先日11月2日、TAOは開室5周年を迎えることができました。 
 開業カウンセリングという岡山ではまだなじみの薄い業界で、開室当時はどうなることやらと思いましたが、曲がりなりにもやってこれました。たくさんの方に来ていただいて、大切にしていただいたお陰です。本当に感謝しています。ありがとうございます。
 5周年の節目は、これまでより感慨深いものがあります。

 前回のブログで、25年間務めた教職を辞したいきさつを書きました。どんなに清々しかったか、伝わったでしょうか? でも、それから順風満帆とはいかなかったです。 
 1年間遊んだ後、2015年の4月からスクールカウンセラーなどを務めながら、TAOの開室準備をしました。起業や経営には無縁だった私にとって、何もかもが初めてでした。開業コンサルティングのお世話になりましたが、甘ったれた根性を叩き直さねばなりませんでした。
 どうにかこうにか11月2日にオープンしましたが、半年ほどはクライエントさんはなかなかいらっしゃらず、文字通り「食っていけるか」の不安に駆られ、シャンプーなどのちょっとした消耗品が切れるのも怖くなるくらいでした。クライエントさんがいらっしゃらない日は、寝込んだりもしていました。
 今思えば、それもいい経験でした。

 「雨降らし男」の逸話を胸に刻み、ひたすら自分を整えようと思いました。気力を振り絞って、PR・HPの改定・セミナーの企画などもいろいろ頑張りました。だんだんと新しいクライエントさんが増え、その方々が少しずつ苦しみから抜けていかれるのに、私も心から励まされました。
 そうやってがむしゃらにやってきた5年間だったように思います。年を追うごとに忙しくなり、嫌なことは何もないのですが、気づいたら教員時代よりもきりきり舞いです。体も大変で、これはちょっとやばいです。自分を損なわないように心掛けねば。

 5年目の今年はコロナに見舞われましたが、ありがたいことにほぼ影響はなく、毎日クライエントさんとお会いできています。セミナーを自粛しているのが寂しいですが、ちゃんと休める日曜日が増え、実はちょっと骨休めの感があります。エネルギーを蓄えてまた来年から再開しますので、関心のある方は是非いらしてくださいね。

 この5年間、生活が一変する中で、改めて自分自身がどう生きるのかを問い直すことができました。心しておくべきは、クライエントさんが楽になるためには、私自身が新しくなる必要があるということ。そして、クライエントさんが新しくなると、私がさらに力をもらえる。いい循環の中にいさせていただいている気がします。
 お役に立てなかった方もいらっしゃいます。申し訳なく思っています。でも、その方々から学ばせていただいたこともとても大きく、ありがたいことでした。

 人間は変われるし、人生には何度も転機が来ます。それは、変化とか成長とか言うより、「変容」と言った方がいいくらいの奇跡です。住む世界が変わります。人生を諦めないで、自分を信じて取り組み続けると、奇跡は起こります。私を含め一人でも多くの方が、そのように「『私』の人生を生きる」ことができるよう、一緒に歩んでいきたいと思います。
 まだまだ力不足ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                          心理面接室TAO 藤坂圭子
                          HP:http://tao-okayama.com