谷崎コウです。
本日は私も利用しているロボアドバイザー型積立投資「ウェルスナビ」を紹介します。

目次
1.ウェルスナビと積立投資って何?
2.ウェルスナビの特徴と始め方
3.2018年6月までの投資実績


1.ウェルスナビと積立投資って何?
まず、ウェルスナビが提供しているサービスである積立投資について説明します。

積立投資とは、簡単に言えば「毎月一定額を積み立て、それを元手に行っていく投資」のことです。
毎月原資を積み立てていく、という部分がポイントで、定期的に積み立てた原資を一定のタイミングで投資することによって、景気の変動による損害を減らすことができます。

投資の大原則は「安いときに買い、高くなったら売る」ということですが、肝心の「いつ安くなるか」と「いつ高くなるか」ということは誰も断言することができません
「高くなりそう」と思って買った後に大暴落する可能性もありますし、リーマン・ショックのような世界的な不況が突発的に起こるとどの銘柄も(金などの実物資産等を除いて)安くなってしまいます。

そこで、毎月一定額を積み立てて投資することにより、上がったときも下がったときも買うことになるので、「後で見たらこのときってすごく買い時だったじゃん!」とか「上がり続けてたから買ったのに、今は買ったときの半分の価格になってる・・・」などと思うことが少なくなります。

もちろん一番安いときに買っておくのが最も儲かる方法ですが、下がり続けているときに「この辺りが底だな」と予想して大量に買い増しを行える人はあまりいないと思います。
「もっと下がったらどうしよう・・・」と考えて、価格が下がっている局面では追加購入を躊躇ってしまうからです。

そのため、次善の策として「決まった時期に決まった額を使って投資を行う」ことが有効になってきます。
ウェルスナビでは普通の積立投資ではなく、「長期・分散・積立」の3つが揃った投資サービスを提供しているのですが、この中の「積立」部分のメリットは「価格の下落への懸念を無視して淡々と投資ができる」という点にあります。

次に、「長期」と「分散」について説明します。

残念ながら、現在多くの人々が金融商品として知っている株や証券の中に、1~2年投資しただけで億万長者になれるような超有望銘柄はほとんどありません。
最近認知されるようになってきた仮想通貨がほぼ唯一の存在だと思います。

仮想通貨は1年で価値が何十倍にも膨れ上がるポテンシャルがある代わりに、詐欺やハッキングによって資産が丸ごと無くなるリスクも抱えており、ハイリスクハイリターンな投資といえます。
それに対して、株や証券、国債などの有価証券はいきなり価値が0になる可能性は低い(デフォルトの可能性もあるので0ではありません)ものの、短期間で価格が倍になることも中々ありません。

したがって、資産を増やしてお金持ちになるためには、
①仮想通貨に投資して短期間で大きなリターンを狙う
②有価証券に投資して長期間で少しずつ稼いでいく

という2つの選択肢があることになります。

ウェルスナビでは、このうち積立投資との相性がいい②の方法を採用しています。
具体的には、20~30年という長期的なスパンで積立投資を行い、1年当たり4~6%のリターンを確実に蓄積させていって資産を増やしていくことが狙いです。

最後に残った「分散」というのは、積み立てた原資で国内の有価証券のみを購入するのではなく、世界各国から厳選した銘柄(有価証券だけでなく、金などの実物資産を含む)を購入することです。
この分散投資を行うことで、1つの銘柄の価値が下がったとしても、他の銘柄の価値が上がっていれば損失をカバーし、場合によっては合計でプラスにすることもできるようになります。

ここまで紹介した「長期・分散・積立」の投資は、金融工学の理論に基づいて実施すれば、最も失敗しにくい投資だと言われています。
では、ウェルスナビはどのようにしてこの「長期・分散・積立」の投資サービスを提供しているのか?
この部分を次の項目で説明します。

2.ウェルスナビの特徴と始め方
ウェルスナビの大きな特徴は、「ロボアドバイザーが自動で、どの銘柄をどれくらい買うかを決めてくれる」という点にあります。
素人が当てずっぽうで組んだポートフォリオ(資産の組み合わせのこと)よりも、最新のアルゴリズムに基づいてコンピューターが算出したポートフォリオの方が儲かりやすいのは何となく分かりますよね。

ウェルスナビでは、このポートフォリオを個人の「リスク許容度」に応じた最適なものにすることで、その人が取れるリスクの範囲内で最も儲かりやすい投資を自動で行ってくれます

この「リスク許容度」は1から5までの5段階で決定され、5が一番リスクを取る設定になっています(私はリスク許容度4で投資を行っています)。
リスク許容度は口座を開設する際にいくつかの簡単な質問に答えるだけで決定され、途中で変更することも可能です。

また、投資を自動で行ってくれるサービスは他にもありますが、ウェルスナビでは国内の他のサービスと比較して手数料が安いことも特徴です。

手数料は取引に応じてかかるのではなく、預かり資産の1%」が手数料として毎年引かれる形です。
例えば、100万円を預けていた場合は1年に1万円の手数料がかかる計算になります。
年率6%で資産を増やせていれば、手数料を引いても年間5万円は儲かるので、十分なリターンであると言えます。

それでも少し高いと思われるかもしれませんが、手数料をカバーできる可能性もあります。
それはウェルスナビで扱っているETF(Exchange Trade Fundの略で、「上場信託投資」と訳します)の分配金を利用する方法です。
ウェルスナビにお金を預けたり積み立てたりすると、リスク許容度に応じてこのETFをバランスよく購入してくれるのですが、1ヶ月に1度ほどのペースでそれぞれのETFから分配金が手に入ります。

1回当たりの分配金の金額はまちまちですが、私の場合は数十円のときもあれば1000円を超えるときもあります。
100万円を預けていれば年間1万円以上の分配金が入る可能性も十分あり、分配金の収入で手数料をほぼ相殺する(運がよければプラスにもなります)ことができるわけです。

また、口座に入金したまま出金せずに一定期間が経過すると、手数料が0.9%まで減額される「長期割」のキャンペーンも実施中なので、手数料によって元本割れを起こす可能性は低いです。

このようにポートフォリオ構築や手数料の面で利点があるウェルスナビですが、続いてウェルスナビの口座開設方法を説明します。



まずは上の広告をクリックしてウェルスナビのHPにアクセスし、「無料診断」ボタンをクリックしてください。
質問に答えるとリスク許容度の判定がなされます。
「次へ」ボタンを押すと口座開設画面に切り替わります。

口座開設に必要なものは、メールアドレス・・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)・銀行口座です。
これらの入力やアップロードを済ませて提出すると、ウェルスナビから住所確認のために簡易書留が届きます。
この書留を受け取れば口座の開設は完了です。

口座を開設したら、運用プランの設定をします。
無料診断で判定されたリスク許容度を使用することが原則ですが、運用期間やリスク許容度を既定の状態から変更することもできます。

運用プラン決定後、登録した銀行口座からウェルスナビの口座に入金しましょう。
特別な手続きは必要なく、指定された口座に振り込みを行えば、平日なら当日か翌日に入金が反映されます。

入金が反映された日の深夜に自動で有価証券の売買が行われ、ポートフォリオが更新されて投資がスタートします。

入金後は自動で投資を行ってくれるので、自分でやることはほぼありません。
ボーナスが入ったときなどに一時的に積立額を変更したり、分配金が入ったときに電子交付書を確認したりするくらいです(分配金の明細が発行されると登録したメールアドレスに通知が来ます)。

口座の開設も投資の継続もとても簡単で、「作ったら積立の設定をして放置するだけ」でお金が増えていく状態になります。

3.2018年6月までの投資実績
ここまでお読みいただいて、「本当にそんなんで儲かるの?怪しいなあ」と思う人もいらっしゃるでしょう。
今回は「本当に儲かってますよ」ということを示すために、私のアカウントでの投資実績を公開します!

これが2018年6月20日時点での投資実績です。

ウェルスナビ

元本は90万+積立2万円(4月から毎月1万円積み立てています)で92万円で、それに加えて38536円の運用益が出ています。
私がウェルスナビを始めたのは去年の8月で、1年も経たないうちに4%以上のリターンを確保できています。
始めた時期がよかったのかどうかは分かりませんが、良好なパフォーマンスを発揮してくれています。

注目していただきたいのは、薄い青で書かれた元本のラインを下回っている期間があることです。
投資をしているので当然ですが、ETFの価値が下がった結果元本割れを起こす場合もあります。
2016年からウェルスナビを利用している方は、イギリスのEU離脱(いわゆるBrexit問題)の影響で何ヶ月か元本割れを起こしていたと思います。

しかし、長期的に積立投資を続けていけば、そのような一時的な金融危機によって元本割れが生じても、いずれは景気の回復と共に資産は増加していきます。
積立投資をしていると、むしろ金融危機が起こったときこそ「これで安くなるからもっと積み立てよう!」と思えるようになります。

「自分は長期的な投資をしているんだ!」と思い、元本割れが起こっても気にせず積み立て続けた人が得をする仕組みになっているので、積立投資をしているときは短期的な相場に惑わされないようにしましょう(不安になってしまう人は、いっそのこと入金と積立だけして管理画面を一切見ないという選択もアリです)。

続いてリスク許容度4でのポートフォリオをお見せします。

ウェルスナビ2


ポートフォリオを見ると、アメリカ・日本・ヨーロッパの株に多く投資しており、これらが他の銘柄のマイナスを上回る利益を出していることで最終的にプラスになっていることが分かります。
「損益」の合計と総資産額のプラスが合っていないのは、分配金などの収入があるためと思われます。

この画像だけ見ると、「マイナスになっている不動産とかは必要なの?」と思われるかもしれませんが、ちゃんと役割を果たしてくれています。
実はリーマン・ショックのときは株価の大きな下落とは裏腹に、金などの実物資産は値上がりしていました。

つまり次の金融危機が起こったとき、この画像とは逆の現象が起こる(株安による損失の一部を金や不動産価格の値上がりによってカバーする)こともあり得ます。
分散投資によって投資先を株だけに限定しないことが、後々になって役に立つこともあるというわけですね。

さて、ここまでで1通りの紹介は終わりましたが、ウェルスナビの魅力は感じていただけたでしょうか?
私は仮想通貨だけで資産運用をするのはいざというとき危ないと思っているので、このような堅実な投資にもそこそこお金を入れています。

仮想通貨が大好きな方は分散投資の選択肢の1つとして考えていただければ結構ですし、投資が初めての方も基本は放置するだけなので問題なく始められると思います。

みなさんがこの記事を読んで積立投資の第一歩を始めてくだされば嬉しいです。