タピオカ鍋blog

タピオカ鍋の工作などの記録。
・自作アナログシンセ
・マイコンいじり
・TD4

etc.

Make: Ogaki Meeting 01に出展します。

20100911_blog

どうも、お久しぶりのタピオカ鍋です。

先日(と言っても5月……)Make: Tokyo Meeting 05では歌う8ビットマイコンのMIDI音源psocaloidを展示しました。その勢いで9/25-26のMake: Ogaki Meeting 01 (MOM01)にも出展します。

今回の展示物はpsocaloidに加えて、全く関係ない何かを準備しています。もしうまくいったら出せるかなと。現状、や ば い!ですが。

もしうまくいかなかったらゴメンなさいの意味も込めて、psocaloid試作1号を2台ほど量産してみました。よほど好きな人にぎりぎり買ってもらえるか?という値札をつけて展示しておきます。売れ残り上等!

Ogaki Meetingという名の通り、会場は岐阜県の大垣市です。お近くの方でお時間がありましたら、ぜひ弾きにいらしてください。

Make: Tokyo Meeting 05 お疲れさまでした。

お疲れさまでした。
おかげさまでMake: Tokyo Meeting 05のタピオカ鍋ブースは、特に事故や故障もなく展示をすることができました。
おこし下さった方々、ありがとうございました。

今回初出展だったのですが、psocaloid自体についてや展示まわりでいろいろと発見がありました。
簡単に言うと、見た目が地味な作品は初見のお客さんには解りづらいので、うまく誘導して説明する必要がある、と。
あと、見た目を綺麗にして立ち止まりやすい雰囲気を作らなきゃなあとも思いました。プレゼン奥が深い。

頂いた意見を参考に、少しずつ気長に改良していきたいなあと思っています。
取り合えずノイジーなのを直して、楽器として使えるようにしよう。そのうち。

ではでは、以降もよろしくお願いします。

Make: Tokyo Meeting 05に参加します。



前回の書き込みからもう1年以上間が空いてしまいましたが、お久し振りのタピオカ鍋です。
いつの間にか本拠地を東京から京都に移しつつ、のらりくらりとシンセのモジュールを足したり、いろいろ工作をしてました。

さて、本題。
5/22-23のMake: Tokyo Meeting 05というイベントに参加する事になりました。
場所は東京工業大学 大岡山キャンパスです。mtm05全体の詳細についてはmtm05特設サイトをご覧下さい。

今回展示するのは「PSoCALOID」です。
DIP8ピンのPSoC(ぴーそっく)というマイコンがMIDIキーボードからの信号を受け取ってアイウエオーと歌うものです。

MIDI信号を読んで波を出力し、声っぽい音に加工するフォルマントフィルタまで全部がマイコンの中に入ってる、というところが自慢ポイントです。
写真はPSoCALOIDのアップ。

PSoCってなんだよ!知らんよ!という方も、PSoCいいっすよね!という方も、キーボードと並べておくのでぜひ試しに弾きに来て下さい!

アナログシンセを作る(第三十二回:NG+SH編)

synth32_01
 うわ、いつの間にかビルダーズサミットからけっこう経ってる!
 今回は、そのアナログシンセサミットで「あるとよい」と言われたシリーズのひとつ、ノイズ源とサンプルホールド回路をあわせたものを作ってみました。

 ノイズを発生する石としてはAVR、ATtiny85を載せました(写真左上)。これは以前Chuckさんから譲っていただいたもので、シフトレジスタとXORでM系列ノイズ出すだけなのに85載せちゃうのもったいない!45でも力が余るよ!とか考えたのですが、まあこれしか手元にないしな、という感じで載せました。フィルタ回路はRJBさんのサイトで見た回路から(OPAMP右上)。
 このノイズ出力をそのまま出すのとは別に、パネルの裏側でサンプルホールド回路のオーディオ入力に入れてあります。一応外部からパッチして切り替えられるようにもしてありますが、ほとんどこのままで使うかと思います。同様にサンプルホールドに入る一定周期のパルスもAVRで作り出したものを入力してあります。周期可変、外部入力も可。
 サンプルホールド回路は、ca3080さんのサイトのものを引用(大体写真下半分)。この回路はさらに「エフェクター自作&操作術」という本からの引用とのこと。なるほど、FETを通してコンデンサに電荷を貯めるわけか。

 いじってみるとこれが面白い。ノイズの音をVCFにつなげてしょわーんしょわーん。VCOの音と混ぜてじょんじょん。サンプルホールド出力をVCOやらVCFやら適当なところにいれてぴらぺろぷれぽれぺぴぱらぷるぽれ。ひとつモジュールを作って動かしてみるたびに、こんな風に何かが広がって気持ちいい。

参考
ca3080さんサイトのサンプルホールド回路 - 出せる音のかっこいい例が。

読んだ本

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」(文庫)
 軽快な語り口、偶然に偶然を重ねてできていく縁。
 こういう人々と暮らせたら、毎日だと少々こたえるけれどそれにも増して面白いお祭りの日々。
 達磨好きにおすすめ。

黒田硫黄「大金星」
 黒田氏の描く登場人物は、みんな一生懸命生きているけどどこかで登場人物を楽しんでいる。
 黒田氏の描く女性は、目が強くて綺麗。

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 悪友yu氏に倣って今年初めから、プレーンテキストの読書ログをつけはじめた。けっこうマメなので、続けるのは容易。これは数年経つと面白いものになりそうだ。

読んだ本

 久しぶりに、読んだ本2009。

小方 厚「音律と音階の科学」 - 903円
 純正律、平均律と周波数の話や、人が「協和している」と感じる周波数をもとにドレミファソラシドが作られるという話、ドミナントとかサブドミナントって何なのか、など、理論と直感の両方から解説しているので面白い。
 これを読むと、平均律じゃないところでいい感じの音が出るシンセを作ってみたくなるかも知れない。もしくは、「平均律ってちょっとずれてるのか」とピアノで和音を弾いてみたくなるかも知れない。

萩尾 望都「イグアナの娘」(文庫)
 友人に、これと「ポーの一族(1)」、「完全犯罪」を借りて読了。
 できるなら思春期以前から何度も読み返してみたかった作品たち。ああ、各方面の人たちが絶賛するのもうなづける。

アナログシンセを作る(第三十一回:Pepper-MIDIでUSB-MIDI編)

synth31_01
 先日の第8回アナログシンセビルダーズサミットで、もあさんからPepper-MIDIを頂いてしまいました(ありがとうございました!)。Pepper-MIDIとは、PCプログラムを使って現実のセンサ/モータを操る「フィジカル・コンピューティング」用デバイス「Pepper」に、USB接続MIDI機器としての機能を持たせたものです。

 記事の最後に記したリンク先では、これを使って学研の付録シンセSX-150を動かしていて、書きこむプログラムや回路もSX-150用になっています。しかし私は、あろうことかSX-150を持っていません。そして、さらにあろうことかMIDI鍵盤も持っていません。そこで、USB経由でシンセを鳴らせるとしたらちょうどいいなあと思い、これを自分のシンセに使うことにしました。

 まずはPepper-MIDIのサイトから回路図とファームウェアをダウンロードしてきて、何が行われているかを見てみました。
 Pepperに載っているマイコンはAVR ATtiny45で、そこから出ているポートはデバッグ用LEDが2つ(PB3, 4)、CVになる8bitPWMを出すのが1つ(PB0)、空きポート(PB5)と並んでいます。しかしPB5はRESET#を兼ねているため、マイコンの書き直しをしたい場合にはポートとしては使えない模様。SX-150にはGATEを入力する必要がないため、この回路にGATE出力はありません。
 ATtiny45に書かれるCのコードは、大まかに
・USB用の各種設定とUSBによる通信(AVR-MIDIを参考にされているようです)
・ノートOn/OffからCVへの変換部分(ノートを8音まで記憶。無音時にはCVduty=0)
・初期設定、メインループ
といった感じに分かれていました。

 これらの事から、大体作りかえた部分は
・GATE出力を扱えるようにする
・ノートOff時にもCVが出続けるようにする
・回路との関係を考えながら、ノートとCVの変換部をいい具合にする
とこんな具合です。

 まずGATE出力についてですが、これは「UNUSED」と書かれつつもコードの中に「GATE1_ON」「GATE1_OFF」の記述があったため、これをそのまま復活させて使いました。SX-150用ではこのポートPB4はデバッグ用LEDになっています。それと関連させて、PB4は適当にOPAMPのボルテージフォロワと10kオームの抵抗を介してGATE出力端子としました。
 ノートOff時の発音は、NoteOff()内の「バッファが空」の所にSetCV(note);を加えました。そしてコードの最後にある、OCR0A(PWMのduty比)を設定する部分で、変数gateによって0にする部分を削除しました(gateは使わないという事かも)。あと他の部分もちょこちょこいじっているかもしれません。
 ノートとCVの変換については、SONAR LEで手持ちのMIDIファイルを見ながら使いそうなノート番号の範囲3オクターブ分を探して、それがうまく電圧3V分になるようにOPAMPで2倍程度の非反転増幅回路を組みました。このOPAMPにはフィルタも兼ねさせています。なぜこんなことをしているかというと、横着をしてUSBの5V電源を使いLM358で電圧の調整をしているためです。5V単電源のLM358では大体0〜3Vの電圧しか扱えないため、ちゃんと音程が出るのが3オクターブという、本気使用には向かない感じになってしまいました。
 もっと本気で作るとしたら、PWM5V分に対してもっと音程を詰め込んで、その分±15V電源を利用してOPAMPの増幅率を上げる(粗くなるけれど)などの方法が考えられます。

 以上のような流れで組み上がったのが冒頭の写真です。
 いつも通りの工作用紙テクノロジーを活かした外観となっています。真ん中のボリュームがポルタメント、下の二つがCVとGATE出力です。上にとめてある基板がOPAMPまわりの回路、左に刺さった細長いものがPepper。

 そして微調整や紆余曲折あって、シンセを鳴らすことができました。自動で曲が鳴らせるのって面白い!と、なんだかシンセビルダーとしての順番が恐ろしく間違っている感はありますが、新しい感動を得ました。自動で演奏させながら各モジュールのツマミをくねくね回すと、何だかよく分からない面白さ。気づいた時には、狂ったように「主よ人の望みの喜びよ」をビヨビヨ言わせてました。こりゃはまる。

 さて一通り遊んだ所で工作に戻ります。このままの形でパネルに組み込むとすると、自分の筐体には奥行きがありすぎ、またUSBコネクタが裏側になってしまうので、この形から少し変更を加えると思います。いっそのことPepper君にはこのパネル専用にワイヤード状態になってもらうかも知れません(こういうモジュールって、一か所に骨をうずめてもらうか色々な所に使うかでいつも迷います)。Pepperと同じ回路を改めて組む、という方法の方がよいか?

 それにしても、ハードがあってソフトもある程度書かれている形でUSB機器が自作できるというのは、とても面白いですね(フィジカル・コンピューティングよりはハード側からの視点だけれど)。これ以外にも、USB接続の部分を引っ張ってきて何か作ってみたいなあ。


 ……あ、以前(十三回と十四回)にMIDI関連を投げっぱなしにしていたのを急に思い出した。またいじってみるか。


参考
Pepper-MIDI(Pepperで作るMIDIデバイス)

アナログシンセを作る(第三十回:ボリューム用ツマミ編その2)

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 パネルを塗装したところこれに合うツマミがないことが判明したので、ないなら作ってしまえと作り始めてみた、その続きです。
 使用したのはたまたま手元にあった水周り用のエポキシパテ。「接着性がいい!」のが売りらしいです。でも今回の場合は残念なことに、可変抵抗の軸にくっついてしまうと困るので、離型剤を塗る必要があります。そこで近江兄弟社のメンターム。本当は肌に塗るものらしいのですが、成分の大部分がワセリンのため、離型剤として使えるとのこと。模型製作業界では常識らしいです。
 指にメンタームを塗り、ひと塊りになっているA剤とB剤を混ぜ合わせて形にします。

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 ここで前回切った半田ケースを使います。ケースの内側にメンタームを塗り、パテを詰めて、可変抵抗の型の方にもメンタームを塗って、むにゅと押し付けて放置。
 「どうだろう、大丈夫かな?」と可変抵抗の型を入れたり引き抜いたりして様子を見ていたところ、メンタームがはがれて効きが悪くなったみたいなので、塗り直しました。あまり付けたり取ったりするのは良くないみたいです。

synth30_03
 そして6時間(公称値)以上経って固まった所で引き抜いてみました。軸は少し苦労してデザインナイフで隙間をあけたらスポンと抜けました。しかし外側は外れなかったので無理やり引きちぎりました。
 試しに軸に挿して回したところ、ちょっと中心がぶれている感じ。仕方ないのですが、中心を取り直すことにします。

所長、モジュラシンセを弾く


 先日のシンセフェスタ2008の後、所長と一晩を明かす機会ができ、彼にパッチングのしかたや弾き方を教わることに。
 なんやかや、シンセっぽい音の出し方などを教わっているうちに、何だか形容しがたい、私ひとりでは出すことができない感じの音が出だしました。それを録音・録画してみたのが上の動画。

 何の気なしに3年半作ってきましたが、こんな音が出るとは想像していませんでしたよ。サンクス所長。

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追記
うわ、MatrixSynthに載った!ということで動画からブログに急遽リンク。

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参考
電子楽器研究所 - 演奏してくれた所長が運営。

アナログシンセを作る(第二十九回:VCOミキサ編)

synth29_01
 先日の第8回アナログシンセビルダーズサミットにて、所長氏、ca3080氏などにいくつか助言をいただきました。その中の一つ、「VCOミキサがあるといい」。
 どういう事かというと、自作シンセのVCO(1音)に加えて山下シンセのVCO(2音)ができたら、それらの音を混ぜられると面白いよ、あとノイズなんかも混ぜると面白い、とそういう事らしいです。
 ああ確かになと思って、どうやら単純な加算回路でいいらしいので作ってみました。

 実際には、Ganさんの作られている「Analog2.0」というアナログシンセ自作推進・電子回路教則記事に掲載されている「NG/ミキサ」の項から引っ張ってきました。回路の形としてはオペアンプが2つ使われていて、ひとつが複数の電圧の「加算回路」、もう一つは加算回路で正負がひっくり返された電圧を元に戻す「反転増幅回路」。とても簡単な形をしているので、名刺サイズ基板を半分に折ったもので十分組むことができました。所要時間は数時間。
 自分が作っているモジュールたちの出力部分と合わせて考えると、このモジュールの入力部分にはコンデンサが必要かな、と思ったりしています。

 現状は使い回しの工作用紙パネルですが、もういくつかモジュールができたら折を見てアルミパネルの加工をしようと思います。
TapiokaNabe?
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生息域:北東京〜南東京
 電子工作をしたり、本を読んだり、街歩きしている時がハッピー。

 当サイトの情報を元に解体、改造、修理などを試みて損害が出た場合、管理人タピオカ鍋は責任を負いません。念の為。
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