2018年06月

 先日終了した「ユング心理学」セミナーですが、参加できなかった方のご要望により、もう一度8/19に実施します。
 最終回となったこの回は、主にマンダラについてお伝えしました。ユングは「自己実現(個性化)の過程」が、丸と四角の組み合わせのマンダラに象徴的に表れることを発見しました。いくつかの患者のマンダラ、またユング自身の美しいマンダラもご紹介しました。そこには錬金術のプロセスも見て取れます。
 HPのカウンセラーブログ「ユング心理学セミナーを終えて」でもお伝えしていますので、よろしければご覧ください。
 
 3名以上で実施いたします。
 初めての方は、あまりにも深遠で驚かれると思いますが、これまでのセミナーでお伝えした要点も分かりやすくご説明しますので、ユング心理学の雰囲気を味わっていただきたいと思います。お気軽にご参加ください。
 以下、ご案内を繰り返します。



 心
理学講座「ユング心理学Ⅹ(錬金術2)」を下記のとおり実施します。
 
 ここまで9回連続で行ってきたユング心理学講座。中盤あたりから佳境に入ってきたと思っていましたが、やはり錬金術を外してはユングは語れません。こここそが佳境と言えるでしょう。
 前回は、錬金術そのものの概要、ユングがどのように錬金術と出会って研究を深めてきたか、心理療法とどう関連付けられるかなどをお話しました。 
 神秘的な理論ですので、全てを合理的に理解することは難しいですが、人間がより自分らしく生き生きと過ごし、充実した老年を迎えるためのヒントがたくさんです。そして、それは決して人一人の力では成し遂げられるものではなくて、セラピストの存在や心理療法の枠組み(時間・空間・料金)が大いに役に立つことも説明されています。
 前回ご参加の方々は、これからの人生により真摯に向き合おうというお気持ちを強くされたようです。
 次回は、これらのことを、事例などを取り上げながらもう少し具体的にお伝えします。そして、10回のユング心理学講座のまとめとしたいと思います。
 とは言いながら、更にお伝えしたいことができれば追加もありかもしれません…。
 また、楽しみにお越しください。
 初めてご参加の方にも、ユング心理学の醍醐味の雰囲気を味わっていただけると思います。いつも和気あいあいとやっていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
 
  1.ユング心理学入門(タイプ論他) (9/22、10/10)
  2.ユング心理学Ⅱ(元型論1)    (11/23)
  3.ユング心理学Ⅲ(元型論2)    (2/11)
  4.ユング心理学Ⅳ(元型論3)    (4/2)
  5.ユング理心理学Ⅴ(元型論4)  (6/11)
  6.ユング心理学Ⅵ(自己・個性化の過程) (8/20)
  7.ユング心理学Ⅶ(コンステレーション)  (10/15、11/19)
  8.ユング心理学Ⅷ(コンステレーション2) (12/17・1/6)
  9.ユング心理学Ⅸ(錬金術)   (2/24 
  10.ユング心理学Ⅹ(錬金術2) (5/27・8/19

 たくさんの方々と奥深いユングの世界を分かち合いたいと思いますので、実施済みのセミナーもご希望があれば、再度実施いたします。下記アドレスまでご連絡ください。(3人以上で実施します)
 


                  記

◆日 時   5月27日(日)13:00~16:00
      8/19(日)14:00~17:00
◆場 所  心理面接室TAO(岡山市中区森下町4-12 *HPで地図をご確認ください)
◆講 師  藤坂圭子(心理面接室TAO主宰)
◆定 員  10人程度 
◆参加費  3,000円+税 当日ご持参ください。
◆駐車場  お申込み先着1台のみ可とします。
◆お申込み 以下の内容を、郵便またはE-mailでお送りください
       ①お名前(ふりがな)   ②お電話番号   
       ③メールアドレス(PCから送信可能なアドレスをお願いします)   
       ④参加動機  ⑤駐車場ご希望の有無         
           住所 〒703-8237 岡山市中区森下町4-12 
             E-mail cocoshin2139@tao-okayama.com

                                                                             心理面接室TAO 藤坂圭子
                                                                             HP: http://tao-okayama.com

 心理学セミナーの新シリーズ「対象関係論と精神病理」を、8月5日、下記の要領で始めます。

 「対象関係論」は、フロイト派だったメラニー・クライン(児童精神分析医、1982~1960)が創始した、精神分析の理論です。
 彼女は0歳~3歳くらいまでの乳幼児をつぶさに観察し、赤ん坊がどのように対象(最初期は主に母親 -特に母親の乳房)を認識し、自分の中に対象イメージを結んでいくかを研究しました。
 赤ん坊にとって、初めから母親の全体像が分かるわけはなく、まずは母親を部分的に乳房として認識するしかありません。お乳をくれない乳房というのは、赤ん坊にとってどのように認識されるのでしょう?
 母親も人間なのでいつも完璧なタイミングで授乳できるわけではありません。赤ん坊がお乳をくれる母親もくれない母親も同じ一人の人間なのだと納得するまで、結構な紆余曲折をたどらなければなりません。
 子どもの心にありのままの対象イメージが培われると、やがて子どもは適切な対人関係を築き、伸び伸びと生きることができるようになります。が、それが不完全だと、様々な障害として現れてしまいます。

 なぜどうしても人を信頼できないのか。なぜ人間関係で同じような失敗をしてしまうのか。なぜ完璧主義で0-100思考から逃れられないのか。様々な依存症、強迫性障害、パーソナリティ障害などのルーツも、「対象関係論」にヒントがあります。

 キーワードは、「良い乳房」「悪い乳房」「部分対象」「全体対象」「妄想ー分裂ポジション」「抑うつポジション」「投影同一化」「自己愛構造体」「躁的防衛」などなどです。
 「三つ子の魂百まで」の謎を、ご一緒に紐解いていきたいと思います。

 このシリーズは、4~5回で終わる予定です。難しい理論ですが、できるだけ分かりやすくお伝えします。
 心理学やカウンセリングの経験の有無は問いませんので、ご関心のある方はどうぞお気軽にいらしてください。ご自分や人間に対する理解を深め、創造的な生き方へのヒントを得ていただければ幸いです。
 

                  記

◆日 時    8/5(日)14:00~17:00(時間にご注意ください)
◆場 所  心理面接室TAO(岡山市中区森下町4-12 *HPで地図をご確認ください)
◆対 象  心理学・カウンセリングや人間関係・コミュニケーションに関心のある方    
      自己理解を深めたい方   (経験や専門性は不問です)
◆講 師  藤坂圭子(心理面接室TAO主宰)
◆定 員  10人程度 
◆参加費  3,000円+税 当日ご持参ください。
◆駐車場  お申込み先着1台のみ可とします。
◆お申込み 以下の内容を、郵便またはE-mailでお送りください
       ①お名前(ふりがな)   ②お電話番号   
       ③メールアドレス(PCから送信可能なアドレスをお願いします)   
       ④参加動機  ⑤駐車場ご希望の有無         
           住所 〒703-8237 岡山市中区森下町4-12 
             E-mail cocoshin2139@tao-okayama.com

                                                                             心理面接室TAO 藤坂圭子
                                                                             HP: http://tao-okayama.com
 
 
 

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