たりぃの好きなもの:「骨音ー池袋ウエストゲートパーク３」（石田衣良著）

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2005年07月10日

「骨音ー池袋ウエストゲートパーク３」（石田衣良著）

　今回は　「骨音ー池袋ウエストゲートパーク３」　石田　衣良著　です。僕が纏め買いしたIWGP（これを読んでくれてる人は間違えないだろうが、新日のベルトではありません）シリーズの第３作です。

　この本もまた４つの短編を収録している短編集です。ところで、このシリーズ回を重ねるごとに、マコトの扱う事件が大きな事件を扱うようになっていると思うのは気のせいだろうか？この本ではついに僕のお気に入りの１作目で活躍したあきれたボーイズが登場しなかったのが、アマチュアの時間の終わりを表しているようで気になりました。僕が思うこのシリーズの良さは、警察に相手にされないが、当事者にとっては深刻な事件をマコトが親身に（この本の表現なら男気を見せて）解決してあげる所だから、マコトにはあまり大きな事件を扱ってほしくないですね。
　そういう訳で、僕がこの本の中で好きなのは『西一番街テイクアウト』です。マコトが売春をしている女性のトラブルを解決してあげるという内容で、おなじみのタカシやサルの活躍もあるがそれ以上にマコトのお母さんが大活躍します。またトラブルの元凶のヤクザとマコトたちの３対３の決闘後のタカシのセリフや、ラストシーンの描写などが非常に良く、僕が読んだＩＷＧＰシリーズの中で一番好きな作品です。

「骨音ー池袋ウエストゲートパーク３」

石田　衣良著

５段階評価で４

（僕の個人的評価です。）

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tariki528 at 21:30│Comments(3)│TrackBack(2)│>>石田　衣良

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1. 「骨音　池袋ウエストゲートパーク?」石田衣良 [ 本を読む女。改訂版 ] 2005年07月11日 01:43

骨音池袋ウエストゲートパーク3石田衣良 / 文藝春秋(2004/09/03)Amazonランキング：7,640位Amazonおすすめ度：Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog 池袋ウエストゲートパーク第3弾。今回もストリート探偵で果物屋のマコトが池袋の街の底辺の事件を

2. 『池袋ウエストゲートパーク〓骨音』（/石田衣良） [ ゆっくり歩け、たっぷり水を飲め_元Tennis Boy の読後感 ] 2005年07月18日 01:38

石田衣良の人気シリーズ第３作。池袋の果物屋の息子にして腕利きのトラブルシューター、マコトと第１、第２作で登場した彼の仲間たちが、それぞれの得意分野で協力する。池袋のストリート・ギャングを束ねる‘王様’；タカシ、有力暴力団の若手有望株；サル、天才ハッカー；

この記事へのコメント

1. Posted by ざれこ 2005年07月11日 01:45

トラックバックありがとうございました。
私、このシリーズ大好きなんですがこの本にはなんか違和感があって、
ここにきて気づきました。そうか、事件が大きすぎるんですよね。今までに比べて。なるほど。
まあ、ヤクザとかはいつも出てきてたからなんともいえないけど(苦笑）
私もマコトのおかんが活躍する回は大好きです。かっこいいですよね～。
4作目以降はまだ読んでないので、楽しみに取ってます。

2. Posted by たりぃ 2005年07月11日 23:51

ざれこさん　コメント＆ＴＢありがとうございます。
マコトのおかんかっこいいですけど、それにしても謎ですよね。
ところで、おかんという言葉いいですね。

3. Posted by 元Ｔｅｎｎｉｓ Boy 2005年07月18日 01:41

遅まきながらＴＢありがとうございました。インテリ化の進むマコトですが、「西一番街。。」ではしっかりタイマン張ってストリートしてますよね。ＴＢ返しさせてください。

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