山下synth000


 実に今さらながら、2007年末のアナログシンセビルダーズサミットに参加してきました。
 その2次会で、山下春生さんという方の「ミュージックシンセサイザーの回路から製作,徹底ガイド」という「初歩のラジオ」誌の連載記事についてうかがい、酔った勢いで「そのシンセ作ります」と宣言してしまいました。
 そんなこんなあって、これは言った以上作ろうと思い、数カ月おきに思い出してはこっそり作っています。

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 まずはVCOと波形変換回路を作ってみようと思います。

 VCOは2個。1V/oct.の入力から、アンチログ回路を通ることで、電流が1オクターブで2倍流れるように変換され、それによってタイマーIC555を欲しい周波数で発振させるもの。ノコギリ波が出ます(出るといいなぁ)。
 このノコギリ波を波形変換回路にかけると、三角波やPWM波に変換できます。
 また、2つのVCOの波をシンクロさせる機能もあります(できるといいなぁ)。前に作った方のVCOは1つだけだったので、楽しみです。

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 回路図を見てみると、私が見たことのない部品がいろいろ記述されています。
 2SC373と2SA733の2種類のトランジスタは、今でいう2SC1815と2SA1015らしいので、後者を使うことに。
 また、CANパッケージのOPAMPである301は、鈴商には売っていたのですが、そこまで厳密に再現しなくてもよいかと思い、よくあるTL081とかで済ませました。

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 私は基板のアートワークを考えて手書きするのがパズルっぽくて好きなので(エッチングしたことがないというのもあるけれど)、今回はその方法を書いてみようと思います。

1. まず、元となる回路の主要な部品をだいたい配置。いきなりグラフ用紙を使わずに白紙に、鉛筆で書いては消し書いては消し。「主要な」というのはピン配置に融通が利かない部品、たとえばピン数の多いIC、もしくはトランジスタなど。この段階で基板の大きさを推定しておきます。
2. 次に、配線の引き回しや、抵抗の間は穴何個分、などの局所的な対応を考えて、だいたい配置。この段階ではまだ白紙で、全体的に見た矛盾などは考えないでおきます。
3. グラフ用紙に清書。
4. 蛇の目基板に手ハンダ。

 今回のように元の回路が記事としてある場合、2.5〜3の段階くらいから始める感じです。

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 実はこの作業をしたのが2007年12月のこと。ごくゆっくりと、次はまた数ヶ月後に。。