心理学セミナー「対象関係論と精神病理Ⅲ」を、1月6日に下記の要領で実施します。

 「対象関係論」は、フロイト派だったメラニー・クライン(児童精神分析医、1982~1960)が創始した、精神分析の理論です。訳の分からないままこの世に生まれ落ちた赤ん坊の心がどのようにまとまっていくかを、クライン自身の子どもの観察や、豊富なプレイセラピー(遊戯療法)の臨床経験から理論化したものです。

 前回「Ⅱ」は、「Ⅰ」の復習を丁寧に行った後(みなさん、かなりお忘れでした…)、生後4~6ヶ月までの心の状態である「妄想分裂ポジション」について学びました。この時期は、不快感は迫害恐怖と結びつき、そこから逃れるために、よい自分と悪い自分、よい対象と悪い対象をそれぞれ分割します。よい自分はよい対象と、悪い自分は悪い対象と結びつきます。心はまだバラバラで客観的な外界認識はできません。
 赤ちゃんの自我が生まれつき脆弱だったり、生育環境が劣悪だったりして、この状態のまま固着すると、やがて統合失調症や重篤なパーソナリティ障害を負ってしまいます。
 …こんな概論だけ聞いても、さっぱり分かりませんよね。セミナーでは事例などを交えながら、できるだけかみ砕いて実感しやすいようにご説明しました。
 同1月6日(日)10時から、このセミナーを再実施します。「Ⅱ」を受講できなかった方は、午後からの「Ⅲ」と合わせてご受講ください。

 次回「Ⅲ」は、「妄想分裂ポジション」から「抑うつポジション」への移行についてお話します。「抑うつ」は心が進んだ状態です。不安や恐怖を、ある程度抱えられるようになります。そして、攻撃性や憎しみは減退し、「罪の意識」や「悲しみ」、他者に対する「愛」や「感謝」といった温かい感情が芽生える時期です。

 心理学やカウンセリングの経験の有無は問いませんので、ご関心のある方はどうぞお気軽にいらしてください。
 

                  記

◆日 時    1/6(日)14:00~17:00
        *10:00~13:00に「Ⅱ」の再実施があります。
◆場 所  心理面接室TAO(岡山市中区森下町4-12 *HPで地図をご確認ください)
◆対 象  心理学・カウンセリングや人間関係・コミュニケーションに関心のある方    
      自己理解を深めたい方   (経験や専門性は不問です)
◆講 師  藤坂圭子(心理面接室TAO主宰)
◆定 員  10人程度 
◆参加費  3,000円+税 当日ご持参ください。
◆駐車場  お申込み先着1台のみ可とします。
◆お申込み 以下の内容を、郵便またはE-mailでお送りください
       ①お名前(ふりがな)   ②お電話番号   
       ③メールアドレス(PCから送信可能なアドレスをお願いします)   
       ④参加動機  ⑤駐車場ご希望の有無         
           住所 〒703-8237 岡山市中区森下町4-12 
             E-mail cocoshin2139@tao-okayama.com

                                                                             心理面接室TAO 藤坂圭子
                                                                             HP: http://tao-okayama.com