肘鉄グループ仮本部 (旧タピオカ鍋blog)

sweaccoの工作などの記録。
・自作アナログシンセ
・マイコンいじり

etc.

AnalogSynth

Make: Tokyo Meeting 05 お疲れさまでした。

お疲れさまでした。
おかげさまでMake: Tokyo Meeting 05のタピオカ鍋ブースは、特に事故や故障もなく展示をすることができました。
おこし下さった方々、ありがとうございました。

今回初出展だったのですが、psocaloid自体についてや展示まわりでいろいろと発見がありました。
簡単に言うと、見た目が地味な作品は初見のお客さんには解りづらいので、うまく誘導して説明する必要がある、と。
あと、見た目を綺麗にして立ち止まりやすい雰囲気を作らなきゃなあとも思いました。プレゼン奥が深い。

頂いた意見を参考に、少しずつ気長に改良していきたいなあと思っています。
取り合えずノイジーなのを直して、楽器として使えるようにしよう。そのうち。

ではでは、以降もよろしくお願いします。

Make: Tokyo Meeting 05に参加します。



前回の書き込みからもう1年以上間が空いてしまいましたが、お久し振りのタピオカ鍋です。
いつの間にか本拠地を東京から京都に移しつつ、のらりくらりとシンセのモジュールを足したり、いろいろ工作をしてました。

さて、本題。
5/22-23のMake: Tokyo Meeting 05というイベントに参加する事になりました。
場所は東京工業大学 大岡山キャンパスです。mtm05全体の詳細についてはmtm05特設サイトをご覧下さい。

今回展示するのは「PSoCALOID」です。
DIP8ピンのPSoC(ぴーそっく)というマイコンがMIDIキーボードからの信号を受け取ってアイウエオーと歌うものです。

MIDI信号を読んで波を出力し、声っぽい音に加工するフォルマントフィルタまで全部がマイコンの中に入ってる、というところが自慢ポイントです。
写真はPSoCALOIDのアップ。

PSoCってなんだよ!知らんよ!という方も、PSoCいいっすよね!という方も、キーボードと並べておくのでぜひ試しに弾きに来て下さい!

アナログシンセを作る(第三十二回:NG+SH編)

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 うわ、いつの間にかビルダーズサミットからけっこう経ってる!
 今回は、そのアナログシンセサミットで「あるとよい」と言われたシリーズのひとつ、ノイズ源とサンプルホールド回路をあわせたものを作ってみました。

 ノイズを発生する石としてはAVR、ATtiny85を載せました(写真左上)。これは以前Chuckさんから譲っていただいたもので、シフトレジスタとXORでM系列ノイズ出すだけなのに85載せちゃうのもったいない!45でも力が余るよ!とか考えたのですが、まあこれしか手元にないしな、という感じで載せました。フィルタ回路はRJBさんのサイトで見た回路から(OPAMP右上)。
 このノイズ出力をそのまま出すのとは別に、パネルの裏側でサンプルホールド回路のオーディオ入力に入れてあります。一応外部からパッチして切り替えられるようにもしてありますが、ほとんどこのままで使うかと思います。同様にサンプルホールドに入る一定周期のパルスもAVRで作り出したものを入力してあります。周期可変、外部入力も可。
 サンプルホールド回路は、ca3080さんのサイトのものを引用(大体写真下半分)。この回路はさらに「エフェクター自作&操作術」という本からの引用とのこと。なるほど、FETを通してコンデンサに電荷を貯めるわけか。

 いじってみるとこれが面白い。ノイズの音をVCFにつなげてしょわーんしょわーん。VCOの音と混ぜてじょんじょん。サンプルホールド出力をVCOやらVCFやら適当なところにいれてぴらぺろぷれぽれぺぴぱらぷるぽれ。ひとつモジュールを作って動かしてみるたびに、こんな風に何かが広がって気持ちいい。

参考
ca3080さんサイトのサンプルホールド回路 - 出せる音のかっこいい例が。

アナログシンセを作る(第三十一回:Pepper-MIDIでUSB-MIDI編)

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 先日の第8回アナログシンセビルダーズサミットで、もあさんからPepper-MIDIを頂いてしまいました(ありがとうございました!)。Pepper-MIDIとは、PCプログラムを使って現実のセンサ/モータを操る「フィジカル・コンピューティング」用デバイス「Pepper」に、USB接続MIDI機器としての機能を持たせたものです。

 記事の最後に記したリンク先では、これを使って学研の付録シンセSX-150を動かしていて、書きこむプログラムや回路もSX-150用になっています。しかし私は、あろうことかSX-150を持っていません。そして、さらにあろうことかMIDI鍵盤も持っていません。そこで、USB経由でシンセを鳴らせるとしたらちょうどいいなあと思い、これを自分のシンセに使うことにしました。

 まずはPepper-MIDIのサイトから回路図とファームウェアをダウンロードしてきて、何が行われているかを見てみました。
 Pepperに載っているマイコンはAVR ATtiny45で、そこから出ているポートはデバッグ用LEDが2つ(PB3, 4)、CVになる8bitPWMを出すのが1つ(PB0)、空きポート(PB5)と並んでいます。しかしPB5はRESET#を兼ねているため、マイコンの書き直しをしたい場合にはポートとしては使えない模様。SX-150にはGATEを入力する必要がないため、この回路にGATE出力はありません。
 ATtiny45に書かれるCのコードは、大まかに
・USB用の各種設定とUSBによる通信(AVR-MIDIを参考にされているようです)
・ノートOn/OffからCVへの変換部分(ノートを8音まで記憶。無音時にはCVduty=0)
・初期設定、メインループ
といった感じに分かれていました。

 これらの事から、大体作りかえた部分は
・GATE出力を扱えるようにする
・ノートOff時にもCVが出続けるようにする
・回路との関係を考えながら、ノートとCVの変換部をいい具合にする
とこんな具合です。

 まずGATE出力についてですが、これは「UNUSED」と書かれつつもコードの中に「GATE1_ON」「GATE1_OFF」の記述があったため、これをそのまま復活させて使いました。SX-150用ではこのポートPB4はデバッグ用LEDになっています。それと関連させて、PB4は適当にOPAMPのボルテージフォロワと10kオームの抵抗を介してGATE出力端子としました。
 ノートOff時の発音は、NoteOff()内の「バッファが空」の所にSetCV(note);を加えました。そしてコードの最後にある、OCR0A(PWMのduty比)を設定する部分で、変数gateによって0にする部分を削除しました(gateは使わないという事かも)。あと他の部分もちょこちょこいじっているかもしれません。
 ノートとCVの変換については、SONAR LEで手持ちのMIDIファイルを見ながら使いそうなノート番号の範囲3オクターブ分を探して、それがうまく電圧3V分になるようにOPAMPで2倍程度の非反転増幅回路を組みました。このOPAMPにはフィルタも兼ねさせています。なぜこんなことをしているかというと、横着をしてUSBの5V電源を使いLM358で電圧の調整をしているためです。5V単電源のLM358では大体0〜3Vの電圧しか扱えないため、ちゃんと音程が出るのが3オクターブという、本気使用には向かない感じになってしまいました。
 もっと本気で作るとしたら、PWM5V分に対してもっと音程を詰め込んで、その分±15V電源を利用してOPAMPの増幅率を上げる(粗くなるけれど)などの方法が考えられます。

 以上のような流れで組み上がったのが冒頭の写真です。
 いつも通りの工作用紙テクノロジーを活かした外観となっています。真ん中のボリュームがポルタメント、下の二つがCVとGATE出力です。上にとめてある基板がOPAMPまわりの回路、左に刺さった細長いものがPepper。

 そして微調整や紆余曲折あって、シンセを鳴らすことができました。自動で曲が鳴らせるのって面白い!と、なんだかシンセビルダーとしての順番が恐ろしく間違っている感はありますが、新しい感動を得ました。自動で演奏させながら各モジュールのツマミをくねくね回すと、何だかよく分からない面白さ。気づいた時には、狂ったように「主よ人の望みの喜びよ」をビヨビヨ言わせてました。こりゃはまる。

 さて一通り遊んだ所で工作に戻ります。このままの形でパネルに組み込むとすると、自分の筐体には奥行きがありすぎ、またUSBコネクタが裏側になってしまうので、この形から少し変更を加えると思います。いっそのことPepper君にはこのパネル専用にワイヤード状態になってもらうかも知れません(こういうモジュールって、一か所に骨をうずめてもらうか色々な所に使うかでいつも迷います)。Pepperと同じ回路を改めて組む、という方法の方がよいか?

 それにしても、ハードがあってソフトもある程度書かれている形でUSB機器が自作できるというのは、とても面白いですね(フィジカル・コンピューティングよりはハード側からの視点だけれど)。これ以外にも、USB接続の部分を引っ張ってきて何か作ってみたいなあ。


 ……あ、以前(十三回と十四回)にMIDI関連を投げっぱなしにしていたのを急に思い出した。またいじってみるか。


参考
Pepper-MIDI(Pepperで作るMIDIデバイス)

アナログシンセを作る(第三十回:ボリューム用ツマミ編その2)

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 パネルを塗装したところこれに合うツマミがないことが判明したので、ないなら作ってしまえと作り始めてみた、その続きです。
 使用したのはたまたま手元にあった水周り用のエポキシパテ。「接着性がいい!」のが売りらしいです。でも今回の場合は残念なことに、可変抵抗の軸にくっついてしまうと困るので、離型剤を塗る必要があります。そこで近江兄弟社のメンターム。本当は肌に塗るものらしいのですが、成分の大部分がワセリンのため、離型剤として使えるとのこと。模型製作業界では常識らしいです。
 指にメンタームを塗り、ひと塊りになっているA剤とB剤を混ぜ合わせて形にします。

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 ここで前回切った半田ケースを使います。ケースの内側にメンタームを塗り、パテを詰めて、可変抵抗の型の方にもメンタームを塗って、むにゅと押し付けて放置。
 「どうだろう、大丈夫かな?」と可変抵抗の型を入れたり引き抜いたりして様子を見ていたところ、メンタームがはがれて効きが悪くなったみたいなので、塗り直しました。あまり付けたり取ったりするのは良くないみたいです。

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 そして6時間(公称値)以上経って固まった所で引き抜いてみました。軸は少し苦労してデザインナイフで隙間をあけたらスポンと抜けました。しかし外側は外れなかったので無理やり引きちぎりました。
 試しに軸に挿して回したところ、ちょっと中心がぶれている感じ。仕方ないのですが、中心を取り直すことにします。

所長、モジュラシンセを弾く


 先日のシンセフェスタ2008の後、所長と一晩を明かす機会ができ、彼にパッチングのしかたや弾き方を教わることに。
 なんやかや、シンセっぽい音の出し方などを教わっているうちに、何だか形容しがたい、私ひとりでは出すことができない感じの音が出だしました。それを録音・録画してみたのが上の動画。

 何の気なしに3年半作ってきましたが、こんな音が出るとは想像していませんでしたよ。サンクス所長。

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追記
うわ、MatrixSynthに載った!ということで動画からブログに急遽リンク。

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参考
電子楽器研究所 - 演奏してくれた所長が運営。

アナログシンセを作る(第二十九回:VCOミキサ編)

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 先日の第8回アナログシンセビルダーズサミットにて、所長氏、ca3080氏などにいくつか助言をいただきました。その中の一つ、「VCOミキサがあるといい」。
 どういう事かというと、自作シンセのVCO(1音)に加えて山下シンセのVCO(2音)ができたら、それらの音を混ぜられると面白いよ、あとノイズなんかも混ぜると面白い、とそういう事らしいです。
 ああ確かになと思って、どうやら単純な加算回路でいいらしいので作ってみました。

 実際には、Ganさんの作られている「Analog2.0」というアナログシンセ自作推進・電子回路教則記事に掲載されている「NG/ミキサ」の項から引っ張ってきました。回路の形としてはオペアンプが2つ使われていて、ひとつが複数の電圧の「加算回路」、もう一つは加算回路で正負がひっくり返された電圧を元に戻す「反転増幅回路」。とても簡単な形をしているので、名刺サイズ基板を半分に折ったもので十分組むことができました。所要時間は数時間。
 自分が作っているモジュールたちの出力部分と合わせて考えると、このモジュールの入力部分にはコンデンサが必要かな、と思ったりしています。

 現状は使い回しの工作用紙パネルですが、もういくつかモジュールができたら折を見てアルミパネルの加工をしようと思います。

アナログシンセを作る(第二十八回:ボリューム用ツマミ編その1)

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 先日(と言っても少し時間が経ってしまいましたが)第8回アナログシンセビルダーズサミットに参加してきました。昨年同様、ほかの参加者の方々と色々な意見交換をしたり勉強をさせていただき、有意義な時間を送ることができました(各方面の方々、ありがとうございました)。
 拙作のモジュラシンセの感想としては主に、「塗装されて可愛らしくなった」「ツマミはどうする?」というものを頂きました。前者については「作った瞬間から古臭い感じになるような、淡い色にしよう」と思い塗ったのですが、シンセに触れてきた方々にとっては可愛いものとして映ったらしく、逆に驚きました。そして肝心の後者。自分でも塗装してみて初めて気づいたのですが、モスグリーンと白のパネルにあうツマミは、恐らく売られていない。
 さあどうしようとなったところで、ちょうど以前からフィギュア製作系の動画が好きで見ていた私は、手元になぜかエポキシ系のパテがあったために、ちょっと作って量産してみるかなということに。できるかどうか分かりませんが、やってみます。

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 現状、ツマミを作る手順は以下のように考えています。
・パテでツマミの原型を作る
・シリコンか何かで型を作る
・レジンか何かをシリコン型か何かに流し込んで量産
 私は模型関係に触れたことがないので、詳しいことは伝聞情報しかありません。多分、市販品より安く作れるとは思いません。採算度外視です。作ってみたいから作る、くらいでよいかなと。

 さて、私が主に使っている可変抵抗は秋葉原・秋月電子の50円のものです。これはローレットシャフトという要するに先の部分にぎざぎざが付いたもので、これから作ろうとするツマミはこれにはまる必要があります。この構造のツマミを無から削ってつくるのは面倒なので、実物の可変抵抗でパテの原型のさらに型を作ることにしました。ややこしい話です。
 普段使っている可変抵抗が冒頭の写真左で、作った型というのが右のものです。これにパテをかぶせて、固まったものを引きはがすとツマミの形になることを狙っています。
 可変抵抗に盛られているのは手元にあった石粉粘土です。できるツマミが可変抵抗の根元のナットに干渉しないように段差を付けてあります。

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 どうすればツマミの円形?円柱形?を出せるのか全然分からないので、円柱形の出せそうなものを探してみたところ、こんなものを見つけました。半田の入れ物です。とりあえず必要な高さに切って、パテを詰めて固めることにします。

参考
モリモリ部屋blog - ニコニコ動画にフィギア製作動画を大量に上げられているすごい方。工作の参考になる。

今年もアナログシンセビルダーズサミットに参加することに

 去年に続いて、明日11/2に開催される第8回アナログシンセビルダーズサミットに参加してきます。

 前回は初参加の緊張のために、あまり他の方の作品に触ったりお話することが出来ませんでした。今回はもっといろいろな方とお話をして、いい刺激を得たり次に作る物のアイデアを交換したいと思っています。

 自分のものとしては、モジュラシンセからしてこれまで3年半ちょろちょろ作ってきたくらいのペースなので、突然壁一面のシンセと鍵盤n個とかいう風にはならないのですが、前回からの進捗として山下VCOとBaby 8 Seq.を持っていきます。最近はこれらのものにつなぐケーブルが足りないことに気づいたので、ひたすらケーブルを三つ編み四つ編みしてました。色々な方に触って面白がって頂けるとよいなぁと思います。

 さて、荷物をまとめなければ。というわけで以下にToDoを。
 
ToDo:
■用意
・自作モジュラシンセ(名称未決定)
・PortaSoundもどき
・山下VCO
・シーケンサ
・十分な数の電源ケーブル
・十分な数のパッチケーブル
・テーブルタップ
・スピーカ(箱に入れる)
・精密ドライバなど道具

■場所日時
・2日10時までにセッティング
・場所確認→前回と同じか

山下シンセを作る(第三回:VCO+波形整形回路編その3)

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 引き続き、初歩のラジオに掲載の、山下氏のシンセのVCO+波形変換回路を作っています。

 回路ができたところで長らく手をつけていなかったのですが、今回はアルミ板を買ってきて切ったり穴を開けたりして、パネルの体をなす形にしてみました。

 初歩のラジオの記事では「徹底ガイド」と題にあるとおり、回路の配線図だけでなくパネルの概要や基板のマウント方法なんかが丁寧に書かれています。そこには横125×縦250として、ボリュームとジャック、スイッチの配置の例が載っているのですが、今回は幅を80mm、高さを5Uサイズの221mmとしてみました。縦横とも狭くなったため少々窮屈ですが、あまり部屋にスペースがとれないことを考えるとこのくらいでよいかと。
 また、今回使った板は1mm厚のものなのですが、ちょっと頼りない感じ。どんなもんかと思い、記事を読み返したら「1mm厚は弱いよ」と書いてありました。気づくのが遅かった……。

 切り出して穴をあけたアルミパネルができたので、部品をはめ込んで基板と配線しました。
 この回路では可変抵抗のお尻に抵抗がつくような配線をする必要があり、強度的にどうなのか、基板の配線を変えようかと少々考えましたが、結局そのままに。あとでホットボンドなどで固定することにしました。

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 もじゃもじゃになってパネル配線完成(写真は足りない部品を買い足す前のもの)。
 試しに電源を入れて鳴らしてみました。数か所配線を忘れてしまい、VCO2の音が鳴らなかったり、CVを変えても音が変わらなかったりしましたが、修正したら鳴ったのでよし。
 作ってみた感想を以下に。
・2音鳴らすことができてシンクロもできると音の幅が広がる(前に作ったのはモノフォニックなので)
・鍵盤からのCVやモジュレーション用CVをVCO1とVCO2に同時に与えられるのは便利(ジャックにプラグを挿すだけで切り替え可能)
・時間をおくと、音の高さが変動する(つまり低いドと高いドがずれる。温度特性?)
・PWM調整のVRが、両端1/4くらいでコンパレータの範囲を超えてしまい、波が出なくなる(要調整)

 この後、暇を見つけてはチョイチョイ直して、パネルを塗ることにします。
 サミットまでをシンセ月間にしよう。

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 可変抵抗用のつまみを探しに秋葉原へ出かけたら、HomeMadeSynthやbeatnic.jpでお馴染みのtakedaさんに遭遇。
 Tiny45が安い店を教えてもらいつつPepperMIDIが来る(来てる)という話をしたり、千石で叩き売られていたSIMM用コネクタ片手に「これ並べて4音ポリとかさ」なんて、そんな話をしたりしました。
 お疲れ様でした。急に声をかけてしまいすみません(笑)>takedaさん


参考
Pepper-MIDI - morecat lab. 8ピンのAVRでMIDI機器が作れるようになるとは。

アナログシンセを作る(第二十七回:パネル塗装編その2)

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 前回シンセのパネルにスプレーで色をつけましたが、これの上に文字を乗せることにしました。のっぺらぼうじゃ、しょうがないので。

 今回はパネル表面の文字にスクリーン印刷(シルクスクリーン)を使ってみたいと考えました。というのも色々と検討していて「描きたいパタンを紙にでも印刷して、デザインナイフで穴を開けてスプレーしてやればできるのではないか」と思って試してみたところ、デザインナイフの精度が予想以上に悪く、これを誰も使わないことに納得したこと、またスクリーン印刷を会得すればオリジナルTシャツなんかも作れてハッピーだと分かったからです。というわけでスクリーン印刷のために試行錯誤してみました。

 まずはこの身一つで、東京は池袋にある「世界堂」という画材屋さんに行って道具を買いそろえることに。高校の時に美術選択の人間たちがこの名前を口にしていたのを何となく覚えていたという理由で行ってみたのですが、実はすごく大きい店舗がいくつかあるような店でした。「シルクスクリーンを使って、アクリルガッシュでアルミに印字したいのですが」と通りがかった店員の方に聞いたところ、アスクル並みの分厚いカタログを手に、丁寧に対応していただけました。

 「この人が言うなら必要なのだろう」と言われるがままに買ってきたのが以下の道具。
・ジアゾ感光乳剤100cc 873円
・スクリーン(170x240mm, ♯180=網の細かさ) 780円
・スクィージ(絵具をのばす幅の広いヘラ) 100円
・絵の具用混ぜべら 178円
・ジアゾ再生液(100cc, 感光した乳剤を溶かす液) 685円
・アクリルガッシュ チタニウムホワイト 280円
・アクリルガッシュ マーズブラック 280円
 実際にはいくつかの商品が上記より値引きされています。合計で3000円弱くらいでした。

 さて、これらの道具を使ってスクリーン印刷をしてみた、その手順は以下の通り。

1.OHP用紙に黒で塗り分けたいパターンを印刷
 スクリーン印刷は、木枠に張り付けられた目の細かい布の、表から裏に絵具を通して、下に置いた紙なり何なりに印刷する方法です。そのため、絵具を通したくない部分に何かしら、さえぎる物を置く必要があります。今回はこのさえぎる物として、購入した乳剤を使います。
 この乳剤は、強い光を当てると硬化する性質があります。この性質を使って、強い光を当てる時に間にさえぎる物を置くことで絵具が通る/通らない部分を分け、印刷のパタンを作れる、ということです。
 今回は、Illustratorで黒/透明のパタンを作り、OHPに印刷しました。

2.ジアゾ感光乳液を作る
 購入した乳剤は、乳状のものと粉っぽいもの(?)に分かれており、これを混ぜると光に反応して固まる性質が出るようです。実際この粉っぽい方が入っているビンは茶色で、光が入らないようになっています。
 混ぜる順番としては、粉っぽいもの1に対してぬるま湯10を混ぜて溶かし、これを乳状のもの100に混ぜてよく攪拌。すると全体が黄色い色に。
 この作業、太陽ギラギラの浜辺などで行うとすぐ固まってしまい、もう使えなくなります。とはいえ暗室で慎重にというほどではなく、カーテンを閉めて蛍光灯を消した程度でもOKでした。
 この混ぜた黄色い乳剤、遮光すれば4カ月程度もつと書いてあるので、もっと作るものを考えなければ。

3.スクリーン上に乳液を薄くのばす & 4.スクリーンを暗所で乾かす
 一回目は右も左も分からず大失敗しました。
 というのも、どのくらいの量で絵具が通らなくなるかが分からないまま、光が入るとまずいと考えて真っ暗な中で作業をしたため、黄色い乳剤をどばどばかけてスクィージでのばしたらスクリーンをどろどろにしてしまいました。明らかに量が多すぎ、「夏場で1時間」に少し足した1時間半待っても乾燥する気配がありません。
 どろっとしたまま、エイヤッと感光させてみたところ、5分やそこらでは固まりそうもなく、OHPシートまでどろどろ。シャワーで流したら、辛うじて薄く延ばされた部分が茶色くなって固まったので、そこから必要な乳剤の量が分かったのが収穫でした。

 落ち着いてMake:のBre PettisさんのYouTubeムービーを見直したところ、乳剤を塗る時に、金属製のといのような道具(バケット)を使い、網戸をこするような音をさせるくらい薄く塗っていることを再発見。工作用紙で似たような道具を急造して同じようにやってみたら、二回目には上手くいきました。
 今回のはがき倍版で上手くいった1回に使った乳剤は、100ccの1割かそこらでした。参考までに。

5.OHPシートを重ねて感光
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 乳剤が乾燥して触ってもつかなくなったら、この写真のような感じに「光源+OHP+スクリーン+押さえ用の黒い紙+重し」の順に重ねて感光させます(写真では黒い紙と重しは無い)。黒い紙と重しは、光源の反対側から回り込んでくる光を防ぐものです。
 時間は光源の種類によって5分とか15分とか違います。試してみる必要あり。
 私は今回光源として、以前作ったはいいが使い勝手が悪く放置していた蛍光灯式ライトボックスを使いました。こんな所で役に立つとは。

6.シャワーで流して版をつくる
 感光が上手くいくと、光が当たった部分が濃い黄色、当たらない部分が薄い黄色に、うっすらと分かれて見えるようになりました。これを素早くシャワーで洗い流します。絵具を通したい部分を叩くようにシャワーを当てると、薄い黄色だった部分が流れ落ち、濃い黄色だった部分は茶色っぽい色になりました。これで一応の完成のようです。
 あとは流れすぎてしまった部分に再度乳剤を乗せて感光するとか、改めて全体を感光することで版を強くするとよいそうです。

7.印刷
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 版ができたら、写真のように印刷したい部分に版を重ねて隙間がないようにします。今回印刷するパネルはアルミアングルなので、L字の部分がうまく支えられるように、ホームセンターで発泡スチロールのブロック塀のような形の塊を買ってきて切れ込みを入れ、そこにL字の部分を差し込んで固定しました。平らなものだったら、ただ置くだけでよいです。
 スクリーンの端に十分な量の絵の具(皿などで混ぜて柔らかさを調整したもの)を置き、スクィージを立てて、絵具が版を通り抜けて印刷面に定着するように移動してなすりつけます。スクィージが傾いたままなすりつけると、かすれたり絵具が乗っかりすぎたりしてかっこ悪いことになります。力みすぎず、ゆっくりしすぎず、版をずらさず、という感じ。

8.スクリーンの再生
 印刷が終わったら、絵の具が乾かないうちにまず洗い流します。絵の具が残っていると固まった乳剤に再生液が効かない、というようなことが解説に書いてありました。アクリルガッシュは乾くと耐水性になるので、早めに洗います。
 その後は版の再生液で乳剤を溶かして流します。これは製造元に聞いてみたところ、版を作ってからの時間が短いほど落ちやすく、時間が経ちすぎると再生不可能になってしまうそうです。今回は勝手が分からず、再生液をジャバジャバ使ってもなかなか溶けませんでした。はがき倍版全体を溶かすのに、100ccの再生液の80%くらいを使ってしまいました。バットの中でやるとよいのか?今度試してみます。
 スクリーンは何回か使うと弱って穴が開いたりするため再生できなくなるそうです。


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 以上のような手順を踏んで、できたものが冒頭にも載せたこの写真。見た目にはしっかりできているかも知れませんが、うまくアクリルガッシュを乗せられずにかすれてしまった部分が多々あり、楊枝でちょんちょんと塗り直したり、余計なところに絵の具がついたのをこすって取ったりと、印刷の後にもいろいろ手直しをしてあります。かすれも味として見れば、まあ初回としては上出来でしょう。アクリル系は表面が弱いらしいので、この後クリアスプレーで保護しました。(ザグリ穴とか、知りません)

 今回いろいろ失敗しながらスクリーン印刷をやってみた感想としては、これは面白い。うまく版ができたり、程よく絵の具が通ると、スプレー塗装をやってみてコツをつかんだ時よりも大きな感動がこみ上げます。あまりに面白いので、紙やTシャツに何か刷ってみたくなりました。


参考
Learn how to screenprint your own t-shirts - Bre Pettis, Make: blog, YouTube
シルクスクリーン印刷によるパネルデザイン - RJBさん
世界堂 - 東京の山手線の西側にある大きめの画材屋さん。とても多種の道具を扱っていて◎。
Ben Print - 道具の特徴や印刷の手順が詳しい。

アナログシンセを作る(第二十六回:パネル塗装編その1)

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 少し時間ができたのと、モチベーションが上がったので、いつまでもアルミむき出しで可哀想なシンセのパネルを塗ってやることにしました。

 しかし実はこういった塗装というものをしたことがないので、何もかも手探り状態です。有機溶剤の相性で、上塗りすると下地が溶けてしまう、とかそういう話はどこぞで聞いている程度。そういったことを全部詳細に調べてから作業すると、この3連休(9/12に行いました)が終わってしまいそうなので、当たって砕けろ方式。そのうちアルミパネルに塗装したいな、と思って去年何となく買ったスプレーを片手に、ちょいちょいweb検索をしつつ、試行錯誤することにしました。

 まずは少しお勉強。google先生にスプレーの相性について聞いてみたところ、こんなページを教えてくれました。どうやら主に「ラッカー」「アクリル」「エナメル」といった種類があり、ラッカーを後から吹くとよくない、だけど吹いてすぐ乾くならOK、といったところのようです。あとでノートに書いておこう。

↓下塗り | 上塗り→ラッカーアクリルエナメル
ラッカー
アクリル×
エナメル×


 ここで改めて見ると、手元にあるスプレーはアクリル。ラッカーのを買い直すべきか、とも考えたのですが、予算なども考慮に入れた結果、これでいくことにしました。

 はてさて。なんのかのあって、外側を白、内側をモスグリーンで吹いてみました(写真)。
 手順としては、まず表面にサンドペーパーをかけて傷をつけておいて、粉や手あかなどをふき取ってから、白を何回かに分けて吹きました。なんかもう乾いた感じかなと思ったら、次に吹くモスグリーンが乗って欲しくないところにマスキングテープを貼りました。そして再度手あかをふき取り、モスグリーンを数回に分けて吹き、乾いたところでマスキングテープを剥がして写真の状態に。

 と、こんなにさらっと行くはずもなく。初心者ゆえ何度かしくじった部分を、羅列してみます。
・スプレーの吹き出し口を水平に向けないと、塗料がぶべべっと出て水玉模様になる
 地面にものを置いて下向きにスプレーしたところ、塗料の出が悪くなったり、ぶべべってなったりした。まあ内部がどうなっているかを想像すれば当たり前ですが。
・湿度?風の強さ?によって塗膜に細かい気泡が入る
 ぶつぶつとしてかっこ悪い。しかもこうなると、やすってもだめ。
・油性マジックで書いた穴開けの下書き線が、じんわりと浮いてくる
 一旦全部落とす羽目になりました。
・乾いたかな、と思って触ったら指紋が写った
 急いては事を仕損じる、を地でいく行為。
・マスキングテープを剥がしたら、塗膜に段差が。
 これは仕上げにクリアーを吹いたら大丈夫なのか?

 いやあ、塗装って精神鍛錬になりますね。
 次はこの上に文字を描こうと思います。


参考
プラモデル用塗料の種類・メーカー - 上記と同じ。塗料の種類どうしの相性が分かる

第8回アナログシンセビルダーズサミットが開かれるそうな

 アナログ震世界さんで告知が出ていますが、第8回アナログシンセビルダーズサミットが11月に開催されるとのこと。

 私は前回houshuさんにお誘いいただいて参加しました。市販されている/いたシンセに関する知識のない私にも、皆さんのシンセに対する情熱や愛や、新しい回路やインタフェースを作ろうという心意気がひしひし。「何か作らなきゃ」という気持ちが動かされまくりでした。

 しかし前回以降のブログを振り返ると、大学の方が忙しくなったこともあり、裏で他の物に手を出し始めたことも相まって、なかなかモノができていないこと山の如し、という状況。
 もし物を出す可能性が高いものを挙げるとしたら、
・baby10sequencer(現在たまに動作不良あり)
・山下VCO(作ると宣言したが作りかけ)
・AVR的何か(作るのにそんなに時間はかからないだろう)
といった感じか。

 大学関連が一段落したら、ネタ帳を漁って何か作ることにします。
 第7回で思った、改善が必要な点:「A4でよいので誰が作った何なのかを書いた紙を持っていく」

山下シンセを作る(第二回:VCO+波形整形回路編その2)

山下synth001
 2007年末のアナログシンセビルダーズサミットでご紹介いただいた記事を元に、VCOと波形変換回路を作っています。

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 前回グラフ用紙に書いた配線図を元に、ハンダ付けしてみました。

 配線図は「名刺2枚分サイズ」の蛇の目基板2枚を使って、VCO2つ載った基板と波形変換回路が載った基板に分けて書きました。特に工夫もなく、元の回路図のままです。

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 しかしまあ、電子部品が載ってごちゃごちゃした、写真のような状態の基板って、ものすごくかっこいい。過去的なんだけど未来的。
 といった主旨のことをどんな友達に言っても分からないと言われます。あるとき年上の方に言ったら「20年前に生まれてたら大儲けできただろうになあ」と言われました。ああ。
 そのうちこういうのがかっこいいと思う状態って「スチームパンク」みたいな言い方されるんでしょうか。「アナログパンク?」「トランジスタパンク?」なんか違う。

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 今回これ以上の特筆する内容はありませんでした。が、作業としては面白いものです。10時間とか続けられます。休日なくなります。
 そんな感じで、パネルを作ったり、ボリュームを付けたり、はまた数ヶ月後に……。

アナログシンセを作る(第二十五回:アナログシーケンサ編)

synth25_シーケンサ01

 Youtubeでシンセ動画を見ていると、シーケンサでぴこぴこ鳴らしている人がたくさん見られます。ぴろぴろ鳴らしながらシンセのつまみを回して、もこもこやったりぎゃりぎゃりやったり、あれがどうにもかっこいい。
 そこで、簡単なシーケンサを作ってシンセにつなげることで、ぴこぴこぺけぺけ鳴らそうということになりました。

 できるだけ小さい基板で組めるシーケンサはないものか、と広大なネットの海をさまよっていると、Baby 10 Sequencerというのを発見。これなら名刺サイズの基板に組めそうだと思い、この記事を元にして8拍のシーケンサを作ることにしました。

 この回路には音程を決める8個の可変抵抗がついており、それぞれの可変抵抗の分圧で得られる電圧を順々にVCOに与えることで、ぴこぴこと音程を変えることができるというもの。
 この「順々に」切り替える機能を実現するために、4017というICを使っています。4017はジョンソンカウンタというもので、クロック入力とoutput0〜9の出力が付いています。クロック入力を1つ入れるたびにoutput0、1、2、...と順に出力電圧がHighになり、これを各可変抵抗につなげば1つずつの可変抵抗が有効になる、というしくみ。無効になっている可変抵抗が悪さをしないように、それぞれにダイオードがつけてあります。
 クロックは4093というNANDが4つ入ったICをRCとつないで発振させて使っています。発振させるだけなら555とかインバータにしてもよかったのですが、余ったNANDで機能を切り替えたりできたらという考えがあった気がします。

 という感じで、できた回路が写真の通り。
 左に並んでいる可変抵抗が音程を決めるもの。下の1個が4093の発振のRを変える、テンポ調節用。そしてφ3.5のプラグはCV出力と、4093のクロック出力。

 火を入れて鳴らしてみたところ、いい感じにぴこぴこ鳴ります。こりゃいい。音程を変えたりVCFやLFOなどをいじって一通り遊んだあと、しばらく鳴らしっぱなしで放っておいて聞き惚れてました。
 課題としては、テンポがたまに少しずつ変わる点くらいか。発振には555を使った方がよいかもしれません。

山下シンセを作る(第一回:VCO+波形整形回路編その1)

山下synth000


 実に今さらながら、2007年末のアナログシンセビルダーズサミットに参加してきました。
 その2次会で、山下春生さんという方の「ミュージックシンセサイザーの回路から製作,徹底ガイド」という「初歩のラジオ」誌の連載記事についてうかがい、酔った勢いで「そのシンセ作ります」と宣言してしまいました。
 そんなこんなあって、これは言った以上作ろうと思い、数カ月おきに思い出してはこっそり作っています。

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 まずはVCOと波形変換回路を作ってみようと思います。

 VCOは2個。1V/oct.の入力から、アンチログ回路を通ることで、電流が1オクターブで2倍流れるように変換され、それによってタイマーIC555を欲しい周波数で発振させるもの。ノコギリ波が出ます(出るといいなぁ)。
 このノコギリ波を波形変換回路にかけると、三角波やPWM波に変換できます。
 また、2つのVCOの波をシンクロさせる機能もあります(できるといいなぁ)。前に作った方のVCOは1つだけだったので、楽しみです。

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 回路図を見てみると、私が見たことのない部品がいろいろ記述されています。
 2SC373と2SA733の2種類のトランジスタは、今でいう2SC1815と2SA1015らしいので、後者を使うことに。
 また、CANパッケージのOPAMPである301は、鈴商には売っていたのですが、そこまで厳密に再現しなくてもよいかと思い、よくあるTL081とかで済ませました。

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 私は基板のアートワークを考えて手書きするのがパズルっぽくて好きなので(エッチングしたことがないというのもあるけれど)、今回はその方法を書いてみようと思います。

1. まず、元となる回路の主要な部品をだいたい配置。いきなりグラフ用紙を使わずに白紙に、鉛筆で書いては消し書いては消し。「主要な」というのはピン配置に融通が利かない部品、たとえばピン数の多いIC、もしくはトランジスタなど。この段階で基板の大きさを推定しておきます。
2. 次に、配線の引き回しや、抵抗の間は穴何個分、などの局所的な対応を考えて、だいたい配置。この段階ではまだ白紙で、全体的に見た矛盾などは考えないでおきます。
3. グラフ用紙に清書。
4. 蛇の目基板に手ハンダ。

 今回のように元の回路が記事としてある場合、2.5〜3の段階くらいから始める感じです。

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 実はこの作業をしたのが2007年12月のこと。ごくゆっくりと、次はまた数ヶ月後に。。

シンセサミット準備

20071107


 写真は自作シンセの各部が何なのかを記す応急処置です。これでだいぶ分かりやすくなりました。
 最終的にはスプレーしたりレタリングしたり、ツマミを付けたりしたいのですが、やり方もいまいちわからず、全くもって時間が取れず。とはいえまっさらなのはどうかと思って、マスキングテープを切って油性ペンで記入しました。
 マスキングテープって思ったより丈夫です。買っておいてよかった。

ToDo:
■購入
・テーブルタップ
・アンプ付きスピーカ
・ノート
■書く
・説明資料
■作る
・鍵盤を持っていけるようにする
・応急レタリング
・パッチケーブル作り
■調べる
・場所確認
・参加費振込

シンセサミットに参加することに

 どうしよう。

 ごくゆっくり進めてきたシンセ作りですが、そのほとんどを、アナログシンセ掲示板界隈のサイトをお手本にさせていただいているわけです。
 そのアナログシンセ掲示板界隈の方々によって行われている、「アナログシンセビルダーズサミット」の第7回に誘われてしまいました(houshuさん、ありがとうございます)。
 参加しようかどうか、ものを持っていこうかやめようか迷っていたのですが、深く考えても仕方ないので、えいやっと参加フォームに書き込んでポストしてしまいました。どうしよう、なんて言ってられません。

 準備しなきゃ!


ToDo:
■購入
・テーブルタップ
・アンプ付きスピーカ
・ノート
■書く
・説明資料
■作る
・鍵盤を持っていけるようにする
・応急レタリング
・パッチケーブル作り
■調べる
・場所確認
・参加費振込


参考
アナログ震世界 - http://analog-synth.jp/j_index.html

アナログシンセを作る(第二十四回:SteinerVCF編)

SteinerVCF


 これまでの記事を読み返してみたら、VCFを作った記述がどこにもなかったので、今更ながら付け加えることにしました。

 写真はTakedaさんのサイトに載っているのをそのまま作った「Steiner VCF」です。基板上の記述によると今年の10月8日に完成した模様。
 自分の場合、モジュールを40x40のアルミアングルを切ったものに穴を開けて乗せているので、ひとつ取り出すとこのような形になります。しかしアルミアングルの穴あけ作業がなかなかできないため、工作用紙で同じサイズの万能板を作ってあり、それに設置したのが冒頭の写真。あまりケーブルの付け替えをしすぎると弱るけれど、ひとまず置いておくときには便利です。作業が牛の歩みだという方(具体的には自分)にお勧め。

 この回路の動作としては、入力に音声を入れて周波数のCV(制御電圧)を入れると、カットオフ周波数がCVに対応するようなフィルタの働きをします。フィルタとしてはLPF(ローパスフィルタ)、HPF(ハイパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィルタ)が使えます。また、Q値を変えてカットオフ周波数付近で発振させることで、変な音を出すこともできるみたいです。
 単なるフィルタとして使うならば、鍵盤につながなくてもノイズを入れたりラジオの音声を入れたりするだけでモコモコシャキシャキギャンギャンした音が取り出せて楽しいです。
 どうやらダイオードを抵抗風に使ったりしているのがすごい点みたいですが、今はまだ回路を見ながらハンダ付けをして動作を楽しんでいるだけの段階なのでよくわかりません。まあいろいろなフィルタを作ったりいじったりするともっと深いことが言えるようになるのでしょう。精進。


参考
Q値(Wikipedia) - http://ja.wikipedia.org/wiki/Q%E5%80%A4

(Q値ってこういう意味で合っていたんだっけ)

アナログシンセを作る(第二十三回:木枠を組んで追加ケース作り編 その1)

20071013


 割とゆっくりなペースではありますが、モジュールは順調に増え続け、ついにケースが埋まってしまいました。具体的には、電源、LFO、VCO、VCF、ADSR、VCA。電源のみ幅6cmでその他が4cm、合計26cmです。詳細は以前のエントリを見てください。そんなに詳細でもないけれど。
 そしてまた2つ、NGと、前回と異なるVCFが増えました。これはいかん。もうひとつケースを作らねば。

 そんなこんなで、以前の記事(4回、5回、14回、16回)を参考に、ケース製作に必要な部品を購入しました。写真がその部品たちと、モジュールを入れたらこんな感じになるという見本。まだ組み立ててません。
 前回と異なる点は、電源を入れない分4cmが6つで24cmになっているくらい。

・桧材90x910x15(173が2つと240が2つに切断)
・アルミアングル 幅1.2、10x10x1M(240が2つ、260が1つに切断)
・木工用ボンド(一番小さいやつ)
・木ねじ(買い置き)

 以前の記事、と軽く書いてしまったのですが、そのエントリが2年半前だったという事実に気づいてびっくりです。桧の香りをかいで思い出すあの頃。
 そんなに時間を取れないので、組み立ての工程はもっと後になると思うけれど、その際には「以前」書いた第5回の気になった点のリストが役に立ちそうです。

(p.s.経営難だったのか、なんだか某ホームセンターが半分くらいド○キホーテ風に変わっていた。そこの工作所で切ってもらったのだが、前より丁寧でなくなった気がする。残念)

キーボード(音楽の方)のキーの部分を使って自作アナログシンセが鳴ったよという、心温まる話

ac054d94.jpg これまでアナログシンセを自作してきて、VCOが鳴り、VCAとそれに付属させた単純なGATE信号用スイッチで音を鳴らしたり鳴らさなかったりができるようになり、それにADSRを付けてフワンとかピヨンとか鳴るようになり、LFOとLFOディレイでみよんみよん鳴るようになりました。
 しかしここまでくると、気持ちよくドレミファソラシドの音階を鳴らしたい。ということでこの「キーボード(音楽の方)のキーの部分」シリーズが始まり、というほどたいそうな事でもなく、単純にCV/GATEの出る鍵盤を作ることにしました。

 以前書いたように、HARDOFFでPortaSoundと出会い、PICのリハビリをし、ブレッドボードで各機能が動いた所で、突如としてlivedoorBlogが危篤状態に。
 それから水面下で、各機能の動作を確認できたので蛇の目基板にPIC部分だけ回路を組み、PortaSound君のキー部分を摘出して回路につなぎ、CVに相当するPWMが出ていると何となく確認して、RJB氏のPWMによるMIDI-CV変換回路からPWM以降を切り貼りして、CVのOCT/V(1Vあたり1オクターブ上下)が上手く出ず数日苦労をした末、出来上がりました(ソフト的に)。この間数日。

 ……はしょり過ぎました。

 大体やっていることを説明すると、摘出した鍵盤が8x4のマトリクスの形をしたスイッチになっていて、とても親切なことに鍵盤の横に端子が12個並んで飛び出しているので、8個並んだ側をPIC16f88のPORTAの8ビットに対応させ、PORTBからRB2-RB5の4ポートを逆側で一個ずつスイッチすることで、ダイナミックドライブみたいな読み方をします。そして、適当に作ったので何ms毎か忘れましたが、何ms毎かにキーの状態を呼んで、チャタリングをソフト的に殺して、32鍵の状態を4バイトのRAMに入れておきます。その状態と、押したばかりか押しっぱなしの状態かを判定するフラグを使って、複数キーを押されたときに後から押したキーの音に対応したPWM波形を優先して出し、LPFでCVにする。それと同時にGATE信号を出す、というものです。
 初め5V電源だけで動かそうとしたのですが、オペアンプが電源電圧付近で直線性を保ってくれず、ものすごく音痴になってしまい、PWMの値を変えてもどうにもなりませんでした。文字で書くと、ドレミファソソ#ララー、な感じ。堪忍して(「かんにんして」で変換して出てきた寛仁四手って何だろう)+15V/-15V電源をつないだらうまく3オクターブ(=3V)くらいずれずに出てくれました。PWMすごい。
 そういえば、以前考えていた「MIMPI風の音を出す」案は、作っている途中忘れていたため、可変抵抗をA/D変換する機能ともどもどこかに行ってしまいました。n年後に作り直す際には、入ると思います。

 残っている課題
・「後から押したキーの音を鳴らす」が今一満足でない
・誤認識と反応速度のすり合わせ
・LPFのカットオフ周波数が小さめで軽くポルタメント
・A/D変換未使用
・MIMPI風モード未実装

 以上のような課題が残っているため、基板から作り直そうかと思ったら、18ピンでなく16ピンのICソケットを買ってきたことに気づいたため、作り直しはやはりn年後になる予感。
 そして、できあがったところで鍵盤のケースをどうするかで納得の行く答えが出なかったため、鍵盤は元のPortaSoundに収まりましたとさ(意外と37鍵のピアニカがYAMAHA製で、基板込みで形が合いそうだが高い)。

キーボード(音楽の方)のキーの部分だけを使うために

 先日めでたくYAMAHAのPortaSoundを手に入れたため、これを使ってアナログシンセ用のCVとGATEを吐くブツを作るかも知れないところまで来ました。MIDI?知りません。
(このエントリはまだ工作まで至らない空想です。)

 マイコンは適当に18ピンのPIC(リハビリ中)を使うとして、必要なピンを決める必要があります。
 欲しい機能は
・32鍵=8x4→12入力(決定)
・GATE出力
・CV出力(PWM→外部でLPF)
・「後から押したキーを優先」「MIMPI風ピロピロ音」の2モード
・MIMPI風モードの速度変化 兼 前記モード切替用VR入力

 PICの16F88でいけそうです。というか余裕か?

 流れはこんな感じで
・チャタリングはどうにか回避。3回分(N)ANDを取って入力が入っていたらキーが押されている、という感じで
・32鍵を順に見ていく。以下ループ(★はMIMPI風モード)
  ・押されていて処理済フラグが立っていない→処理済フラグを立ててCVを変化、GATEを一瞬LにしてHに(★LにせずHにする)
  ・押されていて処理済フラグが立っている→CV変化せず(★CV変化して一定時間NOP)
  ・押されておらず処理済フラグが立っている→キーを離した直後なので処理済フラグを下ろす
  ・押されておらず処理済フラグが立っていない→無視
・一連の流れの後、どのキーも押されていない場合GATEをLにする
・VRの値でモードとNOPにする時間を変える


 空想なのでデータシートなどの資料を全然見ていないのですが、感覚的にこんなところか、と思ったところで終了。
 PICなんて数年いじっていないので、キーボードをそのまま動かせるように切り替え可能にするのは、n年後になりそうです。南無。

アナログシンセを作る(第二十回:ケースに入れる電源編その二)

 25日に某所で部活動の年度末OB会として飲み会が開かれるので、その時のネタにこのシンセを(音程を調整するデバイスがないのに)持っていこうと考えていたんです。そのためには内蔵電源を急いで完成する必要があります。飲み会に電源を別に持っていくと十中八九壊すか無くすかしてしまうのは自明。

 そこから132x60x91mmに電源を入れる戦いが始まりました。
 まずは表面のパネルに穴を開けて奥行きを確認する必要があるのですが、残り日数がほとんどないため、ボール盤を買って云々している暇はありません。かと言って借りる算段も立たず、最強のソリューション=工作用紙で代用することにしました。
 工作用紙をパネルの大きさに、それも紙の目(曲げに強い方向と弱い方向)を考えて、目が90度で交差する方向に2枚切り、糊で貼り合わせて、なんて小学生の時以来です。
 それにしても、工作用紙の強さが以前より徐々に弱くなっている気がします。以前は紙の目に逆らって折ると相当反発を受け、ぐしゃっとなって「あーあ台無し」という折れ方をした気がしたのですが、この間買ったものは「ちょっと台無し」程度になりました。これは良くなったと言えばいいんですかね……。

 そんなこんなでパネルは完成。そして回路が取れるスペースを確認して、これも完成。したのですが、-15Vでて欲しい負電源がどう頑張っても-8.5V程度しか出ません。+15Vと+5Vは正確に出ているので、交流部分の間違いは無いようです。泣く泣く三端子レギュレータ(LM337T)だけのためにアのつく電気街に行き、帰宅して泣きやんでから回路を見たら配線間違い。しかも付け替えた後に気付いたので1個無駄にしたことになります。ウィスキーを飲みながら配線の確認なんてするものではないですね。

 その後トランス周りの配線をする際には、メンテナンス性向上用のコネクタを、メンテナンス性が全く上がらないところにつけてしまったり、短絡の恐れがあるところにビニールテープを貼りまくったりと、突貫であることが見え見えな展開をしましたが、何とか電源は完成した模様です。今考えると、一年前の自分は馬鹿な設計をしたものだ、という成長の確認を終え、いざOB会へ。


 ……飲み屋にコンセントが無かったらどうしよう。


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 結局、一次会の飲み会でも二次会のカラオケでもコンセントはあったのですが、なにぶん両方とも周りの音が大きいわけで、他のメンバに工作の完成度を見せるばかりで音を聞かせることはできませんでした。音が面白いのに(鋸波とPWM波しか出ませんが)。

アナログシンセを作る(第十九回:ケースに入れる電源編その一)

 果たして、132x60x91mmのスペース(ケース内で確保したスペース)に電源は組めるのか、という挑戦です。

 挑戦とはいえ1年前に同じ電源を作っています。その前回を振り返るため、去年の4月19日のエントリ(電源編その二)で電源を作った時の記録を見返すと、

最初から小さくすることに労力を割きすぎても疲れるだけだとの判断。

と全く成長していないどころか退化の一途。
 実際にこの後作り始めてみたのですが、この132x60x91がなかなかの曲者。事前の予測として工作用紙で作った、枠とトランスの模型より融通が利かず、トランスの足を削り、トランスとトグルスイッチの端子を曲げ、短絡の可能性があるトランス側面の金属部をビニテで隠し、基板を削り、トランスを寝かせ、苦労して無理矢理押し込む算段が立ちました。冗長性だとか安全率だとかメンテナンス性だとかいう熟語が頭をよぎりましたが、ガン無視。この大きさで作ってしまったんだから仕方ないのです。……仕方ないのです!

 とりあえずトランスをネジ止めする必要があるので、ケースのニス吹きが終わって設置したモジュールを全て外し、机の上がごちゃごちゃになっています。しばらくはこの状態で工作を進める予定。なんか専門的な話が全く無くてすみません。誰に言ってるの?


■具体的な工程(予定)
・怠けてアクリル製にした表面パネルに穴を開け、電源コネクタをとりあえず付ける。
・電源コネクタが当たらない程度の位置に、トランスをネジ止め。
・トランスが当たらない程度の位置で、表面パネルに基板を設置するための穴を開ける。
・基板上に色々半田付けをし、トランスやスイッチなどと接続。
・トグルスイッチや電源LEDの穴を表面パネルに開ける。

 なんか、個人的な作業メモですね。そうですよ。
 なんか、ナップザック問題ですね。それは言いすぎだと思いますよ。

アナログシンセを作る(第十八回:ADSRとADSRもどき編その三と改めてケース編その三)

 前回の続きですが、通常0Vでボタンを押せば5Vくらいが出てくる回路を適当につくり、

ボタン→ADSR→VCA

として、VCOで出した波の音量を鍵盤入力っぽくしようと思っていたのですが、電源ケーブルを二本しか作っていなかったため足りず(作るのが面倒だったとも言う)、

ボタン→ADSR→VCOの音程→出力

の形で適当にビヨビヨ音を鳴らして喜んでみました。
 確か、「アタック、ディケイ、リリースをほぼゼロにしてCQを打ってみた」「ある程度のA、D、R時間をとって鳴らした」「ADRを最大にしたら長すぎたので連射してビョンビョン鳴らした」ものを録音した気がするのですが、音楽とか何も考えてないのがあからさまですね。

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060317_2.mp3


 そういえば、ケースにニスを吹きまくり、600→800→1000の順にヤスリをかけてみたら、ツルツルでテカテカになりました。擬態語って恐らく言語として百年も持たないので、意味が分かる間に楽しんでおきましょう。
 写真は?そのうち。

 次はとりあえずケースに入れる電源か。

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200603172
 追記:悔しかったので、電源ケーブル(ヒロセのコネクタを使ったもの)を一つ作成してエンベロープをジェネレートできるようにしました。
 結論としては、「おもしろーい!!」。あまりの面白さに録音をするのも忘れてしまいました。GATE入力を発生するボタンしか作っていないので、単音のエンベロープをいろいろに変えてふよん、びょん、ぷーと鳴らしたり、連射して悦に浸ったりしました。
 これでメロディが弾ければ……。ということで、断然、鍵盤を作りたい欲が発生しました。半年先までの工作の予定を組めそうな勢い。

アナログシンセを作る(第十七回:ADSRとADSRもどき編その二)

200603171
 エンベロープをジェネレートするモジュールですが、正統派?のADSRが完成しました。

 masa921氏のサイトから頂いてきた回路図を方眼紙に起こし(この作業が一番楽しい)、蛇の目基板に組みました。
 アルミアングルに穴を開けるためのボール盤を買う予定が延びてしまったので、工作用紙にカッターで穴を開け、可変抵抗とφ3.5メスをねじ込んで終了。完璧。

 動作確認をしたいのですが、鍵盤を押した時の入力にあたるGATE入力を作る回路がありません。そこで、制御電圧とスピーカもついでにまとめて、ボタンを押せば全て出るブツを作る必要がありそうです。
 あと、基板上に使うコネクタのほかに、±15V、5V、GNDをつなげられた大きいコネクタを策定しなければ。

 うわ、もう2時過ぎか……。

参考
冶具ってこういう意味なんですね。もっと広義だと思ってました。

アナログシンセを作る(第十六回:改めてケース編その二)

200603041
 住まいと暮らしのDIYセンターでニスを買ってきたので、早速吹いてみました。

 家の前に敷いた新聞の上にケースを置いて、スプレーを30回程度振り混ぜ、ケースから20cm離して吹く。複素芳香族化合物な臭いをぷんぷんさせながら、軽くスプレーを往復させる一吹き目。

 気ー持ちいー有機溶剤臭い。

 水平面は上手く吹けましたが、垂直な面に吹くとどうしても上からたまったニスの液がたれてきました。もしや吹きすぎか、と思ってティッシュで軽く拭き取ってみました。まあ良し。
 AMラジオを聴きながら30分から1時間程度待機。そして同じく二吹き目。

 気ー持ちいーやはり有機溶剤臭い。

 AMラジオを聴きながら30分から1時間程度待機。日が暮れて終了。
 それなりにつやつやに吹けたのですが、改めて見ると面ごとにニスの濃さが何となく違う。うまくいかないものです。
 そんなこんなで、三吹き目は明日かそれ以降ということで。


 ……一吹き目以降が全て幻覚でありませんように。

アナログシンセを作る(第十五回:ADSRとADSRもどき編その一)

 第十五回弱で企んでいた空想工作ですが、EG(エンベロープジェネレータ)もどきです。どこがもどきかと言われると、もどきじゃないかも知れません。

 とりあえずまた曲がり角の電柱の陰から覗いているmasa921氏のサイトに載っていた、IC555を使ったADSRの回路図を眺めて、ため息。見た目こんなに単純な回路で、こんな複雑なことができるとは……!
 この回路図と、555のデータシートとを行ったり来たりしながら動作を頭の中で確認し、組替えて(空想)改造してみました。シミュレータでちゃんと動いたら起こしてみます。もし動いたとしたら、人生初の自作回路の予感!電子工作何年やってんだ!

 さて、しかしこれを作る前に、比較対象としてこのままの回路を作るのが先だと思うので、次回の買出しでケミコンを数点買い足し予定。

アナログシンセを作る(第十五回弱:何か企んでいる編その一)

 最近帰宅時間が遅いので、夜遅くにシャカシャカ音をたてることができず、ケースをやする時間が取れていません。
 というわけで空想工作にシフトして、変なモジュールを作るために元にする回路図を調達してきました。と言っても曲がり角の電柱の陰からいつも覗いているRJB氏のサイトからですが……。

 こういうものを作る人っているのか、しかし作った人がいるとしても名称が不明なのでウェブ上を探すことが難しい、そしてその前にまともなものを作るべきではないか、と自分の中でいろいろな意見が飛び交う中、回路図の改造を企てながら、別件の締め切りに追われているのです。


 結局何がしたいのかは微塵も伝わらない、こんなエントリって多いですよね。

アナログシンセを作る(第十四回:改めてケース編その一)

 久々に書くので自分に言い聞かせるためにも改めて。「置いておいて邪魔にならないアナログシンセを作る」という話の続きです。

 話に上がらなくても実際は(電気的に、ではなく物理的に)いじっているのですが、筐体に触っているとだんだん手垢などが付いて汚れてくるのを実感できます。なんたって、ケース完成が去年2005年の6月とけっこうな日数経っているので当たり前と言えばそうです。しかしあまりに汚れると見た目がやばくなりそうで怖い、とはいえ作っていく過程でどうしても触ることになります。
 というわけで、そろそろ塗装というか、ニスくらいはかけておこうかということになりました。TD4のことを考えていると頭を使わなければならないので、単純作業の方が気が楽ということも含め。

 で、今日は1時間くらいひたすらヤスリをかけて、表面の木目がよく見えなくなっている白い部分を駆除しようと頑張りました。しかし完全には終わらず。粒度240をかけている途中の段階です。あまりやりすぎると指が痛くなってしまうので、適当なところでやめておきました。

 以前友人に「こうするとよい」みたいなことを教えてもらってここに書いたな、と思い出したので見たら、第五回に「カンナをかけるときれいになる」と書いてあった。ヤスリじゃなかった!!
 明日以降も泣きながら240→320→400→600→800→1000→ニス、くらいでしょうか。何故か、以上のヤスリを所持しているので。

アナログシンセを作る(第十四回弱:シリアルMIDIケーブル製作失敗編)

 注:私タピオカ鍋、アナログシンセを作る以前に、既製品のものを持っていません。作曲や演奏をしたいのでもありません。周波数領域を楽しみたい、が主目的です。言い訳じみてますね。

 十三回(八月……)でMIDI-CV変換回路を試しに作ってみたのですが、先述のとおり既製品を持っていないため、MIDIが入力できないというお粗末な状態なのです。
 そこで、手持ちのD-SUB9ピンシリアルケーブルからDIN5ピンに変換するブツを作ることにしました。知り合いの古いトラ技SPECIALを見て、ダイオードと抵抗をコネクタに半田付けして接続して終了。

 変換ケーブルのテスト用に大学からRoland社のSC-88Proを借りてきて、シリアル側とDIN5ピン側を繋いで、完了。そして大方の予想通り、動きません。
 サイトからシリアルMIDIのドライバを落としたり、いろいろなサイトを見て(サイト自体が少ない。やはり時代遅れなのか)調べて云々したのに、動きません。
 最終的にSC-88Proの取説PDFをダウンロードして読んだところ、PCからシリアルMIDIでつなぐ時にはミニDINの口に繋がなければいけないらしい。しかし、そんなケーブルは持っていないし(98のマウスを切るのも面倒)、第一それを作ったところで、たった今作った変換ケーブルのテストになりません。

 私は何をしたかったのでしょうか。。

アナログシンセを作る(第十三回:MIDI-CV編その一)

 母校の中高の某部にて、合宿初日に学校で中学生が電子工作をするというイベントがありました。
 OBとして参加する場合、本当は「はんだ付けのコツを教えて」「動かないのだがどうすれば」といった質問に答えるものなのですが、ちょうどいいので作る側になっちゃいました。それを見た中学生が電子工作が好きになれば設けもん、てな感じです。

 あらかじめPICを焼いておいたMIDI-CVコンバータの回路を製作。とりあえず動くものを作っておいて、PICは後で好きなように焼き直せばよいと考えています。
 まあ予想通り中学生の質問に答える時間が高い割合だったのですが、割り当てられた数時間をぎりぎり使って、一応はんだ付けは終了しました。

 しかし、思った通りに回路は動いてくれませんでした。まあそんなもんです。
 ここからが勝負なのですが、MIDIキーボードをつないで見たところ二つあるうちのERR(エラー検知)のLEDが光りっぱなしになっているので、PICがいかれているわけではない模様です。
 今日までの進展は以上!(ここまででぎりぎりだったので……)

 ところで、周りを見渡すと、中学生達は秋月やELEKITなどのキットを作っていました。嘘発見器を発見!全然デザインが変わってなくて驚きました。キットは豊富(?)にあるし、インターネットに色々と回路が載っているのでそれを作るというのもアリだし、回路に関する理論などの情報を閲覧するのもアリ。いいなあ今の中学生(おっさん的思考)。

参考
PWM MIDI-CVコンバータの実験 - RadioJunkBox

12和音PICオルゴール

アナログシンセを作る(第十ニ回:VCA編そのニ)

 VCAが完成しました。多分。

 自分の手持ちだけでは足りなかった部品を、さて買いに行こうと秋葉原に向かおうとした所、はかったかのように大きい地震が起こりました。地震のおかげで、東京のJRがほぼ運転見合わせになってしまい、また揺れで部屋の本棚が倒れるのが怖くて押さえつづけていたため、秋葉原にいけなくなってさあ大変。
 と、知り合いのe氏がメッセンジャで話し掛けてきました。彼は何の偶然か、秋葉原のネットカフェにいるというのです。ネットカフェなんて行った事が無いのですが、さぞ素晴らしいところなのでしょう。私は喜んで彼に部品の買出しを頼み、近所で受け取ったというお話(e氏は読んでいないと思うけれど、ありがとう)。

 上のような話は工作に全く関係の無いことなのですが、たまには日記のようにもなってしまうものです。
 さて。以上のイベントを経て、あらかじめできるだけ進めておいたVCAが完成しました。前回書いたとおり、HomeMadeSynthサイト様に載っているFarm VCAをちょこっと変えたものです。
 前回に比べて特筆することがないのと、基板に電源電圧を持ってくるケーブルを複数作るのが面倒だった事もあって、VCOを使わずに簡単にテストだけしました。PCで鳴らした音楽をAudio inに入れ、CV(Control Voltage=制御電圧) inに電源の+5Vや+15Vを入れて(今考えると15Vはやりすぎだったか)、Audio Outの音量を比べるくらいのものです。音量は思ったように変わったので、特筆することはありません。
 実際には、このCV inにEGからの電圧を入れて、音の出はじめやら消えていくところやらが表現できるようになるということです。

 そんなこんなで、特筆することのない報告は終わる。

P.S. 今考えていること→VCOのCVを激しく変えて、アナログなのにわざわざMIMPI風(矩形波のLFOみたいなものか)。

アナログシンセを作る(第十一回:VCA編その一)

 VCOが完成して、とりあえず音が出ました。わーい。
 そこで、先日大学で拾ったしょぼいMIDIキーボードで鳴らしたくなるというのは、当然の欲求ではないでしょうか。

 しょぼいMIDIキーボードで鳴らすためには、MIDI-CV/GATEという、MIDIの信号を受け取って制御電圧やゲート電圧に変換する回路が必要です。しかしMIDI-CV/GATEだけ完成したとしても、VCOだけしかない現状では音量の調整ができません。
 しょぼいキーボードで打っているっぽい音を出すには、VCAという電圧制御のアンプと、EG(Envelope Generator)という、打っているっぽい音量の調整をする回路が必要らしいです。「らしい」というのは、シンセを持っていない私なので、断定では言えないということ。頼りない。
 「とりあえずしょぼいキーボードで音を鳴らしたい」現状、目標としてブロック図を書くとこんな感じでしょうか。ずれたら等幅でごめんなさい。

         ┌――CV→[VCO]→波形
MIDI→[MIDI-CV/GATE]―GATE→[EG]―CV→[VCA]→音量

 で、喜びの積分値が最大になるように手順を考えた所、以下のようになりました。
・VCAを作って「音量調整ができたー」と喜ぶ
・EGを作って「GATE入力に電圧を入れたら音がそれっぽく出たー」と喜ぶ
・MIDI-CV/GATEを作って「MIDI入力で音が出たー」と喜ぶ

 前置きが長くなりましたが、題名の通りVCAを作り始めました。
 例のとおり、HomeMadeSynthサイト様に載っているFarm VCAをちょっと改造して、主音量を変更できるようにするつもりです。
 余ったOPAMPを一個使って反転増幅ついでに音量調節。反転してしまうというのは少々心苦しいのですが、だめだったらまた作ればいいや、の能天気さでいきます。ちなみに付け加えた抵抗値は何となくで、音が変になってしまったらその時はその時。
 もしや最初からついているOPAMPに可変抵抗をつければいいのかも、という考えは消しました。この辺の異論反論オブジェクションを歓迎します。

 回路図を見る(●回路図を載せよう)と、大学の講義で見た「高CMRR差動増幅器」というやつのようです。詳しい内容は割愛しますが、文字通り左右対称形のトランジスタの部分の電圧の差が増幅されるというものです。下のトランジスタの塊は、左右対称のもののエミッタに繋がっているトランジスタの電流を調整する役目のようです。それを調整することで、差動増幅の電流、ひいては増幅率を変化させます。よく考えられた回路です。

 説明が長くなりましたがこのVCA、部品点数がそんなに多くなく、手近にある部品を使ってほとんど組めました。前回同様、2SC1583に代表されるデュアルトランジスタというやつを私は持っていないので、hfeチェッカが同じ値を示した2SC1815を2個対面させて、接着しました。
 そんなこんなで、抵抗四本と可変抵抗と半固定抵抗とジャック二個とLEDを買えば完成。逆に言うと、それって穴だらけ。
 さて、明日大学の研究室でまたボール盤を駆使して(自分以外使っていない)、VCA用のパネルでも作ります。パネルと基板の余った領域には、何か遊びで載せるつもりです。

P.S. 今考えていること→「MIDI-CVのポルタメント機能を二次系フィルタに変更して、音を変えると振動しながら収束」

参考
Farm VCA - HomeMadeSynth内

アナログシンセを作る(第十回:VCO編その四)

 改めて、VCOが完成しました。

 ふと思い立って秋葉原に飛び立ち、前回なかったパネルLEDとオクターブ切り替えスイッチを購入。足りなかった部品がつきました。千石電商を眺めた結果、最終的にLEDは赤いもの(黄色と緑色があったのですが)を、オクターブ切り替えスイッチはロータリースイッチの2回路5接点を1回路潰して使いました。

 オクターブ切り替えが付いたため、チューニングがとても楽にできるようになりました。まずオクターブ切り替えで1Vずつ変化するように、半固定抵抗を調節。次に各ポテンショメータを回して、オクターブ切り替えスイッチがきちんとオクターブを切り替える(?)ように調節するのですが、ある点でその前に聴いた音から調節をすると、前に聴いた音まで微妙にずれるので、何度も何度も試しながら培われる勘が必要になります。音階を見るより、音階の差が広がっているか狭まっているかを見ながらするのが良いようです。

 出た音のサンプルを(別の場所ですが)置いておきます。音が割れているのは、音楽に対するやる気のなさからです。
050717_0.mp3 - ノコギリ波の周波数を滑らかに変えてみました。
050717_1.mp3 - パルス波のPWMのテスト。Duty比50%から非対称な方向に変えてみました。
050717_2.mp3 - オクターブ切り替えのテスト。調整がうまくいっていないようで、少々音痴です。

 次に作りたいのは、RadioJunkBoxサイトに掲載されている、PWMを用いたMIDI-CVあたりでしょうか。幸いPICを焼く環境はあるので、一からプログラムを組んでみるのも良いかもしれません。

アナログシンセを作る(第九回:VCO編その三)

 VCOが完成しました。

 と思ったら、基本周波数8kHz固定の変な波形しか出ないのです。どこをどう回してもキーンという耳障りな音しか出ません。そりゃもうVCOしかないので、VCAで音量をしぼるとか気の利いたことができないのです。うるさくてしょうがない。
 結論:多回転ポテンショメータは片方に回しつづけても逆側にならないみたい。癖で回してしまう方向の逆に回しつづけたら、低くなって調節も効くようになりました。
 ……OPAMPの一つのV+がハンダ不良だったのは秘密だ。

 先日作ったパネルに穴を開けまくって(大学の研究室で私用でボール盤をいじったので、他のメンバに怪訝な目で見られつつ失敗もしつつ)、傷ついたパネル表面は思い切って紙やすりで色々な方向にやすり、スチール製家具の趣にしてみました。今回は既にやすってしまったのですが、色を吹き付けるのとどちらがよいのでしょう。考える余地あり。

●写真が載るかも、図面も載るかも

 完成と言いつつ、まだオクターブ切り替えのスイッチとパネル上のLEDをつけていません。切り替えスイッチは、千石電商で売っている2回路5接点のロータリースイッチにするつもり(ノンショーティングがいいのだけどショーティングだ)なのですが、LEDは何色にしようか……。青がカッコよく思えるのは幻想だ!と言ってピンクを使う?

 出力波形の図を貼り付けたいのはやまやまですが、誰か私にディジタルオシロを買ってください。無理ですよ。
 軽いmp3なんか上げればいいのでしょうか?ぷー、としか鳴らないので良ければ。誰に言ってるの?

参考
初歩配線の基本、スイッチについて - n回路m接点の説明が分からなくなった時のためのメモ。

アナログシンセを作る(第八回:パネル編)

 アルミアングルを買ってきて、パネルを作ってみました。

 使用したものは、厚さ2mm、幅が40mmの等辺アルミアングル1000mm分1080円を、長さ131mmに七つに切ってもらったもの。これでほとんど出来上がりです。お手軽。
 アングルの片面をパネル表面、もう片面を回路の一端を載せる面として考えています。
 自分の作業としては、回路を載せる面のすみを切断してケースに入るようにして、ケースに取り付ける穴と、可変抵抗やジャック取り付け穴を開けたらドラえーもんー。やっつけでできます。
 しかしこのパネル、すみを切断する段階でアルミ粉をじゃりじゃりやってしまい、パネル表面側が傷だらけになっちゃいました。製作している方々が表面パネルを二層にしている理由がやっと分かりました。経験から来る工夫。

 可変抵抗などの配置は、またもやHomeMadeSynthサイトの真似になってしまいそうだけれど、音が鳴ればよし。

●図面を載せよう

アナログシンセを作る(第七回:VCO編そのニ)

 「院試対策のため大学を休む!」とか言って、やっていることは正規直交基底の求め方の確認とかものすごく基本的なことをやってお茶を濁し、あとは工作をしていました。むしろバイトすればいいのに。

 「どうしようもなく表面のパネルを製作したいけれど外に出たくない」と言っているうちに夜になっていたので、工作用紙にばつんばつんと穴をあけて急ごしらえ。大層みすぼらしいものができました。
 いざ電源投入してみると、ショートなどは無く煙は出なかったのですが、なぜかピューという高い音しか出ないのです。OUT端子からPCのマイクに投入したところ、基音が8kHzの波が出ていて、どこをどういじっても8kHzぴったり。フィルタをかけて8kHzの正弦波発振器にしてしまいたいくらいでした。

 もう一つ、作った後で気付いたのですが、HomeMadeSynthサイト様を見ていたら、そこのFarmというシンセのVCOはモジュールをとっかえひっかえするのに、共通部分を別にして作っていたようです。回路図の四角で囲ってある部分がそうらしく、自分はそんなことを考えもしなかったので、一枚にぎゅうぎゅう詰めて作ってました。どうりで回路の写真の密度が違うわけでした。

 そうこうしているうちに工作用紙がへたれてきたので、「アルミアングルを買ってパネルを作る」が急務に。
 楽に作るために40x40のアルミアングルを131mmに切って角を落として穴を開ければできるっぽい仕様にしてあるので、大仰な工作はいらないとは思います。

●しょぼい工作用紙パネルの写真が出るはず

アナログシンセを作る(第六回:VCO編その一)

 勉強する気がどうしてもおこらず、夏休みに作る予定にしていたVCOを作り始めてみました。
 回路はHomeMadeSynthサイト内のFarm VCO IIを参考にしました。しかし、デュアルトランジスタと温度補償抵抗がどうしても見つからなかった(第一温度補償抵抗ってそうそう見つかるものではないらしい)ので、前者はhfeの合った2SC1815を二つ貼りあわせ、後者は無視して金皮抵抗を使ってみましたが……大丈夫なんでしょうか。ひとまず作ってみて、「あーやっぱり音痴だ」と泣いてみよう計画。

 OPAMPのある回路図というのは、反転増幅やらボルテージフォロワやら比較器やら、なかなか配置が面倒なもので、うんうん唸りながら回路図を変形して実際の図に持っていく必要があります。ものすごく疲れる作業です。

・一版→ひとまずOPAMPごとに周辺の部品を並べてみる。まだ配置が決まっておらず、かっこ悪い。
・二版→一版を参考に、基板に並べる大体の配置を書く。回路図の距離感は曖昧。
・三版→グラフ用紙に部品を並べて、決定稿。

 で、参考に実装写真。久々の半田付けのためか、美しくなくてしょんぼり。

 VRやφ3.5ジャック、トグルスイッチを配置するのには、今の状態ではごちゃごちゃになってしまって面倒なので、今度表面パネルを作ってみよう。

●写真を入れよう

アナログシンセを作る(第五回:ケース編そのニ)

 当初、大学の研究室にあるボール盤でヒノキのケースを加工しようと思っていたのだけれど、連日の梅雨の長雨が気になって、なかなか研究室まで持っていく気になれない。
 そこで、休みに数人で友人Yu氏宅にお邪魔するのと、そこに工作員くらい工作にこだわりをもつ友人B氏が来るのと、たまたま晴れそうなのが重なったので、ケース作りをいちイベントに仕立て上げてしまった。

 私のケガキの精度の悪さに不満げながらも本人より真剣に手伝ってくれた工作員こと友人B氏と、庭のパラソルつきのテーブルを作業場にしてインパクトドリルを使わせてくれた友人Yu氏のお陰あって、非常にきれいな本棚ケースが出来ました。多謝。

050628.jpg

B氏「この後カンナかけるときれいになるよ!」
私「面倒だからいいや!」
B氏「この後ニスとか塗るでしょ!」
私「面倒だからいいや!」

……多謝。

 今回勉強になった点をいろいろと羅列してみます。
・板に木ねじをねじ込む際には、割れないようにあらかじめ穴を開けておくとよい。
・木ねじで板を留める時、セメダインで固定するとよい。
・板を留め終わってから、アルミアングルの固定を思い出した。高さが低いのでドライバーが入らない。初めにきちっと計画しましょう。
・穴を開けてドリルが出てくる面はささくれる。外にする面は「印をつけると汚れる」ではなく「穴を開けてもささくれない」が大事なので、外側に印をつけておく。
・インパクトドリルの無段階回転数調整が使いやすかった。
・ケースが出来たからといって安心するヘカラス。


 毎度毎度「アナログシンセ」と言うのも面白くないので、名前を付けようか、考え中なのです。
 しかし、初アナログシンセを作りたくて検索をかける、自分のような人間に発信しているので、しばらく悩むことにします。

アナログシンセを作る(第四回:ケース編その一)

 今回のアナログシンセ製作のテーマは「置いておいて邪魔にならない」。
 あまり大きいと邪魔くさいので、「100円ショップにある新書用整理袋サイズ」か「文庫用整理袋サイズ」のどちらかにしぼったのだが、文庫用だと電源回路(のトランス)が入らないので、ぎりぎり入る新書用にした。本棚に入れて置いておくサイズ。……鳴らさないの?
 次に迷ったのが、アルミボディにするか木のぬくもりにするか。で、色々ググって調べたところ、ラックマウントするならアルミボディがいいのだけれど、単体で置いておくにはそれなりのケースが必要みたい。よって、木枠に入ったものを作ることにした。

 近所の某DIYショップで材料を算段したところ、かぐわしいヒノキ材が値段も手頃で、あらかじめ書いた図面と合って丁度いい。15x90x910だったかで700円弱。それにモジュール設置用アルミアングル1.0x1.0x1000(1.2mm厚)と適度な木ねじを買って終了。
 DIYショップの工作室って、客に電動工具を貸し出さないんですって。電動のは金を払って依頼(どこでもそうなんだろうか)。しかもアングルの穴あけ40円を22箇所やったらアングル二本買えるじゃないか!ってことで、ヒノキ材もアルミアングルも切るだけ切ってもらって、けがくところまでやって、大学の研究室で穴あけを行う作戦を決行。
 で、いくつか驚いた点が。
・さすがDIYショップ。依頼の通りぴったり切ってくれました。
・DIYショップなのにケガキ針がない。と思ったら五寸釘をグラインダーで削って「これ使いな!」
・その削った五寸釘が、ケガキ針どころかセンターポンチにも使えてしまった。便利なのでもらった。

 ケースの完成形が見えてきた。ヒノキの薫るシンセ。これで中身の回路を作るモチベーションがはっきりと出てきた。ちなみに横に貼りついているのが水没ピアノ。講談社の新書サイズ。
 ちなみに、今回かかった金は、加工代込みで大体1500円くらい。安くできた。

050621.jpg

 夏に中学高校の部活OBとして電子工作を見に行く時、ついでに部品を持っていって、何か作ってしまおう。

アナログシンセを作る(第四回弱:用語調べと雑感)

 アナログシンセのサイトを見るにあたって、何となく分からない用語がたくさんあるので、それらを調べてみた。ビバ素人!

・OTA(はてなアンテナより)
Operational Transconductance Amplifier の略.
コンダクタンス(出力電流/入力電圧)を外部から可変することができる素子.
デバイスの例:
CA3080,CA3280,LM3080,CA3094,LM13600,LM13700,NJM13600,NJM13700,NE5517,BA662,BA6110? 他

 OTAってそこかしこに出てくるけれど、そういう素子があるというのしか分からない。で、説明を読んでみたところ、読んで挙動は分かるのだけれど、やはり実際回路を見て研究しないと使い方ははっきりしないようです。

・レゾナンス
 フィルタの周波数特性が落ち込む直前で特性がぴょこんと上がって、特徴のある音になるらしいです。って要するにQ?

・Moog
 Moog知らないのか顔洗って出直せこの野郎って言われそうな雰囲気なんですが、イカンセンどこのサイトでどんなデモ音を落としても、音色の種類が多いというか範囲が広すぎて、ぼんやらりとしか分からないのです。
 かと言って誰かに思い出感たっぷりに説明されたところでその思い出感は私には必要ないので、「そういう思い出たっぷりの機種があった」という認識にとどめることにします。

・VCOが複数ある理由
 最初は和音を出すためなのかと思ったけれど、一音のControlVoltageを複数のVCOに入れて、それらから得られる波形をミックスするという使い方をするわけか、という認識。

・雑感
 早く完成させて、VCAとエレキーを繋げて変な音のするモールスを流したいですね。誰に言ってるの?

アナログシンセを作る(第三回:電源編その三)

050505.jpg
 ここ数日、「電源をほぼ作ってはみたがケースとパネルをどうしよう」という課題に取り組んでいました。それにあたって、まずシンセのパネルをどんなものにするか決めて、そのパネルをベースに、作った電源を取り付けようと考えました。
 しかし、それでは電源が出来ていない状態で他の回路を作ることになり、テストが出来ません。また、自分は飽きやすい性格(だと言ったら友人数人に首が曲げ座屈するほどうなづかれるくらい)なので、まず電源だけテスト用として単体で完成させて、それから別パーツを作ることに変更しました。

 で、電源が一応完成しました(その間数日)。回路は(必要な電圧などが同じなので必然的に)HomeMadeSynthサイト内にあるものを用い、ケースは100円ショップのケースのお古。穴あけに必要なドリルやボール盤を持っていないので、一つ一つOLFAのデザインナイフでガリガリやりました。トランス周りは、黄色のビニテをださく貼りまくって絶縁。PCに使われている電源ケーブル対応。写真はそのうち上がることでしょう。
 部品代は3000〜4000円くらいかかりました。一番高価な部品はトランスがラジオデパート地下のノグチトランス(宣伝?)で1100円だったか。±18V0.5A表示のもので、1Aにするともっとかかるでしょう。

 電圧調節の時にテスターがないよー、と思ったけれど、よく考えたら、某大学のゴミ捨て場で拾ってきたという、電圧と抵抗値を測れる大きなアナログテスターを友人Mが結構前にくれたので、それを使いました。これなら皆さんのご家庭にあると思います、と言いつつ、実際はないと思います。あと、数年前のハムフェアで買った、+30Vまで表示がある「電圧計の目盛りの部分」の両端でも測ってみました。正確。
 しかし、+15vから7805を通して作った+5vを計測してみたら、6v弱ありやがりました。調節できないじゃん!そのうち何とかします。

 これから作ろうという時に気になっていた事でいうと、電源コネクタはこんな感じ(↓)にしてみました。ヒロセ電機の4ピンのコネクタ(型番知らず)を使いました。安かったのと、見たところHomeMadeSynthのコネクタと同じなので、配列も同じにしてみました。コネクタで1000円分使ったのは初めてですが、秋葉原に定期券で行けなくなった現在(以前は通っていた)、これがデフォルトなのでしょう。

┏ ━━ ┓
┃・・・・┃左から+15 GND +5v -15
┗━━━━┛
(ずれたらごめんなさい、等幅に脳内変換どうぞ)

 次回からそれぞれの回路を作るにあたって、オシロスコープが欲しいor使える環境が欲しいのですが、値段が高いし部屋が狭いので、買うのは無理。同様の理由から、ボール盤も欲しいのですが、無理です。個人でボール盤を所持、というのはある種の夢です。

 さて、電源の次は、VCF(Voltage Controlled Filter)を作りたいと思います。普通はVCO(同 Oscillator)から作るらしいのですが、フィルタの方に興味があるので。


参考
http://www.paia.com/ - ここの9700シリーズアナログシンセモジュールというのがかっこいい。説明を印刷して通学中に読んでます

アナログシンセを作る(第二回:電源編その二)

050419.jpg
 名刺大の基板に回路を組もうと思っていたけれど、ヒートシンクが大きすぎた、コネクタがあまり乗らない、などの理由で、名刺2枚分の大きさのものに変更しました。最初から小さくすることに労力を割きすぎても疲れるだけだとの判断。

 さて、参考にしているサイトを見ていると、電源には、±15VとGNDの他に+5Vの端子が乗っていました。何に使うか考えながら他のモジュールを眺めていたら、何となく理由が分かりました。主にモジュールごとに乗っているLEDの駆動と、MIDI-CVコンバータ(MIDI信号を受けて制御電圧に変換する回路)に使われているPICの駆動のためのようです。
 自分では+5Vは必要ないかと思って、というより頭になかったので3ピンのコネクタを買って来ていたのですが、どうやら4ピンのものを買いなおす必要がありそうです。3ピンのものはストックストック。

 あと今考えることは、電源などのコネクタの類について。基板とガワを別々に取り外したりしてメンテがやりやすいように(とか言って何も出来てないのですが)、今のうちにコネクタについて考えておきます。
 必要と思われるものは
・電源回路とトランスを結ぶ3ピン(±AC、GND)→千石の大き目の白いやつ
・LEDを引き回す2ピン →汎用の黒いやつ
・DCを引き回す4ピン →FDD用コネクタ
・ボリューム用3ピン →汎用の黒いやつ
・オーディオ用2ピン(極性あり) →未定
 こういう方法ではなく、電源以外は適当に、必要なピン数のコネクタでいっぺんにガチャンとやってしまった方が楽なんですかね?誰に聞いてるの?


 非常にたらたらと進んでいますが、流れ込む資金の割合から言って丁度いいくらいです。電子部品って、何十円のものを買っていて気がついたら千円単位するんで、ちびちびやっていくつもりです。
 共通テーマに「工作」がないのが困り者。これって「音楽>楽器、機材」には達してませんもん。電源だし。

アナログシンセを作る(第一回:電源編その一)

050413.jpg
 ひとまず電源を作らなければ、何を作っても動かせない!
 ということで、スカスカな電子工作歴8年目?にして初の、電源回路のお勉強をしました。
 主に"HomeMadeSynth"サイトさんの電源設計法を読み、忘れても思い出せるようにノートなんぞを取る。「OK!大体OK!」と納得した所で、今回はそこに書いてあった回路をそのまま作ろう、ということに。予定を変更して±15Vのものを作ることにしました。
 AC100V→[トランス16V1Aくらい]→[整流]→[平滑化]→[レギュレータ]→±15V

 しかし、いくつか問題が発生しました。なにぶん、はんだ付けは満足にできるけれど設計などしたことが無いので、
・トランスって、どこで(安く)売ってるのさ!
・アナログシンセの回路って何A食うの?
・LM317、LM337(三端子レギュレータ)につけるヒートシンクの大きさは?
・ヒューズって何Aのものを選べばよろしい?
が分かりません。まあいいか!

 部品をメモして、他に必要な部品を想定しつつ、アのつく電気街へ。
 千石では、ほとんどの部品をぺろっと購入して脱出。ちゃんと、抵抗は誤差1%の金属皮膜抵抗を買いましたとさ。
 トランスは、千石に小さ目のがいくつかあるくらいだったので、他の店を探したところ、ラジオデパートB1Fのノグチトランスに、そりゃもうごろごろありました。本当は16V1Aくらいのが二つ入ったもの(正負電源なので。)を買おうと思っていたところ、トランスが意外と高いものだと判明して腰が引け、18V0.5Aと弱気の選択(1102円)。だって、トランスって威圧感があるんだもの!回路が何A食うか分からないし!
 ヒートシンクが大失敗。恐らく大きすぎました。名刺サイズの基板に回路を組もうとしたところ、ヒートシンクが邪魔をして入りません。教科書にしたサイトの画像もこんなに大きくない。
 ヒューズは適当に、2Aとか3Aとか選んで買ってきました。溶けたらもう少し大きいものを、とすればいいかなと思いまして。

 ひとまず(ヒートシンクを買いなおしてから)回路を組んで、
 あ、電源をどこに設置しよう……
 テスター買ってないし……

 次回待て(乞う助言)!

アナログシンセを作る(第零回:決意前編)

 アナログシンセの回路や解説を載せているサイトを一通り並べて眺める。サンプルの音を聴いてみる。
 かっこいい。作ってみたい。
 のだけれど、踏み切れない。作ったところで、録音機材が無い。
 買えばいいじゃん。
 特に作曲する趣味を本格的にしているわけではない。
 すればいいじゃん。まじで!?

 よし、作ろう(以上を一行30分程度かけて噛みしめてました)。

 ということで、コンセプトは「置いておいて邪魔にならない」。だめじゃん。
 ひとまず、±12v電源を作ってみて、その後筐体風なものを作ってみよう。


参考(アナログシンセのサイトってネットワークがしっかりしていて参照しやすいです)
SynthesizerDIY内の回路を参考に。
HomeMadeSynth
The ASM-1 homepage
TapiokaNabe?
sweacco
生息域:京都〜東京
 電子工作をしたり、本を読んだり、街歩きしている時がハッピー。

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