ポン吉の施術中、お犬様の午前中の散歩のお供を仰せつかったタヌ子。
療養所の裏の丘陵地帯と近くを流れるテック川沿いの遊歩道を交互に繰り返すことにしたのだが、丘陵散歩初日、道端にあるオレンジ色の物が目に飛び込んできた。
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ノルマンディでは見たことがなかったのですぐにはピンと来なかったが、暫く眺めているうちに『もしかしてこれが主夫太郎さんが絶賛するタマゴダケ?』と思い、スマホで激写。
キノコはその正体が分かるまで触らないことにしているので、キャンプ場に戻ってからネットであれこれ調べ、ほぼ確信したので、いそいそと現場に戻ったら既に姿を消していた(号泣)

その後逃したタマゴダケが頭から離れず、テック川沿い散歩は4日に1度ぐらいの頻度に下げ、徹底的に丘陵散歩を続けた。
キノコはふんだんに生えているし、
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なんだか怪しい黄緑キノコや
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赤いネット状のキノコや、
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フラメンコダンサーのフリルスカートみたいなキノコには出会えても、タマゴダケらしいものを見かけたのはこの日が最初で最後。

それからLUKAの散歩はキノコ探しのついでという形になってしまったのだが、それが伝わったのか、どうも丘陵散歩は気乗りがしないらしく、グズグズ、ダラダラで、なるべく広範囲を歩きまわりたいタヌ子はイライラ。

数日後スイスシェパードを散歩中の近所の男性に出会ったので、少し一緒に散歩させていただき、タマゴダケの話をしたところ、タヌ子が発見したタマゴダケを横取りしたのはその男性だったことが判明。
『タマゴダケは年々採れなくなって、この辺りでもかなり珍しいキノコになってしまった。実に惜しいことをしたねぇ。』と深く同情してくれた。
考えてみたらスマホで激写したのだから、その場で情報を調べれば良かっただけなのに、スマホ世代じゃないからすぐには思いつかなかった(激悔)
一生に一度のチャンスだったかもしれないのに・・・
こうなったら何が何でも一度はタマゴダケを食べてみたい。
来年はポン吉の療養をもう少し早い時期にして、この辺りの公共の森で徹底的にキノコ狩りをしようと計画中だが、公共の森はちょっと標高が高いのでタマゴダケはいるだろうか?

その後暫く落ち込んでいたタヌ子だが、美味しいものを食べれば気分も明るくなる。

ル・ブルに大雨警報が出ていたある日曜日、車で1時間ぐらいの所に住む友人から『こっちは天気が良さそうだから遊びにくれば?』というお誘いを受け、大雨を逃れてお隣の県に出張し、友人宅の近くのレストラン、LA MAISONでランチ。
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がっしりした石造りの1階はレストランで上階はCHAMBRE D'HOTE(日本だと民宿にあたるのだろうか)で、宿泊もできる。
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すっきりした内装。
到着した時はお客さんもまばらだったが、その後満席になったので予約しておいて正解だった。
その季節にあった食材で、メニューは毎日変わる。

アミューズのブダン・ノワール(血入りソーセージ)のコロッケ風。
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これが凄く美味くてお代わりしたいぐらい。

全員メインは魚を選んだので、ワインは地元の白。
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フルーティだがさっぱりしていてどんな料理にも合う。
フルボトル17€はパリではあり得ない値段。

狸夫妻の前菜はフォアグラのソテー、ポーチドエッグ添え。
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クリーミーなソースがかかっていたので、フォアグラにクリームは合わないだろう…と思ったら、菊芋のピュレでさっぱりしてて美味しい。

友人夫の前菜はカタルーニャ風エスカルゴ。
上に乗っているのはハモン・セラーノ。
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どこがカタルーニャ風かと言うと、チョリソー、トマト、パプリカ、ニンニク入りで、ハーブたっぷり。

友人妻はMAIGRE(メーグル)というニベ科のお魚のマリネサラダ。
オレンジ、海藻入り、タイ風ドレッシング。
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野菜たっぷりで盛り付けが綺麗。
MAIGREとはフランス語でやせっぽちと言う意味だが、魚自体は決してやせっぽちではない。

メインは4人とも鱸のソテー。
シェフはアイルランド出身なのでお魚料理は得意中の得意。
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鱸と白インゲン豆も意外な組み合わせだが、これも相性ピッタリ。
軽く燻製された茄子が絶品。

デザートは友人夫妻がチョコレート三昧。
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ムースとアイスクリームとガナッシュ。

狸夫妻は柑橘三昧。
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レモンムースとライムのシャーベット、あと柚子の何かがあったはずなのだが、残念ながら柚子の香りは殆どしなかった。
パリッとした薄いメレンゲが口の中でフンワリ溶ける。

このレストランは主食材と副菜の意外な組み合わせが魅力。
日本人にも丁度良い量で、デザートまで飽きることなく美味しく頂くことができた。

こんな美味しいレストランが徒歩圏内にあるのは羨ましい限り。

次回友人宅を訪れる時はまたここでゆっくり食事を楽しみたい。


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