去る11月12日、第3回岡山マラソンが盛大に行われました。約15000人のランナーが晩秋の岡山路を駆け抜けました。TAOの近くのさくら道もコースです。今年も応援しました。

 午前中は溜まっていた家の仕事をゴソゴソやりながら、トップの方のゴールをTVで拝見して拍手! お昼過ぎから、応援に出掛けました。
 土手に上がったその瞬間から、感動で息が詰まりそうになりました。このあたりはだいたい38キロ地点です。次から次へと湧くようにランナーがやって来られますが、もう走っているというより、ただ進んでいるという感じ。歩いていらっしゃる方もたくさん。足を引きずっていたり、腰を押さえていたり、立ち止まってストレッチをして、エイッと立ち上がってまた歩いて行かれたり。
 
 少しずつ晴れ間が戻り、旭川はキラキラ光り、鮮やかな桜紅葉の向こうに、岡山城が凛と聳えています。でも、みなさん目もくれず、ひたすらキッと前を見て進んでいかれます。
 「頑張ってー!」と声を掛けようにも、何だかグッときて大きな声になりません。それでも、「応援ありがとー!」と応えてくださったり、ずーっとハイタッチで駆けていかれる方もいらっしゃいました。

 桃太郎や、サンタクロースや、さまざまな着ぐるみの方も、それでここまで何時間も走っておられるとは! Tシャツに会社のPRやいろんなメッセージを込めて走られる方も。今年の岡山マラソンのTシャツは背中に雉の羽をあしらったきれいな緑色でした。あえて昨年、一昨年のものを着ていらっしゃる方、また他の地方マラソンの名残の衣装を引っ提げての姿には、ランナーの誇りが滲み出ます。
 伴走者に伴われての視覚障害の方も、人にもまれることなく堂々と。
 有森裕子さんは、5時間のペースランナーたちの少し後にやって来られました。「もう少しですよー!」と周囲を励ましておられました。
 有森さんより先の小島よしおさんを目にすることはできなかったのですが、媚びることなく爽やかに走っていかれたと聞きました。去年は、何も関係ねえ!みたいに苦しそうだったのに、すごい!

 14時を過ぎると、ランナーがだんだんまばらになってきました。ここは、1キロ先の関門を14:24までに通過しないといけないという地点です。沿道全体が声を振り絞って応援しますが、もうどうやっても走ることはできないというご様子でした。最後の方の後ろを、ゆっくりと収容車が追っていました。切ない幕切れです。来年は是非とも完走を!

 いいなあ、私も走りたいなあ…。
 でも私、今までの無理がたたってけっこう体を痛めていて、毎朝のラジオ体操とウオーキングは続けているものの、走るとなると数百メートルが限度。こんなんでいざという時に生き延びられるのかしら、と思うくらいです。
 心への取り組みは何歳からでも可能だと言われますが、体はどうなんでしょう? でも、シニアになってから走り始めたという話も聞きますね。
 胸に大きく「走れば変わる」と掲げて走った政治家の方もいらっしゃいました。 
 まずは、5.6キロのファンランから? いやいや、漠然とした夢です…。

                            心理面接室TAO 藤坂圭子
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