昨年夏から開講の「対象関係論と精神病理」、いよいよ大詰めとなってきました。
 「Ⅶ(自己愛構造体)」を、年明け1/13の14時から下記の要領で行います。この日の午前には「Ⅵ(羨望2)」の再実施を行いますので、よろしければ午前午後を通して受講なさってください。

 「対象関係論」は、フロイト派だったメラニー・クライン(児童精神分析医、1982~1960)が創始した、精神分析の理論です。訳の分からないままこの世に生まれ落ちた赤ん坊の心がどのようにまとまっていくかを、クライン自身の子どもの観察や、豊富なプレイセラピー(遊戯療法)の臨床経験から理論化したものです。
 これまでこのセミナーは、次のように進んできました。
  「Ⅰ」ー対象関係論概論
  「Ⅱ」-妄想分裂ポジション
  「Ⅲ」-抑うつポジション
  「Ⅳ」ー投影同一視
  「Ⅴ」-羨望(1) 
  「Ⅵ」-羨望(2)
  「Ⅶ」-自己愛構造体(今回)
 
 生後4~6ヶ月までの赤ん坊の心の状態は、「妄想分裂ポジション」と言って、「良い自分(快)」と「悪い自分(不快)」が同じ自分であると認識できず、心はまだバラバラで客観的な外界認識もできません。
 それ以降2歳ごろまでに、「良い自分」も「悪い自分」もあるし、人も良い時と悪い時があると分かってきます。「幼児万能感」が打ち砕かれ、自己と他者の区別ができるようになります。不安や恐怖もある程度抱えられるようになります。これを「抑うつポジション」と言います。

 この「妄想分裂ポジション」から「抑うつポジション」への過程がうまくワークスルーできないと、どうしても自分中心の世界から抜けられず、自分の心情を相手に重ねて見たり期待したりしてしまいます。それが人格の一部として固定化してしまったのが、「自己愛構造体」です。
 相手を思いやり、対等で温かい人間関係を築くことができないので、とても生きづらいし、依存症や鬱などの精神症状も負ってしまいます。

 いわゆる「ナルシシズム」の起源ですが、実は、私たちの誰もが大なり小なり「自己愛構造体」を抱えています。今回のセミナーで、自分の中に潜んでいる「自己愛構造体」に目を向けることができると、自分自身の癒しへとつながるかもしれません。等身大の自分を認識し、いたわることが、「ナルシシズム」克服の第一歩です。

 これまでご参加いただけなかった方も、復習を交えながら進めていきますので、どうぞお気軽にいらしてください。


                  記

◆日 時    1/13(月・祝日)14:00~17:00
◆場 所  心理面接室TAO(岡山市中区森下町4-12 *HPで地図をご確認ください)
◆対 象  心理学・カウンセリングや人間関係・コミュニケーションに関心のある方    
      自己理解を深めたい方   (経験や専門性は不問です)
◆講 師  藤坂圭子(心理面接室TAO主宰)
◆定 員  10人程度 
◆参加費  3,000円+税 当日ご持参ください。
◆駐車場  お申込み先着1台のみ可とします。
◆お申込み 以下の内容を、郵便またはE-mailでお送りください
       ①お名前(ふりがな)   ②お電話番号   
       ③メールアドレス(PCから送信可能なアドレスをお願いします)   
       ④参加動機  ⑤駐車場ご希望の有無         
           住所 〒703-8237 岡山市中区森下町4-12 
             E-mail cocoshin2139@tao-okayama.com

                                                                                
                            心理面接室TAO 藤坂圭子
                              HP:http://tao-okayama.com