録画していた前田敦子のanother sky見た。

以前ブログに書いた
(『前田敦子について』『前田敦子についてvol.2』 )
前田敦子と同一人物なのかと思えるほど
その顔は明るく、情熱大陸のカメラに向かって見せた
およそ国民的アイドルのものとは思えない「目線」も
そこにはなく、存在していたのは、
彼女の完璧な開放感に満ちあふれた笑顔だった。

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それほどまでにAKBのセンターというのは重圧だったのか?
AKBに興味ない人間が見ても明白なほど、
彼女の表情の変化は著しい。



かねてから、前田敦子にはとても興味があって、
彼女を「推し」ていた、自分ではあるが、
このanother skyを見て、ある不思議な感情を抱いた。

それは何ていうか、ミスチルのoverにある歌詞に似ている。

いつか街で偶然出会っても
今以上に綺麗になってないで

そう、これだ。

お前は何様だという話だが、
AKBから解き放たれた前田敦子を受け入れるのは
なぜか抵抗を覚えてしまったのだ。

なぜか?

繰り返すように、another skyでの前田敦子には、
完璧な開放感に満ちあふれた笑顔があった。

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見ている側が「やめてよかったね」と
心から思える笑顔であった。

ここでふと思う。

大島や指原や渡辺(麻)は、
果たしてAKBから解き放たれた時、
これほどまでに明白な変化を含んだ開放感を表現できるだろうか?

答えはNoだ。

それは、彼女たちはAKBのセンターであることを
宿命的に背負っている、背負わされているわけでは無く、

「前田敦子の次」
「前田敦子を超える」

つまり、結局必ず、前田敦子の幻影が
ついて纏うわけで、逆に言えば
前田敦子の存在に依存することが出来るからだ。

前田敦子にはそれが出来ない。

自分より歌が上手くて踊りが上手くて
可愛くてトークも上手い子がいるのに
なぜ私はセンターをやらなきゃいけないの?
と泣きながら拒絶した初代センターは
そんな自信を持てない自分と戦い、
壮絶な「アンチ」と戦い、
総選挙と戦い、
何と戦って、それに勝てたとしても
何が待っているのか?という問いと戦い、
ボロボロになって満身創痍で
センターに立ち続けた。

それ故に、前田敦子という幻影が必ず前提条件として
存在する、前田敦子なき後のセンターたちは、
いつまでも前田敦子のセンターを超えることが出来ないし、

それ故に、AKBのセンターは
やはり前田敦子しかいないのである。

だからこそ、これぞ幸福と言える表情を見せる
前田敦子を見ても素直に拍手を送ることが出来なかった。

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だからこそミスチルのover的な
女々しいセンチメンタリズムに陥ってしまったのだ。



なぜなら、そんな絶対的なセンターであるべき前田敦子は
もうAKBではないから。

そんな複雑な気持ちにさせてくれたanother skyであった。