岡山県民として誇れるものの一つに、備前焼があります。絵付けはなく、釉薬を使わずに焼き締められるので、とても素朴で温かい味わいです。窯の中の炎や灰や藁の具合によって、一つ一つ違った模様が浮き出るのも魅力です。
どんな料理にも合うし、コーヒーやビールもおいしくいただけます。花瓶のお花は長持ちします。いいことずくめの備前焼です。
私の家にはお皿や花瓶や箸置きなど、いっぱいあります。全然高級なものではなくて、県内の観光地でふと目に留まった物とか、研修施設で売られていた作業所の方の作品とかです。TAOにも、花瓶が二つと龍の置物があります。お気づきでしたか?
さて先月、昨年11月の岡山城のリニューアルオープン以来、やっと足を運ぶ機会があり、新しい備前焼工房を見つけたのです。県立図書館の裏からお城に向かう途中の烏城公園内です。以前はお城の中に設けられていたとか。
初心者でも、60分・1250円で製作できるということで、先日行ってきました。そして、難易度1の角皿に挑戦! と言うほどでもなく、指導の方がかなり手を貸してくださって、あっという間に終わってしまったという感じでしたが。
既に煉られた立方体の土を掌で叩いて伸ばし、正方形の型紙に沿って切り、端をなめし革で滑らかにし、名前を入れ、型押しスタンプで模様をつけ、四隅を持ち上げて完成。
こんな単純な作業でしたが、土のひんやりした感触が気持ちよく、楽しかったです。私は絵画造形のセンスが全くないので、どんな柄行にするか迷いましたが、私なりにイメージしながらやってみました。焼き上がりは2ヶ月後ということ。出来上がりは全く想像できませんが、楽しみです。
ずっとこんな時間を持ちたいと思っていたのです。何か「手作業」の時間。一点に集中して、手が物と直につながって一体になる感覚。そして、自分とつながる作品が作り上げられていく体験。
忙しさにかまけて、そんな大切な時間をどんどん失くしていました。料理は手抜き、服も小物も既製品、家事も手を汚さず機械にお任せ。このままだと、感覚が鈍化して心もスカスカになるのでは、と危惧してしまいます。と言いながら、なかなか立ち止まることができない情けない自分。どうにかしなければ、と思っていました。
まず、料理を簡素でも丁寧にすることを心掛けてはいますが、今回の備前焼体験も自分を取り戻すきっかけにできたらと思います。そう言えばずっと昔、カルチャーセンターの陶芸教室に通いたいと思ったこともあったのでした。
また時間を見つけて作りに行きたいです。難易度3になると轆轤を回して、小鉢やお湯呑に挑戦できるようです。自作の食器が食卓に増えるのもまた嬉しい。生活が潤いそうです。
心理面接室TAO 藤坂圭子
HP:http://tao-okayama.com
どんな料理にも合うし、コーヒーやビールもおいしくいただけます。花瓶のお花は長持ちします。いいことずくめの備前焼です。
私の家にはお皿や花瓶や箸置きなど、いっぱいあります。全然高級なものではなくて、県内の観光地でふと目に留まった物とか、研修施設で売られていた作業所の方の作品とかです。TAOにも、花瓶が二つと龍の置物があります。お気づきでしたか?
さて先月、昨年11月の岡山城のリニューアルオープン以来、やっと足を運ぶ機会があり、新しい備前焼工房を見つけたのです。県立図書館の裏からお城に向かう途中の烏城公園内です。以前はお城の中に設けられていたとか。
初心者でも、60分・1250円で製作できるということで、先日行ってきました。そして、難易度1の角皿に挑戦! と言うほどでもなく、指導の方がかなり手を貸してくださって、あっという間に終わってしまったという感じでしたが。
既に煉られた立方体の土を掌で叩いて伸ばし、正方形の型紙に沿って切り、端をなめし革で滑らかにし、名前を入れ、型押しスタンプで模様をつけ、四隅を持ち上げて完成。
こんな単純な作業でしたが、土のひんやりした感触が気持ちよく、楽しかったです。私は絵画造形のセンスが全くないので、どんな柄行にするか迷いましたが、私なりにイメージしながらやってみました。焼き上がりは2ヶ月後ということ。出来上がりは全く想像できませんが、楽しみです。
ずっとこんな時間を持ちたいと思っていたのです。何か「手作業」の時間。一点に集中して、手が物と直につながって一体になる感覚。そして、自分とつながる作品が作り上げられていく体験。
忙しさにかまけて、そんな大切な時間をどんどん失くしていました。料理は手抜き、服も小物も既製品、家事も手を汚さず機械にお任せ。このままだと、感覚が鈍化して心もスカスカになるのでは、と危惧してしまいます。と言いながら、なかなか立ち止まることができない情けない自分。どうにかしなければ、と思っていました。
まず、料理を簡素でも丁寧にすることを心掛けてはいますが、今回の備前焼体験も自分を取り戻すきっかけにできたらと思います。そう言えばずっと昔、カルチャーセンターの陶芸教室に通いたいと思ったこともあったのでした。
また時間を見つけて作りに行きたいです。難易度3になると轆轤を回して、小鉢やお湯呑に挑戦できるようです。自作の食器が食卓に増えるのもまた嬉しい。生活が潤いそうです。
心理面接室TAO 藤坂圭子
HP:http://tao-okayama.com
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