しんどい時は息を吐こう!
 「プラザ岡山」8月号に、上の記事を載せていただきました。
 みなさまの心身の健康のために、少しでもお役に立てば幸いです。

 たかが「呼吸」、されど「呼吸」。一番手軽で、しかもタダでできる健康法です。TVや書籍でいろんなやり方が紹介されています。
 とは言っても、しんどくて余裕がない時は、呼吸法を知っていても、たった1分でも、なかなか実践できないものです。なので、本当にごくごく簡単な、ただ「息を吐く」、ということを紹介させていただきました。
 お腹に手を当てて、息を吐くだけです。
 お腹に手を当てることは必ずしも必要ではないのですが、その方が吐き出す体感が得られやすいし、自分を大切にしている感覚になれると思います。
 「吸う」より「吐く」。モヤモヤは体の外に出してしまいましょう。そう思うと、「ため息」だって、結構愛しいものです。

 応用として、「10秒呼吸」を取り入れてもいいでしょう。頭の中で数を数えながら行います。
 まず吐き切って、「1・2・3」で「吸う」、「4」で止める、「5・6・7・8・9・10」で「吐く」。
 数を数えることで、より集中できます。「10秒」とらわれず、自分のペースで。慣れてくると、1呼吸が10秒よりうんと長くなります。

 姿勢は、できるだけ体に負担がかからない、リラックスできる体勢で行いましょう。もちろん寝転んでやってもいいです。
 より深く心身を整えるなら、座禅のように背筋首筋をまっすぐにして行うのがいいでしょう。

 私は、7つの「チャクラ」を意識しながら行うこともあります。尾てい骨、丹田(おへその下)、みぞおち、胸、のど、額、頭頂部の7ヶ所です。
 しっかり吐いた後、吸うときには、下のチャクラから順々にエネルギーを吸い上げて、頭頂から天に抜けていくようなイメージで。そしてまたゆっくり吐いて、気を丹田に収めます。
 これは我流ですが、背筋がすっきりして、何か大いなるものと繋がっているような安心感が得られます。

 みなさまも、自分に合った呼吸法を取り入れて、心身の充実にお役立てください。

                          心理面接室TAO 藤坂圭子
                          HP:http://tao-okayama.com