2010年03月

2010年03月31日

キャンドル・オン・ザ・ヒル

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こちらは新刊ではないのですが、しばらくタンテにはなくて、お問い合わせをいただきご用意した本です。
「キャンドル・オン・ザ・ヒル」シュタイナーが提唱し、イギリスなどヨーロッパ各地にひろがったキャンプヒルと呼ばれる、障害者共同体についてまとめた本です。シュタイナーが種を蒔いたいくつもの活動をまとめた本は多いのですが、キャンプヒルだけにしぼったのは少ないと思うのです。私が知らないだけかもしれませんが。
でもそんなことよりなにより 、序文を書き、全体をまとめた方が
サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストと知った時の驚きは忘れられません。えっ、なんで、あなたがここにいるの?とびっくりしゃっくりひっくりかえりました。このことは以前書いているので、その日記をリンクしようと思ったのですが、この日記仕分けが大雑把なもので、日付を忘れているともう捜し出せません、情けない。
そう、この方は「カラハリの失われた世界」や「影の獄にて」などを書いたイギリスの作家で、探検作家というのかフィクションライターというのか、とにかく中学生ころ大好きな人でした。
この序文でも、カラハリ砂漠に住むブッシュマンという失われゆく民族のお話が書かれています。
ご自身はシュタイナーの本は読んでいらっしゃらないと書いていて、でも知らないけれど頼まれたからちょちょっと調べて序文を書いたわけではないのです。シュタイナーやユングなどの新しい動きを同時代に生きて、感じ、学んで、交流していたことがよくわかります。
なにより彼は実践の人で、砂漠にぽつんとひとりで文明の利器にも頼らず入っていける人なのです。入り口まではレンジローバーに乗って行きましたけどね。

2010年03月30日

今日は満月

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ペカペカと光った写真でごめんなさい。ポストカードを撮るのがいつも下手で、それで掲載をひるんでしまうのです。
でも今日はルドルフ・シュタイナーの命日、そしてなんと満月!いや、重なっても関係はなかったですけれど、イースターの前の大事な満月と命日って関係ないにしてもありがたいかんじがいたしまして、スイス・ドルナッハのゲーテアヌムの中に鎮座いたします「人類の典型」のキリスト像のポストカードです。これに関しましては観光客気分で見ただけの私はなにもコメントできませんが、流れ流れて名古屋のかたすみでそのポストカードを157円也で売らせていただいているのも、不思議です。うっ、安いです。
シュトゥットガルトのシュタイナーハウス(名前がうろおぼえですが、とにかく講座や勉強会をするところです)を見学させていただいたことがあります。うろうろ見ていて、ホールの片隅にカレー皿ぐらいの大きさのきれいな青いガラスが立てかけてありました。あまりにきれいな青色で、吸い寄せられるようにみつめてしまいました。なんか割れたカケラのようで、それにしては大きくて、でも瑠璃色というのでしょうか深みのある美しい色でした。関係者の方にお尋ねできたので「これきれいですね!!」と質問と言うより、ものほしげな感想だったのですが、なんと第一ゲーテアヌムが火事で燃えてしまった時、そこのステンドガラスの一部が残り、それをもらい受けて飾ってあったのでした。飾ってはあったのですが、季節のテーブルにぽんと置いてあるような飾り方で、何の説明も置いてないので聞いてびっくりしました。
ある人が亡くなって、その人の残したものを次々とバトンタッチしている人たちが世界中にたくさんいらっしゃるのですね。そんなつながりを思う満月の夜。

2010年03月29日

今日はお休み

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今日は月曜日でお休みをいただいております。
少しは暖かくなるでしょうか?
このイースターエッグは、この冬チェコスロバキアに出かけた時のおみやげとして、子どもが買ってきてくれました。
一番寒い時期が一番安いといって友人と雪踏みしめつつまわってまいりました。1月の終わりだったでしょうか。ただでさえ寒い国なのに、今年はさらに寒く零下10度だ20度だとニュースで告げていて、こちらは随分心配しましたが、それは僻地の温度で街中はそれほどでもなく、零下5度くらいだったとのんきに答えておりました。
私からするといい時期で、イースターの準備が始まる頃だし、プラハならきっとショーウィンドウは卵だらけでは?とワクワクするのですが、あいにくうちのお嬢さんは「仕入れに行くんじゃないんだから買ってこない!」とつれない返事でした。
そしてこの2個の卵だけ渡されました。
木製の卵にトールペイントされております。民族衣装の刺繍のような絵柄ですね。白地に赤や桃や黄色や緑で縫い取りをしたドレスを連想するあでやかな柄で、筆さばきが達者です。
次は私が行かなくては、、、。
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tantewolle at 00:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)イースター 

2010年03月28日

桜が咲いた

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このあたりは桜の木が多く、それも立派な木の1本立ちがあちこちにあります。今日はこちらを通って、明日はこちらの道を、と思うほど楽しみな季節になりました。特にお弁当持って出かけなくとも、お酒などいただかなくとも、曇り空の下の開きかけや、ぼんやりした暗闇の中、月の光と街灯の両方に光って立つ姿を眺めるだけで充分です。
強い風に吹き飛ばされて、道に落ちる桜を拾うのも、恒例のひそかな楽しみです。人や車に踏み潰される前に、それも花びらと散ってしまう前に見つけるのは、かぎられるからこそうれしいです。
毎年、朱塗りのお椀や杯に入れていましたが、今年はガラスのアイスクリームカップにさしてみました。枝について咲いてるのが桜、とは思うのですが、まじまじとはなびらの薄い色をみるのも心が彩られていくようでうれしいのです。
今日は第四日曜日で営業中です。よろしければお出かけ下さい


tantewolle at 00:25|PermalinkComments(2)TrackBack(0)よもやま 

2010年03月27日

ソイキャンドル

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ここ数日とっても寒いです。名古屋だけでなく日本中寒いようですね。
この数年、暖かくて桜が早くつぼみをつけ入学式前に散ってしまうと心配すると、3月の終わりに寒い日が続いてなんとか入学式まで桜がもつというパターンが続いているような気がします。
それでも暖かさに緩んだ身体が、この冷え込みにノックアウトされて凍えています。ご用心、ご用心。
それでちょっと暖かな写真をと思って、新しく入荷したソイキャンドルを灯したものにしてみました。
アメリカ人の女性で日本在住の方が、ひとつひとつ工夫を重ねて手づくりされているキャンドルです。
蜜蝋が手に入りにくかったアメリカ人が、身近にあった大豆油からロウソクをつくることに思い至り、その手法を継いで作られているそうです。そして、お好みのハーブをブレンドして様々なオリジナルキャンドルとして完成したのがこのラインナップです。
花粉飛来の季節なので、ミントをベースにユーカリプタスを足したスーっとしてすっきりした香りのものとミントにローズマリーを加えてマイルドな香りにしたものと2種類。さらにマンゴーとオレンジという嫌いな方のいない、甘くてふわっといい香りの2種類。合計4種類の香りがあります。
画期的なのはこの写真のようなガラス瓶に入っていて蓋も付いているので、持ち運びに便利なだけでなく、火の始末も安心なことです。蓋をしたら酸素がなくて消えちゃいますからね。ロウソク消しが必要ないのは困っちゃうけれど。

2010年03月26日

芸術教室の作品展

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この土日には、名古屋シュタイナー土曜学校&芸術教室 作品展が開かれます。
近藤嘉宏氏主催の芸術教室(水彩&フォルメン)と、名古屋市やまさと保育園の場で開かれている土曜学校の作品がならびます。子ども達の成長をご覧下さい。土曜学校は授業見学がないので、作品展で体感いただけるといいかと思います。
芸術教室は小学1年生から、今年は中学生までかしら、(ちょっとあやふやでした、ごめんなさい)の作品がならびます。
我が家の娘たちも長くお世話になり、親は随分楽しませてもらいました。この芸術教室の作品展を見るといつも圧倒されていたのです。そりゃぁ、シュタイナー教育のにじみ絵が並ぶということでひいき目はずいぶんありますし、子どもの作品があれば親バカ丸出しで見ちゃいますけれど、毎回実感したことがあったのです。
それは子どもがどこにいるかが、よくわかるということでした。1年生から6年生、中学1年生くらいまでの絵がならぶのですが、たとえば子どもが3年生なら、1年2年とすぎて3年生にいる、そしてこれから4年5年と続くという、とってもあたりまえのことがとってもわかるのです。
最初は自分もどうしてそんなことを強く感じるのかしらん?と思ったんです。
我が家の子供達はは普通の公立校に行きましたので、小学校中学校の作品展も何回も見に行きました。いろいろな発表の場にも立ち会いましたが、その時々モチーフやテーマ、方法、内容が毎回違うしバラバラなので、1年と6年の差は確かにあるけれど、6年間の流れを感じつつそのどこにいるかは、正直わかりませんでした。
目新しいテーマ、違うモチーフであれば、目を引くけれど、かえって見えなくなることも多いのではないのかな。
以下の日程でおこなわれます。よろしければお出かけ下さい。
日 時 3月27日(土)28日(日)9:30〜16:45
場 所 名古屋市市政資料館
で、写真は全然関係なかったです。今お見せしたいものが多いのでお許しくださいませ
オストハイマーのニワトリ
です。


2010年03月25日

グルーヴ入荷しました。

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欠品中だったグルーヴ5本セットがやっと入荷しました。
鉛筆につけられたこのたくさんのくぼみが、指を添えるのに丁度よく、
書きやすいのです。さらには鉛筆の持ち方も正しくなります。
この5本セット以外にBの鉛筆色鉛筆の10本セットもあります。
書いてみると、ホント楽です。わたし筆圧がいまだに高くて、どんどん力が入ってしまうので、この鉛筆は書きやすかったです。HBはないの?とか、赤色鉛筆単品はないの?とかお尋ねいただきましたが、いまのところないんです。赤色鉛筆がご希望の方はどうぞ、この5本セットをお求めくださいませ。
そうそうそれにこのシャープニングマシーンもきましたよ、やっと!
鉛筆けずりって、今皆さん電動でウィーンでしょうか。このなつかしい形がまずいいでしょ、そしてリラ社の太い鉛筆はもちろん、普通サイズの鉛筆も削れるんです。プラスティック製ではありますが、長く使っていただける鉛筆削りです。

tantewolle at 00:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0)画材 

2010年03月24日

オストハイマーのウサギ



暖かさが続いた後の冷たい雨は、ひときわ身体に沁み込むようです。もちろん、この暖かくなる時のうつろいやすい気候は、毎年繰り返されるものですが、それでも今シーズンは最低と最高のふり幅が大きいように感じられます。別に人間の寒い暑いはいくらでも調節がききますからいいのですが、人間外のいきものたちにとって今年はいかがなものなのでしょうか?
野原でたたずむウサギを見つけるなんて体験は特殊になってます。
お母さんウサギの耳を立てて、周囲を感じている姿など、リアルだわと感心しますが、それを身近な姿と感じられる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
ウサギは敏感な動物ですから、周囲にアンテナを張り巡らしどんなささやかな音も聞き逃さない、お母さんの姿をちゃんと表現しいています。袋に入れて持ち運びたいくらい!です。BlogPaint

tantewolle at 00:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)イースター 

2010年03月23日

あらあら、、、

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お休みをいただきましたので、会員の方全員にメールを送るという、私にとっては大仕事をこなそうとしたわけです。1回成功しているので、今回は写真のリンクなど、前回できなかったことをがんばって仕上げ、それはテキストタイプではなくHTMLにして、という指示を守り、そのためのあれこれや、安全対策のコピーなどしてセット!やったぁと思っていたら、どうもお届けしたのはテキストになっていないようなのです。がっくり。ところがその後複雑骨折をいたしまして、まだ訂正文が送れておりません。たかだかシンプルな春のお便りが、ドタバタいたしまして恥ずかしい限りです。今日中に再伸いたしますので、おゆるしください。ごめんなさいね。会員の方全員に一斉送信をするためにモタモタしちゃいました、あらあらです。
そんな心を、ひといき落ち着かせようと思ってアップした写真。園芸のプロの方にほめていただいたので、うれしくて載せました。
コーヒーカップの中に詰め込んだ多肉植物のあれこれ、元気モリモリです。真ん中のが月兎耳。名前のように産毛に囲まれたウサギの耳に見えなくもないでしょう。ふわっとした外見のわりに、みっしりしっかりしております。みんな外見によらず強いんです。ちょっとやそっとではへこたれません。どんな小さなところでも着地点をみつけてサバイバルゲームに勝ち残ります、それも全員!見習っていかなくては。

tantewolle at 00:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)タンテ 

2010年03月22日

イースターのオーナメント

昨日は肌寒く、風の強い日曜日でした。
風の合間に、ウグイスの声が何度も聞こえてきて、しあわせな心持となりました。もう随分上手です。
それでも蝶々の姿はまだみかけません。タンテのテラスは3階なのに、春爛漫の季節となりますと、その姿をあらわして楽しませてくれます。
どうやってのぼってきたのか、いつも不思議に思うのですが、今年はきてくれるかどうか。モンシロチョウ、モンキチョウ、クロアゲハ。芳名録をつけておきたいくらいです。
このイースターのオーナメントは、ニワトリ、ウサギ、チョウチョ、の3つのセット。IMG_3443

店内に柳の大振りな枝を飾っているのですが、そこにこのデコレーションも吊るしております。ローズウインドウのお花や他のデコレーションもつけて楽しんでいるのですが、なぜか時々柳のご質問をいただくのです、飾ってあるデコレーションじゃなくって、、。
枝振りがあまりに立派で、この写真のように青々とした葉が茂って、さしてある花瓶の中をのぞきますと、なんと根もいっぱい出ております。というのもこの季節柳の枝はあまりいいのが店頭にでないので、お正月用に花屋さんに売られていたのを買い求めてほぼ3ヶ月大事に水をかえて育てておりました。柳は根がでやすいのですけれどね。
しなやかで柔らかなカーブを描く柳は、春の息吹にみちています。

tantewolle at 00:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)イースター