日本と比べるとフランスには季節を感じさせる野菜はあまりないが、春〜初夏の食べ物と言えばホワイトアスパラガス。
4〜5月が食べ頃で、6月の声と共にそろそろ終わりの時期を迎える。

4月に帰国すると旬のホワイトアスパラを楽しむ機会が減ってしまうので、こちらに戻ってからはホワイトアスパラ三昧の日々。
太いホワイトアスパラはオーブン焼きにすることが多いが、友人のFBで見た『ホワイトアスパラ+トリュフ風味のスクランブルエッグ+生ハム』の組み合わせに惹かれて試してみたら、予想以上に美味しかったので何度もリピート。
asperges oeuf brouille2
お米を炊くと焦げ付くので蒸し野菜専用器と化したフランス製の炊飯器でホワイトアスパラを5〜6分蒸して皿に盛り付けておくと、予熱で丁度良い蒸し加減になる。
フライパンにトリュフオイルを熱し、生クリーム、パルメザンチーズを混ぜ、塩胡椒で味を調えた卵で緩めのスクランブルエッグを作ってアスパラの上に乗せ、最後に生ハムのお布団をかけて出来上がり。
ほんのり香るトリュフが食欲増進剤。

そして現在狸家の定番のお菓子となっているのが、fleur de selさんが紹介されていた『メイベルのガレット』。
biscuit aux fruits secs1
お菓子作りに関しては腰が重いタヌ子だが、このガレットはなくなったらまたすぐに作る。
砂糖とバターの量を考えると、頻繁に作ってはいけない気もするが、バターをたっぷり使うからこそ美味しいのだろう。
遊びに来た友人に出したらすぐにレシピを要求された。
biscuit aux fruits secs2
タヌ子が使用しているドライフルーツは小さめのレーズン、クコの実、イチジク、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ。
ドライフルーツが大きいと、焼き上がってから切る際にボロボロになってしまうので、小さめに切ってから入れた方が仕上がりが綺麗になる(写真のガレットはちょっと大き目のレーズンが入っているので、切った際にちょっと崩れてしまった)。

定番と言えば、今回の帰国時に買って来た水素水スティックが意外なところで効果を発揮。
l'eau hydrogene
今まで浄水器(ブリタ)を通した水道水は余程喉が渇いてない限り飲まず、外の雨水ばかり飲んでいたLUKAが、浄水ポットの中に水素スティックを入れるようになってから水を沢山飲むようになった。
ブリタだけでは除去できなかった石灰分も減少するらしく、お湯を沸かしても鍋が白くならない。
石灰分が減少すればコーヒーメーカーの石灰除去の手間も省ける。
人間は『水素スティック使ってるから…』と水がまろやかになった気になるが、そういう事情は全く分からない犬が喜んで水を飲むようになったのだがら、実際味にも明らかな変化があるのだろう(この水素スティックは軟水の日本より、硬水のフランスの方が違いが出るような気もする)。
発生水素濃度は高くないので健康への貢献度がどの程度なのかは分からないが、LUKAの『魔法の水』はこれからも作り続けてやろう思う。

水素水がLUKAの魔法の水なら、植物の魔法の水は。『HB-101』。
タヌ子の留守中ポン吉に酷い仕打ちを受け、瀕死の状態だった植物たちが見事復活。
帰国前は若葉が沢山ついていた山椒とフィンガーライムはすっかり葉が落ちて枯れ木状態になっていたのだが、現在山椒は青々とした葉が茂り、フィンガーライムも新芽が出て来た。
luka20mois
HB-101はペット用もあるらしいが、健康優良児のLUKAには今のところ水素水だけで十分かな。

植物関連でもう一件。
昨日野菜の病気予防にスギナ液を作ったのだが、スギナは人間の健康維持にも効果があるらしい。
考えてみればスギナは土筆が成長したものなのだから体に良いのも当然。
5月までに採取したものは食用にもできるらしいので、来年はスギナ料理にもチャレンジしてみたい。

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