2019年08月

 9月の開室・閉室についてお知らせします。 
 夏休みが終わり、平日の午後はスクールカウンセリング等で外に出ますので、午後がお取りしにくいです。
 月・木・金の18時からは可能です。お問い合わせください。
 土曜日はご希望が多いので、お早めにお申し込みください。 
 まだまだ残暑が続きます。みなさま、どうぞ心身ともにご自愛ください。
 
   9/7(土)     12:00~ ✕  (最終は11:00~)
   9/16(月・祝日)  9:00~13:00 〇 (最終は12:00~)   
   9/23(月・祝日)  9:00~13:00 〇 (最終は12:00~)
   9/28(土)           ✕
   

                            心理面接室TAO 藤坂圭子
                               HP:http://tao-okayama.com

投影

 「プラザ岡山」8月号に、「投影」について載せていただきました。
 ほとんど無意識のうちに起こっている、「私色のメガネ」です。その人の心模様によって、人も物も、その人独自の「色」を帯びて見えてしまいます。人それぞれ見方が違うから面白いとも言えますが、あまりにも的外れな見方をしてしまうと、その人も、そう見られた人も、苦労をしょい込むことになります。

 他者のことを自分の思い込みによって、そのような人に仕立て上げて振り回してしまうこともあります。
 「この人はきっと弱い人に違いないから、私が助けてあげないといけない」とか、「この人は私をいつも陥れようと企んでいる。先回りして手を打たなければ」とか、「この人は私にとっては理想の人。間違いがあるはずがない」とか。こうなると、「投影」を通り越して、「投影同一視」が起こっていると言えます。訳の分からないところで、人間関係がグチャグチャになってしまいます。
 「人は人、自分は自分」ときれいな切り分けができて、そのままの他者を尊重できると、世の中は丸く収まるのですが…。人の心がちゃんと育つのは、結構大変なことです。

 なぜ、「投影」や「投影同一視」が起きるのか、人の心はどんな風にして育っていくのかについては、TAOのセミナーでやっている「対象関係論」などの理論が、とても参考になります。よろしければどうぞ。

 今回の記事は、2年ほど前のブログをちょっとコンパクトにしたものです。ブログでは、私のエピソードもちょっと紹介しているので、こちらもよかったらまた読んでくださいね。

 自分を大事にできたら、人のことも大事にできます。自分のことを大事にできない人は、まず人に大事にしてもらうといいです。「甘える」のも「生きる力」です。

                           心理面接室TAO 藤坂圭子
                           HP:http://tao-okayama.com

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