「強い心」を育てるために
 「プラザ岡山」9月号に載せていただいたコラム、「『強い心』を育てるために」です。
 ますます複雑多様になっていく世の中を、子どもたちには伸び伸びと自分らしく生き切ってほしいと思い、書きました。もちろん、生きているといろんなことに遭遇し、楽しいばかりではありません。でも、その都度しなやかに乗り切り、自分をアップデートしながら、人生の充実感を味わってほしいです。 

 「心」は「関係」によって育ちます。「あなたの気持ち分かるよ」「あなたのこと大切に思うよ」という情愛たっぷりのおしゃべりが、何より子どもの心を強くします。人間は機械ではないので、情を伴わない言葉では豊かに育ちません。(昨年2月のブログ「感情の分化と言葉の発達」も見てください)
 おしゃべりだけでなく、スキンシップや遊びなどもとても大切です。

 「心」がどのように発達するかについては、TAOで行っているセミナー「対象関係論と精神病理」も参考になると思うので、よかったらいらしてください。乳児期からの発達心理学です。

 自分はそんな風に大切に育ててもらえなかった、だから未だにこんなに心が弱くて生きづらい、と苦しんでいる方もいらっしゃるでしょう。でも、きっと取り戻しはできます。やはり「関係」によって。カウンセリングはお役に立てると思います。一人で頑張りすぎないでくださいね。

                            心理面接室TAO 藤坂圭子
                            HP:http://tao-okayama.com

  

 9月の開室・閉室についてお知らせします。
 申し訳ありませんが、新学期に入ると午後はスクールカウンセリング等で外に出ますので、午後がお取りしにくいです。お問い合わせください。
 また、以下の日時は変則的になりますのでご注意ください。
 
   9/8(土) 12:00~✕
   9/17(月・祝日) 〇(9:00~16:00 最終は15:00~)
   9/24(月・祝日) ✕
   9/29
(土) 
    
 
 厳しい残暑が続いています。夏バテしないようにどうぞご自愛ください。
 が、涼風が感じられる日もあります。心もリセットしていい季節を迎えたいものですね。
 初めての方も、どうぞ勇気を出して一度おいでください。

                             心理面接室TAO 藤坂圭子
                             HP:http://tao-okayama.com

 ふたたび、ねこ話です。子ねこ2匹が我が家に来て2ヶ月、お互いにたいぶ馴染んできました。

 「ねこ」の語源は「寝子」だという説がありますが、本当によく寝ます。すっかり安心しきったのか、アラレもない格好で眠りこける姿は何とも和みます。ミャ~ミャ~叫びながら膝の上に乗ってきたり、夜中に喉をゴロゴロ鳴らして擦り寄ってきたりされると、可愛くてメロメロになります。
 でも、2匹でじゃれ合っているときは、飼い主は完全なる蚊帳の外。何をしようと見向きもしてくれません。おかげでその間は家事がはかどりますが。 
 ねこの気の向く時でないと、飼い主はかまってもらえません。やっぱりねこは気ままです。

 でも、ねこにしてみると、ごはんの時間がまちまちだったり、どうしても入れてもらえないドアがあったり、遊んでいたお気に入りをいきなり取り上げられたり、いつまでたっても帰って来ないときがあるし、勝手に客を連れてきて見世物にされるし、今寝てるっつーのに腹を撫でられたり…。人間の方がよっぽど気ままで自分勝手かもしれません。

 ねこたちはヒマなとき(?)、飼い主のすることをただジーっと見ています。照れるくらいです。私はねこに代わって、「人間って大変よねー。バカよねー。何をそんなにゴチャゴチャバタバタやってんの」と呟いてしまいます。夏目漱石が「吾輩は猫である」を書いた心境が想像できます。
 
 お互いに分かり合えもしないし思い通りにもならない存在なのに、不思議と共存している楽しさを味わっています。
 ゲシュタルト療法の創始者、F.S.パールズの「ゲシュタルトの祈り」を思い出します。

 私は私のために生きる。
 あなたはあなたのために生きる。
 私はあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。
 そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。
 私は私。
 あなたはあなた。
 でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
 たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

 人間同士の関係も、こんなふうにお互いを尊重しながら、自由で風通しがいい感じでありたいなと思います。
 でも、それが難しいこともあります。そんなときは、相手に求める気持ちに素直になりたいですね。心が満たされてこそ、「私は私。あなたはあなた」になれると思います。自由気ままなねこだって、ゴロニャ~ンと甘えますから。


                           心理面接室TAO 藤坂圭子
                           HP:http://tao-okayama/com


 

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