくこの辺りがヨーロッパ標準なのかも知れません。それが事項以降で検証したいと思います。

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塗装が剥げているのは仕方ないとして
蓋のハンドルの塗装がいい加減になってるのは
なんだかなぁ〜〜と感じました

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東ドイツ軍飯盒は、蓋と掛子を連結する事が出来ません
別個に食器もしくは調理器具として使うのを想定しています

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飯盒本体には、500mlおきの目盛りがあります
釣り手のセンターは軽く凹みがある程度で
飯盒を棒に吊るしたら、簡単に左右にずれそうです


■ベルリン警察飯盒との比較
   似た様な形してる飯盒、という事でベルリン警察飯盒と比較してみます。といっても、東ドイツ軍の飯盒は、東ドイツが崩壊するまで生産されていたのに対して、ベルリン警察のはせいぜい1960年代くらいまでの製品です。どんな物でもそうですが、始めの頃は造りが良かったり材質が良かったりするもので、後になれば経費節減とかで悪くなって行く傾向にあります。それを踏まえた上で、厳しく比較していこうと思います。
   まず、材質ですが、これはどっちもどっちかな、という印象を持ちました。アルミニウムにも色々ランクがあるようですが、基本的には火に掛ける物ですし、穴が開かん程度の材質って事でしょう。仕上げも同じ様な感じで、蓋でスパムとか焼いたら、漏れなく焦げ付くだろうなー、という仕上げでした。
   問題は造りの方で、ベルリン警察飯盒の方は、蓋も掛子もあまりガタツキがなく、蓋のハンドルもカッチリしてるのですが、東ドイツ軍飯盒の方はもうガタガタです。まぁ、ドイツ人は飯盒でメシ炊いたりしないでしょうが、東ドイツ軍の飯盒だと、蓋の隙間から蒸気漏れまくりで、とんでもないメシが炊けそうです。とはいえ、ベルリン警察の飯盒は、そこそこピッタリしてる訳ですから、物作りに対する姿勢が、西と東では全然違ってたという事でしょう。同じドイツ人にして、主義思想の差がここまで影響するのか、という感じです。
   飯盒本体はそれでも大きな差はないのですが、顕著に違うのは掛子です。ベルリン警察の飯盒の掛子はハンドルに連結して使う様になっていますが、東ドイツ軍のは掛子にもハンドルが付いています。そしてそのハンドルの付け根に、蓋のハンドルの爪を入れれる様になっています。配食を受ける時は、蓋と掛子のハンドルを指で掴んで、バラけない様にします。どちらが使い勝手良いかは意見の分かれる所だと思います。掛子としての容量はベルリン警察の方が深いので多いです。
   上にも書いた様に、ハンドルの形状も異なります。ベルリン警察飯盒の方は、背嚢に縛着する為の革通しがあるのですが、東ドイツ軍飯盒では、革通しが省略されています。そこで、東ドイツ軍の野戦の軍装を色々調べてみたのですが、どうやら何回かの変遷を経て、第二次大戦当時とは野戦装具が大分変化してて、飯盒を背嚢などに縛着しなくなっていった様です。つまり、縛着しないから革通しは要らん、という事になったのでしょう。

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左が東ドイツ軍飯盒、右がベルリン警察飯盒
外見的な違いは、ハンドルの革通しの有無と釣り手の凹みの有無
大きさはどちらもほぼ同じです

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蓋についてるハンドルは、ベルリン警察の方がしっかりしています
東ドイツのは、うっかりすると取れそうですw

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蓋と掛子は連結出来ますが
各々のハンドルを手で押さえないといけません


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掛子は、ベルリン警察の方が深さがあります

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釣り手の耳金の違い
東ドイツ軍のは、旧軍のに近い形をしています


■日本製飯盒との比較
   これまた比較としてはハンデのある比較ですが、日本製のキャプテンスタッグ(ロゴスと同様、オオイ金属製)の飯盒と比較しました。材質、仕上げともに、比較にならないほど、日本製の方が上です。実はこれは今に始まった事ではなくて、シベリア抑留の時には、ロシア兵からだけでなくドイツ兵からも日本の飯盒は盗まれるほど、出来栄えが良かったそうです。
   もちろん、日本の飯盒には蓋にハンドルが付いてませんので、ガタガタする部分が少ないというのもあるのですが、やっぱり飯盒の肝は飯盒本体であると思います。それゆえに、材質が悪そうだったり、仕上げが良くないというのは、持ちの悪い感じがしても仕方ない事です。
   もっとも、それではベルリン警察飯盒は出来が良いのか、というと、東ドイツ軍のよりガタツキが大幅に少ない、というだけで、上にも書いた様に材質や仕上げにはそれほどの差がありません。ついでに言うと、イギリス軍のメスティンや、チェコ軍のメスキットも似たり寄ったです。つまり、日本の飯盒の出来栄えがダントツに良いだけの話しで、欧米の軍用のメスティンは、総じてそんなもんなのかもしれません。とはいえ、東独のは出来が酷いですが。

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出来栄えの違いは、見た目で歴然
日本製のは薄くて頑丈で、キレイです

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こういってはなんですが、東ドイツのは直ぐ凹みそうなんですよね
とはいえ、これはこれで、今や貴重品ですから
使わずにコレクションしますw



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年06月15日

   3月からずっと玄米食を続けて来た訳ですが、飯盒炊きで出来るだけフックラ炊くために、3日ほど水に漬けて発芽させてみたりと、色々工夫をしてみたのですが、それでも玄米は玄米。飽きてしまいました(爆)
   玄米の効果(もっぱら、お通じマックスな事)は捨て難い。しかし、白米の時の様な幸せ感がない。という事で、ものは試しで、玄米と白米を混合して炊いてみる事にしました。

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発芽させた玄米2合に、白米2合を合わせます


   玄米は予め3日漬けて発芽させたもの、白米はただの白米です。まず白米を普通に研いで、玄米と合わせ、30分浸水させます。玄米の方は3日も水に漬けてますので(もちろん、白く濁ったり、発芽臭がしたら、その度に水を交換している)、30分そこら浸水時間が伸びたって、どういう事ありません。

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30分浸水させた状態。白米の白さが目立ってます


   さて、いよいよ炊飯。まずは強火で沸騰させ、沸騰したら弱火に切り替えます。問題は、白米の場合は、大体5〜6分で重湯が消えるので火を止めますが、玄米の場合は、沸騰してからそのまま強火で5分煮て、その後弱火で大体15分くらい炊きます。つまり、炊く時間に違いがある、という事です。白米の方は早くに炊けますが、その時点では玄米はまだ炊けてない、という事です。逆に、玄米に炊く時間を合わせたら、もしかしたら白米の方が焦げてしまうかもしれません。

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強火から弱火に移行した状況
白米の重湯が、お粥っぽくなってます


   しかしかぁ、焦げるのを恐れて玄米が芯飯になったのでは元も子もないので、玄米準拠で炊く事にしました。まずは強火で沸騰させ、さらに強火で5分。この間に、白米の重湯が盛大に出ました。そして弱火にして、ちょくちょく蓋を開けて中身を確認しながら、重湯がひくまで炊きました。大体時間にして10分ほど。まだやや重湯が残っていましたが、焦げ始めた臭いがしてきましたので、火を止めて蒸らしました。

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取りあえずは及第点?


   炊きあがった玄米白米混合飯、気持ち底が焦げましたが、問題にならない程度でした。仕上がりは、まぁ、可もなく不可もなく。玄米臭さや歯ごたえも半分ならば、白飯の幸せ感も半分、といったところでした。これだったら、あえて半分ずつ混ぜて炊くのではなく、白米は飯盒で、玄米は圧力鍋で、といった具合に、炊く道具を変えて別個に炊いた方が良さそうな感じです。



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年06月09日

   自分は普段はあまり贅沢しない方で、ぶっちゃけ、ご飯とみそ汁があったら満足してしまう人間なのですが、それは貧乏してるからでなくて、ただ単に面倒くさがりだからです。そんな訳で、炊き立ての白ご飯に、塩だの醤油だのは無敵だ!とか思ってしまうのですが、そんな物臭な自分でも、比較的簡単なのが、この白菜鍋。『天体戦士サンレッド』のヴァンプ将軍のさっと一品でも紹介されていましたが、それ以前からたまーに、年に1回くらいやってました。もっとも、飯盒でやるのは今回が初めてです。

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極めて簡単極まりない料理なんですが
それでも面倒に感じるのは
わざわざ白菜と豚肉買いに行かないん、というところですw


   作り方は至って簡単。白菜をざく切りにして、飯盒の底少し水を入れて、白菜→豚肉→白菜……の順で重ねて行きます。ヴァンプ将軍は具材入れる前にバターを入れる様に指示していますが、自分は上から溶けた方が良いんじゃない?と思ったので、一番上にしました。もっとも、自分はバターなんて贅沢なものを入れた事がないのですがwww

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レシピでは豚バラ指定ですが
まぁ、細切れでもなんでも良かろうかと思います
ベーコンなんかも良いでしょう
スパムはダメだと思いますw

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飯盒の上の方まで積み重ねました
今回は贅沢にもバター使用です

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おもむろに火にかけます
強火でGo!!!です


   飯盒いっぱいに白菜と肉を入れたあと、蓋をして、強火に掛ます。そうこうしているウチに、熱で白菜がシナシナになり、肉に熱が通ります。グツグツいう頃には、飯盒半分くらいの量になっています。そこで、適当に塩こしょうで味付けして、あればレモン汁なんか掛たりして、良い感じに味付けします。味付けはお好みが良いのですが、ついつい多く塩ふってしまうので、塩分取り過ぎに注意です。

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煮えて来たかなー、という所で塩こしょう投入
塩分入れる事で、さらに白菜から水気が出ます

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あってもなくても良いのですが
レモン汁振ると、味わいが増します


   白菜はこれまでにも何回か飯盒料理に登場してるのですが、炒め物から煮物まで、幅広く使えて便利です。細切れにしてマヨネーズで合えて、コールスロー代わりにする事もあります。ちなみに、白菜を砂糖と醤油で煮れば、すき焼きっぽい味になります。言い換えれば、すき焼きの味は白菜で作られてる、といっても過言でないと思います。
   ともあれ、はくさいのなべ、実に簡単です。飯盒1本で、大体2人前といったところです。問題があるとしたら、白菜1/4カットくらいでないと使い切れない事でしょうか。1個丸ごと買うと、3食は白菜になって、流石に飽きるんですよねぇ。あと、思いのほか白菜は小さくなってしまって、肉だらけになってしまうので、飯盒でやる場合は自分は豚肉は150gくらいにしています。

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今回は豚肉300gも入れてしまったので
とってもニクニクしい白菜鍋になりましたww



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年06月02日

   自分は基本的には日本の兵式飯盒愛好家で、飯盒の蓋にハンドルが着いてなくても構わない派なのですが、蓋をフライパン代わりにするなら、そりゃハンドル着いてた方が楽だろう、くらいには思います。ただし、ドイツの飯盒の様に、良く出来たハンドル付き飯盒がないのが実情です。今回紹介する飯盒は、ハンドルが脱着できるタイプです。

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この飯盒はハンドルが脱着式
ハンドルを取り付ける基部が蓋に付けられています

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ハンドルは簡素なものです

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箱がありませんでしたので、どこのメーカーの物か分りません
住之江から出ていたものと同じ物の様ですが
革通しにメーカーの刻印が入っていません


■この飯盒の特徴
   この飯盒の特徴は、言うまでもなく脱着できるハンドルなのですが、このハンドルが少々難物です。付け方は、ハンドルを取り付け基部の穴に入れるだけなのですが、これが下の写真の様に、きっちり取り付ける事が出来ません。その為、ちょっと重たい物を蓋に入れると、ヘコーっと蓋が下におじぎしてしまいます。これではフライパンとしては全然役に立ちません。
   試しに、ハンドルを逆向きに付けてみると、今度はしっかり取り付け出来ます。ところが、ハンドルの角度が下向きになってしまい、ロゴスのハンドル付き飯盒と同様に、とても使いにくい事になってしまいます。ハンドルの角度としては、上向きに付けた方が正解だと思います。なので、対策としては、取り付け基部のスリットの上の部分を少し削って、ハンドルが左右に広がる様にしてやると良いかもしれません。
   ちなみに、住之江の同様品を持っている人に伺ったところ、ハンドル基部も問題はまったく同じだそうです。恐らく、販売元が違っても製造元が同じだった可能性が大です。
   工作精度?がイマイチではありますが、このハンドル自体は軽く邪魔にならず、それなりに気に入っています。付けたままにもしておけますが、その場合は、ロゴスのハンドル付き飯盒の様な状態になります。惜しむらくは、日本のハンドル付き飯盒の悪弊である、飯盒の腹の部分にハンドルがある事で、ドイツの飯盒の様に背の部分にハンドルが来ない事です。腹の部分の凹みは、あくまで背嚢に縛着した時に安定感を増すためのもので、ハンドル納めるための凹みでないのを、ハンドル付きの飯盒を作った日本人はあまり理解してなかった、という事でしょう。(もっとも、ハンドル付きの飯盒が作られた頃には、飯盒を背嚢の背に縛着する様な事がなくなっていた可能性も大です)

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こんな感じで、とても中途半端な位置で止まります

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このまま、蓋に物を入れると、蓋が下向きになって
入れた物が地面に落ちます

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逆向きに付けたところ。本来はこの様に留るべきです

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しかし、逆向きに付けると、ハンドルが下向きになります

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やはり、この角度が使い易いと思います


■他の飯盒との比較
   自分がこれまで買ってきた飯盒を大別すると、ロゴスやキャプテンスタッグのエナメル塗装で革通しが薄く湾曲してるタイプと、塗装が艶消しで蓋のリムが薄く革通しが分厚い鉄板のタイプ、この2つに分けられます。今回入手したこの飯盒は、後者のタイプに入ります。
   まず、前者のキャプテンスタッグの飯盒との比較ですが、先に述べた違い以外にも、釣り手の基部の耳金の形が違うなどのありますが、一番の違いは、掛子の容量が違う事。これは後者型の谷口金属の飯盒もそうなのですが、後者型は掛子の容量が2合以上あります。これは「掛子すりきり1杯で2合」という量目が崩れる変更で、この辺り、どうしてそんな改悪をしたのか分りません。
   谷口金属の飯盒との差は、ハンドルの取り付け基部の有無だけです。この飯盒自体は、どこのメーカーの物なのか不明なのですが、谷口金属、住之江金属と同じ製造元だった可能性が大です。ちなみに、ロゴスとキャプテンスタッグの飯盒は、オオイ金属の飯盒と同じで、おそらくオオイ金属が製造元です。

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右がキャプテンスタッグの飯盒
エナメル塗装でツヤツヤしてるせいか、こっちの方が仕上げが良さそうに見えます

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下の掛子が、ハンドル付き飯盒のもの
明らかに厚みが違います

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左が谷口金属の飯盒
違いは、革通しのメーカーの刻印の有無だけです

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形が全く同じなだけに、掛子も蓋も互換出来ます
まぁ、蓋はロゴス/キャプスタの方にも使えますがw

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掛子の厚みも同じ
ただ、飯盒の中は、谷口金属の方がリベットが平頭なのに対して
ハンドル付きの方は丸頭でした


   いろいろケチめいた事を書きましたが、個人的にはこのハンドルは結構気に入っています。上に書いた様に、ハンドルがちゃんと留る様に少し削れは、ちゃんと仕事するでしょうし、取り外しも出来ますので、あまり邪魔にもならないと思います。
   もし、手直しして良いなら、ハンドルの取り付け基部を取り外して、ロゴス/キャプスタの蓋の背の方に付け替えて使いたいものです。そうすれば、腹の方に邪魔な突起がなくなって、背嚢に付ける時も邪魔でなくなるでしょうし。まぁ、これはこれで、手に入りにくいものですから、そんな事しませんが。
   この飯盒も、飯盒文化華やかなりし時代の遺物ですね。



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2016年05月30日

   春先から始めた玄米食。麦飯よりは美味いという事で、ずっと続けているのですが、この間に気が付いた事や考えた事をまとめたいと思います。


■浸水と発芽
   玄米は、そのまま白米の様に炊いたのでは、ぼそぼそ固いご飯になります。時間がない時は、弱火段階で冷水を入れてビックリ炊きをしますが、基本的には6〜8時間水に浸けて糠を柔らかくしてから炊きます。水を吸わせた玄米は、パンパンに膨らんで、やや白っぽい色になります。
   前回、玄米の記事を書いた時に、「発芽させた方が美味しいですよ〜」というご意見を頂きました。玄米を発芽させるには、大体30度くらいの温水に玄米を入れて、半日おきくらいに水を変えながら、3日ほど水に浸けると胚芽の部分から芽が出て来ます。気温が低い時は3日間、高い時は2日もあれば芽が出ます。ただし、加熱処理された玄米は、米が死んでいるので芽が出ないそうです。
   実際にやってみましたが、面白い事に発芽する時、なにやらガスを出す様で、2日目辺りから盛大に細かい泡を出します。じっと観察してると、プクっと泡が出てたりします。同時に水が白っぽく濁って来て、糠臭い匂いがしてきます。問題はこの糠臭さで、芽が生えるに従って、水というか米というか、糠臭さが深まります。なので、半日おきに水で3回ほど濯いで水を交換します。それでも、芽の長さが1.5mmを超えるほど伸びた時は、炊きあがりはかなり糠臭い匂いがします。そうならない様にするには、ちょこっと芽が出る程度で止めておくのが良さそうです。
   普通、米をいつまでも水に浸けるというのは、腐ったりしないかなー、と心配になりますし、また上に書いた通り、糠臭い匂いもして来ますので、腐ってるんじゃねーの?とか思ったりもしますが、腐りはしないようです。また、米が糠に包まれているので、米がグズグズに崩れたりもしません。
   玄米を発芽させた方が良いと言われるのは、発芽させる事によって、身体にあまり良くないフィンチ酸などの物質が消費され、身体に良い栄養素が増進するからだと言われています。食べてみた感じでは、栄養学的な事は分りませんが、8時間浸けた時よりも柔らかく炊けている様に思います。
   毎日発芽玄米を食べる為には、毎日連続して玄米を浸けなければならず、3日間浸けるのでしたら、浸けた器が3つ同時に展開している事になります。これが結構邪魔で、台所の流しは浸けた玄米の器で満杯になります。こんな時、空豆形の飯盒は場所を取らず便利です。
   急な予定変更で、浸けていた玄米が炊けない、という事もときたまあります。そのまま浸けっぱなしにしてると、どんどん芽が生えてしまいます。そこで、思い切って水切りして、ベランダで乾かしてみました。食味は少々落ちるものの、市販の発芽玄米みたいに使う事が出来ました。

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スーパーで売ってる玄米の袋に書いてある説明書き

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水温は大体30度くらいが、一番発芽し易そうです

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気温にもよりますが、半日〜1日くらいで
発芽に伴うガスが出て来ます

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発芽中の玄米。水を吸ってパンパンになってます

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左が浸水3日目、真ん中が2日目で、右が1日目
水の濁り方にも差があります

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場所取りまくるので、飯盒を活用
1日目は米を洗う必要があるので、ボールです

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急遽炊けなくなった時は、干して乾かす事で
発芽を止める事も可能です
ただし、早めに使いましょう


■産地と品質
   米の美味さは産地によって差がある事はよく言われる事ですが、白米の時にはさほど意識はした事がありませんでした。よほど安い米でない限り、美味しく食べれたからです。特に、飯盒で直火で炊いた飯は、多少安い米でも美味く炊けるので、産地の違いはほとんど気にしてませんでした。
   ところで、玄米は都内のスーパーだとあまり売れないせいか、1〜2kgの小分けされたものしかなく、しかも割高だったりします。しかし、ちょっと郊外に行くと、10kgとか30kgといった米袋で普通に売ってたりします。たまたま飯盒オフの集合場所にあったホーマックで、茨城産のコシヒカリの玄米がどっさり売っていたので、ものは試しで使ってみました。
   米袋いっぱいに詰まってる玄米は、白米とは違う迫力があるなー、と感じつつ、2リットルのペットボトルに詰め替え。というのは、玄米は糠に虫がわき易いという事で、米袋や米びつに入れっぱなしにしていたのでは、虫がわいてしまう可能性があるので、密閉できるペットボトルに入れ、冷蔵庫で保管する事にしました。といっても、10kgも冷蔵庫に入れる訳にもいかないので、ジプロックなどにも入れて、そちらから先に消費していく事にしました。
   さて、食べてみた感じですが、先行して食べてたLIFEで売っていた秋田産の玄米に比べると、糠がやや硬めで匂いも少々キツい様に感じました。そして、時々ジャリとした食感があるので、なんだろと調べてみたところ、籾がほんの少し混じっている事が分りました。なので、玄米を浸ける前に、また水を替えたり、炊く前などに、籾を見つけ次第、取り出す様にしました。
   茨城産の玄米は、率直にいうと、食べれはするけど、白米を飯盒で炊いた時の様な幸せ感がなく、「昔の人はこんなん食べてたんだなー」といった感想でした。しかし、注目すべきは、お通じが半端無く良い事。玄米はデトックス効果を期待して食べる人もいるのですが、その期待に十分応えてるな、という感じでした。
   茨城産の玄米が無くなったあと、ネットで注文した秋田産のあきたこまちの玄米を使い始めました。こちらは5キロずつ真空パックされているので、長期保存向きです。色つやは素人目に見ても、秋田産の方が質が良さそうで、籾も1つも入ってませんでした。味の方も茨城産より美味く匂いも少ない感じです。ただ、発芽させるのに茨城産より時間がかかる事、お通じはそれほど劇的に良くはない事、といった具合に、産地によって味や効果?も異なるんだな、と感じました。

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どっさり山積みの玄米、都内のスーパーではまずお目にかかれません
現地では食べる毎に精米して、新鮮な白米食べてるみたいです

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こういう絵面、大好きですww

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ペットボトルに入れて、冷蔵庫で保管します

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300g毎に大体5〜10粒くらい籾が入ってました
ベランダで栽培しようかなw

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秋田から送られて来た玄米は、真空パック入り

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最初はカチカチになってましたが、手で解すと崩れます

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左が茨城産コシヒカリ、右が秋田産あきたこまち
右の方が出来が良さそうに見えます


■玄米飯に合うオカズ、食事内容
   「一汁一菜」という言葉があるのですが、これは具体的には、オカズが汁物と漬物だけ、というメニューを指した言葉で、一般的には貧しい食事の代名詞とされてます。歴史的には、この一汁一菜が普段の食事内容で、一汁多彩はお祭りとか祝い事の日の食事、というのが日本の歴史では長かったのですが、明治期以降の洋化の流れで、今日の豊富なオカズが当たり前の食事内容になった訳です。
   しかし、主食を玄米にしてみて気が付いたのは、今様のおかずはまず玄米には合わない、という事でした。玄米飯の食味が、洋化したおかずに合わないのです。仮に、煮物などの和風のおかずであったとしても、そのかなりの物が合わないと感じました。そして合う物を取捨していった結果、玄米飯に合うオカズは、漬物とみそ汁、という結果になりました。ぶっちゃけ、野菜のサラダも合いません。せいぜい、魚の缶詰とか、焼き魚くらいが合います。炊き込みご飯も、白米を基準に考えられているので、玄米向きではありません。総じて、現代のおかずは、白米基準で考えられているんだと感じました。
   玄米に合うオカズは、ほぼ、奈良時代とか平安時代の下級官吏の食事に近いものがあります。セレブな貴人の方々は、もっと多彩なオカズがありましたが、全部平らげるというのではなく、少しずつしか口にせず、残りは下働きの人らに下げたとか。ともあれ、庶民は貧弱な食事内容であった訳です。しかし、玄米飯(下級官吏より下の、庶民は雑穀の方が多かったと思いますが)には、漬物、魚、みそ汁といったのが一番合う。これは単に経済的理由で貧相になったのではなく、ご飯に合うおかずを選択したらそうなった、という事情があるのかもしれません。
   たしかに、一汁一菜は貧相そのものに見える訳ですが、栄養学的には玄米の栄養素は「完全食」とまで言われるほど滋養豊富で、こんな貧相なおかずでも栄養不足になりにくかったのかもしれません。

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玄米飯に合いそうな漬物をトライアル中
柴漬けとか梅干しはあまり合いませんでした

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この種のふりかけや魚の缶詰も合います

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鰹節に醤油たらしたやつ。これも合いました

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豚肉と白菜の炒め物
この辺りになると、段々合わなくなります

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スモークオイルサーディン
油はご飯にかけない方が健康的です


■幸せ感の問題
   さて、栄養学的には優れている玄米ですが、ではどうしてそれが、一億総白米に変わったのか。その答えは、ただただ白米の方が「美味い」という事に尽きると思います。自分が炊飯器やめて飯盒で飯を炊く様になったのも、飯盒で炊いた白米は美味いだけでなく、幸せ感まで感じれるからです。ところが、玄米はというと、幸せ感は全くありません。それどころか、日によっては例の玄米臭い匂いが鼻につく事もあります。「食事というのは美味くて当たり前」という意見があるそうですが、それを基準で考えるなら、はやり玄米は白米にもとる訳です。
   かくいう自分も、かれこれ2か月、約15kgの玄米を食べた時点で、パンの消費量が増えました。米の不満をパンで補い始めた感じです。栄養学的な知識や栄養価というのは、舌で感じる事が出来ないものです。いくら玄米が栄養価が高く、健康に良いとはいえ、身体の方が本能的に抵抗感を示し出した、という事なのかもしれません。
   発芽させた方が栄養価的には良い、という事らしいのですが、水に浸けて発芽させると、水が濁って腐った臭いがしてくるのですが、発芽させず浸水8時間くらいで炊いた場合比べると、炊きあがりの臭いは2〜3日浸けてた方がキツい様に感じました。これも美味さには当然影響を及ぼしていて、長時間浸けてから炊く様になってから、段々と飽きが生じて来ました。
   結局のところ、玄米にせよ、麦飯にせよ、それなりに臭いのする飯というのは、最初は物珍しくても、段々鼻について飽きてしまうものなのかもしれません。そして、白米は栄養価としては見劣りしても、プレーンで連食に苦痛がなく、3000年来日本人が憧れとするほどに美味な食べ物だったのだ、という事を、玄米食を通じて感じました。

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玄米に白米を混ぜて炊いてみる事に
水加減は白米と同様です

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強火で沸騰したらそのまま5分炊き、その後、弱火で重湯が消えるまで炊きます
白米の重湯が凄かったです

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一時はお粥になるかと思ったのですが、大丈夫でした
玄米臭さも半減ですが、白米の幸せ度も半減ですw


■結語
   白米に麦を混ぜる麦飯は、白米のみを食べた場合の栄養の偏りを補正する為に考え出されたものですが、今の押麦を使っても麦臭さはあり、飽きの来るものです。玄米も玄米臭さがあり、これまた飽きが来るのですが、栄養的には麦飯以上のものがある様です。また、自分の個人的体感としては、麦飯よりお通じがよく、確かにデトックス効果は期待できます。しかし、玄米ばかり食べてると、段々と不満が高まってくるのも、上記した通りです。
   そこで考えたのが、毎日玄米食べるんじゃなくて、週の半分とか、そういう感じで混合にして、白米で糞詰まりになったら玄米で出す、みたいな感じにしようか、という事でした。食べる方よりも出す方を基準に考えてるっぽいところもありますが、本当にお通じは良くなるので、その効果は捨て難いと思う訳です。

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まぁ、こういう内容であれば、お金も手間も掛かりませんしねw



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tanisi_corp at 20:00コメント(4)

2016年03月26日

   今回6回目を迎える飯盒オフ。6回目となると、慣れて来たと言いますか、「そろそろ飯盒オフやりませんかー」「いいっすねー」「薪余ってるんで取手でやりましょうよ」「いいっすねー」って感じで話しがまとまりました。飯炊いて中華鍋で鶏でも焼いて食いましょかー、みたいな話しはしてたのですが、具体的にテーマらしいのが決まったのは前日の事で、自分が玄米のビックリ炊き、Toyofusaさんが胚芽米のセロファン筒炊飯法をやる事になりました。薪を使って、白米以外の物を炊く、飯盒オフ初の試みです。

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今回の会場
辺り一面の砂浜です


■準備
   今回、自分が用意するのは、玄米2合と中華鍋、そして炊飯壕を掘る為の円匙ですが、今回は一応、日本兵の格好で行きますので、背嚢を準備しました。といっても、この背嚢、実際に使うのは飯盒と円匙を縛着する為だけに必要なもので、周りに巻いてる毛布や携帯天幕は、格好だけに着けてるだけです。でも、それらを着ける為には、背嚢本体がパンパンに物が入っていないとフニャフニャで形が作れないので、いつもは乾パンや精米など、これまた使わない携帯口糧を入れたりします。つまり、要らんもんばっかり持って行く必要があるのです。
   まぁ、基本的な装備は予め集合して保管してあるので、準備そのものは手間が掛からないのですが、今回は金曜夜のグループセンタジーがキツくて(今年始めの2か月休んだため)、家に帰って来たら正体もなく寝てしまい、夜中に目が覚めて慌てて準備する羽目に。ともあれ、持って行っても無駄な携帯口糧は下ろして、代わりに雑嚢を突っ込んで背嚢の形を整えたのですが、問題は中華鍋。いつもなら飯盒の上に被せる様に鉄帽をつけるのですが、それの代わりに中華鍋を着けようと思っていたのですが、縛着の仕方で良い案が思い浮かばない。もう眠たいんで、中華鍋は手で持って行く事に。
こんな体たらくですから、結構忘れ物が多くて、帯革も水筒も準備してたのに忘れてしまいました。
   予定よりも30分遅れて起床。起きたは良いが、シンドイわ眠いわ寒いわで、かなりテンション下がってしまったのですが、行くと約束した以上は行かん訳にも行きません。この寒さでは、防暑襦袢とかじゃ風邪引いてしまうので、九八式の夏衣袴(冬衣袴は持ってません)を着用。いつも5分も歩いたらズレズレになる巻脚絆も、今回はちゃんとふくらはぎの上まで巻いてズレない様にして、トランポで出かけました。

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今回は中華鍋持参だったのですが
直前までどう縛着するか考えてなくて
結局手で持って行きました

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カチっと巻ける様になった巻脚絆
ちゃんと巻けると、意外にも足が楽なんですよね

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取手のホーマックで買った玄米10kg
3110円とお買い得でしたw


■炊飯壕
   現地に着いてみると、陽が登って汗ばむ陽気に。相方のToyofusaさんは防暑襦袢で登場。そういや、この人が夏衣袴着てるとこ、見た事がありません。取手の河川敷は、今回が3回目ですが、今回は焚き火を使うため、橋の下でなく、もっと川っぺり移動しました。行ってみて驚いたのは、一面の砂浜です。聞けば、ここではヒストリカルゲームがよく開催される場所とか。どこでやりますかって聞かれましたが、どこを向いても砂浜なので、適当な所で荷物おろして、早速準備に取り掛かりました。
   今回、焚き火をやるにあって、旧陸軍のマニュアルを参考に、まずは炊飯壕を掘りました。やっとこ小円匙の活躍が与えられた訳ですが、中田商店のレプリカの小円匙は、実は焼き入れがされてないとかで、うっかり地面を掘ったら、曲がったり削れたりする代物です。そんな訳で、地面掘るための道具で地面掘るのがためらわれてたのですが、地面がザクザクの砂地ですから、安心して使えました。
   問題は、砂地故に、掘っても崩れ易い事でした。川っぺりだけに、10cmも掘れば、砂が湿っているのですが、露出すれば乾いてくるので、やっぱり崩れてくるのです。ともあれ、30cmほどの深さに掘って、飯盒2個分下げれる幅に調整しなおし、飯盒を掛ける棒を支える支柱は、そこらに落ちてた細い竹を縛ってこさえ、さっそく炊飯に取り掛かりました。

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表面は乾いてるのですが、中は湿ってます

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とりあえず、こんな感じで壕を整えました


■玄米のびっくり炊き&セロファン筒炊飯法
   今回のお題は、自分が玄米のビックリ炊き、Toyofusaさんがセロファン筒炊飯法と、飯対決です。一応、鶏肉と白菜も買って、中華鍋でオカズ作る準備だけはしてきましたが、おのおの2合炊く訳で、明らかに胃袋に限界があります。
 自分がいつもファイヤーボックスで焚き火する時は、ティッシュペーパー3枚を入れ、その上に薪を置いてマッチで点火するのですが、今回は小さいロウソクを使って点火しました。これも陸軍のやり方らしいですが(確かに、ロウソクを使って焚き火を起こす話しは良く出てくる)、個人的にはティッシュの方が楽そうに感じました。焚き火の点火の仕方については、ファイヤースターターやファイヤースチール、火打石など、様々ありますので、それはそれで別に企画を設けたいと思います。
 ともあれ、火が点いたのですが、飯盒を支えるクロスした棒の角度が深かったせいか、炊飯壕の底と飯盒の底の間の高さが足りず、火がなかなか大きくなりません。なのに熱で砂がが乾いて壕が崩れ始めました。こりゃイカン、という事で、改めて飯盒の高さを再調整しました。薪も、Toyofusaさんが持って来たのは、まだまだ太かったので鉈で細く割って(地面が砂なので、板を置いて薪割り)、ようやくコンスタントに焚き火を燃やす事が出来る様になりました。
 今回、自分がビックリ炊きを選んだのは、セロファン筒炊飯法が比較的時間を要する炊き方で、沸騰した湯に30分ほど浸けるとの事から、炊飯時間の釣り合いが取れると考えたからです。炊き方は以下の通りです。

◎玄米のビックリ炊き
 玄米に規定の水量を入れ、強火で炊き、沸騰したらそのまま10分炊き、その後弱火で5分炊いたあと、重湯が消えた頃合いを見計らって、米の量の冷水を注いでかき回し、さらに弱火で15分炊く。
◎セロファン筒炊飯法
 セロファン筒に米290gと水450mlを入れて空気を抜いて口を縛り、沸騰した湯に30分浸けて湯がく。

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セロファン筒に米と水を入れるの図
このあと、口を紐でくくります

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湯たんぽに水を入れて運ぶのは、当時の日本軍でもやってました

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掛子にてんこ盛りの沢庵。これが後で役立ちます


■実際やってみた結果
   焚き火の難しいところは、ガスコンロやポータブルストーブみたいに、火力は一定ではありませんし、強火から弱火へ、またその逆へ、さっとは調整できないところです。この辺りに、熟練の勘が必要とされるところです。強火だからといって、ガンガン薪を放り込めば良い、というものでもありません。
   ともあれ、飯盒二つをぶら下げて、強火で温め続けたのですが、意外にも先に沸騰したのは玄米の方でした。容積はセロファン筒の方が多いのと、今回、沸騰する前からセロファン筒を入れてたので、余計、時間が掛かった様です。その後、強火で玄米を炊き続けたのですが、10分経ってもまだまだな感じでしたので、15分まで継続して、飯盒を焚き火から遠ざけて弱火へ。その頃になって、ようやくセロファン筒の方が沸騰し始めました。
   玄米飯は、弱火に切り替えると、よほど弱い弱火でないと、すぐに重湯が消えてしまいます。今回も3分ほどで消えてしまい、急遽、ビックリ水を投入。さらに弱火で炊きました。ところが、今度はなかなか重湯が消えない。15分経っても全然消えない。結局25分弱火に掛けて、ようやく重湯が見えなくなった感じ。そこで火から下し、蒸らしに掛かりました。
   セロファン筒の方は、この間、ほとんど放ったらかしでした。セロファン筒は透明なので、中身が見えるのですが、明らかに炊けてる様な状況になってましたが、玄米が終わるまで放ったらかしにしてました。それでも焦げたり異常が出たりする事なく、こちらも同時に炊飯を終了しました。

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地面と飯盒の間が狭かったせいか、あまり火が起こりません

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飯盒を上げたら、元気よく燃え出しました

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一旦炊けた玄米飯に、びっくり水を投入

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この頃になって、ようやくセロファン筒の方の飯盒が湯だちました


■実食
   さて、炊きあがった玄米飯とセロファン飯。まず玄米飯の方ですが、底がほんの気持ち焦げていた意外は異常なしで、むしろ規定の時間より長い時間掛けて炊いたので、柔らかめでした。玄米だけに糠の部分はあるのですが、こちらも時間かけてただけあって、いつもよりは柔らかい感じでした。
   セロファン飯の方は、物凄いもっちり感溢れる出来栄えでした。今回は山形産の胚芽米でしたが、普段の白米ではこうはならないとの事。自分の経験からすると、この出来栄えは、弱火で長時間、吹きこぼれ無しでゆっくり炊いた飯に近いのですが、もしかしたら胚芽米独特の特徴なのかもしれません。
   用意していた鶏肉は、とてもじゃないが食い切れないという事で料理せず、ひたすら延々、玄米飯とセロファン飯を1合ずつ、沢庵とフリカケだけで食べたのですが、後半はほぼ苦行プレイでした。白飯と違って、玄米飯も胚芽米飯も、それぞれ味と匂いがあって、これが腹一杯になってくると飽きてくる。掛子一杯に入ってた沢庵も、2人でバリバリ食べて、残り3割くらいのところで飽きてしまう。とにかく、うんこ白くなっちゃうほど食った感満載で、ようやく食べ切りました。
   焚き火で炊くのは難しい、と思われがちですが、アホみたに薪入れてガンガン炊かない限り、逆に火が弱かったりして、コゲコゲの飯にはならんもんで、その意味では、どうあっても食える飯が炊ける、という訳です。

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完成した玄米飯とセロファン飯

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合計2合を食いまくりです
もう、めっちゃ食べましたwww

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腹一杯のところで、さらにサイダーwww
ゲップしたら飯が出て来そうですww


■セロファン筒炊飯法のメリット・デメリット
   セロファン筒炊飯法というのは、先の大戦で日本陸軍が開発した炊飯法で、セロファンの筒に米と水を入れて、湯煎するという炊き方なのですが、これのメリットは火加減などまったく注意しなくても飯が炊けて、かつ飯盒も汚れない点です。この炊き方を開発する必要性は、戦地において兵隊自身が飯盒などで飯を炊く必要に迫れても、いざやると美味く炊けず、まずい飯ばっかり食う羽目なり、誰でも簡単に炊く事が出来る方法が求められたからでした。今のパックご飯の先祖とも言うべき炊き方です。
   デメリットは、このセロファン飯が、上手に炊けた直火炊きのご飯には、到底かなわぬ味わいである事です。日本の米の炊き方は、世界にも例を見ない独特なもので、過去三千年にわたる生活の知恵で考え出された「日本国民の文化財」なのだそうです。ただし、これは経験と勘に頼るところが大で、それを戦地の兵隊に求めるのは無理、と判断した陸軍が、「失敗なしで、とりあえず食える飯を炊ける」方法として編み出したのが、このセロファン筒炊飯法だった訳です。実際、特別美味くはないが、不味くもない、いわば炊飯器で炊いた飯の様に、幸せ感は感じないけどちゃんと食べれるご飯に仕上がりました。
   今回、さらに感じた事は、セロファン筒で飯を炊いたあと、お残しするならセロファン筒のまま残せ、かつ飯盒は一切汚れない、というメリットを発見しました。現地で飯盒を洗うというのは、結構手間でありますし、水があまりない所では実質無理ですので、洗わずに済むというのは、戦地においても大メリットであったと思います。

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セロファン筒炊飯だと、飯盒の中が汚れません
湯がいた湯も他の用事に使えます

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煤で汚れた飯盒を砂で洗います
あまりやり過ぎると、塗装が剥げますw


■今後の課題
   さて、6回目を迎えた飯盒オフは、ほぼオカズなしの飯の大食い大会になった訳ですが、とにかく2人で4合も炊いたら大変。しかし、飯盒は2合以上じゃないと美味くいかない事が多い、という事で、だったら胃袋の数を増やした方がいいですねー、という事になりました。理想を言うなら、ご飯担当、オカズ担当、デザート担当、その他、という具合に、4人くらい居るのが良いのでしょうが、なにせ格好が格好だけけに、近寄り難いんでしょうかねw

20160326_160108
この格好も、着慣れればそれっぽく見えますww
流石に電車乗るのはキツいですがww



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年03月23日

   白米220gに押麦70gのいわゆる麦飯は、軍隊で兵食として用いられていた特異さから、かなり昔からつどつど食べていたのですが、その一方で玄米はこれまで口にする事がありませんでした。その理由は、実家でも出た事がない事と、いざ買おうと思ったら意外と割高である事。そして、炊きにくいだの美味くないだのといった評判の為でした。しかし、昨今の健康食ブームで玄米も見直されているとの事で、今回、玄米を炊いてみる事にしました。

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LIFEで売っていた、あきたこまちの玄米
2kgで853円は比較的安いです


■弱火→強火
   なにせ初めて玄米を炊くので、まずはネットで炊き方を調べてみました。そして分った事は、まず水に浸けねばならない事(夏場なら4時間、冬場なら8時間)、そして、最初は弱火で15分炊き、その後強火で10〜15分炊く、という事でした。水に長時間浸けねばならないのは、米を膨張させ、糠を柔らかくして割る為の様です。しかし、弱火の後に強火で炊く、というのには違和感を感じました。というのも、それは漏れなく底を焦がしてしまう炊き方だからです。
   ともあれ、この炊き方をやってみたのですが、特徴的だったのは、沸騰しても噴きこぼれがなく、蓋も持ち上がらず、グラグラと煮えてる感じが暫く続きました。強火に切り替えて5分ほどして、ようやく重湯状になってきたのですが、10分もしないウチに湯気が焦げ臭くなってきたので、底が焦げてると判断して火を止めました。その後、中身をかき混ぜて15分蒸らしました。食べてみた感じは、確かに殻っぽい食感がするので、自然によく噛むのですが、味は思っていた以上に悪くなく、むしろ麦飯よりも全然美味いと感じました。ただ、予想通り、底は焦げていました。
   ご飯の炊き方で、よく「弱火→強火」という風に説明しているのを見かけるのですが、これはやはり間違いではないかと思います。

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8時間水に浸した玄米
水を吸って膨らんでいます

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弱火で15分炊いたあと、強火へ
10分もしないウチに焦げ臭い匂いがして来ました

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強火に切り替えて2分くらいした状態
やっと重湯になりました

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炊きあがった時のカニ穴が
白米の時よりも明確に出来ています

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案の定、底を焦がしてしまいました


■強火→弱火
   やはり、あとで強火にするのは、どう考えても底を焦がしてしまう、という事で、今度はいつも通り、先に強火、そして弱火に切り替える方法でやってみる事にしました。ポイントは、白米の場合は、沸騰したら直ぐに弱火に切り替えますが、玄米の場合は沸騰してもそのまま強火で炊き続け、10分したら弱火に切り替える、という事です。米が糠に包まれている分、強火時間が長いという事です。
   実際にやってみたところ、スタートから沸騰後、7分目辺りまでは、激しく沸騰してても中の水は重湯状態にならず、その後、ようやく糠が割れるのか徐々に重湯状態になって煮こぼれする様になり、沸騰10分後に弱火に切り替えてからは、激しく湯気を吹きつつ噴きこぼれして、5分そこらで重湯が消える、という状態でした。
   炊きあがりは、弱火→強火方法よりもフックラした感じで、もちろん、底の焦げ付きもなし。「強火でスタートし、5分ほどで沸騰、そのまま強火で10分煮て、弱火に切り替えて5分で重湯が消える」どうやら、これが玄米を炊く時の基本的な方法の様です。
   この炊き方を踏まえた上で、台所のガスコンロやファイヤーボックスでも炊いてみましたが、火器によって火加減は異なるものの、同じ炊き方で同じ炊きあがりを再現する事が出来ました。

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玄米を洗う時は、水の中で掌を擦るようにします
浸けた水は捨てるので、この手のザルが便利です

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水加減は、米2合に対して、水600ml
白米の時より少し多めです

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沸騰後、5分経過した状態
まだ重湯になってません

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重湯化すると、噴きこぼれがそれなり出て来ます

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炊きあがりは、やはりカニ穴がくっきりです
かき混ぜて蓋をして、15分蒸らします

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弱火が後回しだと、底が焦げません


■ビックリ炊き
   玄米を炊くためには、玄米を長時間水に浸けておく必要があるのですが、浸水の必要の無い炊き方に「ビックリ炊き」というのがあります。方法は、まず米を洗って、規定の水加減をして、上記の通り、強火で炊いて、弱火に切り替え、重湯が消えた辺りで米の0.8〜1.2倍の冷水を入れてかき混ぜ、そのまま弱火で10〜15分炊く、というやり方で、途中で冷水をいれてビックリさせる事から、ビックリ炊きという様です。
   実際やってみたところ、強火から弱火に移行しても水は重湯にならず、そのまま蒸発してなくなった感じです。そこに水を入れてかき回し弱火で炊き続けたのですが、その頃になってようやく水が重湯化して噴きこぼれが出る様になり、それでも10分そこらではまだブクブク言っているので、結局15分弱火に掛け続けました。さっするに、浸水してないので、糠も米も水を吸っておらず、そのためか糠が割れず米も炊き切れてない感じでした。ところがビックリ水を入れてから、急に重湯化して噴きこぼれし始めました。結果、15分後、良い感じに炊けました。
   ビックリ炊きでは、ビックリ水を入れてから、さらに15分炊くという事で、スタートから終了まで、トータルで35分かかりました。何時間も水に浸けておく手間がなく、炊きたい時にすぐ炊けるメリットがありますが、白米の場合の3倍の時間が掛かっています。

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ささっと水を注いで、手早くかき混ぜます

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普通の炊いた時よりも、やや柔らかい感じです
しかし、この方法でも美味しく炊けます


■玄米飯に合うオカズ
   玄米というのは、白米よりは味のあるもので、かつ殻たる糠もある事から、あまり味の濃いオカズは合わない気がします。特に洋風のオカズは、玄米の美味さを引き出せない様に感じます。その玄米に合うオカズとは、日本伝統の一汁一菜、即ち、みそ汁に漬物であると自分は感じました。
   一汁一菜というと、貧相なオカズの代名詞みたいなところがありますが、ところがどうして、これは美味いのです。それこそ、みそ汁と沢庵だけで、ご飯2合行けてしまう勢いです。「昔の人は貧乏で、オカズはほとんど食べずに飯ばっかり食ってた」なんて話しもあるのですが、実際に一汁一菜をやってみると、むしろ、好き好んでこういうのを食べてたんじゃないか、と思います。
   栄養学的には、玄米は完全食と言われるくらい、滋養豊かであると言われています。その栄養素は、糠の部分に多いそうで、白米は精米して栄養豊富な糠を取ってしまうので、白飯ばっか食べてると脚気になったり、という話しがある訳です。(まぁ、白ご飯も、直火で炊いたご飯は、めっちゃ美味いのですが)

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玄米ご飯にたくあん。これが猛烈に美味い!

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みそ汁と福神漬け
流石にこれだけでは何なので、レタス付けました

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レトルトの中華丼ぶっかけました
これでも美味いですが、やっぱり漬物の方が合います


■玄米のデメリット
   玄米が見直されるにつれ、玄米のデメリットも声高にアピールする向きもあります。自分は栄養学には詳しくないので、ここでは論じませんが、一つ確実に感じたのは、玄米飯を3日立て続けに食べたら、お通じがとても良くなりました。玄米の効能で一番に上げられるのは、デトックス効果ですが、それは確かにある様です。
   玄米を巡るメリット・デメリット論争は昔からあった様で、先の大戦中も、東條英機首相が玄米食を進めようとするのに対して、陸軍の栄養学者の川島四郎大佐が反対した話しなどが伝わっています。もっとも、この話しは玄米の栄養面での可不可論ではなく、白米に対して玄米の方が炊く手間とコストが掛かり、国家危急の決戦下には似つかわしくない、といった部分での話しだった様です。確かに、玄米は炊くのに手間ひまが掛かります。しかし、その手間ひまの部分を度外視できるのであれば、栄養的なメリットは軍の栄養学者らも認めざるを得なかった様です。
   決戦下でない現在において、玄米の大きなデメリットは、白米みたいにスーパーに売っておらず、ネットで注文するくらいしか、まとまった量を買えないという事だと自分は感じています。しかも、30kgとか大量で、一人暮らしではなかなか消費し切れない。その上、害虫は玄米の方がわき易く、保管にも気を使う訳です。もっとも、対策として、辛苦パックにして発売するなどの工夫もなされる様になりました。スーパーで売っている白米よりは、若干高めではありますが、健康食品として考えれば、妥当な値段とも言えます。
   玄米の食感や味がどうしてもダメ、という人もいるのですが、自分は麦飯より遥かに美味いと感じます。その決定的違いは冷めた時で、玄米飯は冷めても美味い。白米の場合もそうですが、冷めても美味い飯は、本当に美味い飯です。そして、別に圧力釜とか使わなくても、飯盒でも十分美味い玄米飯が炊けるのを発見したのが、今回の成果でした。

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余談ですが、飯盒の掛子はすり切り1杯で2合という事ですが
重さは290gしかありません
今、米2合は300gとされているのですが
飯盒が開発された頃と今では、どうも米の嵩と重さに違いがあるようです



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tanisi_corp at 22:00コメント(4)

2016年03月19日

   昨年、念願だったシェラストーブを手に入れ、薪で炊いた飯盒メシがことの外、美味い事に気が付きました。ただ。シェラストーブは電池に依存する事、常用するにはやや使いにくかった事、などにより、備蓄していた薪が無くなった時点で使用を取りやめました。
   ところが、職場からまとまった廃材が出て、これを粗大ゴミとして捨てるには些か勿体ないと考え、新規にウッドストーブを入手する事にしました。

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こちらがファイヤーボックス
重さ約900g、高さ190cm、幅12.7cm
ステンレス製(ですが、手入れが悪いと錆びる)
折りたたみ出来るのが利点


■一次燃焼式か二次燃焼式か
   シェラストーブは、五徳と鍋底の間が狭く、隙間を開けるために、吊り下げるか上げ底にするかで、どっちにしてもそこそこ大掛かりな装置が必要でしたが、焚き火箱やウッドストーブは直接置ける構造になっており、結果として省スペース化が可能というメリットを感じました。
   さて、電池を使わないウッドストーブだとすると、最近の流行は、ワイルドストーブソロストーブといった、缶が二重構造になっているタイプの様です。これは二重になっている缶の中を燃焼ガスが通って、ストーブの上部で燃やすというタイプで、煙が少なく火力が強いのが売りになっています。煙が少ないのは、ベランダクラフト的にはかなり有利です。ただ、構造的に、薪を入れにくい事、缶を組み合わせる事でコンパクトに出来るものの、それでもシェラストーブ並のサイズである事など、イマイチ食指が動きませんでした。
   次に考えたのが、折り畳み式の焚き火箱。最近は様々なメーカーから各種発売されているのですが、これは原理的には、穴をいっぱい開けた一斗缶と同じ様なもので、ただ単純に薪を燃やすだけです。その代わり、折り畳んでコンパクトにする事が出来ます。また、物によっては、薪を放り込むスペースが大きめの物もあり、給薪の楽なものもあります。
   いろいろある中で、最終的に選んだのが、今回紹介する、Firebox Stoveです。

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■まず見た目
   ファイヤーボックスは、ステンレス製という事で、重さが900gくらいあります。昨今の軽量化の流れからすると、重たい部類です。組み立て時の大きさは、高さ190cm、横幅130cmとそこそこの大きさです。最近流行のチタン製の物は、重さが300gくらいで大きさももっと小さいものがありますが、自分は堅牢さと使い易さを優先しました。焚き火で使う訳ですから、あまり小さ過ぎるとやり難い訳です。この大きさであれば、兵式飯盒は余裕で載せる事が出来ます。
    使い方は、五徳の棒を底板を外し、広げて箱型にし、底に底板をセットするだけです。広げてみて気が付いたのですが、上から見た時、正方形ではなくて、いびつな台形をしています。これは厚みのある鋼鈑を蝶番で連結し、内側に折り畳む様にするため、この様な形になっている訳です。
   パッケージの写真には、この五徳の棒と底板の位置を変える事で、アルコールストーブを使ったり、エスビットタブを使ったりも出来る様です。また、五徳の棒は小さいカップを載せる時に使います。、また、オプションでステーキ焼いたりするプレートもある様です。ちょっと驚いたのは、ケースは別売で、これも買うと値段が1.3万円くらいになるので、ちょっとお高い買い物です。

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収納時に固定に使っていた棒は
小さいポットなどを載せる時に使う五徳です


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五徳の位置は自在に変えれるように
そこかしこに切り込みや穴が開けてあります

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焚き火以外にも、缶入り固形燃料やエスビットタブも使用可能です
その場合は、五徳や底板の位置を変える事で対応します

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兵式飯盒なら余裕で乗ります
また、五徳の両サイドは大きく開いてるので
薪の補給が楽に出来ます

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側面2ヶ所に薪を入れる穴があり
こんな感じに下からも給薪出来る様になっています。


■基本的な使い方
   ファイアーボックスは、先にも述べた様に、基本的には穴をいっぱい開けた一斗缶と同じ様なもので、その中に薪を入れて火を点けて使うだけです。火を強くしたり弱くなったりしたら、薪を投じて火勢を強くしたり維持したりするだけです。消火は薪を入れるのを止めて、勝手に薪が燃え尽きるのを待てば完了です。
   ただ、ファイヤーボックスはそこそこ深い火箱ですので、ティッシュとマッチを使って火を点けるのならともかく、ファイヤースチールなどを使ってやる時は、底の方に火口を置いてしまうと、とても点火しにくいです。その場合は、ファイヤーボックスの中に薪を組んで、その上に火口を置き、それに点火してから、フェザースティックをくべると火を点け易かったです。
   ファイヤーボックスをただの焚き火用に使うのでしたら、乾燥してる木ならどんな木材でも構わないのですが、ファイヤーボックスを炊事用に使うとなると、あまり長い枝や太い木は、鍋釜を置いたまま入れるのが難しいので、材木は予め15cm程度に切断し、かつ小指ないし人差し指大に割っておくと、炊事に使う薪としては便利です。
   ファイヤーボックスは、実質的にはただの焚き火ですので、燃える物なら何を燃やしても良さそうなものですが、灰が飛び散る紙や、燃えカスが下に垂れる樹脂などは燃やさない方が、掃除やファイヤーボックスを長持ちさせる上で得策だと思います。
   消火は、基本的には薪を燃やし尽くして消火するのですが、ファイヤーボックスは給気効率が良いのか、案外早く燃え尽きます。ただ、シェラストーブの様に強制的に空気を送り込んでいる訳ではないので、シェラストーブよりは灰が残ります。

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使用中のファイヤーボックス
一旦火が点けば、思いのほか、火力は強力です

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長さ15cm、1cm四方に割っておくと、料理には便利です

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最初の点火には、ナイフなどで削ったフェザースティックが便利です
(これは鉈でやったので、あまり上手に削れてません)

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薪は以外と早く燃え尽きます
大抵はこのまま朝まで放置して、朝に灰を捨てます

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灰を捨てた状態
ステンレスですが、使い続けているとうっすら錆びが浮きます
長期使わない場合は、後述する手入れをした方が良いです


■大型の鍋釜を使う
   先にも述べた様に、ファイヤーボックスは思いのほか堅牢で、相当な重量物も載せる事が出来ます。試しに、4リットル満タンにしたヤカンを置いてみましたが、地面さえしっかりしてれば、びくともしませんでした。また丸底の中華鍋を置いてみると、良い感じにピッタリ収まって、とても料理し易い感じでした。
   ヤカンでお湯を沸かす場合、特別ゆっくり沸かす必要はないので、薪をドンドン入れて、ガンガン燃やす使い方になります。4リットルくらいのヤカンであれば、ファイヤーボックスを覆い隠すほどの大きさはないので、ヤカンを置いたまま、薪をくべる事が出来ます。火力がそこそこある分、薪の消費も多く、せっせと給薪する感じです。火は大きく、ヤカンの胴体を覆うほどで、あとの煤落としが結構大変です。
   中華鍋での料理にも使ってみましたが、先に述べた様に、鍋の座りが良いので料理し易かったです。ただし、中華鍋はファイヤーボックスを覆う格好になるので、薪をくべる時は鍋を持ち上げねばなりませんでした。また、料理に気を取られていると、薪が燃え尽きて来て火力が落ちるので、料理しながら薪を入れるという、結構忙しい作業でした。

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こんな感じで、ガンガン燃やします
この位のヤカンなら、びくともしません

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料理もばっちり
もしかしたら、鍋に灰や煤が入るかも?と心配しましたが
大丈夫の様でした


■飯盒炊爨上の注意
   そのそもこのファイヤーボックスを買ったのは、焚き火で美味しいご飯を炊くためで、安定して飯盒を載せれ、かつ単体で使える物、として選んだ経緯があります。そして、ファイヤーボックスはその期待に多いに応えてくれました。ただ、注意事項として、火力があります。
   飯盒は、ヤカンに比べるとサイズも小さく、薪を入れる部分も大きいという事もあって、ヤカンの時の様にガンガン燃やすと、かなり大きな火力となってしまいます。そして、火力が強過ぎて、沸騰時間が無駄に短くなり、ゴワついた飯になったり、下手をすると焦げ付いたりします。
   そこで気が付いたのは、いくら強火といっても、適度な強火である必要がある、つまりファイヤーボックスの場合、中火くらいのイメージで丁度という事でした。ヤカンでガンガンお湯沸かす時の半分くらいの火を心がければ、大体5分くらいで沸騰する感じです。そして、そうなる直前から薪を入れる量を減らして、弱火でキープする様にします。すると、ガスや化石燃料で炊いたのとはまた違う、これぞ飯盒炊爨という出来栄えの美味しいご飯が炊けます。
   この様に、焚き火といえども、ガンガン燃やすのでなく、必要に応じて火の大小を選択する事で、炊飯に十分に用いる事が出来ます。このファイヤーボックスは、煮炊きするのも前提として作られているので、飯盒を吊るしたりする手間が要らず、とても便利に感じました。

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初めてご飯を炊いた時は、ガンガン燃してしまって
ゴワゴワしたご飯なりました

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それから、強火をあまり強く過ぎない様にして、加減しました

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弱火になると、炎はファイヤーボックスからほとんど出ない感じです

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火加減が分ると
掛子にシュウマイ入れて、炊飯と同時で蒸せる様にもなりました



■手入れ
   ファイヤーボックスは、新品の時はピカピカとキレイですが、一度でも使えば熱で変色し、内部は直火で焦げます。といっても、一応はステンレスですので、一斗缶みたいにガビガビに錆びるという事はありません。うっすら錆が浮く程度です。また、焼き鳥みたいに脂が落ちる料理をしなければ、脂汚れもしません。しかし、使い終わったらキレイにしておく事が、そこそこ値段のするファイヤーボックスを長持ちさせる秘訣です。
   ファイアーボックスの手入れの仕方ですが、意外にも、ボンスターなどのスチールウールと洗剤で洗います。汚れだの煤だの錆だのを洗い、水で洗い流し、最後はガスコンロで火にかけて水気を蒸発させます。そして内側にCRCなどの防錆油を塗って、手入れ完了です。
   暫く使わないなら使う毎に、使い続ける場合でも、1週間〜10日枚に洗うのが良さそうです。また、脂汚れがついた場合は、その都度洗うのが良いでしょう。

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10日ほど使い続けた状態です
うっすら錆が出ていますが、酷くありません

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ざっと水で汚れを洗い流し、ボンスターでごしごし洗います

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水で濯いだあと、コンロで火にかけ、水気を飛ばします

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冷めてから、CRCを吹いて保管します


■まとめ
   ファイヤーボックスを約3週間、ベランダで使用しましたが、そのまま鍋釜を置ける事から、シェラストーブほど場所を取らず、かつ飯盒クラスの鍋であれば給薪も楽で、火力も強く、非常に使い易い印象を持ちました。その一方で、一次燃焼式である事から、煙はそこそこ出る様で、それが近所迷惑になる事もあり、使用には慎重を要する反面もありました。
   当初、焚き火の後が錆びたり焦げたりして、長持ちしない懸念があったのですが、結論としては、ちゃんと手入れさえしていれば、かなり持つ道具の様です。やはり万単位のお金を出すだけの価値がある様です。ソロキャンプ用としては結構重いのですが、ファイヤーボックスを使う人は、むしろファイヤーボックスを使う為にキャンプしたりブッシュクラフトしたりする様なので、チャチなチタン製より、これの方が使い勝手は良いと思います。

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焚き火で飯盒を使うとこうなります
これぞ飯盒って感じです



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