GW最後の日曜日、我が家の山茶花を植え替えていただきました。
 もう10年以上の鉢植えなのですが、日当たりのせいか、いつも咲き始めるのが1ヶ月ほど遅く、花付きもあまりよくありません。夏になると葉っぱが黒くなる病気にかかり、一枚一枚拭いてやらなければなりません。
 半年ほど前からいよいよ、水をやってもすぐ泥水を漏らすような状態になりました。新芽は出ているので枯れてはいないものの、どうにかしなければと思いつつ、どうしていいか分からなくて、そのままにしていたのでした。

 フルート仲間の花屋のおじさんにお願いしました。株ごと鉢から取り出して、下に新しい土を入れてやろうということになりました。
 30分ほどでできるのかなと思いきや、鉢中に根が回っているらしく、まず鉢の縁にスコップを入れ、土をほぐして株を取り出すだけで、優に30分以上。「株を壊しちゃいかん」と重い陶器の鉢を何度も抱えて回しながら、丁寧に取り出してくださいました。
 
 そして出てきたのは、土というより粘土の塊。その中にグルグル巻きになった根が詰まっていました。これでは、水を吸えないはずです。
 今度はまた丁寧にスコップを入れて粘土をほぐし、伸びすぎた根にハサミを入れていきます。だんだんと根が自由になっていくのを見ていているうちに、私は本当に胸がすくような気分になりました。あー、山茶花が喜んでるー!

 うかがうと、そもそも元の土がよくなかったということ。それに何と、売られる時に根を縛っていたビニール紐がそのままだったのです。最初の業者さんの手抜きです。10年もの間、本当に可哀そうなことをしました。よく生きててくれたこと。
 そのビニール紐も、もつれた糸を解くようにして引き抜き、新しいいい土を入れ、空気を抜いて水をたっぷり吸わせてくださいました。その間、何度も重い鉢を上げ下げしているので、どんなに腰に負担が掛かったろうと思いますが、花屋さんはずっと慈しむように作業をしてくださいました。

 あれからますます新芽が吹いて、古い葉っぱはほとんど落ちて、今年は全身瑞々しいです。置き場所も朝日が当たるところに変えました。根に負担を掛けているから次は花が少ないかもと言われましたが、この冬が楽しみです。

 花屋さんのお尻が当たって割れてしまったラベンダーの鉢も、余っていた大きめの鉢に、同じように丁寧に植え替えてくださいました。ほとんど花が終わっていたのに、また小さい花がポロポロ咲き始めました。
 他に枝ぶりの悪い木もあって、思い切って剪定した方がいいのかしらと尋ねたところ、植物は光合成によって養分を作るので、格好は悪くても葉っぱは多い方がいいんだ、とのこと。なるほど。

 粘土があちこちに飛び散って、あとのお掃除が大変でしたが、GWのいい締めくくりとなりました。
 私もいい仕事がしたいなあ、とつくづく思いました。

                          心理面接室TAO 藤坂圭子
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