みなさんは、毎年年賀状は出されますか? もう投函されましたか?

 年賀状って、毎年本当に気が重い。11月ごろからチラチラ気にかかり始め、12月になると、大きな宿題を抱えたような気分で過ごさなくてはならず、「世の中にたえて年賀状のなかりせば…」と嘆きたくもなります。なのに一向に手を付ける余裕もなく、クリスマスも過ぎたころ、エイヤっ!とやっつけ仕事になります。今年も年賀状を買ったのが25日、投函したのが27日。それ以前からちょっと準備をしていたとは言え、なかなかの早業で、我ながらあっぱれ!

 ここ何年か、何十年も年賀状だけでつながっていた人たちとの、うれしい再会がありました。
 
 泊付き東京出張の飛行機で、偶然にも行きも帰りも隣り合わせた女性がいました。思わず「昨日もお隣でしたよね」と声を掛けると、何と「藤坂さんですよね」! 国文の学生時代の友人でした。相変わらずあまりにも美し過ぎて、私は気づかなかったのです。
 お互いが毎年の年賀状に書き添えてきた、たった1行ほどのコメントが、時をつないでいました。思い出話や近況報告に花が咲きました。故人となった友人たちのことも一緒に忍びました。

 カラーセラピストになっている友人とは、彼女の結婚式以来の再開でした。大学1年の時に、一緒に奈良の山辺の道や飛鳥を訪ねた思い出があります。でも、なぜかセラピーの世界に入り込んだ二人。背景にはやはり、家族や自身のことについていろいろ思うことがありました。思春期の甘酸っぱい日々から、一年取ってこんな風な落ち着き具合になるとは、あの頃は全く想像できなかったことです。

 学生時代に一番尊敬していた恩師からは、ここ10年以上もお返事がなかったのですが、今春、御退官の挨拶状をいただき、東京でまたお会いすることができました。お忙しくて年賀状をお止めになっていたということですが、私が毎年しつこくお送りしていたかいがありました。私の今の仕事にとても関心を持ってくださって、文学談義はもちろん、心の世界のことや音楽体験についてたくさんお話をしました。心が洗われるような時間でした。

 教え子たちからの年賀状もうれしいものです。学校の相談室でかかわった、当時不登校やいろんなしんどい思いを抱えていた子たちからが多いです。子と言っても、もう30歳40歳代で、結婚して仕事も持って、毎年迷いながらも歩みを進めている様子が伝わってきて、とても勇気づけられます。

 たかが年賀状、されど年賀状です。
 旧習にこだわる必要もないと、SNSで新年の挨拶を交わす人もいます。「来年から失礼します」といった「終活年賀状」も多く届くようになりました。でも、ひょんなことで再開できたとき、年賀状は空白の時間を埋めてくれます。年を重ねてくると、こんな風なつながりもいいものだと思うようになりました。
 凝ったものは作れませんが、今のところ、できるだけ年賀状は続けようと思っています。

 2018年、平成最後の年もあと2日となりました。
 5月のブログで書いた、植え替えていただいた山茶花は、今年は見事に大輪の花をたくさん咲かせています。
 6月に迎えた子ねこ、チーズとルルはすくすく育っています。人間の成長と同じく、日々何かしらやらかしてくれます。来年の年賀状には一言、「ねこと暮らすのがこんなに楽しいなんてビックリ! 人生思いがけないことが起こるものです」。
 11月、この子たちに弟妹が5匹生まれたそうです。飼い主さんが里親を募集中です。ご関心のある方は、こちらにアクセスを。 http://ameblo.jp/oka-koneko/
 人生が豊かになること、請け合いです!

 大寒波の中、今年も暮れようとしています。みなさま、お体に気を付けて良いお年をお迎えください。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

                           心理面接室TAO 藤坂圭子
                           HP:http://tao-okayama.com