「強い心」を育てるために
 「プラザ岡山」9月号に載せていただいたコラム、「『強い心』を育てるために」です。
 ますます複雑多様になっていく世の中を、子どもたちには伸び伸びと自分らしく生き切ってほしいと思い、書きました。もちろん、生きているといろんなことに遭遇し、楽しいばかりではありません。でも、その都度しなやかに乗り切り、自分をアップデートしながら、人生の充実感を味わってほしいです。 

 「心」は「関係」によって育ちます。「あなたの気持ち分かるよ」「あなたのこと大切に思うよ」という情愛たっぷりのおしゃべりが、何より子どもの心を強くします。人間は機械ではないので、情を伴わない言葉では豊かに育ちません。(昨年2月のブログ「感情の分化と言葉の発達」も見てください)
 おしゃべりだけでなく、スキンシップや遊びなどもとても大切です。

 「心」がどのように発達するかについては、TAOで行っているセミナー「対象関係論と精神病理」も参考になると思うので、よかったらいらしてください。乳児期からの発達心理学です。

 自分はそんな風に大切に育ててもらえなかった、だから未だにこんなに心が弱くて生きづらい、と苦しんでいる方もいらっしゃるでしょう。でも、きっと取り戻しはできます。やはり「関係」によって。カウンセリングはお役に立てると思います。一人で頑張りすぎないでくださいね。

                            心理面接室TAO 藤坂圭子
                            HP:http://tao-okayama.com