2017年の夏の豪雨とWWの今後の安全対策
今年の夏は沢の水量が多かった
今年は梅雨どきに夏みたいな陽気だったのに梅雨あけと同時に、梅雨みたいな雨状態になった。
東京は梅雨明けから22日間連続雨の史上タイ記録という夏とはいえない最悪な季節になってしまった。
後日梅雨明けが7月上旬に変更されたけど、とんでもなく雨と大雨と曇り空がほとんどな夏だったと言える
 今年は 天気における聞きなれない言葉 たとえば 線状降水帯とか記録的短時間大雨情報とか
さらに50年に一度の大雨とかいう言葉が 何度もテレビで流されて なんか最近すごいことになってきたと実感している
 実際問題、1時間に100mmとかいう物凄い大雨が最近では山北町であったり、練馬での大雨などは一瞬で道が川のようになったりと雨の危険をまのあたりにしている訳だ。
 なので今年は8月の沢は関東にゲリラ雷雨発令などと聞くと恐ろしくて出かける気にならないくらいだった。
 8月は雨が多くて希望するルートに出かけることができなくてルート変更を余儀なくされたりした
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8月の沢では
予想以上の
水量に何度も
高巻きを余儀
なくされた
(茨城の沢)





 このゲリラ雷雨とか記録的短時間大雨情報とか台風の大型化とかは、地球温暖化により赤道付近の海水温度が上がっているためさらに今後はこういった事が多くなるとのこと。
 いままでの夏のように時々降る夕立ちとか、風情ある状況ではなく生命にかかわる状況になっているとわきまえた方がよいということだ。
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最近の大雨は
半端ない。
数時間の雨で
しっかり固定し
た川原の木橋
もあっけなく流
されて通行も
不可になって
しまう



 今後の夏の沢歩きについても。それに伴って順応し臨機応変に行動しないと危険ということになる。
計画した沢の箇所の週間天気予報および当日朝の天気状況と予報の確認は必須だ
雷雨注意報が出ているならば、午前中に沢から出るか、最悪3時前には沢の安全圏に出るのが最良といえる。
8月の大雨で九州の大雨の状況をテレビのニュースで見たのだが、その中で大量の流木がおそよせていた。その中で驚いたのは、流木のほとんどが外皮が剥がされて白い丸裸の状態で残っていたことだ。これは尋常でない水流の激しさで木の外皮がすべて剥がれてしまうとのこと。
この光景は今まで見たことがなかっただけに、改めてその激しさに戦慄を覚えた。
山北町に1時間100mmの雨が降った数週間後、その地域の沢に入った。
沢の上部の滝付近に倒木が詰まった箇所に行きついたのだが、その詰まった倒木の塊には外皮がほとんど無くて、九州で見た流木と同じ状態だった。つまり九州の洪水時の激流と同程度の激流がここで流れていたと言える。
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外皮が剥がされて丸裸になった木々。水流の激しさを物語っている(9月の丹沢の沢にて)





 そんな激流に沢で出くわしたらこちらはひとたまりもないと言える。
そんな豪雨の予報を事前に察知して回避することが重要だ。
 また最近のゲリラ豪雨の雨量は想像を絶する訳で、いままでの雨量とは比べものにならないくらい山などに降る。その雨量の水が沢に流れ込むのだから激流となり山の斜面は土砂崩れとなる。その土砂崩れはいままでの雨では残っていた滝などの巻き道をそぎ落してしまう。
なので今まで簡単に沢歩きできた沢なども、ちょっとした滝の巻き道がなくなるため、それ以上上に進むのが困難になってしまう。
 特に顕著なのは山奥の簡単な沢だ。倒木と巻き道の消失で進むのが困難となり無理に進むと進退窮まって、動けなくなる可能性大だ
 そんな訳で
今後の沢歩きにおける安全帯策として
●沢に出かける当日の朝の天気予報で現地の予報の確認は必須
 雷雨の予報がある場合は豪雨の可能性大なので別の地域の沢の変更を考える
●撤退及び巻き道の消失などで沢に降りる際にロープ8mm×10m以上の持参は必須
●いくら簡単な沢でも、土砂崩れなどで地形が変わっていると判断したら無理せずに中止
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踏み跡が崩れて危険なので安全を考えてザイルダウンで通過する
WWと言えども最低8mm×10mロープは必須持参装備にしたい
(2016年秋の湯ノ沢にて)


 といった事が必須安全対策となってくると考えます