JNCC

2015年07月19日

   昨年、恥辱の1周リタイアに果てたWEX爺ヶ岳ですが、この一年はそのリベンジに全力を費やした、といっても過言ではありませんでした。表彰台に上がりたいとか、そういった大それた事ではありません。「前に進んで当たり前のバイクがちゃんと前に進んで欲しい」「爺ヶ岳では一度も完走してないから、ともあれ完走」こういった些細な目標を掲げて、大改装したXR230“パンツァーファウスト号”で乗り込んだのでした。

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前日入りしましたが、結構な雨です
出来る限り、水たまりのない所に部隊本部を設置しました


■事前の健康状態
   去年のWEX爺ヶ岳は、群発痛風直後のレースで、それが為に下見にも行けず、結果としては惨敗の要因となりました。しかし、それはその後におとずれる高血圧症の前触れみたいなもので、9月に高血圧と目眩で倒れ、以後、薬を飲みながら運動を続けてきました。まぁ、痩せはしないまでも、レースで息の上がらない身体を作る、というのが目的で、それはおおよそ実現されていました。
   そんな訳で、今年は健康的にはあまり不安を持っていなかったのですが、本番3週間前に、一時不停止の自転車と衝突し、左手小指の剥離骨折を始めとして、少なからずダメージを受けてしまいました。むろん、バイクの練習もオミット。まぁ、時期的に梅雨に突入したので、どのみちバイクには乗れませんでしたが、小指が治ってくれるか、ちょっと心配でした。
   結果としては、事故処理が有利に進められると同じくして、剥離骨折の方も大した事ない事が判明しました。そして、XR230“パンツァーファウスト号”のタイヤをAT81に替え、伸び伸びになっていたフロントフォークのオーバーホール、前後ブレーキのフールド交換と、パッドをRKに換装の作業に出し、今年は早めに出発して前日に下見をするつもりが、バイクがなかなか帰って来ず、結局、出発時間を遅らせても2時間くらいしか寝てる時間がない、という厳しい状況でのスタートとなりました。

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今回はタイヤの選定にも注意しました
一番評判が良かったダンロップAT81にしました


■下見と想定
   そんな訳で、現地には0730時頃到着。気になる雨はずっと降っている感じで、パドックのそこここに大きな水たまりが出来てました。今回、こんなに早く出て来たのは、なんと総勢12台分のトランポをまとめて駐車させるスペースを確保する必要があったからでした。早いもの勝ちなので朝駆けでやってきたのですが、同じ事を考える人はいるもんで、既に何台もの参加者が場所取りしてました。
   しかし、雨が降ってる間はトランポからバイク下ろす気にもならず、さりとて他にする事もなく、だからといって寝てる訳にもいかず、ダラダラと喋ってるうちに雨が上がったり小雨になりました。やる気のある人は、セクションスクールに行ったりしてましたが、バイク汚したくない自分は、バイク下ろして準備するだけにしました。まぁ、事前に乗ろうが乗らまいが、本番では大した差はありません。むしろ、コースを見に行った方がよほど身になる事が多い訳です。
   さて、夕方にようやく下見に行ったのですが、自分の足でゲレンデ上がったのでは、それだけで体力使い果たしてしまうと考えて、星野さん御自ら運転のカートに乗って、ファンガレの上まで運んで貰いました(振り落とされそうになりましたw)。そこから、ゲレンデはショートカットして、主にガレ場とウッズを歩いたのですが、とにかく転けたら痛そうです。ファンガレは登るの無理と考えて、エスケープを使う事にしたのですが、そのエスケープ自体も結構ガレてて処置無しです。ウッズは、去年みたいに好きに走れという感じでなく、中が段だらに区切られていて、登ったり下ったり。それでも去年みたいに迷子にならなさそうな分、ガレよりはマシに感じました。
   ともかく、歩いて帰って来た時には、ぶかぶかの長靴の中で足の裏に2つほどマメが出来ていました。正味、初心者向きのコースレイアウトではないと感じましたが、来てしまった以上は仕方ありません。疲れないように、転けないように、自分なりの走りが崩れないように、恥も外聞もなく、とにかく帰還を果たす、というのを第一としました。

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ファンガレのエスケープ。しかし、ガレてます(汗)

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さまよいの森、というほど、今年は迷子になりませんでしたw

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夜は飯盒でご飯炊いて食べました
とても美味くて好評でしたw


■ファンガレまでは無問題
   夜のウチに若干雨が降ったそうですが、自分は泥の様に寝ていたので気が付きませんでした。幸いにも05300時に目が覚めた時には、雨が上がっていました。雨降りで出走準備をやるのは、やはり気が萎えてしまうものです。90ミニッツは0800時頃集合、0815時出走という事になっていますので、あまりダラダラはしてられません。バイクの準備はサイドスタンドを外す以外は終わってましたし、忘れがちなキャメルバッグの準備は済ませたし、あまり食欲ももないので(普段ならまだ寝てる時間)、バームクーヘンの切れ端食べて準備完了。颯爽、と言いたいところですが、実際にエライ目に遭う覚悟を固めて集合場所に向かいました。
   今回のWEXは総勢500台、90ミニッツ全体でも200台近いそうで、そりゃもう、大盛況です。どこでどうスッ転んでても、とりあえず誰か見つけてくれる事は間違いありません。ともかく、ケガだけは避けたいところです。ケガをするのは大抵転けた時ですが、転けるのは疲れて危険回避が出来ない場合に多いので、疲れる前に休む、エライ状況を突破したら取りあえず休む、というのが今回の作戦です。結果、1周であってもチェッカーを受ければ完走な訳です。
   スタートはいつもの様に、上り坂でのヘルメットタッチスタート。いつもなら1速に入らずスタートでモタモタするところですが、今回は一発で入りました。その後はしばらく登りのゲレンデを巡航。早くもそこここでスタックしている人がいましたが、自分はお構い無しに前進です。途中、下りの下でいきなり止まった前走車にオカマほって思いっきり転けたりもしましたが、何たって今年は「上手くいかなくて当たり前」って頭で走ってましたので、特段頭に来る事もなく、さらに先に駒を進め、皆さんが引っかかってるとこも、よくラインを見定めて突破し、ファンガレにまで辿り着きました。

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出走前。とりあえず気合いを見せます

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しかし、ぶっちゃけ不安ですwww


■ウッズ、そしてRRR
   当初、ファンガレはエスケープする予定でいたのですが、前の人に付いてったら、気が付いたらエスケープの入り口を見落としてました。そのままファンガレを強行突破。とにかく止まったら死ぬと思い、全力で上がりました。一応、ラインらしきものが出来ていましたので、その通りに進み、頂上付近では左のラインは既にスタック車両で埋まってましたので、右側のラインから登頂し、辛うじて登り切りました。
   しかし、ここでバッテリー切れ。とりあえずエンジン止めて呼吸を整えて、筋肉疲労を散らします。ここで強行しようにも、次はガレ下りですので、うっかり転けたらダメージが大きいです。ようやく再スタートしましたが、この後は転けたら休む、疲れたら休むの連続となります。いわゆる「統制前進」というやり方で、非常に消極的な前進方法ですが、難易度が高いと思われる今回のレースで、早々に気力体力を消耗し尽くさないためには、やむを得ないやり方でした。
   そして、いよいよウッズに突入。昨日の下見でも、にゅるにゅるしてよく滑ったのですが、今日も全く同様です。とにかく、慎重運転を心がけるより他ありません。そこそこシンドイとこもあり、休み休みの前進とならざるを得ませんでした。それでもゆっくり下れば危なくはありませんでしたし、登りでは力強く登ってくれたので、結局ノーミスでウッズを突破する事が出来ました。
   とはいえ、この時点で相当筋力は消耗しており、ロックンロールリーバーで頑張る元気はありません。しかも今年は上流から下ろされるという事で(これでもコースが一部ショートカットされて楽になった)、去年よりは長めです。ともあれ、行かない訳にはいかないので、のろのろと前進。疲れたら休むを繰り返し、ようやくなんとか突破できました。


契り
今回もそこそこエライ目に遭いました

■2周目
   さて、1周目に費やした時間は、65分。非常に微妙な残り時間です。のこり15分なら、チェッカーの前で待機って手もあるのですが、さすがに25分もあったのでは、その手はみっともなくて使えません。さりとて2周目行ったとして、残り時間は25分と20分です。1周に65分も掛けてたのでは、せっかく2周目走っても、カウントされない可能性が大です。となれば、行くとなれば、最低でも40分くらいで帰って来なければなりません。
   しかしまぁ、どうあれ1周走って来たのは大きな勇気となりました。せっかくですから、もう1周行く事にしました。難儀するのは、ファンガレとその後のガレ下り、ウッズ前のモコモコ坂、ウッズ、RRR、この辺りです。あと、ウッズ以降のアップダウンは結構デコボコで突破に難儀しますが、ともかく疲れてたら休む、その他は統制前進をやめて突進に切り替える事にしました。
   前半のゲレンデに関しては、突進するのに何ら問題がありませんでした。去年よりもコンディションが良い様で、気持ちよく全開で走れました。難所と難所の間を繋ぐコースも、難しくない所は出来る限り突進しました。しかし、難所系となるとそうはいかず、身体も相当に疲れてますし、疲労回復するのに時間が掛かります。それでもある程度は突進しなければならないので、さらに輪をかけて疲れが貯まって行く訳です。
   最後のRRRでは、もう完全に息があがり「しんどいんじゃーー!!」と大声で文句を垂れる始末。それでもあと少しでゴールなのですから、頑張りに頑張って、とうとうチェッカーフラッグを受けました。たった2周ではありますが、挑戦3回目にして、やっと完走する事が出来ました。

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今年はあまり土が付かなかったところをみると
むしろベスコンだったようです


■所見
   今回のリザルトは、90Cで78/97位、90総合で138/167位でした。去年の成績は90総合で145/178位でしたから、リザルト的には大して進歩しておりません。去年は嫌気がさして1周リタイア、今年は頑張って2周完走、この差をどう評価するかによって、今回の大会の見方が変わると思います。
   個人的には、2周走ったのは収穫あったと思います。今までは、ただ単に苦行、ただ単に嫌な体験、それくらいの経験しか積めませんでしたが、今回はどこをどう走れば良いか、コース全体を通じて理解を深める事が出来ました。1周目は確かに統制前進で、必要以上に時間が掛かりましたが、これにしても2周目以降は突進すべき箇所を掴むのに必要でしたし、今後の大会においても有用な情報を得れたと思います。
   統制前進で多くの休みを取らねばならなかったのは、ガレ場やウッズといった難所ですが、リザルトの良い人はこういった所での走破性が非常に高い。その点は自分も大いに見習わなければならないところです。ようやく、その位置に自分が立った気がします。
   その統制前進ですが、これはバイク乗る上での筋力が急激に消耗して、次のセクションに立ち向かえないから行ったものですが、心肺機能的な疲労感というのはあまりありませんでした。以前の用に、レースの後、青色吐息で立ち上がれない、という感じでなかったのです。これは普段のグループセンタジーやグループキック、水泳といった運動が効果を発揮していると思います。


   バイクに関しては、今回は威力絶大であったと思います。懸案であったクラッチは、ほぼ問題になりませんでした。1周目は出来るだけクラッチを使わない乗り方を心がけた事もあって、レバーが張ってくる感じもありませんでした。2周目は時間もなく突進に切り替えたため、操作がラフになり半クラも多用したため、ゴール直前にはレバーがかなり張っていましたが、それでも調整で何とかなるレベルでした。去年との決定的な違いは、キャブが負圧式からスリングショット式に替えたこと、マフラーをレーサーの物に替えたことから、体感的にパワーアップし、かつクイックな操作が出来る様になり、ゲレンデ登坂に大きな威力を発揮しました。
   タイヤに関しては、今回はダンロップのAT81を投入しましたが、ウッズやガレ場で威力を発揮し、かなりのグリップ感を得ることが出来ました。恐らく、今回完走出来たのは、バイクや装備面でこの一年間、研究や改良を繰り返してきた結果だと思います。主観的な感想としては、これだけ乗り易いバイクならば、自分以上のライダーが乗れば、十分表彰圏内に入れたと思います。となれば、あとは乗り手たる自分の頑張り次第です。


Sieg Heil Viktoria
来年も頑張ります




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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2014年07月20日

   JNCC系のエンデューロレースは、自分の実力では結構荷が勝ちると感じて、ここ2年ほど離れていたのですが、エンデューロ用マシンをCRF250RからXR230に替えて試してみたところ、まんざらでも無い気がしてきました。そこでとりあえず第一戦のデコボコランドに参加したのですが、あれほどの激烈マディでも何となくは走れたので、こりゃ何とかなりそう、という印象を受けました。
   とはいえ、爺ヶ岳には当初参戦する予定は無かったのですが、XR230“パンツァーファウスト号”もドンドン良くなって来てますし、自分もジムや水泳のトレーニングでそこそこ体力付いてきましたので、3年前のJNCC本戦の時とどう違うのか試してみたくなりました。そこで急遽、参戦とあいなりました。

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エントリーした時はうっかりしてたですが
長野と富山の県境にある大井町市まで
片道4時間もあるんですよねぇ、、


■事前の準備とアクシデント
   3月のWEXと5月のピットクルーカップの戦訓から、XR230“パンツァーファウスト号”には、大規模な改装が加えられて来たのですが、爺ヶ岳に備えては、クラッチの改修、そして車高アップが急遽行われました。特に車高アップについては、あのフカフカのゲレンデでは、在来のXR230の車高では相当に難儀する事が予想されたので、Motoshop TOYZのMACさんに無理言って、極めてタイトなスケジュールで加工して貰いました。
   マシンの方は着々と仕上がっていたのですが、問題は身体の方でした。ピットクルーカップ直後の5月末から、いきなり痛風になってしまい、しかもそれがなかなか治らず、6月はまるまるトレーニングを休む羽目に。結果、脂肪は落ちないのに筋力だけ3kgも落ちてしまいました。その結果は驚くべきもので、5月時点にあった体力を体感で3割近く失った感じ。バイク乗っても直ぐに疲れてしまうのです。実のところ、爺ヶ岳にエントリーした時は、5月時点での気力体力で考えていましたので、これは非常に困った事になりました。
   それでも7月に入ると、痛風の具合も良くなって、このまま治まってくれるかと思っていたのですが、こともあろうに、WEX本番の3日前の木曜日の夜から、右足親指に痛風再発。右足だけに、左足ほど酷くはないのですが、それでも腫れてブーツ履ける様な状態ではありません。そこで、仕事から帰ったら毎晩寝るまで足をアイシングして、痛みを腫れを散らす様に心がけました。
   結果、金曜日の夕方にはかろうじて腫れは引いたのですが、それでもぶっちゃけまだ痛い。ロキソニンを飲んで、辛うじてじっとしてたら痛くない程度。歩いたらちょっと痛い、うっかり踏ん張ると結構痛い、という感じです。そこで、当初の予定では、朝一番に東京を出て、下見ツアーに参加するつもりでしたが、それは取りやめ。下見ツアーで歩いたら、翌日の本番で足がどうなってるか分からないので、とにかく本番でどんなエラい目に遭おうとも、とにかく足を温存する方を優先しました。

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事前にリアフェンダーに施したガムテ蛇腹
今回も威力発揮でしたが
最近のトレンドはプチプチシートの様です


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行きの双葉SAで食べた富士山丼
見本ではトンカツが立っていて、富士山の様になってましたが
出て来たのはカツの断面が見えるカツ丼でしたw


■前もって聞いた話し
   その様な訳で、慌てず急げで中央道を長野道を乗り次いで、爺ヶ岳スキー場に到着したのは1400時過ぎ。すでに下見ツアーは始まってました。場所取りは先行した隊員にお願いしてあったので、有り難く駐車。今回、TEAMつぼ焼きは7台出走で、過去最大規模でありました(つぼ焼きステッカーを付けてる台数としては8台)。
   とりあえずバイク下ろして、エアクリーナーや泥よけのガムテ蛇腹を用意したりしてヒマを潰してましたが、した未ツアーから帰って来た人らから、ボチボチ話しを聞く事が出来ました。曰く、「ウッズはかなりヤバい」との事。まぁ、ウッズがヤバいのは3年前に出た時からも分かるのですが、何がヤバいといっても、入り口と出口はあるけど、あとはガバッとウッズを幅広く囲む様にコーステープが張ってあるだけで、中は事実上の迷路であるとの事。ラインはあるけど倒木があったり、ラインを避けて草生えてるとこに行くと穴ぼこがあったり、という具合で、かなりお化け屋敷みたいになっている様です。
   まぁ、そんな話し聞けば、やっぱ下見行っておけば良かったかなー、と思わないでもないのです。でもまぁ、下見してない人も結構沢山いるし、その意味ではイコールコンディションw あとは現場合わせでなる様にするしかないなー、という事で温泉行きましたww
   余談ですが、痛風の時は風呂に入っちゃダメなんです。血行が良くなって、余計に尿酸塩結晶が剥がれて、それを白血球が攻撃して、痛みを酷くするからです。てな訳で、実は怖々温泉入ってましたw

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場所取りは先行してた隊員にお願いしたので
広々確保できましたw

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夜は近所の西友で、普段と変わらないもの食べて過ごしました
まぁ、ご当地ものがあれば、旅行らしくなったかな?


■滑る坂で
   当初の天気予報では、20日前後の長野は雷雨という予報で、こりゃエラいレースになるな、と覚悟を固めてました。ところが、確かに夜中寝てる間はそれなりに雨が降った様ですが、朝は晴れたり曇ったりで、比較的過ごし易い天気となりました。とはいえ、前夜に雨が降った事には違いなく、コースコンディションが良いとは言えません。
   朝一番は40ミニッツからで、スタートラインから見える範囲で観戦しましたが、2コーナーからの上り坂を登るのに難儀する人も出る様子で、やっぱりここの坂は大変なんやなーという印象を持ちました。とにかく、コースの真ん中は滑ったり埋まったりで危険な様です。
   90ミニッツは全部で約170台ほどが出走という事で、WEXといえどももはやJNCCと変わらぬ規模です。自分がエントリーしたテーピングライトクラスは、後ろの方からのスタートですが、前の方だといきなり追い抜かれて凹むので、後ろの方で丁度いい感じです。
   クラスごとにヘルメットタッチスタートで順次発進。いよいよ自分らのクラスの番が来た訳ですが、お約束というか、いきなりニュートラルにギアが入って発進不能。しかもなかなか1速に入ってくれなくて、かなりスタートが遅れました。
   のろのろとクラス最後尾で下りを下ったあと、2コーナーからの登り。端っこの方を全力で駆け上がりました。当初、F12R40のファイナルで坂登れるんかな、と不安でしたが、やはり若干下が足りない感じがしないでもないものの、とりあえずは坂を登りました。が、ここからが苦行プレイの始まりでした。
   とにかく、土に埋もれる感じで、スタックするんです。アクセル開けても前に行かない感じです。半クラ使うとクラッチが直ぐダメになるのが分かってるので、パッ繋ぐ様にしますし、また繋がれば今のパンツァーファウスト号はドンと前に出る仕様になっているのですが、それでも前に出ない事がままありました。
   さっそく心が折れたのは、4コーナー先の長い上り坂で、途中まではそれでも順調に登ってたのですが、途中から急にパワーダウン感が。そこで1速に落とそうとしたら、これまたニュートラル。当然停止。そこからの再発進が難儀すること難儀すること。セル始動だけあってキック始動ほどの苦労はないし、足も両方余裕で着くんで、その点ではCRFより断然楽なんですが、前に出る筈が後ろに下がったりで、思う様にいかない。うんうん気張ってるうちに、ちょっとバランス崩しただけで、土の中にボテ転け。一気に嫌気が出てきました。
   その後も、登りでここ一番1速に入ったら切り抜けられるところでニュートラルに入ってしまい、前に進まないかんレースで後ずさりするという、腹立つながらも滑稽な事を繰り返し、ウッズに入る頃には大分嫌になっていました。

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集結したTEAMつぼ焼きご一行
今回は7台も参戦しました

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待機中にバイク自撮りww


■ウッズでひっくり返る
   さて、いよいよウッズです。とにかく1周目はゆっくり行けと言われてましたが、そんな事言われなくても1速徐行です(下りでは意外にあっさり1速に入る)。前方を見ると、既に何台もハマってたり、途方にくれてたり、迷子になってたり、といった光景がありました。
   どこをどう行くべきか、さっぱり分からないので、とりあえずラインが出来てる所を下って行くと、話しに聞いてたとおり、倒木が斜めに倒れていました。でも、予想してたのよりは細い感じで、ゆっくり行けば滑らず乗り越えれそう。そんなこんなで、とにかく徐行、とにかく無転倒で下って行きました。
   そして案外簡単に真ん中くらいまで降りて来たのですが、ふと左の方にライダーが溜まってて、今の右のラインは左カーブになると感じた箇所で、仕方なく左のキャンバーな坂を登ろうとしたら、失速転倒。出来れば転けたくない所で転けたもんで、頭に来てしまいました。しかも、ふと右を見ると、自分が進んでたラインの先にコースの続きが。「おいおいおい、迷子になる様なコース作るなよ〜〜」と思わず思いました。
   やっとこバイクを起こしたものの、斜めな地面だけに起こすのに体力つかって、キャメルバッグ吸う羽目に。それでもやっと発進しようとしたら、今度は谷側に転倒。頭から落ちた時に、痛風気味の右足で踏ん張ってしまって、かなり痛い思いしました。しかし、痛いよりも頭に来るのが上で、大怒号を発する羽目に。もう嫌んなっちゃいました。山側から起こすよりも谷側から起こす方がよっぽど疲れる訳で、やっと起こした時には疲労困憊。6月に運動出来ずに体力落ちたのを、この時テキメン感じました。
   その後は、のろのろとながらもノーミスでウッズを突破。恐らく、キャンバーで一瞬迷って転けなければ、もっと簡単に感じたかもしれませんが、この時点で楽しさはゼロ、足も怪しい状態だし、そろそろリタイアを考え始めました。


群青
なぜかダートエヌピーに紹介されましたww


■体力というより気力限界
   ヘロヘロになりながら、ウッズからロックンロールリバーを繋ぐクネクネ道を辿り、いよいよ最終ダンジョンのロックンロールリバーへ。聞いてた話しでは、前は入って直ぐに左に降りて行ったけど、今は一旦右に上がって左に回って降りてくる、というもの。そのつもりでいたのに、前と同じ降り方で面食らいました。
   しかし、そんな事よりも、河原の底の様な石ごろごろの地面です。決して得意ではありません。むしろ苦手です。こうした路面に対応できる様になるために、XR230を買ってトライアル場で練習する事にした割には、なかなか練習できず訓練不足の状態です。しかし、それ以上に、ここに来るまでに体力をやる気を使い果たしてて、頑張る気がまったく出てきません。つまり、非常に危険な感じしかしません。
   進んでは止まり、止まってはボヤキながら休み、仕方なしにまた進む。この繰り返しです。とにかく全然楽しくありません。一体なんで楽しくない事をやらないかんのか、そう思うとアホくさくてたまりません。もうこの時点で、無事にリタイアする事しか考えてませんでした。
   人の倍以上の時間をかけて、やっとこロックンロールリバーを抜けたました。あとはチャックポイントまでゲレンデの下り坂をクネクネ下って行けば良いだけですが、ここの路面状況がまた酷かった。車高アップが無駄になるほどの掘れたフカフカ地面。どこをどう走っても車速とパワーを食われて、普通に降りてくるのも難儀する始末。やる気と体力を消耗して、まったく元気のない状態では、次の周回に進もうという気が全く失せてしまいました。
   結果、1周のチェックだけ受けて、その後は黙ってパドックに撤退しました。

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土はもっと着いてるのかと思ったのですが
意外とそうでもありませんでした
つまり、マディというほどでも無かったのです

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恥辱の1周リタイアの証明書
しかし、1周40分も掛かったんか、、


■敗軍の将、兵を語る
   3年前に出た時も確か事実上のリタイアだったのですが、それでも今回よりは周回してましたし、また記録をみればそんなに悪態もつかずボヤキもせず走った様です。しかし、今回はあまりの上手く行かなさぶりに、激おこ&ボヤキ連発でした。まぁ、実はそれだけ期待してた部分も大きかったのです。
   期待していた部分というのは、3年前はモトクロッサーでかなりシンドイ思いをしたのでトレール車に替え、かつ使い易い様に、かつ前回の爺ヶ岳で具合の悪かった部分(ハンドガードなど)を改修して、少なくともマシン的にはかなり力を入れて作って来た事です。それこそ、右も左も分からんのも同然だった3年前に比べて、それなりに経験を反映したマシン作りをしたのです。
   結果としては、XR230“パンツァーファウスト号”はマシン的には相当仕上がって来た感を感じました。パワー、車格、操作性、すべてにおいて去年の夏に引き取って来た頃に比べると、相当乗り易くなっています。坂道で1速に入りにくかったのは、先週の練習で少しクラッチを滑らす様な事をしてしまったからで、普通に乗っていれば、相当の信頼性を発揮したに違いありません。色々悩んだスプロケの設定ですが、やはり下が少し足りない感じでした。恐らくリアスプロケを42丁ないし44丁にすれば、登りも下りも自信持って行けると思います。
   マシンの準備に対して、身体の方の準備はまったく出来ていないどころか、むしろ3月5月に比べて後退しました。痛風で6月以降、まったくトレーニングが出来なかったのは仕方ないとして、それでここまで体力がなくなるとは意外でした。半年かけて鍛えても、1ヶ月そこらでダメになるとは、驚きです。実質的に体力が落ちたのか、メンタル的に自信がなくなったのか分かりませんが、また一からやり直しです。
   どんなレースであっても、下見や試走は欠かさない様にしているのですが、今回は足が不安でパスしました。歩けはするでしょうが、結果腫れ上がってレース出れんかった、というので本末転倒になるからです。しかし、結果として下見してなかったツケは本番で払う事となりました。覚悟もなしに不明のコースに突入して、上手にこなせるほどの技量はない事を、改めて実感する事になりました。
   こうした事の総合結果として、レースが全く楽しく感じなかった、というのに繋がったと思います。どんなにエラい目に遭ってても、それなりに楽しめれば前に進めるのですが、ただ単に苦行でしかなければ、それ以上やろうという気にはなりません。しかし、それは別にレース自体が悪い訳でなくて、自分の準備やコンディションが原因です。結果が出ないのはともかく、楽しく走れる様にする、それは痛風の様な生活習慣病にも普段から対策を取るという、幅広い準備が求められるなぁ、と感じました。
   また、今回の様に無様な結果になるレースをこれまでも何度も経験してますが、それでも辞めずに続けているのは、失敗の結果から次への改善を見いだすのも楽しみの一つだからなんだろうと思います。要するに、非日常を体験する一環として失敗も含まれるのだ、という事です。その様な訳で、機会を改めてまたリベンジする事にします。




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tanisi_corp at 20:00コメント(4)

2014年03月02日

   サバゲー時代から「全国大会」と名のつくイベントに惹かれるところがあったのですが、要はエントリーしてお金払ったら誰でも出れるという事が分かり、かつ出たところで大した結果も出せんという事が身にしみてからは、遠路はるばる遠出しようという気が失せてしまって、JNCCのレースからは足が遠ざかっていました。まぁ、ストレス解消とかエクササイズといった面でバイク乗るのであれば、近場のコースで好きな様に乗ってても構わない、という訳です。
   その様な訳で、「初心者用」を目したWEXが開催される様になっても、一向に出る事を考えてなかったのですが、それでも自宅から一番近いデコボコランドで開催されるレースであれば、一度くらいは出ておくか、という事で今回はエントリーしました。

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前日のうちにTEAMつぼ焼きのパドックを押さえました
比較的ぬかるまない場所だった様です


■事前準備
   まずは出走するバイク選びからですが、これは迷う事なくXR230“パンツァーファウスト号”に決まり。デコボコランドの様に狭くてコチャコチャしてて、かつ場合によってはツルツルとかの要素を考えたら、瞬発性はなくても力強くて足付きの良いバイクの方が良いに決まっているからです。となれば、標準装備のトライアルタイヤから、エンデューロ用のタイアに履き替えさせねばならず、去年のピットクルーカップの時の様に、リアはお古でフロントはCRFから履かせ替え、という訳にも行かないので、事前に取り寄せる事に。もっとも、好みのタイヤがある訳でもないので、お決まりのミシュランAC10を取り寄せました。
   ところが、練習の方は体調不良などでなかなか行けず、結局、前日の試走だけになってしまいました。しかも、天気予報では雨です。まぁ、雨でも開催されるのがこの手のレースですから、しぶしぶイヤイヤでも前の日に走っておく事にしました。午前中は40分クラスのコースという事で、2週間ぶりにバイク乗る身体を慣らすために、最初はゆっくり、徐々にピッチを上げて、飛べるところも極力飛ぶ様にしました。
   午後一番の下見ツアーに参加したあと(実はバイクで走るよりコースを歩かされた方がキツかった)午後は120分クラスのコースを走りました。コースが伸び、大坂とかガレ下りとか墓石とか、その他、ヌチャヌチャした坂もコースに加わるのですが、前日段階で荒れてる箇所は養生のためにカットされていました。自分にとって難儀しそうなのは、大坂とその後のガレ下りですが(登りはともかく下りは怖い)、とりあえずクリア。墓石はハナから迂回するつもりでしたので、「今日のコンディションなら」大体大丈夫、という事になりました。
   練習中は幸いにあまり雨が降らず、コースコンディションもほぼベスコンでしたので、洗車も楽で助かりました。ただし、練習後半は一速に入りにくくなっていましたので、エンジンオイルを交換し、準備万端整え帰宅しました(バイクは部隊でまとめて現地に置いて行きましたw)

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試走のあと、一速に入りにくかったのでオイル交換
たった4時間しか使ってませんが、真っ黒でした


■雨と泥濘のレース
   0500時起床。外を見てみると、盛大に雨が降っています。予報では雨時々曇り。普通だったらこんな日はバイク乗ろうだなんて思いません。当日エントリーのレースだったら、やはり出ないと思います。が、事前エントリーですし、他のメンバーも出ますから、自分だけ出んという訳には行きません。傘さしてトランポに向かい、勇躍、デコボコランドを目指しました。
   デコボコランドには0630時頃到着しましたが、すでにパドックには参加者のトランポが次々入場していました。自分たちは前日から場所取りをしていたのですが、当日やってきた人らは地面がぬかるんだトコに停めざるを得ない人もいて、大変だったと思います。
   あらかたの準備は昨日の内に済ませておいたので、バイク関連では受付でトランスポンダを受け取って左のフロントフォークに付けるだけです。自分が参加する90分クラスは0930時集合という事だったので、ニーブレースやモトパンを身体に馴染ませるために、早めに着替えて40分クラスを観戦しました。
   なお、その頃には雨は大分小降りになっていました。問題はカッパを切るかどうか。カッパは身体を濡らさない為というより(どのみち、中で汗かいて濡れる)、転けたり前走車から飛んできたりでウェアが泥で汚れない為に着る様なものです。しかし、押しが入る様なレースでは、カッパを着てたら暑くてタマラン事になる事請け合いです。だったら汚れるのは諦めて(まぁ雨でマディの時は汚れるのは仕方ない)、カッパなしで走る事にしました。
   また、エンデューロレースでは背中にハイドレーションを背負って適時給水して走るのが定番となっていますが、今回は陽も差さずむしろ寒いくらいで、90分給水なしでも走りきる自信があったので、ハイドレーションなしで臨む事にしました。

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応援に来てくれた人から、強化薬剤を貰いました
走行前にソルジャーに注入ww


■90分クラス出走
   自分が出たクラスは、テーピングLTといういわゆる市販車クラスなのですが、この他にオープンクラスとしてB、C、D、テーピングFL、レディースB、キッズ、ビッグワンなど、総勢129台がエントリー。あの狭いデコボコランドにこんだけの台数が走るのかと思うと感ひとしおですが、今回のコンディションからむしろ随所で大スタックポイントが発生するのではないか、と予想されました。
   スタート位置には、クラス、ゼッケン順にコースインしていくのですが、オープンB、Cクラスが出走する時点では、自分たちテーピングクラスはまだコースの脇道で待機でした(つまりコースに入れないほどの台数が控えてる)。前から順にスタートし、やがて自分らの番も回ってきたのですが、コースは見るからに泥濘です。自分たちの前に40分クラスが走って、いつもの本コースは相当掘り返されている様でした。
   以前の自分だったら、走れるかどうか不安でドキドキというところですが、最近ではそしたところはほとんどありません。順位さえ気にしなければ、ともかく走って帰って来れるだけの自信がついてきたからでしょう。悠々構えてヘルメットタッチスタートを切りました。

IMG_3519
スタート地点自体が泥濘ですw

P3020622
同時に2台に抜かれてしまうたにしさんw


■どこまで続く泥濘ぞ、、雨降りしぶく鉄兜
   さて、スタートしたのは良いのですが、ぬちゃぬちゃの路面はうっかりすると滑って転けるので要注意です。しかもスタート直後は陸続として後続車が来ますので、自分が障害物になったのでは処置なしです。上手い人は勝手に抜いて行ってくれるので、マイペースで走り続けました。そうこうしてる内に、早くも転倒車がチラホラ。5年前の自分もそうでしたが、初心者にはキツいコンディションです。
   そして、前日の試走の時もボコボコに掘れていたフープス前の加速ポイント。40ミニッツでも大渋滞になってましたが、90ミニッツでも修羅場になってました。地面がニュルニュルで加速が足りないとボコった所にハマって抜け出せず、うっかりすると転けてしまうし、その脇を通り抜けようとしてかえって転けたりと、多重事故状態なのです。仕方がないので、通れそうになるまで待ってましたが、ライダーも大変ならマーシャルさん達も大変な状態でした。
   ようやくフープスを通り抜け、今度はウッズコースに入ろうとしたら、これまた渋滞。滑りやすい上にタイトなコーナーもあり、かつその後はすぐに登りなので、転けてリカバーに手間取っている人がいたのでしょう。ともかく、入り口は一個しかないので、自分も渋滞の中でギアをニュートラルに入れて休憩してました。
   やがて動きだし、ごちゃごちゃとしたウッズの短いコースを抜けて本コースに出てみると、こちらでも盛大に転倒大会やってました。右コーナーでかつ下りで、なのにニュルニュルに滑るので、うっかり転けてしまうのでしょう。転けてる人の間を慎重にすり抜けて、林間コースに向かう左コーナーに差し掛かってみると、こちらでは坂を登れなくて難儀してる人が何人も。上手な人は、転けたり押したりしてる人の間をすり抜けてますが、相手にも動きのある事でうっかりすると引っ掛けられて自分も転ける恐れがあり、慎重に前進しました。
   その後はしばらくは、グチャグチャの林間コース(いつもとは逆向き)に走り、しばらくすると、また渋滞が。今回のコースで一番の難所と見られる大坂の登りです。ここは一気に突破したいところですが、既に坂の途中で捕まっている人がいる以上は、慎重を期さねばなりません。何台か先に行ってもらってラインを見定めて、覚悟一発、一気に駆け上がりました。
   しかし、個人的には登りよりも下りの方が怖いものでして、この次の長いガレ下りは苦手中の苦手。しかも滑りやすいと来てるから余計です。とにかく転けたら下までガリガリと滑り落ちるしかないので、慎重を期してラインを選び、ゆっくりと降下していきました。一応は昨日の試走の段階でも何度か成功しているので、本番でも成功したという事で、かなり自信になりました。
   その後の墓石ヒルはそもそもパスして迂回するつもりでしたが、迂回路は上り下りの急なキャンバーターンだったせいか、予めコースがカットされて短くなっていました。これでは無理して墓石をチャレンジする必要も無さそうな感じです(まぁ、始めっからチャレンジしてないですがw)
   この後は本コースに復帰して、いつものコース入り口に設けられたチェッカーポイントを通過し、キャンバーウッズへ。こちらは激烈に滑りやすい入り口の斜面がカットされ、さらに中程の上り坂もカット。まっすぐキャンバーウッズを通過して行くコースになっていましたので、少なくとも1〜2周目までは、さほどの難所はありませんでした。


スタックポイントの渋滞特集
文字通り、「みんな逝ってしまいますか」状態でした

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いやぁ〜〜、えらいこっちゃ〜〜
という感じでしたw


■3周目以降
   2周目以降は流石にバラけてきて、1周目で渋滞になったポイントも自分だけならさほど苦労する事なく突破出来る様になってました。ただ、地面がグチャグチャな事には変わりありませんし、周回を重ねるごとに路面の状態が悪くなって走りにくくなって行きます。その様な訳で、早くも2周目から二の腕が痛怠くなってきました。もっとも、腕上がりしても、それがピークを過ぎるとさらに走れる様になる、と言われているので、痛いのを無視して走り続けました。個人的に難所と感じてた大坂とそれに続くガレ坂も、それとなくクリア。墓石はもちろん迂回して、チェックポイントを抜けて3周目(と自分は思ってましたが、実はこれが2周目だった)に突入。
   ところがこの頃になると、1〜2周目とは違った所が難しくなってきていました。特にワダチが出来ている所では、ワダチが深くなっており、前の周回で突破出来た所に突入すると、ステップが引っ掛かって全く前に進めず、かといって後ろにも戻れず、ウンウン言っているところをマーシャルさんや観戦してる人に引っ張り上げて貰う、という事が増えてきました。
   この頃になると、大坂の難易度はレース進行を妨げるほどになっており、3回目の突入の前にコースが変更されて、大坂とガレ下りはカットされてしまいました。難しい箇所がカットされたのは幸いですが、今度は別の場所が難所化してました。例えば本コースに復帰するキャンバーウッズの出口など、なんでこんな所で渋滞するんだ的な所が混む様になりました。そしてその原因の大抵は、周回を重ねているうちに滑りやすくなったりとか、ワダチが深くなってスタックするとか、そういう理由が多い様でした。

IMG_3577
いやはや、もう、お手上げww

P3020595
チェッカーかと思ったら、おまけでもう一周ww


■辛うじて完走
   さて、なんだかんだで4周ほど走ったところで、もう充分にマディは堪能したし、そろそろ時間も90分過ぎた頃だし(バーパットの時計で時間見ながら走ってた)、そろそろチェッカーフラッグかと思ってチェックポイント行ったら、「L-1」のプラカードが。今回はチェックポイントにタイマーも出てなかったので、自分が時間を読み間違えたのかも知れませんが、やっぱ90分は走ったと思う。90分のつもりで走ってるから、あと1周と言われると、一気に戦意が萎えてダルダルになってしまう。要するに、疲れちゃったという事です。
   他の人なら、最後ですから気合い入れて走るのでしょうが、もう疲れちゃった以上は気合いも入らず、ダラダラと転けない程度にしか走る気にならない。ところどころ、一本ラインの先でスタックしてる車両があれば、これ幸いに止まってその車両が動き出すまで休んでたり、アクセル開けて突進した方が楽な泥濘地も、バイクが土で重くなってトロトロとしか走れなかったり。明らかに気合いが抜けてしまってました。
   挙げ句、あと1/4周でゴールという所で、クラッチが滑り出し、とうとう動かなくなってしまいました。まぁ、あれだけのヌタドロの路面で、後半はバイクの下半身の至る所に土が詰まった状態ですから、半クラ使いまくらざるを得ず、結果としてクラッチが滑ってしまったのでしょう。もっとも、どのみちこれで最後ですから、少しバイクを休ませて、クラッチの遊びをゼロに調整しなおして、ぎりぎり動かして、一速でノロノロとゴールインしました。

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恥ずかしながら、帰って参りましたw
比較的ウェアが汚れてないのは
一度も転けなかったからですwww


■結果
   今回の結果は、テーピングLTクラスで10人中5位(2人DNS)、90分クラス総合で129人中68位と、どちらも真ん中辺りでした。後半かなりタレてしまったのと、渋滞であまりガツガツ前に出なかったのが順位に反映されてるかな、と思います。その意味ではもっと頑張れば良かったかな、と思うのはいつもの事です。
   もっとも、それは終わってから感じる事で、走ってる時はとにかく無事に完走する事だけを主眼において走ってましたから、気持ちも体力も余裕を持たせる走りをせざるを得なかったのは仕方ないかな、とも思います。まぁ、あんなグチャグチャの中を走って帰ってきただけでも、個人的には大したもんだなーと思います(これまでの自分では危うかった)。
   今回のレースでは、ワダチにハマってスタックする事はありましたが、転ける事は一度もありませんでした。また、渋滞でエンジンを停めて待機する以外では、エンストして止まったり滑り落ちたりする事もありませんでした。これは車高が低くて足付きの良いバイクに乗っていたから、というのもありますが、極力転けない様に無理せず走ったのも影響大であったと思います。
   それでも所々、転けそうになる事もあったのですが、不思議な事に身体が反応して、ガッと堪える事が多くありました。また日頃に比べれば比較的身体もよく動いたと感じます。これはジムでセンタジーなどをやっている効果が現れてきたのではとも思います。また、約2時間近くバイクに乗ってましたが、息切れを感じる事はありませんでした。これも水泳の成果であると思います。
   しかし、それにましても今回はバイクに助けられるところが大でした。特に、10丁のトライアル用のフロントスプロケは絶大な威力を発揮し、車速は全般的に遅いながらも、どんな坂でもどんな低速でもノシノシの登って行き、決して滑ったり止まったりする事がありませんでした。このバイクに全般の信頼をおいて走りに専念できた事から、今回のレースはひどいコンディションであったにも関わらず、楽しんで走る事が出来ました。


GoProが途中で汚れて、まともに使えたのは最初の1周だけ
でも、こっちの方がエグイシーンが多いですw


■後始末
   マディレースの時は、とにかく何もかもグチャグチャなので、現地ではバイクを積み込む時に身体が汚れない程度に、最低限に泥を落として、あとはプロテクターからウェアから、何でもかんでも荷室にツッコンで帰ってくる、という事になります。そして初日はプロテクターやウェアの手入れ(ウェアは外で一旦ブラシで泥を落としてから洗濯する)、次の日にバイクの洗車とトランポの荷室の掃除、という具合に、いつもの倍以上の手間が掛かります。
   今回、バイクを見てみると、フロントスプロケカバーの中にぎっしり土が詰まっていました。これがパワーロスの原因になっている事は間違いありません。一応、XR230の物からFTR223の穴の空いたカバーに替えているのですが、その程度の穴ではまったく効き目がない様です。そこで、XR230でレース出てる人がよくやっている様に、カバーの側面をゴロンと削る事にしました。これではカバーとしての意味があるのか?という感じですが、スプロケの歯の部分はカバー出来ているので大丈夫でしょう。
   また、レース中にワダチなどを突破した際に、ステップが折れたまま土で固まってしまい、足で蹴らないと戻らない事がままあったのですが、よく観察してみると、右のステップの戻りのスプリングの爪が甘くなって外れてしまい、畳んだステップが元に戻らない様になっていました。どうやらフレーム側が削れてスプリングの爪が留らない様な感じでしたので、ワイヤリングして対策しました。
   滑ったクラッチは、一時的なものなのか、それともやっぱり要交換なのか、それは今の時点では分からないので、どこか練習行って確かめてみたいと思います。何にせよ、今回のレースでは、あちこちでクラッチが焼けただのラジエターが噴いただのといった話を聞きましたので、これは仕方ない事だったのかもしれません。

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どんな坂でも登って行った10丁のFスプロケ
カバーの内側が泥だらけでした

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ステップのスプリングにワイヤリング
何もしないよりはマシでしょうw



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2011年06月18日

   結論から言うと、しょーもないマシントラブルで事実上のリタイアとなった今回の大会。終わった後は全然疲れて無くて、いささか物足りないまま終わってしまいました。走ってるその瞬間はしんどくても、終わってみると「もうちょっと走りたかったなー」と思うのはいつもの事で、その思いが次のエントリーの原動力になってる思います。


*ハンドガードの功罪について
   エンデューロ用の装備として、CRF250Rランスチャージ号には、アンダーガード、ラジエターブレース、アーマーハンドガードを付けている訳ですが、その内アーマーハンドガードだけは今のところ、コレと言った恩恵を感じた事がありません。
   ハンドガードは、書いて時の如く、木とかにぶつかった時に手を守るためのものですが、自分の様にナメクジの様にしか走れない人は、よしんばぶつかったとしてもあまり大した事がないのが実際のところです。木にぶつかるより、地面に転ける方が圧倒的に多いのです。
   ところが、地面に転けると、このハンドガードがお辞儀したり空見上げたりします。地面にめり込んだ時などは、バイク起こすのに要する力が通常の倍要ります。そして、いくらがっちり固定しても、明後日の方向を向くのを防止する事は出来ず、かつガッチリ固定しているとおかしな方向を向いた時、腕力で戻す事が出来ません。その様な訳で、自分は転けるの前提でボルトを緩めにしておき、振動でボルトが抜け落ちない様にテーピングするのが慣わしになってました。
   ところが、本来はハンドガードはガッチリ固定するのが当然の事で、去年までFDでJNCCの車検を受けていた時も、その事は言われてました。そこで今回はこれでもかとボルトを締めて参戦した訳です。結果は、スタック坂で右に何度か転倒した時に、ハンドガードのグリップ側の固定具がグリップにめり込み、グリップを動かない様にしてしまいました。
   今から考えたら、今回の様なコースだったら、別にアーマーハンドガードじゃなくて、普通のモトクロス用のハンドガードでも良かったかな、という気がします。リタイアした後、坂の脇で他の人のバイクの見物をしてましたが、アーマーでない人も結構いました。次回からは、下見や試走の後に、アーマーを付けるか普通のハンドガードで行くか、決める事にします。

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XR時代からエンデューロ用に付けているアーマーハンドガード
いっそ、軽いプラスチック製に変えようかと思う今日この頃


*ガムテ蛇腹作戦
   汗だくで下見ツアーから帰ってきた時、といぼね君から言われたのは「ガムテで蛇腹作ってフェンダーの裏に貼った方がイイですよ」という事でした。一体どうするのか、と思って見本を作って貰ったのですが、お世辞にも見栄えが良くありません。ですが、蛇腹になったガムテが振動する事で泥の付着を防ぐ、という事でした。いわば、即席のマッドオフみたいなものです。
   半信半疑ではありましたが、まぁ効果あるならやってみるか、という事で、リアフェンダー、フロントフェンダー、そしてアンダーガードの下に、ガムテがなくなるまで貼り続けました。結構手間の掛かる作業ですが、この手の作業は好きな方です。貼り終わった後に試走してみましたが、意外や意外、泥はほどんどフェンダーの裏にほとんど泥は付いていませんでした。翌日の本番では、試走以上のフカフカウッドチップのコースを走ったのですが、やはり泥はほとんど付着せず、転かしても起こすのに余計な力が要りませんでした。
   マッドオフは一旦貼り付けるとキレイに剥がれない、という風に聞いているのですが、このビニテ蛇腹は元がビニテだけに剥がすのは簡単です。当然剥がした後はキレイなので洗車も楽です(ウッドチップの泥は意外にひつこい)。かつマッドオフより遙かに安価です。見栄えの悪さや手間を辛抱すれば、これほど良い泥対策はないな、という風に感じました。

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実にチープな対策ですが、安かろう悪かろうではありませんでした
ただ手間が掛かるので、準備段階で済ませておいた方が良さそうです

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この蛇腹無しだったら、もっとべったり泥が付いています
車重が重くならないだけでなく、洗車も楽です


*トライアルタイヤについて
   最近、トレール車やレーサーにトライアルタイヤを履かせるのが流行っている様です。といぼね君もWR-Rのリアにトラタイヤを履かせていたので、ちょっと乗らせて貰ったのですが、確かに反則的なグリップの良さです。あれならガレ場などはかなり楽に走れるんじゃないか、と感じました。
   しかし、爺ヶ岳のコースは8割以上がスキー路面を活用したアップダウンの土のコースで、しかも深いウッドチップが敷いてある部分が多い。トラタイヤが威力を発揮するウッズセクションやガレ場は僅かでしかありません。確かに通常のモトクロスタイヤでそういうセクションを突破するのは大変なものがあるのですが、それ以外の場所では、むしろイボイボタイヤの方が走破力がある様に感じました。
   仮によしんば、CRFにトラタイヤを履かせるとしたら、18インチのリアホイールを手に入れる必要があり、これがかなり高い代物です。あれば便利だし、また楽しいと思うのですが、他にも色々入り用ですので、ちょっと手が出せないな、というのが率直な感想でした。

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トライアルタイヤは魅力的ですが
18インチホイールを入手するのが困難です



*ライディングについて
   これまで参加したJNCCでは、かなり疲れた印象があるのですが、今回はそれがあまりありません。途中でやめてずっと休憩してたから、というのもあるのですが、それ以前にあまり疲れた印象が残っていません。
   今回のコースで一番疲れたのは、ウッズセクションとロックンロールリバーですが、疲れたら休めそうなところでゆっくり走りながら休憩し、そしてまた気合い入れて走る、というのを繰り返していました。
   一番大事なのは、あまり転けない様にする事。転けるとバイク起こすだけで体力を消耗してしまいます。転けるくらいなら、ゆっくり走ったり止まったりした方がマシ、という感じです。
   それでもウッズセクションでは毎周2〜3回は転けてましたし(ロックンロールリバーは絶対転けない様に慎重運転だった)、その他の場所では3周目辺りからボテボテ転け始め、最後に止めを刺された時は、スタック坂が大渋滞で二進も三進も行かない状態だった訳ですが、不思議に今までの様に激怒したり悪態ついたり、という事がありませんでした。
   これはあまりカリカリ怒ったのでは、余計に疲れてしまうというのを経験的に覚えたのと、失敗してリカバーする方法を勉強して、あまり負担に感じなくなってきた、というのが影響してると思います。最後に撃沈したスタック坂でも、モトクロッサーの大パワーを活かして30cmずつでも前に進もうとしてましたし、まぁ疲れたら止まったらイイやくらいの考えでしたので、去年の「しねばいいのに」みたいな感情はほとんどありませんでした。この辺りが、この一年の一番の成果だったかもしれません。

SN3J0120
その他の工夫としては、ゴーグルの曇り解消のために
ROKO SPORTSのクイックストラップを装着
しかし、スタート直前にストラップが外れて大慌てしました
結局のところ、最大の曇り防止は走り続ける事のようです




Ruhm und Ehre



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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2011年06月12日

   2009年の末に初めて参加して以来、JNCC全国大会には毎年1回は出る事にしています。まぁ全国各地を転戦できれば良いんですけど、予算も休みも潤沢ではありませんので、近県で行ける所だけ、という感じです。今年はJNCC屈指の人気会場である長野県大平町の爺ヶ岳スキー場で開催されるジョニエル-G信越全国大会に参戦する事にしました。
   ところで、最近JNCCの全国大会というと、遠足か修学旅行の気分の方が強いのです。つまり、高速道路使ってサービスエリアでサービスエリアっぽいモノ(揚げシュウマイとかソフトクリームとか)を食べたり、車中泊でなくホテル泊だったり、という感じです。

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前日はなんとJECの大会やってました
レベルの高さにビックリ!

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コース脇には、メーカーやショップのブースがずらり
この辺りも、何かしお祭りっぽいです


■無料下見ツアー&試走
   天気予報では、土曜日は太平洋側で記録的大雨、しかして日本海側は曇りという事でした。土曜日朝0500時に出発しましたが、あれが現地でも降ってたら、と思うとイヤになるほど降ってました。ところが中央道を西へ西へと進む内に雨脚は弱まり、諏訪湖SAでといぼね君たちと合流したあと、長野県を北上する内に雨は止んでしまいました。現地には1000時前に到着。試走は1600時頃からなので、もっとゆっくりしてても良かったのですが、TEAMつぼ焼きのパドックの確保と、今回は無料下見ツアーに参加する為に早めに到着したのでした。
   その無料下見ツアーというのは、実際に走るコースを自分の足で歩いて下見する、というものです。自分は2日ほど前に慌ててJNCCにメールで申込みをしましたが、別に現地で飛び入りで参加しても問題なさそうでした。COMPクラスとFUNクラスに分かれて出発しましたが、同じところを一緒に歩いてた様な感じでした。今回は土曜日にJECが開催されていたため、コースの脇を歩いたのですが、JECライダーの過酷なライディングが見学できて楽しかったです(見てる分には楽しいw)。ただし、ウッズセクションの随所に出来た深さ50cmのワダチにはビビりました。ていうか、JNCCのサイトに載っていたオンボード動画には、そんなの全然載ってませんでした。さらにロックンロールリバーなる下りのガレ場は、やはり動画とはエライ違いで、歩くのも難儀する様な状態でした。自分はウッズもガレ場も大の苦手、というか、ほとんど経験がありません。確実に言えるのは、どちらも転けたら痛そうだし、リカバーでエライ体力食われそう、という事です。
   汗だくになりながら(バイクで走る所を足で歩くのは大抵ツライ)下見ツアーから帰ったあと、試走までには少々時間がありました。バイクの方はおおよそ準備が終わっていて、試走のあとにタイヤの空気圧を調整するだけでしたが、といぼね君曰く、「ガムテで蛇腹作って、フェンダーの裏とかに貼った方がいい」という。作り方を習って、シコシコと蛇腹をフェンダーの裏に貼り付ける自分とといぼね君。周りのパドックでは、タイヤ交換したりバイク整備したりしてるのに、実にシュールな光景でした。
   さて、いよいよ試走。全周する訳ではなくて、4コーナー辺りからロックンロールリバーにショートカットしてスタート地点に戻るだけですが、走ると走らないとでは、本番への気持ちの持ち方が大きく違うものです。実際走ってみて感じたのは、フカフカの上り坂はともかく、下りのガレ場のロックンロールリバーは想像以上に手強い、というものでした。何せ、1速アイドルでクラッチ握りっぱなし。シートにも座りっぱなしで両足突き出して、4輪走行するのが精一杯でした。
   試走は3周で終わり。タイヤの空気圧は前は0.7で良いとして、後ろは0.6から0.5へ変更。もっとも、イボイボタイヤで多少空気圧下げたところで、気休め程度にしかならないのですが、その気休めが大事です。フェンダーの裏に貼り付けたガムテの蛇腹は威力絶大で、ほとんど泥が付いてませんでした。まぁ、ロックンロールリバー以外は、土と言ってもウッドチップの入った所ばかり走ったのですが、蛇腹の施されてないバイクは、ガッチリ土が付いてましたので、やはり効果が高い様です。

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ひたすら歩きまくりの下見ツアー
その脇を激走するJECライダーの方。レベル高し!

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ロックンロールリバー
こういうとこ走るのが好きな人が結構多いんですよねー
自分は苦手中の苦手なんですが、、


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現地急造のガムテ蛇腹
これが意外にも泥よけに威力を発揮しました


■本番当日
   明けて当日。ガチャガチャ準備してるウチ大がしたくなってトイレを探してウロウロ。ただ、同じようになる人は他にも結構いるみたいで、トイレの前は行列。まぁ、延べで500人前後の人が同じ時間に集中するから仕方ないんですが、主催の方でも人数に見合ったトイレを用意して欲しいものです。
   開会式もちゃんと出場し、5リットルのジェリカンと三角スタンドもピットに置いて、CRF250Rランスチャージ号を暖気。JNCCも3回目になると、大分慣れてきたのか、のほほ〜んとした感じでした。やがてスタート地点にライダーを集めるアナウンスが流れ、スタート地点に移動。早くもドキドキです(笑)
   一旦エンジン停止の指示が出て、神様にお祈りなどしていた訳ですが、いよいよ暖気せよの指示が出ました。さぁ頑張るべー、と今回初めてゴーグルに装着したROKO SPORTSのクイックストラップを引っ張ってゴーグルを着けようとしたら、ストラップがゴーグルからパチーンと取れてしまいました。いやはや、幸先が悪いというか、焦りました。周りではみんな轟々と暖気してるのに、自分はシコシコと内職みたいにストラップの取り付け。まぁ、無事に着いて良かったですが、どうにもこのストラップとの相性は良く無さそうです。
   どうにか暖気の仲間入りも出来て、落ちついてスタートを待つ事が出来ました。大体自分はスタートがヘタクソで、発進と同時にエンストするケースが多いのですが、今回だけはそれは無しで行きたいものでした。ヘルメットに左手を着けて、日章旗が振り下ろされる瞬間を待ちました。

20110612_082900
毎度の事ながら
スタート待ってる時間が一番ドキドキします


■転けてもぶつけても、ゆったりした気持ちで
   ついにスタート!前のバイクのリアが跳ね上げる泥や木っ端を、首を下げてヘルメットのシールドで防ぎつつ、自分もアクセル全開! でも案の定、リアが滑ってののの〜っとした発進。それでも気合い入れてアクセル開けまくり、車体が蛇行するのも構わず突進、ギアを2速に上げようとした時、ジョーズみたいなDR800のフロントが右足にメガヒット。車体とタイヤに挟まれて、痛いのなんの。思わず止まってしまいましたが、咄嗟にクラッチ切ってエンストだけは防ぎました。しかしまぁ、こんなところでモタモタしてる場合じゃないので、ただちに再発進しました。
   途中までは昨日の試走で走ってますが、ほとんど今日初めて走るところです。とにかくスキー場だけあって、上りが多いイメージです。そしてそのほとんどがフカフカの地面です。車速が落ちたら蛇行して止まってしまうでしょう。気合い入れて全開で行きました。ただ、地面が緩いだけあって、なかなか3速に上げられない。というか、2速オートマ走法で必死に上がるのが精一杯です。
   やっとこ上がり切って今度は下り。去年の様に、アクセル全閉でトロトロ降りないで、下りの入口でバッとアクセル開けてエンジンの回転を上げて、ササーっと降りる様にはしたのですが、なにせ2速ですからあまり早くありません。下りきったらまた登りですが、スクールで習ったビギニング調整で上手くエンジンの回転を合わせて、短切に回転を上げて登る事が出来ました。
   さて、登り切ったその先が下りのウッズセクション。雨で濡れて滑りやすい状態になっています。さすがに下見の時に見たJECのものごっついワダチとかはカットされてましたが、苦手ポイントである事に変わりがありません。1速全閉で時々クラッチ開け閉めしながら下っていった訳ですが、木と木の間の抜けようとした時にリアが滑って右の木に脳天から激突。目から星が飛びました。
   ここでこれまでの自分なら、かなりイヤんなっちゃう状況なのですが、どうした訳か最近は「まぁ一服つけるか」みたいな気分でバイク起こして、キャメルバッグ吸って、気持ち落ち着けてから再発進。人が走ったところは滑りやすそうなので、走ってない所を進もうとして、余計訳判らん様な状態になったりしながら、やっとこウッズセクションを通過。その次はロックンロールリバーなので、そこに向かう道中はトロトロ走って気力体力を回復させました。
   ガレ場のロックンロールリバーは、昨日の試走でとにかく無理しない、格好構わず両足出して転けない様にする、下りなのでアクセル全閉でも勝手に降りていくから、出来るだけ走りやすそうな所を走って、無理そうだったら止まってでも転けるのを防ぐ、この作戦で行きました。
   今回の爺ヶ岳のコースで難所といえるは、ウッズセクションとロックンロールリバーの2ヶ所で、全体の8割は開けて行ける所ですから、難しいところでは頑張らない、という方針で行きました。

20110612_083351
スタート直前
もう、イモを洗うが如き混雑さ
今年のスタートもグチャグチャ



■スタック坂で撃沈
   1周目から転けはしたものの、これまでみたいに1周目でなかなか帰ってこないという様な感じでなく、またそれほど疲れもせず2周目に突入。自分より早い人は先に行き(沢山いる)、自分より遅い人は自分の後ろ(あまりいない)、という感じで自分のペースで走れる様になりました。
   路面が段々荒れてきて、ウッドチップ巻いた上り坂が徐々に登りにくくなり、特に2度目の大坂は所々でスタックし始めてるバイクも出始めました。自分もスタックしかけましたが、そこは腐ってもモトクロッサー。加速に遅れない意識があれば、猛烈パワーでどうにかクリアする事が出来ました。
   ウッドセクションは相変わらず苦手で、2周目からはみんなが走ってる所を自分も走りましたが、安全運転にも関わらず転けるのは決まってここでした。ロックンロールリバーも怖々通過。
   大分感じが掴めてきたので、3周目も元気に突入。しかし、とにかくウッドチップ坂がきつい。なかなか車速が乗らず、蛇行したりするもんだから、しょーもないところで止まったり転けたり。もっとも大して速度も出てないし、ウッドチップだけに転けても痛くない。しかも泥ではないので、アーマーハンドガードが地面にめり込んでも、引き抜くのはあまり手間ではありません。
   そうこうして迎えた4周目。時間はスタートから50分経過していました。次帰ってきたら、燃料補給するつもりで突入。スタック車が多い第二大坂までは取り敢えず何とかクリア。ところが、第二大坂はスタック車輌でエライ事に。しかしまぁ、行かない訳にいかないので、元気出して突入。ワダチが掘れてたり、その中に辺な凹みがあったりで、1速以上で走れない。しかも前のバイクが倒れてたりでライン変えようとして自分が転けたり。
   それでも、30cmずつでも前進しようとしてた訳ですが、何度目かにバイクを起こした時に、アクセルがガチガチになって動かなくなってました。見ると、ハンドガードがお辞儀しててグリップにめり込んだ様です。今までは転けてハンドガードが明後日の方向向くのを前提に、ボルトを緩めに止めていたのですが、今回は動かない様にガチガチに締めていたのが仇になりました。
   「参ったなー」とは思ったものの、動かんものは仕方ないので、取り敢えずクラッチ切って無理無理アクセル開けて、クラッチ調整でコースアウト。かなり疲れてた事もあって、その場でバイク放り出してヘルメット脱いで休憩しました。しかし、アクセルが満足に動かん事には、これ以上走るのはヤバイかなー、という感じです。
   そうこうしてると、バイク倒してる場所がコーステープの直ぐ傍だったせいか、マーシャルさんがやってきてバイクどかす事になりました。で、事情を話しして、お辞儀したハンドガードをしばき倒して元通りにして貰ったのですが、それでもアクセルはコジコジ。「こりゃ、マシントラブルだねー」という事で、その場でリタイアとなりました。


1周目からウッドチップの深い大坂がスタックポイントになってます


■その後
   リタイアと決めた後は、バイクをコースの外に放り出して、フカフカのウッドチップの坂で難儀するFUNクラスの皆さんを、涼しい顔して見物していました。自分が走るとなるとエライこっちゃですが、見物してる分にはこれほど面白いものはありません。
   そんな感じで、30分以上観戦していたのですが、段々と「自分だけココでぼけーっとしててもなー」という気分になってきました。それにいずれはバイクは下に下ろさねばならない訳で、だったらピットインしてリタイアした方が、とりあえず途中になってる周回はカウントされるはず。問題はクラッチがゴジゴジになって動きが超絶渋くなってる事ですが、まぁ、残りのコースは上り一本調子ですし、ウッズもガレ場もどのみちアクセルオフですから、帰るだけだったら何とかなるかー、という事で発進しました。
   フカフカクライムに人気が少なくなってから発進しので、前の人に突っかかる事なく突破成功。案の定、アクセルは開けるか閉めるかしか出来なくて、アクセルワークもヘッタクレもなかったのですが、開けっ放しして手を添えてるだけで良いので楽でした。
   ウッズセクションは大分ラインが出来てきたみたいで、走りやすそうなところを突破。もっとも、突破するまでに2回ほど転けましたが、大して速度が出てないのでヒヤっとする程度です。ロックンロールリバーもラインが出来てきて、ヨタヨタのスタンディングでも走れる様になってました。
   で、いよいよスタート地点だー、と思ったら、運良くFCのチェッカーが振られてました。そもそもリタイアのつもりだったので、なんか得した気分です。何食わぬ顔でチェッカーを受けて、元気よくハイタッチしてパドックに戻りました。

20110612_105709
レース終了後のガムテ蛇腹
ご覧の通り、蛇腹がいい感じに泥を弾く様であまり着いていません
かつベベッと剥がすだけなので、後始末も楽です
(ゴミはそれなりに出ますけどねぇ)




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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2010年05月19日

   前回の猪苗代大会を100とするなら、今回の斑尾大会は60くらい? これは事前の不安度の事で、40軽くなった分、楽しめる範囲が増えた、という事です。実際に、今回の大会は、走ってる時は大変な事もありましたけど、全般的に楽しんで走れたと思います。今までは仲間の多くが出るから、という部分で遠足的な楽しみがメインだった訳ですが(その事自体は今回も変わりませんが)、走りの部分で楽しめるようになってきた、というのは、自分のレースライフで大きな変化であったと思っています。

*ライディングについて
   JNCCでは下見ラップというのがありませんので、1周目は必然的に下見ラップ的な走りになってしまうのですが、今回はその1周目で45分も掛かってしまいました。これがリザルトに決定的な影響を及ぼした訳で、結果としては51台中41位。今回も下から数えた方が早いリザルトになってしまいました。

20100514_lap
1番目のラップは、スタート直後のもの
実際としては、2番目のタイムが1周目。つまり、都合4周走った


   1周目でここまで遅れた理由は、2速オートマ走法でゆっくり走った事以外に大きな失敗としては、以下のものが揚げられます。
  1. スタートでエンストして出遅れた事
  2. ブラッククリフのエスケープルートで2回失敗
  3. 第一コーナーの次の滑る上り坂でスリップした事
   まぁ、今の自分の技量を考えれば、仕方ないとも言える失敗ですが、スタートに関しては、もうちょっと緊張感を持って取り組めば良かったと思っています。(何せ、坂道発進なのにアクセルを半開にもせず、いきなりクラッチ繋いで開けようとした。当然エンストする)

20100509_084700
スタートで出遅れるクセを何とかしないと
基本的な部分でヌケてるところが多い


   しかし、自分でも変化あったと感じるのはここからで、時間かけて1周目を走っただけの事あって、コースの感じを大体把握して、2周目からは対策立てて走っていました。具体的には、ブラッククリフのエスケープルートは、最短ルートを取らず、中腹まで駆け上がってキャンバーターンで降りていった事、滑る上り坂では予め車速を残して、アクセル一定で突破する事、など。
   無論、全て上手くいった訳ではなく、3周目にはブラッククリフでも滑る上り坂でも失敗しているのですが、1周目で学習した成果を活かして、1周目ほどは苦労せずにリカバーしています。最後の4周目は、さすがにコースも荒れてきて今まで失敗しなかったところで失敗する様になりましたが、それでも気持ちに余裕を持ってリカバーしながら走る事が出来ました。
   その気持ちに余裕を持って走れた最大の要因が、あまり疲れなかった、という事でした。今までだったら、1時間も走ったら、腕も肩も痛い、身体もシンドイで、もう前に進むのも息も絶え絶えという感じでした。ところが今回は、確かに転けたりスタックしたりといった時は、それはもう出場した事を後悔するくらいシンドかったりしたのですが、一旦走り出したら疲れてが取れて、特に上り坂などは休憩してる様な感じでした。
   むしろ下りは放っておいても速度が上がるし、かつギャップもそこそこあて身体が揺すられ不安定になるので、慎重に降りたのですが、スクールで習った腕の使い方のお陰で、あまりギャップを拾わず、無駄な力も使わず、まったく腕上がりを起こしませんでした。

20100509_095401
下見の時はヤバげに感じた坂ですが
走ってみたら、意外に走りやすかったです
加速に置いて行かれない姿勢が出来たからかな?


   今回あまり疲れなかった理由には、バイクが軽かったというのも含まれると思います。前回の猪苗代大会では、XR250で出たのですが、バイクを起こす度に体力を削り取られる様な感じでした。今回は転けた回数が前回よりは減った事もありますが、バイクが軽く起こすのにそれほどストレスを感じる事はありませんでした。
   ついでにいうと、いつもなら帰ってから2日後くらいには、猛烈な筋肉痛に襲われるのですが、それも今回ありませんでした。まぁ、あんなにゆっくり走ったのですから、疲れなくて当然、という話もありますが、疲れない走りをした事自体が、これまでとは大違いな内容であると思います。もっとも、まったく筋肉痛が無かった訳ではなくて、肩の内側や背筋、腰の中心など、どうやら固めて走ってた部分は2〜3日怠かったです。

*装備について
   前回の猪苗代大会を参考に、CRF250Rランスチャージ号にも装甲を施した訳ですが、結果から言うと、今回はなくても大丈夫なコースでした。ガレ場もロックセクションもなく、転けても痛くないフカフカの地面でしたので、通常のMX仕様の方がより軽くて走りやすかったと思います。もっとも、事前に情報がなかったので、これは仕方ない事でした。
   今回施したED仕様は、如何にも自分らしく、MX仕様とスイッチング出来るように、ハンドルは別にED用のハンドルを作りました。そしてMX用のハンドルは家に置いてきた訳ですが、あとで考えたら、MX用のハンドルも持って行っておけば、現地でED仕様からMX仕様に転換させる事も可能でした。当日朝に転換作業を行うのは面倒ですが、前日から行っていて、かつ試走も下見をする時間があったのですから、転換する時間が十分あっただけに、ちょっと惜しい事をしました。

20100508_160030
5分そこらチョークを掛けて暖気しても
チョークを戻したらエンジンが止まってしまうので
暖気には難儀しました


   それぞれのパーツの使用感ですが、まずZETA・アーマーハンドガードですが、これはXR時代に付けていた物をそのまま移植。使い方も前のままで、固定用のボルトを少しずつ緩めておいて、転けてアーマーが明後日の方向むいても、どついて元通りに出来る様にしておきました。実際に今回も転ける度に明後日の方向むいてくれて、鉄拳制裁を加えて元通りにしました。猪苗代大会の時には、グラグラしてると締めるように言われたのですが、今回は何も言われませんでした。ただ、殴ってるウチにボルトが緩んでくるので、脱落しないようにビニテを巻いたのは言うまでもありません。もっとも、今回はウッズセクションもなかったので、普通のハンドガードでも良かったと思います。転ける度に、アーマーに付いたハンドガードがスコップみたいに土を掘るのには閉口しました。
   エンデューロエンジニアリング・ラジエターブレース。これも今回の様なコースでは要らない気がしますが、取り付けるのが大変だったので、取り外すのも面倒ですから、今後は付けっぱなしにします。ただし、元の状態ではラジエターにゴムブロックが付いていて、それがバイクのフレームに当たる様になっていたのすが、ブレースを付けるにあたり、それを外しています。そのせいか、ビーンという振動音がする様になり耳障りです。まぁ、必死こいて走っている時は、音など気にしてる余裕はなかったのですが。。防音措置を施したいところです。
   リコシェ・スキッドプレート。これはもはやアンダーガードと称すべきものと思うのですが、XRに付けているプロスキルの物との大きな違いは、余計な穴が開いていない事。そのお陰で、余計な土がエンジンとスキッドプレートの間に溜まりませんでした。これは走行中に車重が重くならないだけでなく、終わった後の泥落とし(今回は土剥がし)がメッチャ楽、という事を意味してました。穴の開いてないスキッドプレート、MX用にも付けようかと思う位です。もっとも、オイル交換の度にスキッドプレートを外す手間が増えるので考え物ですが、、

20100508_162439
タイヤの空気圧を調整するワタクシと相方
日頃はあまり空気圧に気を遣ってないのですが
今回は結構シビアに


   その他としては、エアクリの問題。いつもの様に自宅でオイルを塗って持って行ったのですが、高地ではやや濃すぎた様です。新品の予備を持ってましたので事なきを得ましたが、次回からはオイルを塗ってないエアクリとスプレータイプのオイルを持って行って、必要に応じてそちらを付けるようにしたいと思います。

20100508_183608
手前が自宅で準備したエアクリ
予備を持って行ってて正解でした


*反省と今後の課題
   今回の斑尾大会は、天気も良く、コースコンディションも比較的良く、走りやすかったレースだったと思います。前回の猪苗代大会の後のスクールの成果も、相当出ていたと思います。あまり疲れを残さず、余力を持って完走できた事は、それを現していると思います。
   しかしながら、リザルト的には猪苗代大会よりほんの少し上がった程度でした。原因は1周目に45分掛かった事と、2速オートマ走法で通した事でした。実は、2周目以降は開けれる所は3速で行こうかとも思ったのですが、うっかりスリップして転けても困るし、転けるよりは確実に走った方が良い、という事で保守的な走りになってしまいました。
   自分の感じたところでは、まだ新しい車速に自分の感覚が追いつかなくて、セクション対応が遅れる(そして転けるか止まる)という感じです。やはり走り込みが足りないな、と感じました。もっとスムーズに、スピーディーに走れる様になれば、レースを楽しめる様になると思いますし、その間口に立っていると言う気がしています。





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tanisi_corp at 00:00コメント(2)

2010年05月09日

   今回、参加を思い立ったのは、去年の猪苗代大会に参加したメンバーが全員参加する事が判ったからで、だったら自分も行こうかなー、といった様な、遠足気分からでした。まぁ、去年の経験から、エライ目に遭うのはほぼ確実と思えたので、楽しい雰囲気があればこそ参加したくなった訳です。
   しかし、参加するからには万全を期したい。まず自分がケガしない事は言うまでもない訳ですが、バイクを壊したりバイクのせいで満足な走りが出来ない、というのでは困ります。そこで今回はCRF250Rランスチャージ号で参戦する事としました。実は去年の猪苗代大会の時も、CRFなら完走できたんじゃないか、という声があったのですが、納車から2ヶ月、まだ9回しか乗っておらず、ハードなレースで使う自信がなかったのです。その点、あれから半年、スクールでもかなり乗り、神経は大分通ってきたので、早さはともかくJNCCで乗る自信は出来ました。
   しかし、ランスチャージ号はもともとMX仕様です。今度の斑尾スキー場がどんな地形なのか事前の情報がまったくなかったため、前回の猪苗代大会を参考に、ウッズ、ガレ場に対応した装備を施しました(→CRFエンデューロ仕様)。若干重量が増えましたが、まぁ、のんびり走るという事で対応するつもりです。
   問題は、航続時間。自分が出るFUNクラスは100分+アルファですが、CRF250R10はタンク容量が5.7リットル。IAクラスの人が全力走行して30分しか持たない設計です。無論、自分がIAの人と比類する様な走りをする訳ではありませんが、途中でガス欠なんて事になったら目も当てられません(帰るのが大変)。そこで4月29日にモチュールカップのA-2クラス(3時間)に参加して航続時間を実験したところ、90分走ってもまだ余裕がある事が判りました(まぁ、それだけ走ってない、という事ですが、、)。一応、予備の燃料は用意するとして、それでもよほどの事がない限り、無給油で走れるという予想をしました。

20100508_172637
ブロードウェイ斑尾
よく考えたら、スキー場って、降りる事はあっても
自分の足で上がってくるってのは、滅多にないですよねw


■集結の園へ
   出発は8日の朝0730時。途中、横川SAで釜飯買ったり、小布施PAでどら焼き買ったりしつつ、渋滞なしで昼前に宿泊先であるサンパティック斑尾に到着。着くなりリッターバイクと乗用車が衝突事故を起こしてて、かなりビビリました。
   どこに駐めていいやら判らないのでホテルのフロントで聞いてみたところ、指示された場所が体育館の裏。てっきりアスファルトの駐車場だと思ってたら、細い裏路地の無舗装の道端でビックリ。今回の大会では、パドックで泥落とし禁止という事になっていたのですが、そうは言えども泥は落ちてしまうものですし、むしろ舗装されてない場所の方が気兼ねが少ないものです。
   チェックイン出来ますよ〜という事だったのですが、他のホテル泊の人らの為に場所取りをしてやらないと、あっという間に埋まってしまいそうな雰囲気だった ので、確保した場所の番をしつつ横川で買った釜飯を食って、コースの下見に行く事にしました。

20100509_122600
横川SAで買った釜飯
きんぴらゴボウが入ってなかったら良かったのに
アンズはちょっとゴムの香りw



■試走はしておくもんだ
   本格的な下見はみんなが来てからにする事にして、取りあえず上から見える範囲を歩いてみた訳ですが、地面が見えてるところはザクザクでウッカリするとスピンするかも。草が刈られた所は歩いてても滑る感じでヤバ目。何よりスキー場だけに全面斜面ばっかで、コーナーはほぼ全部キャンバーか逆バンクです。下りはギャップが多いし、登りは延々登りで途中で止まろうもんなら再スタートがしんどそう。
   なのに元気なトイボネン君は、これから試走に行くという。いやはやどないしようかなぁ、と迷ったのですが、天気も良いですし地面もグチャグチャじゃないので、受付と車検を済ませてからお付き合いする事にしました。取りあえず、状況がよく判らんので、タイヤの空気圧は前後とも0.8。エアクリはいつもの様にウチでしっかりオイル塗った奴。ところが、標高が高くて空気が薄いからか、エンジンがなかなか本調子にならない。10分近くチョーク引いて暖気して、やっとこエンストしない感じ。インジェクションと言えども、エンジンが本調子でないとなかなか言う事聞きません。

20100508_162450
取り敢えず試走しました。やっておいて正解でした


   やっと登場したがんトック兄も試走に行く、というので、取りあえず先にコースイン。すでに他の選手の人もワラワラと試走してました。計測ポイントからいきなり下りで、「お、お、お、ちょっと怖いぞ〜」と思っていると、いきなり転倒。まさかそんなトコで転けると思わなかったので、ショックを隠せなかったのですが、地面はフカフカなので痛くもないし、下り斜面なので再始動にも手間取らず、上向いた左のハンドガードを叩き直して再出発。
   ところが、今度は登り斜面でタイヤがグリップせず転倒。計測ポイントに向かうズルズルの坂で登るのに難儀しました。もう一度走りましたが、どうにもタイヤがグリップしてくれないので、一旦パドックに戻りタイヤの空気圧を0.5まで下げる事に。本当は0.4くらいまで下げたかったのですが、ビードストッパーは一つしか入ってないので、辛抱しました。すると今度はしっかりグリップして、下りから登りへ移るコーナーも、ズルズルの上り坂も、安定して走れる様になりました。
   都合4周ほど走って、試走終了。走ってる最中、やたらビーンと甲高い音がしてたので、まさかマフラーに穴でも開いたか、と思ったのですが、どうやらラジエターブレースが振動してたみたいです。まぁ、気にしない事に。
   そのあと、みんなで連れだってコースの下見に。受付の時にやっと渡されたコース図を頼りに、どこまでもどこまでも降りていき、ハーフパイプへ。高さ2m、斜度45度くらいの段差を降りて、雪解け水が浸食したボコボコの底を走るのか、と思うと気が重くなってしまいました(笑)。そこから上まで登るのはシンドイんで、ショートカットして、ウッズの下りを登って、今回話題のブラッククリフへ。即座に自分じゃ登るのは無理と判断し、これ以上歩いたら明日に差し支える、という事でさっさと帰りました。

20100508_183548
出走前にエアクリフィルターの交換

まぁ、そのままでも良かったのですが、気分の問題ですw


■出走前
   前の晩は、夕食のバイキングを食い過ぎて、みんなと歓談する間もなく部屋で横になってました。朝食はホテルの方が気を利かせて0500時からでしたが、まだ腹に昨日のバイキングが残ってる感じで、あまり食べられませんでした。
   朝食を済ませたら、直ちに体育館裏のパドックへ。いそいそと準備に取り掛かります。と言っても、バイクの方は昨日の内に大方の準備を終わらせていましたので、エアクリだけ予備の新品の物に交換しました。あとは着替えて、キャメルバッグにアクエリアス入れて、準備万端。余裕綽々でライダーズミーティングに臨みました。

20100509_062543
おおよその準備は昨日のウチに済ませてたので

出走準備は楽チンでしたw

20100509_082759
いつになく余裕をかますワタクシ
全国大会も2度目となると、こんな感じです


   スタートは0830時から。出走前はドタバタしますが、今回は第一ピットにガソリン缶と三角スタンドまで持ち込んで、十分暖気もしてスタート地点に向かう事が出来ました。が、余裕があったのはここまでで、スタート地点で呆然。いきなり長い登り斜面です。「こんなトコでエンストしたらタマランなぁー」とにかくCRFはどういう訳か、登り勾配ではエンジンがなかなか掛からないのです。しかも坂道発進ですから、普通でもシンドイ訳です。しかし、いつもの事ながら、心配しても間に合いません。
   暖気タイムが終わって、一瞬の静寂。スタートラインの遙か向こうには、セクシーなお姉ちゃんが掲げ持つ「30秒」のサインボード。日本晴れのゴールデンウィーク最終日の空に轟く爆音。振り下ろされる日章旗。砂塵を上げて爆走する先頭集団。いよいよ出撃!

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緊張するスタート前
まさか、上り坂でスタートと思いませんでしたw


■ファーストラップは45分
   と思ったら、いきなりエンスト!またしてもスタートで失敗してビリケツ。泡食ってキックするものの、案の定、勾配では掛かりにくい。やっとこ掛かって再発進してみたら、坂を上がりきったあたりでFUNクラスの半分くらいが渋滞で止まっている状態。これ幸いに追いつき、抜けそうなラインを進もうとしたら、またしてもエンスト。うんしょうんしょとキックして再発進した時は、ほぼ最後尾でした。
   それでも気を取り直して走り出し、第一コーナーの次の滑る坂をどうにか越えて、下って登って計測エリアを通過。第二ピット前の長い下りを下り、やっとこやいり君を補足して追い抜きました。大変かな、と思ったハーフパイプは、注意さえしてれば意外とそうでもなくてすんなり通過。折り返しの長大な上り坂も、コーナーの入り口でアクセルをガンガン空ぶかししてエンジンの回転を上げてから一気に突破。ウッズ横の粘土坂をダララ〜〜っと下り、折り返してやはり粘土質の坂を一気に上がって、ブラッククリフの脇の斜面を横断。排水路があってすでにマディ状態でしたが、辛うじて突破できました。次の小径を利用したコースはアクセル開け気味で突破した訳ですが、ブラッククリフ下の底地に儲けられた段々のあるコースで、スタック。まさか段々があると思わなかったので、セクション対応が遅れました。それをどうにかクリアすると、いよいよブラッククリフです。

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スタートで遅れたワタクシ
ダラダラ降り坂を怖々降下中w


   既に多くのライダーがエスケープルートで立ち止まったりひっくり返ったり、諦めて急な斜面を下っていました。自分も迷わずエスケープルートに入ったのですが、立ちどころに彼らの仲間入り。ゆっくりジリジリ前に進もうとしましたが、リアが滑り出しどう頑張ってもそれ以上進める感じでなくなりました。そして、そのままイヤな感じでバイクが地面に寝てしまいました。
   悪態をつきながら、どうにかバイクを起こし、数度エンストとキック始動を繰り返し、とうとう諦めて下に降りたものの、降りた先は湿地帯。めちゃくそ苦労しながらやっとこブラッククリフのアプローチまで戻り、再びエスケープルートに再チャレンジ。ところが、のっけからバイクがかしいで、谷側に倒れ、自分もゴロンゴロンとおむすびみたいに転がって行きました。「こんなコース!誰が考えたんだ!」と怒鳴りながら、ふと見上げてみると、あとから来た上手な人は、ブラッククリフの中腹まで駆け上がり、そこから緩やかにターンしてエスケープルートの入り口まで下っているのを発見しました。その方が滑らないみたいですし、スタックしてるバイクがあっても簡単にパスできます。これしか手がないと思いました。
   三度目の正直でチャレンジしてみると、簡単にエスケープルートの入り口に到達。幸いにスタックしてるバイクもなかったので、そのまま突破した訳ですが、その先の右キャンバーターンが滑りそうで、うっかり車速を落としてしまいエンスト。この先は長大な上り坂なので、エンジンの回転を上げるように再発進し、坂を上がりきり、スタート地点へ。
   問題は、スタート坂を上がった第一コーナーの先の滑る上り坂。うっかりリアを滑らせて転けてしまいました。起こして再発進しようにも、リアがズルズル滑って前に進みません。よく見ると、他にも似たような感じになってる人が何人かいました。上手い人は、車速を上げて車体を浮かして突破している様です。何分そこで粘っていたのか判りませんが、いよいよゴーグルも曇りだし、イヤになって棄権してやろうかと思った時、自分と同じ様に滑ってた人が、地面が乾いて多少平らな所までバイクを押していき、そこから発進するのを見掛けました。リタイヤするにもパドックまでバイクは持って帰りたいので、自分もその人の真似をして、再発進。
   あ〜〜、もうヤダヤダと思い、取りあえずガソリン缶を置いた第一ピットに入ろうとしたのに入り口が判らず、そのまま計測ポイントへ。デジタル時計が00:48:45を示しているのを横目に見ながら、心ならずも2周目に突入しました。

20100509_095100
上り坂はアクセル全開

ギャップで跳ね上げられても全開ww


■コースを覚える
   仕方ないので、減速姿勢を取って降下。1周走って大体コースの感じが掴めましたので、大分余裕が出て来ました。コーナーはどんな緩やかなコーナーでも、コーナーリングの姿勢を前もって取っておけば、余裕を持って曲がれる様になりました。地面がガコガコのハーフパイプも、腕をクロスして骨で耐える事で無理な力を使わず突破。下りから登りに移るコーナーでは、コーナーのクリップポイントで二回線の要領でエンジンの回転を上げて登り、ギャップでリアが浮いた時はアクセルを空ぶかしして、エンジンの付きを良くする事も忘れませんでした。
   2周目辺りから、ウッズから下の粘土坂は右側に深いワダチが出来ていました。ミニモトなどはワダチを嫌って左に入り、スタックする人が多かった様です。自分は迷わず右に入り、クラッチ全閉、Fブレーキ開閉でプラレール走法に徹して突破。ところが、その先のブラッククリフ脇のマディキャンバーは、何条ものワダチが出来ている上にグシャグシャ。突破するのに難儀する人が何台もいました。比較的突破し易そうなワダチを選びましたが、エンストしてストップしただけでなく転けてしまい、唸りながら起こして再始動。
   そのその先の段々のあるコースは、勝手が判ったのでリズム良く突破出来ましたが、そこからブラッククリフのアプローチに入る隘路が掘れ始めていて、どうしても車速を上げたままブラッククリフに突入できない。アクセル空ぶかしで斜面に当たっていき、今度は上手に中腹からエスケープルートの入口に降下して、難なく突破しました。
   そのまま坂を上がり、スタート地点も登坂し、滑る坂も車速を上げたまま突破。3周目に向かいました。

20100509_100800
何が疲れるといっても、足場の悪い所でのエンジン始動

しかも上り勾配だとなかなか掛からなくて

泣きたくなるほど疲れました


■顕著な変化
   もうイヤイヤ言わずに3周目に突入。ハーフパイプもブラッククリフ脇のマディも慎重に突破。ふと見ると、ブラッククリフ下に、やいり君の白いXRがスタンド立てて置いてあるのを発見。直ぐそばに、やいり君が体育座りしてるのも発見。どうやらマシントラブルでリタイヤの様です。それを横目に、段々コースを突破してブラッククリフへ。
   今回も中腹まで上がって、そこから下ってくるつもりだったのが、自分の右となりを走ってた人が、自分を追い抜いて目の前で左折。自分はもっと上まで行くつもりだったのに、コースを塞がれて自分も左折するハメになっただけでなく、車速も落ちてしまい、斜面でストップ。車体が谷側に倒れて、自分もゴロゴロと落ちていきました。恨み節を口にしても仕方ないので、取り敢えず車体を起こして、下まで下り再度アタック。今度は上手く行きました。
   スタート地点を突破し、いよいよ滑る坂へ。何だかんだでここが一番シンドイ事が判ってきたので、車速を落とさない様にコーナーを回ろうとしたのですが、運悪くというか、他のバイクに揉まれて気後れしてしまい、坂の途中でアクセルを開けたら車体がスピン。やっちまったー、と思いつつ、ゆっくりアクセルを繋ぐも、地面を掘るばかり。仕方ないのでバイクを降りて押しましたが、数歩進んでエンスト。バイクに跨ってキックするも、ギアが入っててキックが降りない。しかもなかなかニュートラルに入らない。掛けては押し、押してはエンストし、それを繰り返し、少しずつ乾いた所まで押していきました。
   やっとこ目的地点まで持ってきたものの、息が上がって直ぐに発進出来ない。キャメルバッグのチューブ(今回は泥は付いてなかったw)をチューチュー吸い、呼吸を整えて再発進。少し休めば、疲れが取れて走り出せるのが今回の特徴です。
   計測ポイントを過ぎる時、デジタル時計の表示は01:26:37。気合い入れて最後の周回に突入しました。

20100509_103200
ヘロヘロになりながら、最後の周回へ


■完走へ
   今回はどうあってもチェッカーを受けたい。時間的には、この周回が最後である。燃料も大丈夫(スタックした時にキャップ開けて確認した)、クラッチも大丈夫そう(一応、調整し直した)、気力体力も大丈夫、それ行け!という事で、下っていきました。
   元気よくウッズ下の粘土坂を下っていき、返しの登りの粘土坂に差し掛かってみると、アッチコッチでバイクがスタックしている。自分がこれまで何開く突破してきた一番右のラインも、スタック車輌が塞いでいる。ヘタにラインを変えると、自分のテクでは蟻地獄にはまるのが判っているので、慎重に右のラインに進入。しかし、車速が上げられなかったので自分もスタック。結局、3回くらいエンストして、やっと駆け上がる事が出来ました。
   そしてブラッククリフ。首尾良く中腹からエスケープルートの入口まで下ってきたのですが、その入口でエンスト。左足が谷側なので足が付けず、無理してエンジン掛けずに、マーシャルさんのサポートで段差を降りる事に。ところが、止められた場所が右も左も足が届かないところ。「どっちの足も届かへんやんけ!!」と思わず口を突いて文句が出てしまいました。すると、マーシャルさんが「フロント押さえてますから、エンジン掛けて下さい」と優しくサポート。左側に倒れてた倒木にやっと足をかけて、エンジンを始動すると、「ラストですから頑張って!」と。仕事とはいえ、マーシャルさんには毎度お世話になります。
   この後は、大きなトラブルもなく、滑る登り坂もリアを滑らせながらスビズバと上がり、ついにゴールイン。チェッカーを受けました。ギャラリーの皆さんがハイタッチに待ってましたが、ウッカリ左手離したらエンストしそうなので(そこも登り勾配だった)、ハイタッチは遠慮してまっすぐパドックに向かいました。



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tanisi_corp at 00:00コメント(6)

2009年11月21日

   今回のレース、当初は物見遊山程度の気持ちで、あまり気合いも力も入れてなかったのですが、結果としては今までで最も学ぶところの多いレースとなりました。

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なんだかもう、身体もバイクも泥だらけ
日が登って気温が上がったせいで
凍ってた泥が溶けて、ご覧の有様


*ライディング について
   今回気を付けたのは、「コーナーリングは丁寧に、開けれる所では開ける」「マディは加速して車体を浮かせて走破する」この2点でした。そして、これらを実践する為に、スクールで習ったベストテクフォームを堅持する。これだけを考えて走りました。
   最初の2周は、これらはほぼ完全に出来たと思います。ところが、貰い事故でバイクを起こす事で体力を消耗し始め、3周目以降路面が劇的に悪くなり、泥で車 重が増えてからは、これらを維持するのが困難になり、リタイアした5周目には不可能になっていました。自分が習った事を実践できる時間は、約20分が限度 であった、というのが判る結果となりました。
   習った事が出来た事、それが出来ている間は、今までのレースと違い、自分の走りが出来た事、この事は大きな成果であったと感じています。恐らく、スクール に通っていなければ、満足に走る事さえも叶わなかったのではなかろうか。前日の下見の段階で、アレコレ走り方を思う浮かべながら歩けたのが、何よりの証左 でした。
   しかし、観戦してい友人からは、「いつ見ても、どこを走ってても、同じ速度に見えた」と言われてしまいました。つまり、メリハリのない加速感に乏しい走り方だった訳で、この点に関しては、より一層努力して改善していかねばなりません。

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足つき性とセル付きが有利か
軽さとパワーが有利か
今後の課題となりました


*マシンに関して
   当初、CRF250Rランスチャージ号でエントリーしたのですが、スクールの先生や先輩から「もったいないー、XRの方がいいよ」と言われ、あとから機種変更したのは書いた通りです。
   そのXR250グレート・ストライカー号はというと、半年間、スクールで使い倒し、フロントフォークからは油漏れ(OHした次のスクールでまた漏れた)、 リアサスはスッカスカという状態でした。どの道、ドック入りさせなければならないのなら、猪苗代大会終わってから、という風にカスタムテクニカと打合せし た上での出走でした。
   しかし、乗ってみての感想は、とにかく重い!遅い! 自分の乗り方が稚拙であった、というのもあるでしょうが、「もし、CRFだったら、せめてチェッカー は受けれたかも」と思わしめる乗り心地でした。
   遅かったのは、もともとF13/R40のスプロケをF13/R48と超低速仕様にしていた事も原因として挙げられるかもしれません。2速では激遅、しかし 3速では回転が挙げられずエンスト連発、そういう感じがしました。もっとも、「いつ見ても同じ速度」と言われるほどに加速感のない乗り方をしているので、 ギア比はあまり関係ないかもしれません。
   軽量化、言い換えればレーサー化も中途半端でした。サブフレームについているヘルメットホルダー、荷掛フックは車検時にテーピングする様に指示されました が、これらはバイクが倒れた時、タダ単に邪魔な物に過ぎませんでした。余計な泥が付きますし、あとで掃除するのにも邪魔です。レース仕様とするからには削 り落とすのが一番です。メーターやホーンも余計な物でしかありませんでした。フロントはとにかく重いので、外してしまう事にしています。
   5周目にクラッチが滑ってしまい、坂を登れずリタイアした訳ですが、これはもっぱら乗り手に問題があったと思っています。つまり、車速を維持出来ず鈍足で ドロドロと停止、再発進を繰り返している内に、半クラの使いすぎでクラッチを破壊した、というのが正しい見方であろうと思うからです。仮にCRFで参戦し ていた場合は、オーバーヒートを起こしてリタイア、という可能性も考えられる訳で、根本的に乗り方を改善しない事には、この種のトラブルは避けがたいと 思っています。(修理代は、サスのOH含め、7万円になりました)

20091122_112457
ここまで泥まみれになったのは初めてです
現地で洗えなかったので、持って帰って洗車しましたが
3回洗車機を使いました


*今後の展望
   今回のレースのリザルトは、FUN総合138台中121位、FUN-D40台中32位、平均時速23.1km/h、4周時のタイムは1時間2分でした。も し、マシントラブルが無ければ、せめてあと1周は回れたかもしれません。その意味では残念な結果になりました。しかし、最初の2周は習った事を意識しなが ら走れるなど、この半年間の成果を感じる事が出来るレース内容でした。
   当初、物見遊山のつもりであまり真剣には取り組む気がなかったJNCC。でも、出てみて意外に面白いなぁ(後になって)と感じました。来年からは、スプリント系のレースにも取り組みますし、あまり遠い所は行きかねますが、可能であればまた参加したいと思っています。
   その前に、泥対策をもっと研究した方が良さそうですね、、

20091120_uninstall
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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2009年11月20日

   外征のエンデューロレースは、今年5月の勝沼で行われたクロスカップに出たのを最後に、あとはずっとスクール通いで猿ヶ島にも遊びに行かず、仲間とも全然 会っていませんでした。その間、他の人たちは知らない間にJNCCなんかに出ちゃったりして、色々活躍のご様子。しかしまぁ、自分は「まだまだレースに出 る段階じゃない」とスクールに専念するつもりで、今回のAAGP猪苗代全国大会にも、当初は出るつもりは全然ありませんでした。
   が、ちらほらと「たにしさん、(CRFでw)出ないんですかー」という声が聞こえ始め、しかもこういう時に限って、11月21〜23日と休みが取れてしまい、もともと期待に応えたい性分をしているので、勢いでエントリーしてしまいました。


■エントリーと機種変更
   エントリーはネットから出来るのですが、エントリー費を3日以内に振り込まねばならない、とういのがJNCCの掟の様です。出ると決めたからには、さっさ と振り込んでしまうのが自分の流儀なのですが、ここで若干問題発生。皆さんのご期待に応えて、CRF250Rランスチャージ号でエントリーしたのですが、 「ボロボロになっちゃうからモッタイないよぉ〜〜」とアドバイスが届きました。どうやら、自分みたいな素人がレーサーで走るには、会場のチーズナッツパー クはエライ所らしいです。このアドバイスにビビってしまい、早速JNCCに電話を入れて、XR250グレート・ストライカー号に機種変更する旨を連絡しま した。
   さて、そのグレート・ストライカー号なんですが、この半年のスクールでの酷使で、相当あっちこっちがガタが来ています。Fフォークは夏に一度、オーバー ホールしたのですが、した直後にスクールでジャンプ飛んだらオイル漏れ。その後も漏れ続けている状態でした。リアサスもノーマルより4周巻いてあるのです が、かなり緩い状態です。ステムは一度掃除して貰っているのでマシですが、リンクは去年グリスアップして以来、放ったらかしなのでキーキー音が出始めてい ました。しかしまぁ、直すのだったら何もかも終わってからの方がいいや、という事で、このままで出る事にしました。
   その後、11月8日にモチュールカップにCRF250Rランスチャージ号で参戦した訳ですが、総合的にXR250グレート・ストライカー号より立ち勝って いて、乗り易い事が判ったのですが、スクールの諸先輩方のアドバイスに従って、グレート・ストライカー号で参戦する事にしました。

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磐越道に入った途端、雨
会場のチーズナッツパークは泥だらけになってました


■猪苗代は北国
   ところで、自分が今まで一番北に行ったのは、去年9月に開催されたヒーローズEDの会場、白河エンジョイスポーツランドなのですが、今回の会場であるチー ズナッツパークは猪苗代湖の近所です。つまり、自分にとっては最北端になります。しかも季節は11月下旬。つまり、道路が凍結してヤバイかも、という危険 があるという事を、エントリーした後に気が付きました(先に気が付いていたら、エントリーしてなかったかもしれない)
   そこで北国に詳しい人数人に、この時期の猪苗代近辺の道路事情はどうなのか聞いてみたのですが、皆さん一様に「う〜ん」とおっしゃる。どうやら、雨や雪が 降らなければ、アスファルトの道は大丈夫だけど、その時になってみないと判らん、という事らしいです。こりゃぁ〜、チェーン買わないかんかなー、またお金 掛かるなー、と思っていたら、幸いにもいつも世話になっているバイク屋の社長さんがチェーン(しかもワンタッチタイプの樹脂チェーン)を貸してくれる事に なり、この件は落着しました。
   宿泊に関しては、現地には前日の内に辿り着き、自分一人だったら車中泊でも良いかなーと思っていたのですが、11月下旬の猪苗代は極寒零下になる、という話しを聞き、温泉ホテルに泊まる事にしました。

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受付を済ませて、参加賞のTシャツを貰ってはしゃぐワタクシ
地面は長靴必須です


■出撃
   出発前日までに、グレート・ストライカー号の洗車、オイル交換、エアクリ清掃は終わり、必要装備の積み込みも完了して、準備万端、あとは出撃するのみでし た。当初の予定では、21日0000時(つまり、高速料金が1000円になる時間)に出発予定でしたが、あまり早いこと着いても仕方ないので、ちょっと仮 眠すべ〜、という事で、0400時起床。0500時前に出発しました。
   順調に首都高、東北道を飛ばし、途中、上河内SAで朝食を摂り、そのまま北上。渋滞に巻き込まれる事もなく、宇都宮まで来たのですが、それまでピーカンの 晴天だったのが、その当たりから段々雲行きが怪しくなり、郡山JCTを越えた頃から結構な雨、そして猪苗代の手前では何と雪が降り出しました。
   チーズナッツパークには、1000時頃到着。すでに多くのトランポがいましたが、知り合いは誰もいないし、地面はドロドロになってるしで、ちょっと凹みモード。受け付けは1500時からなので、それまで誰か来るまで車内で寝てる事にしました。
   どれくらい寝てたか判りませんでしたが、ふと目が覚めてみると、まくす殿の200系ハイエースが目の前を通り過ぎるところでした。近寄って挨拶したら、い つも助手席にいるnao選手がゆるゆる殿になっていたので、ちょっくらビックリしたのですが、JNCCのアナウンスに従って相乗りで参加された様です (nao選手は後ろに居たw)。
   まくす殿と一緒に場所取りをしたあと、雨が小降りになった隙をみて、長靴に履き替えて下見に行く事にしました。しかし、コースに入って直ぐさま後悔。平ら なところは泥、坂は滑る粘土、しかも結構距離がある。こりゃぁエライ所に来た、と思いました。しかし、ベストテクコース市貝に比べたら、道幅は広いし、坂 も急ではない(あくまでFUNクラスのコース)。コーナーもベストテクのコーナーリングが出来れば余裕で曲がれる。あとは、坂はどれだけ加重掛けれるか、 泥はどれだけ車速をあげて車体を浮かせるか、そこら辺がカギかなー、と感じました。
   その後、受け付けを済ませ、車検は翌日回しにして、遅れてきたがんトック兄と挨拶して別れたあと、一足先にホテルに向かいました。

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朝一番に車検
保安部品は外れているか、突起はテーピングされているか
割れて飛散するパーツは外すかテーピングする
排気音などを調べて貰って
車検証を貼って貰います


■Gott Mit Uns!!
   本番22日は0500時起床。受付は済ませていたものの、車検がまだったので早めに現地入りするため、0530時にホテルを出る事にしました。ところが、 駐車場に止めていたハイエース・ジャガンナート号の窓という窓が霜で凍結していて、これを温泉で使ったフレッサーで落とす羽目に。やっぱり北国、あどなれ ません。道路は若干凍結していた様ですが、チェーンを付けずに現地入り出来たのが幸いでした。
   直ちに昨日場所取りした所にトランポを置き、寒さで身体をガチガチ震わせながら、グレート・ストライカー号をズルズルと引きずり出し、サイドスタンドを外 して車検場へ。ヘルメットホルダー、メーター、荷物用のフックにテーピングする様に指示を受け、マフラー音は他の会場では通らない可能性がある事を指摘さ れて、車検終了。
   ピットに帰ってからも暖気を続けていると、気が付いたら勝手にエンジンが止まって、しかも再始動出来ない。また去年の白河の時みたいにマシントラブルか、 と思っていたら、エアクリーナーのエレメントを入れるのを忘れてました(汗)忘れない内に、燃料も満タンにし(半分くらいにしようかとも思ったのですが、 転倒連続でガソリン漏らして冗費する事も念頭においた)、タイヤの空気圧もまくす殿のアドバイスに従って0.5に落とし、バイクの方は準備完了。開会式に はウェアに着替えて参加、という事だったので、そそくさと着替えを済ませました。

20091122_064027
出っ張ってる所に片っ端からテーピング
寒くて手がかじかんで大変でしたw


■スタート出遅れ…orz
   上の空で猪苗代町長さんの挨拶聞いたり、開会式で外国の招待選手の紹介があったりした後(まくす殿が通訳でステージに上がっていたのにビックリ)、いよい よスタート準備。148台ものバイクが唸りを上げてスタート地点に集合していたのは圧巻でした。自分はFUN-Dで一番後ろで待機となりました。
   一旦エンジンを停止して、シーンと緊張を奮わせる静寂のあと、一斉にエンジンスタート。先頭梯団から順次スタート。自分らの列の前の前までスタートしたあ と、次の次が自分らの番だ、と構えていたら、最後2列は同時にスタート(汗)思いっきり出遅れてビリケツになってしまいました(いつもの事ですが、、)
   2速全開で1コーナーを曲がって大坂に向かってみると、昨日下見した左隣がFUNクラスの登りでした(右側はCOMPクラスのだった。。汗)。ところが、 自分が着いた時には、坂の途中で渋滞発生。こらいかんなー、と思って様子見ていたら、あっという間に渋滞解消(汗)、慌てて登坂しました。
   昨日の雨のせいで坂の地面はかなり緩んでいた様で、先に行った連中が掘り返し、所々ヌチャっていたりドロっていたり。こんな所をゆっくり走ろうものなら、 漏れなくフロントを取られて横転する事請け合いなので、とにかく全開で。ただし、スタンディングで前傾を深くし、脊柱起立筋と肩を固めて、つまりベストテ クスクールで習った加速姿勢を取って、ガンガンに開けて走りました。もっとも、路面の状態はどうなるか判らないので、1周目は下見ラップのつもりで、路 面、車体、そして自分の身体の具合を確かめる様に、2速でゆっくり行きました。
   登り坂の次は下り。こちらも肩を固め、減速姿勢で肩で加重を掛ける様に降下、コーナーリングは腰を入れてバランス軸でゆっくり旋回、立ち上がりと同時に加 速、そして林間コースの開けれるところでは思いっきり開けて。やがて道幅いっぱいの泥沼やワダチだらけの曲面が出て来ましたが、避けれるところは除け、無 理なところはゆっくり進入、加速して脱出、とにかく習った事を思い出しながら実践していきました。


この緊張感のないスタートww
目下、最大の改善点です


■ 絶え間ないマディ、さまようライダーの慟哭があった

   1周目でおおよその感じがつかめてきたので、そろそろ本腰入れていこうかなー、という事で、開けれるところは2速ながらも全開。でも、もともと低速仕様の ギア比(フロント13丁、リア48丁)にしてるせいもあって、ドロドロ〜っとした加速。さりとて3速では回転が落ちそうな気がするし、どないしようか なー、と考えつつ林間コースへ。
   林間コースの始めの内はアケアケでギャップも跳ねて行けるのですが、次第に泥が深くなって、ワダチだの泥沼だのになります。自分を追い抜いていったライ ダーが次のコーナーで滑って転倒し、前後輪がワダチをまたいでスタックするバイクがあると思えば、泥沼を避けて行こうとして路肩に転けてる人もいる。それ をどうにかこうにか避けて進んでいったものの、とうとう自分も泥沼を避けようとしてスタックしてる人の隣に止まってしまい、そのままワダチに転けてしまい ました。
   こうなると起こすのにかなり体力を使います。どうにか起こしたものの、泥の中で勢いがなくなると、なかなか前に進まないものです。やっとこ前に出しても、車速を上げるのが一苦労。下り坂に入ってやっとこ車速が上がる感じです。
   そして3周目。驚いたのは、明らかに路面が荒れ始めている。下り坂なんかもアチコチが掘れて、固めた肩に衝撃がバンバンくる(CRFと違ってXRはやはり サスが弱い)。そしてスタックする車輌が増え始め、避けきれず立ち止まったり突っ込んだりと、貰い事故が増え、その度に体力が無くなっていきました。
   ふと、キャメルバックのチューブを吸おうとしたら、吸い口が泥だらけ。口に入れるのをためらい補給しなかった後くらいから、ベストテクのフォームを維持す るのが困難になり、肘から先の腕が痛くなり始めました。そして突っ込んではダメなギャップに突っ込んで脱出に手間取ったり、飛んでもない泥沼で転けて足の 上を走られたり、と4周目には自分が壊滅しつつあるのを自覚しました。


2周目。林間コースへ突入
まだまだ路面もキレイで元気です
ただし、2速オートマ走法なので、加速感がありません


おそらく3周目
路面が荒れて、他損自損含め、何度も転けて
バイクも自分もえらい事になっています
気力はスタート時に比べて55%くらいまで低下しています


■終演
   そして迎えた5周目。腕がガクガク、手はヌルヌル、車速は辛うじて自分の足で走ってる程度の速度。それでも1コーナーあとの大坂に上がっていきました。 が、坂に入った途端、道幅一杯に蛇行を始め、「こらイカンなー」と思っていたら、案の定エンスト。キックだったら困る場面ですが、そこはセル付きの有り難 さで、直ぐさま再始動して発進しようとしました。
   ところが、なかなか前に進まない。ギアが入ってないのかと思い、改めて1速に蹴り込んでクラッチを繋ぐのですが、進まないなーと思ってメーターを見たら、 ニュートラルの緑ランプが点いていたりする。やっとこさギアが入りどうにか発進。でもまた泥の中でストップ。いい加減イヤになってきました。
   そして今度は下り坂。もはや減速姿勢もとらず、タダ単に跨ったままなので、当然ギャップでフロントを取られて転倒。手首を少々打ってしまいましたが、それ でもどうにかバイクを起こして再発進。ところがまたも転倒。今度は倒れたバイクの右足が変な角度に挟まってしまい、まったく引き抜けない。ここにきて忍耐 力が限界。「こんなクソレース!一体どこが楽しいんだっ!!」と叫び声上げてました。
   しかし、怒鳴ろうが泣こうが、とにかくゴールは目指さねばならないので、どうにか足を引き抜き、ノロノロと再発進。林間コースの入口の坂も、エラく掘れて きていましたが、どうにか登り、もはや泥地獄に変わった林間コースへ。とにかく止まらない事、時速1キロでも前に進む事だけを考えて、泥に足を引きずる様 に進んだ訳ですが、とうとう掘り返された長い上り坂の途中で、他にスタックしてる人につられて自分もスタック。
   1速にギアを入れて、思いっきりアクセルを吹かして一気にクラッチを繋いでも、全然前に進まない。降りて押してもダメ。リアを見てみると、まったくタイヤ が動いていない。2速でもダメで、とうとうマーシャルさんがやってきた。アレコレいじって貰ったものの、「こりゃぁ〜、クラッチ滑っちゃってるなー」とい う事で、その場でリタイアする事になりました。
   辺りを見てみると、自分の様にスタックして、もがいたり身動き出来ない人がゴロゴロいます。その間を、ほんの一握りの早い人がバリバリ走り、動ける人の多くは耕耘機の様にノロノロ上がっていく、という感じ。「そーいや、『ハンバーガー・ヒル』って映画の、エシャウ渓谷の戦闘シーンみたいだなー」とか思いながら、その光景を見物していました。
   徐々に通り過ぎるバイクが少なくなり、ひっくり返ってるバイクも徐々に引き上げ始め、自分も泥だらけの坂を逆向きに下ろうとしたのですが、これがまたバイ クがクソ重い。下り坂なのに全然動かない。無理に押そうとして倒してしまい、ついでに自分も倒れ込み、疲労困憊。マーシャルさんがどうにかしてくれるまで ひっくり返って、青い青い空を見上げていました。
   マーシャルさん達の会話から、どうやら他の場所の方が身動き取れないバイクが多いらしくて、後始末にかなり手間取っている様でした。やっとこ自分の措置が 決まり、取り敢えず下まで下ろして、そこからエンジン掛けて猿山の裏からショートカットして帰る事になりました。(帰り道を間違えて、またマーシャルさん の手間を掛けてしまいました…)
   登りは出来なくても、下りと平地なら辛うじて動くグレート・ストライカー号をノロノロ動かしながらスタート地点に戻ってみると、ゴールにはすっかり人がい なくなって閑散としていました。まぁ、格好悪い姿なのであまり見られたくなかったのですが、それでも知らない人が4人ほど待っててくれていて、ハイタッチ してピットに帰還しました。




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