2005年07月07日

「天国はまだ遠く」(瀬尾まいこ著)

 今回は 「天国はまだ遠く」 瀬尾 まいこ著 です。これでようやく僕は瀬尾さんの出版されている本すべて読むことができました。

 あらすじは、会社での仕事や人間関係に疲れた主人公は自殺しようと、とりあえず日本海の近くを目指して旅に出る。そうしてたどり着いた何もないような田舎の民宿で自殺を試みるが失敗してしまう。改めて自殺を試みる気にはなれず、しかし、直ぐに家に帰る気にもなれない主人公はとりあえずその民宿に逗留する事にする。そして、主人公は民宿の主人とのふれあいや、田舎での生活を送るうちにしだいに心が癒されていく。そして、ついに旅立ちに時が。
 主人公の自殺しようとした理由はとりたてて深刻なことではなく、仕事が上手くいかない事だったり、職場での人間関係に疲れたという事。そして、主人公は何処にでも居るような人で、そのあまりにも普段の日常の世界に近いために心にスーと入ってきました。
 そして、その田舎での生活でしだいに心が癒されるが、その心地良い世界は自分の世界ではないので、改めて自分の世界に帰ることにした主人公。僕はこの本に今日から少しでも今までより前向きに生きようとするパワーとまでは言わないまでも、その最初の一歩を踏み出そうとする背中の最後の一押しをされた気分になりましたね。

天国はまだ遠く

瀬尾 まいこ

5段階評価で5

(僕の個人的評価です。)


に一票お願いしますm(_ _)m
tariki528 at 20:15│Comments(4)TrackBack(9)さ行の作家 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ  [ 本を読む女。改訂版 ]   2005年07月08日 03:33
天国はまだ遠くposted with 簡単リンクくん at 2005. 6.24瀬尾 まいこ著 / 瀬尾 まいこ新潮社 (2004.6)通常1〜3週間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 「図書館の神様」が書評サイトでとても評判の瀬尾まいこさん。 とりあえず最新刊から読んで
2. 天国はまだ遠く*瀬尾まいこ  [ +++ こんな一冊 +++ ]   2005年07月08日 07:14
☆☆☆☆・ 誰も私を知らない遠い場所へ――そして、そこで終わりにする。  ・・・・・はずだったけど、たどり着いた山奥の民宿で、 自分の中の何かが変わった。  私、もっともっと生きていけそうな気がする。  ここにはたくさんの星、たくさんの木、山に海に風がある。
3. 『天国はまだ遠く』 瀬尾まいこ 新潮社  [ みかんのReading Diary ]   2005年07月08日 11:36
天国はまだ遠く 都会で忙しく働く23歳のOL千鶴は、日々の生活に疲れ自殺願望が生まれる。優柔不断な彼女が勇気と決断を持ち、死に場所を求め家を出たが、見知らぬ土地に着いた所は…。 瀬尾さん、第3作目です(*^^*) 読むたびに、文章が簡潔になるというか、ストレ
4. 天国はまだ遠く/瀬尾まいこ  [ ひまさえあれば ]   2005年07月10日 23:47
まず装丁がイイです。 読み終えるとイラストたちが一段と光を放つ(笑)♪ 霜田あゆ美さん…好きです。 2時間足らずで一息に読了(ちょっともったいない気も…)。 時間があるときいっぺんに読むのをオススメします(ただしじっくりと)。 シンプル&ストレート。 ラ
5. 『天国はまだ遠く』 新潮社  [ 瀬尾まいこ応援BLOG! ]   2005年07月12日 02:14
天国はまだ遠く瀬尾 まいこ / 新潮社(2004/06/23)Amazonランキング:5,477位Amazonおすすめ度:たまには甘えたっていいじゃないの近年稀に見る作家の登場ではないか心がやさしくなれるAmazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog 本好きにとって“一心不乱”に
6. 第133回直木賞直前予想!  [ 活字中毒日記! ]   2005年07月12日 02:16
取って欲しいアンケートを実施しております。 是非お気軽に一票投じていただけたらと思います。 こちら 直木賞発表まであと2日となった。 候補作はこちら 今回の特徴は賞味期限切れの作家はのきなみシャットアウトしている点であろうか。 あと、本当に近い将
7. PAIPO TICKER設置しました。  [ 活字中毒日記! ]   2005年07月18日 15:07
PAIPO TICKERの登録なんですが、にほんブログ村のお友達が増えたために下記のサイトを追加(変更)設定させていただきました。 7/18変更(ブログ移転のため) ひなたでゆるり +ChiekoaLibrary+ 7/18新規設定 ナナメモ Ahaha堂本舗 Gotaku*Log うさぎの本棚 My
8. 『天国はまだ遠く』  [ ゆっくり歩け、たっぷり水を飲め_元Tennis Boy の読後感 ]   2005年08月11日 23:31
ご贔屓の瀬尾まいこ作品である。 今回は「家族の絆」も、「死」も登場しない。 厳密にいえば、主人公の千鶴が日本海に面した木屋谷にやってきたのは自殺するためだったので、「死」にふれていないことはない。だが、よく考えると、民宿「たむら」の田村青年が都会から
9. 「天国はまだ遠く」 瀬尾まいこ  [ *読書の時間* ]   2005年09月07日 13:29
自殺をする為に、とにかく遠くへ行きたいと電車に乗る主人公。辿り着いた場所はほとんど人の住んでいない寂れた集落。とりあえず見つけた民宿には、むさくるしい風貌の田村という男〈

この記事へのコメント

1. Posted by ユミ   2005年07月10日 23:50
たりぃさん…こんばんは。
TBありがとうございました。
この本を装丁がとても好きです。
田村さんの存在がとても力強いステキな本でした♪
2. Posted by たりぃ   2005年07月11日 23:46
ユミさん コメント&TBありがとうございます。
そっとマッチを忍ばせておく田村さんいいですよね!
3. Posted by 元Tennis Boy   2005年08月11日 23:38
たりぃさん、こんばんは。

なぜ千鶴が都会に帰らなければいけないのかわからなかったのですが、そのまま残ったらこの清清しい読後感はなかったかも、と思ってます。

TBさせてください。
4. Posted by たりぃ   2005年08月12日 21:05
元Tennis Boyさん、こんばんわ。
たしかに千鶴が残る展開もありかもしれませんね。
しかし、やはりあの旅立ちのシーンがないと、千鶴の心の再生が解りずらくあの読後感はなかったと僕も思いますよ。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Recent Comments