去る11月2日、「心理面接室TAO~『私』の人生を生きる~」は、おかげさまで3周年を迎えることができました。
 たった一人でやっている小さなカウンセリングルームですが、日々いろんな人々においでいただき、大切にしていただいているなあとしみじみ感じます。みなさま、本当にありがとうございます。 

 開室から3年経って、お聴きするお悩みも多様になってきました。
 ・漠然とした不安や自己嫌悪を拭えず、生きづらい
 ・対人関係が苦手で人の中に入れない
 ・親子関係・家族関係のしがらみの中で悶えている 
 ・過去のトラウマが疼く
 ・うつ・解離性障害・強迫性障害、パニック障害・依存症などの精神症状
 ・子育ての悩み
 ・不登校・引きこもりや発達障害、支えるご家族の苦しみ
 ・自死遺族の方の苦しみ
 ・職場での不適応や転職のご相談
 ・夫婦関係の見直し
 ・人生これでいいのかをじっくり見つめたい 
 ・相談に携わる方のスーパーヴィジョン      ・・・etc.
 年齢は10代から60代まで。個人でいらっしゃる方がほとんどですが、親子やご夫婦で来談されるケースもあります。

 TAO開室前も学校等でたくさんのお話をうかがってきましたが、開業カウンセリングではさらに腰を据えて、深く細やかにその方の人生にお付き合いすることができます。私も学ばせていただくことや考えさせられることが増えました。 

 生きづらさはほとんどの場合、育った環境ー親子関係に影響されていて、根底には「愛着障害」があるようです。家の中に温かい情緒が通わないと「心」は育ちにくいです。ちぐはぐなコミュニケーション、一方的な価値観の押し付け、虐待的な言動が蔓延する家の中で、怯えを抱えたままどう生きていいか分からなくなっている方が、何と多いこと。外からはごく普通に見える家庭の中で、実は頻繁に起こっていることです。

 しかし、誰かが悪者というのではありません。日本はもともと「個」を尊重する文化風土ではないので、真の「思いやり」はなかなか定着しないのでしょう(「おもてなし」はできますが)。家族も社会もこんなもの、と育った世代には、「空気」を読むことが一番で、集団主義や根性論がもてはやされたのも分かります。
 でも今は、そうして「空気」を読んで人に合わせて生きていても、守ってくれる「ムラ」があるわけではないので、多くの人が生きる指針を見失ったまま放り出されているように思えます。

 そんな苦しさにも真正面から向き合おうと、TAOに通って来てくださる方々には本当に頭が下がります。やはり、「空気」や「世間」の呪縛からの開放、「世代間連鎖」からの脱却がテーマになることは多いです。また、自分自身への赦し、「わがままー我が儘」になること、好意を受け取ること、時間やお金を豊かに使うこと、などなど。
 泣き笑いをともにしながら、クライエントさんが苦しみの背景を紐解き、自分ならではの生き方を見つけて楽になっていかれるのは、私にとってもこの上ない幸せです。

 ありがたいことに忙しくなって、なかなかブログの更新ができず、今回は1ヶ月以上も空いてしまいました。でも、またTAOでの気づきを頑張って発信していきたいと思います(しょうもない話もありますが…)。この不安定・不確実な時代での幸せの築き方、「『私』の人生を生きる」ことを、ご一緒に地道に探っていきましょう。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 

                          心理面接室TAO 藤坂圭子
                          HP:http://tao-okayama.com