ウォーターウォーキング-水歩き日和- WaterWalkingWether

ウォーターウォーキング(WaterWalking)を楽しみましょう ★丹沢ネットワーク         ようやく暑くなりWWの開始となりました                                                                                                                

ウォーターウォーキング(WaterWalking)ってなに。
WWをする前の段階のことから、楽しみ方、その他のことを書いて行きたいと思っています。
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WW1改訂版の楽しみ方 お勧めコース(その2) (W3 W3+編)
W3以上になると、それなりに滝が出てくる。
それに比例するように沢らしさ、渓谷美が一段と増してくる。基本的に沢の場合は滝やゴルジュが続くのが普通であり、ないのが珍しいと言える
なので沢での普通において、沢の美しさの本領発揮となってくる

注意点
1 万一に備えてロープは必須 8mm×20mm 8mm×30mがベスト 
沢でなんらかの事情でコース変更や同下降することになった場合。下降用にロープは必須だ。W3レベルの場合は懸垂下降は必要になる場合があるので、その練習をしておいた方が良い。またザイルダウンの場合は垂直に近い滝の下降は困難になるので良く判断すること
2 釜での泳ぎについての注意点
釜の中心は渦をまいていることが多い。リサーキュレーションというもので、それに引き込まれると渦から脱出できなくなる場合がある。なのでライブジャケットを着用して引き込まれないようにするのが重要だ

W3

2玄倉沢中流後半
切り立った深い渓谷の下に白い岩と白い滝白い川原。その下をユーシンブルーの源である美しい水流が続いている。落ち込んだ気持ちも一気にテンションマックスになるような景色と光景が続く。
年によって釜や淵の水深が変わるのでライフジャケット着用が安全。ない場合は途中までいって無理なら気持ちよく戻るのがWWの本領と言える
 また、途中まで行って困難と感じたらサッサと戻ってソーメン作って食べるのがWWらしい
 梅雨時期とか秋雨時期などで雨量が多い時に上流の玄倉ダムの上下駆動堰を引き揚げて水を放流することがある。その場合は超危険。まず対岸渡渉などしたら一気に流されてお陀仏となるので注意。
 林道から川幅いっぱいに水が流れていたら、まず玄倉ダムが開放している。その場合はとっとと退散
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玄倉川中流
緑の淵をヘツッて通過
淵も最近浅くなって泳ぎ可能









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玄倉ダム放流時の川の増水
渡渉もストックがないと流されそうで
危険
上部の水歩きはこの時は即中止にした





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確認のため玄倉ダムを見に行ってみた
やはり玄倉ダムの堰は開いていて貯まっていたダムの水はカラ
だった
放流増水時は即中止のこと




②海沢中流
このコースも泳ぎに特化した所。海沢の釜や淵は深くて足は立たない場所が多い。
ライブジャツトはもちろん、防寒用のネオプレーン等の上下ウエアが良い。真夏でも冷たいので。難しい滝は巻き道があるので泳げることが必須といえる
真夏などは沢から上がった時の温度差に驚かされること間違いない

③月夜見沢前半
この沢は結構な水量があるので楽しく泳ぎが出来る。泳がなくても水歩きで進むことはできる。というか自然の緑を愛でて納涼水歩きをするのは真夏ならではといえる。泳ぎの場合はライフジャケツトがあるとかなり楽しい。浅い釜も浮力でスイスイ泳げる。釜淵の通過について途中で不安なら戻って流水トンネルの右端を登って林道にでて、先の踏み跡から沢に降りることができる。林道終点からその先に行くのは、林道到着時点で判断しても良い

④矢沢上流
標高差は少なく距離も短めなのでお勧め。深い釜は通過できないので林道に上がって巻く。巻き道探しがポイント。核心部の7m滝は2級+程度の難易度。水流の右を登るのだが水量が多いとやや不安になる。しかし落ち着いて登れば滑る岩質ではないので普通に登れる。この滝は高巻く方が大変。雑草が多い時期はなお大変。


W3+
このレベルになると沢登りらしくなってくる。バランス能力と体力も必要。その分キレイさもかなり良い。レベル3以下で慣れてきたら行く方が楽しいゾ

⑤檜洞
丹沢では数少ない1泊2日の沢歩きとなる。玄倉からユーシンに入り丹沢のほぼ中央で最も山深い沢を歩くことになる。山深いといっても出だしは深山幽谷風だが後半は明るい沢が続き楽しい。特に6月頃は緑が零れ落ちるような山の美しさであり、白ツヅジも咲いて丹沢の美しさの一極致を見るといっても過言ではない。やや難しい滝CS3m滝(3級の2歩)以外は問題なく歩くことが出来る。テント泊の場合はユーシン付近。青ケ岳山荘泊の場合は事前予約が必須

⑥湯ノ沢前半
滝および沢自体に難しいものはない。アプーチの山道が土砂崩れ等で不安定になっており、その通過がやや困難にしている。沢に降りるまでの山道通過と帰りの山道通過がやや困難で万一に備えてロープは必須だ。沢はナメの沢であり山奥であることを実感できる景色がひろがる


⑦山伏沢
昭文社の山と高原地図の丹沢にはこの沢は沖ビリ沢と書かれている。2017年最新版の地図でも沖ビリ沢と書かれている。松田警察署HPにて確認。水ノ木分岐から西丸方面の尾根を下って金山林道に下り、上流に向かって進み山伏沢に入る。西ノ丸方面のヤブ尾根の下りの地図読みをしっかり行って迷わないこと。山伏沢のナメは距離的には短いけれどキレイだし樹林の美しさも相まって感動。二俣から稜線への沢の選択は確実に。GPSがあると楽。ヤブ通過で笹ダニが付く場合がある。通過後はしっかり確認。

⑧黒エンジュ沢
遡行開始が高い位置にあるのと傾斜がゆるやかなのとナメが長く続く、というWW的に三拍子揃ったコース。途中の長いナメはゴツゴツだが全体に樹林がすごくキレイで癒し系代表的存在。秋は紅葉が凄いので、これもお勧め。上部で水源巡視道が横切るので体力と相談して中断も出来るのも安心できる

WW1改訂版の楽しみ方 お勧めコース(その1)(1W~2W+)
WW本は1と2、そして今回の改訂版の三種類出ていますが
今回、現在発売中の改訂版での楽しみ方について書いてみます。
WW1は沢登りしたことのない人、初めての人、過去に少ししたことがある人、初級レベルの沢を登っている人等を対象に書かれています。
全体にW1からW4までの難易度でさらに、-(さらに易しい)、+(さらに難しい)の微妙な難易度も追加されています。
最易難易度レベル1は、対象の体力と身体バランスの標準は丹沢の表尾根縦走程度の体力とバランス力としました。
 そのレベルの体力、バランス力がなくても行くことができますが、余裕を持って楽しむのであれば必要と言えます。
WW1の特徴
WW的に難易度をバランスよくコースを配分したために
沢に行ったことのない人とか初めて行く人のためのコースがやや少なくなっています
なので渓流靴を買っあとレベル1からレベル2をたくさん歩きたい人には数的にやや少ないかもしれません。
WW2ではW1からW2+までのコースが56コース中に29コース選んでいるので、選択肢が増えて楽しめます。またW1-レベルのコースが2本含まれています
(注意事項)
昨今の大雨やゲリラ豪雨で沢中では土砂崩れ等により倒木は巻き道の流失があちこちで起こっています。その際にガケや小滝の下降にロープが必要になる場合が出てきます。非常用として8mm×10mまたは8mm×20mの所持が必要です

W1お勧めのコース
(ブログ※ はブログ内に詳細説明あり)
●小坂志川中流 ブログ※ NO2 小坂志川中流 
全体に平な渓流で所々深い所があるが通過ルートは問題なく見つけられる。
●水無川中流 ブログ※ NO1 水無川中流
景色、構成ともWWらしいコース。大堰堤からモミソ岩まで行き、そこから林道に上がって終了するのが一番楽。ヒルは林道から川原に降りるとき、堰堤の巻き、モミソ岩から林道に上がる時にいるのでその後に身体チェックする。ヒルの対処法を確認して薬や塩などの準備をすれば楽しく歩ける
●玄倉川中流前半 ブログ※ NO4 玄倉川中流前半
玄倉バス停から林道を歩き①女郎小屋沢出合から大堰堤往復。林道に上がり、②青崩隧道横から川原に降りてモチコシ沢先までの往復。真夏だと水浴びが最高。特に後半②は景色も大変に良い。
注意として大雨が続くと上部の玄倉ダムが開放され玄倉川は幅いっぱいに川が流れ危険となるので入渓は危険となる
●早戸川中流(マイカー利用) ブログ※ NO5 早戸川中流
豊富な水量の川の渡渉が楽しい。景観も渓谷の白い岩もキレイでテンションが上がる。大きな岩が多く滑りやすいのでルートは良く探して進むのが安全。全体に左側から巻くことができる
●谷太郎川中流 ブログ※ NO33 谷太郎川中流
ここは初めて行くのに良いコースだが、4月中旬以降ヒルが大量(丹沢で一番生息している地域かも)に発生するので、4月上旬までがお勧め。
●唐沢川中流 ブログ※ NO36 唐沢川中流
以前はゲートもなく唐沢橋まで行けて、ヒルもほとんどいなかったのだが、ゲートとヒルのお陰でやや遠い場所となってしまった。

W2お勧めのコース
W1よりも条件的にやや難しくなるのでW1で歩いて身体バランスをアップすると楽
●大滝沢中流 ブログ※ 大滝沢中流WWの最新情報2017年
スケールの大きな渓谷と景観を眺められる。地獄棚は圧巻
途中に大堰堤のトラロープでの登り降りとか小滝の登り降りとか出てきますが、注意して歩けば問題なし。下流部のナメ滝は場所によってヌメっているのでその際は迂回する
●白谷沢(奥武蔵) ブログ※ NO8 白谷沢
棒ノ折山の登路の一コース。明確な滝にはクサリなどがあるので楽。普通に歩いても水を浴びる
●中川東谷 一ノ瀬川流域(マイカー利用)
出合からナメが断続的に続き、途中の巡視道で終了。樹林が美しい
●中瀬川 一ノ瀬川流域(マイカー利用) ブログ※ NO12 中瀬川
ナメが断続的に続くなだらかな沢。途中の巡視道で終了。樹林が美しい

W2+
レベルはW2よりやや上だが困難さ度合は、はあまりないのでお勧め
●夕狩沢
水が少ないので真夏は暑いかも。初夏などは樹林もキレイで滝も小さいので楽しめる
沢の終了後、兜山に登る途中の道が不明瞭なので読図が必須。上部の尾根の取っ付きが分かればその後は赤テープが続く。
●鬢櫛川左俣
勝沼ぶどう郷からタクシーで林道終点ゲートまで。林道歩きがやや長い。沢自体は大きな滝もなく樹林も濃い。最後のヤブは濃いが距離は短い。源次郎岳から嵯峨塩温泉に下る。日帰り温泉に入れる
つづく

沢での下降する際の登山用ロープについて
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WW1改訂版がようやく出来上がった
改訂版の為に1/3の現地調査をした。もっと多く調査したかったが時間の関係でこの数にとどまった。
 再調査で分かったことは最近の災害的天候でどの沢も大なり小なり被害を受けているということだ。
 温暖化の影響で毎年初夏から秋にかけての季節の変わり目や台風や大雪により、各地で数十年に一度と呼ばれる大災害が連続して起こっている。最近では豪雨による鬼怒川の氾濫と堤防決壊や北九州の大雨による川の氾濫と土砂崩れ、今年の関東での大雪などが最たるものだ。
 特徴的気象用語も頻繁に出てきている。ゲリラ豪雨、線状降水帯、寒冷渦、ラニーニャ、エルニーニョ、スーパーセル。
 こういった気象災害の影響は当然山々で相当な被害であり沢はその被害を一番影響を受けることになる。
 大雨の影響で倒木帯の出現、巻き道の流失、土砂崩れで沢が埋まる等は常態化してきていると言える

◎WWをするにあたり、大雨や大雪による沢の被害に対する対処について
下降用としてロープは必須用具
 WWコースでレベルW1では必要とする箇所はないと思うが
 WWのコースは基本的にロープを使わないで登れる所を選んでいる。また困難な滝などは巻くための踏み跡の確認もしている。
 しかし昨今の激しい雨(ゲリラ豪雨など)により毎年のように土砂崩れがあちこち起こっているため、沢での地形や状態変化が著しくなっている

沢での障害物や地形変化の対処について
●倒木帯
 山での豪雨は広い山の斜面を流れ、漏斗の口のように沢に一気に集まる。そのため倒木が流れ落ちたり、土砂崩れで多くの木が沢に倒れこんだりする。
 この場合は倒木の量にもよるが迂回して行くことになる。多量であればそのまま山腹を迂回し続けて沢に降りることになる。
 出だしから倒木が多量な場合は上部まで倒木が続く可能性が高いので、行動時間を考え、戻るか進むか早めに判断すること。
 特に植林された杉林は根が浅いので一挙に倒れていることがある。
 倒木でも自然木の細いものの通過は荷物や衣服に引っかかる。その際は折り畳み式の剪定ノコギリがあると通過が楽になることがある。
 ゴルシュなどに流木が多量に詰まっている場合は、乗り越えできなければ中止して同下降となる
●巻き道の流失の対処
 困難な滝にはケモノ等が通る踏み跡があるのだが、それが流失した場合通過不能となる。べつの踏み跡を探して高巻きしても良いがルートファインディングが必要となる。
 また登りの踏み跡があっても沢に降りる踏み跡が流失している場合もある
途中から沢に降りたり元の場所に戻るその際はロープが必要となってくる。
●土砂崩れ、巻き道の流失、倒木などで遡行を中止し下降する場合のロープの必要性
 WWの場合滝登りが困難な場合は巻き道で迂回する。その巻き道が流失していた場合は中止となり下降することになる。登りに関して言えばロープは必要ない。しかしなんらかの理由で中止して同下降する場合や山の斜面から沢に降りる場合がある。下降する時、急斜面や滝などがあった場合はクライムダウンが困難となる箇所も出てくる。その際はロープによるロープダウンや懸垂下降の必要となる。
登山道のない場所を歩く訳なので、登りはなんとかなっても下降ではロープの必要性は大だ

温暖化の影響による気象災害や大雨の激化は今後さらに多くなっていくことが予想される。
そのため、沢に入る場合は倒木や土砂崩れの対処は必須行動となってくる。登山用のロープは下降という行動での必要性が一段と高まってくるのでWWでのロープは必須用具といえる。

ロープについて
沢用のロープは8mm×10m~8mm×30mが一般的だ
今後何度もWWをするのであれば8mm×20mのロープが良い
登山用でも2000円前後のものは安全規格とかがない場合があるので、登山専門店で使い方をしっかり確認すること。店で確認できない場合はインターネットで使用方法を良く確認して使うこと。

基本的に下降用(登攀確保の場合は斜度の緩い滝の確保などで利用)として使うので登山専門店で売っている安全規格認証のものが安全だ
8mm×20mで重量は800gくらい 価格は6000円前後
aro001大雪による土砂崩れで土砂と倒木で埋まった沢
写真左から巻いた







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落葉樹の倒木
細い木や枝はしなるので身動きがとりにくい





折り畳みノコギリで切断する方法もあり
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枝や細い倒木を切るのに使っている折り畳み式ノコギリ
身動きがとれないような時は有効だ



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凄まじい倒木帯。この場合は今後の行動時間も考えるとよい。来たルートを下降の方が時間的に安全な場合もある



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来たルートが沢の場合は、崩れやすい箇所が多いので足場を慎重に確認しつつ下降する




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傾斜の緩い滝で、滑りそうな滝の場合はザイルダウンで降りるのもあり


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困難な滝で巻き道がない場合の下降では懸垂下降でないと降りられない場合がある。ザイルワークの懸垂下降は優先して習得したい


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8mm×20mロープ
別途購入した防水袋
万一の下降用具として用意したい

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