2006年11月20日

今週 水曜日オンエア

 『相棒』第七話「剣聖」いよいよ今週22日(水)21:00〜テレビ朝日系オンエアです。

右京(水谷豊さん)×薫(寺脇康文さん)の息の合った相棒ぶりと名推理、是非楽しんでください!

ゲストは女流剣道家役に原千晶さん。
原さんは剣道の初段持ち。竹刀さばきはお手の物、と思いきや
「竹刀持つの実は中学以来なんです」
「・・・・・・」
一瞬不安になったものの、少し稽古したらやっぱり経験者、すぐに勘を取り戻してました。

現代の剣聖といわれる道場主役に誠直也さん。その盟友の老剣士に亀石征一郎さん。渋いですよ。このお二人は僕が東映京都で助監督をしていたころ、時代劇でご活躍になっていましたから、久しぶりにご一緒させていただいて懐かしかったですね。誠さんは僕なんかの年齢だと、ゴレンジャーの赤レンジャー役の印象も強烈だったりしますが・・・。亀石さんは最近は作家としても「フライングタワー」という小説も出せれ映画化も進行中だとか。ぼくも読ませていただきましたが娯楽性と社会性ゆたかな力作でした。

あと映画「壬生義士伝」で中井貴一さん演じる主人公の息子役で観客の涙をしぼった藤間宇宙くんも出演してますよ。

ご期待ください!




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2006年11月11日

相棒 7話

相棒
またまたご無沙汰の更新になりました。久しぶりに告知を

シーズン垢盪訥偉┨ツ瓦離謄譽喞日系ドラマ『相棒』 第7話「剣聖」を監督しました。オンエアは11月22日(水)夜9時です。脚本は「Always三丁目の夕日」の古沢良太氏、剣道界を舞台にしたちょっと毛色の変わったミステリーです。是非ご覧下さい。楽しんでもらえるといいんですが・・・

テレ朝の公式サイトに7話の撮影風景がアップされてます。覗いてみてください。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/(AP潜入ルポの中です)

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2006年08月14日

「天コケ」

浅利海岸
今年の梅雨はウンザリするほど長くて、山陰島根県浜田市で撮影準備に入っていた我々は、真夏のシーンを本物のギラギラした太陽の下で撮影することができるのか?甚だ心もとないまま7月25日のクランクインをむかえたのでした。しかし撮影が始まってみると2週間連続見事な晴天つづき。狙い通りの画が撮れました!!

そうそう、その作品ですがもう新聞発表もしているのご存知の方もあるかと思いますが「天然コケッコー」という、くらもちふさこさんの少女マンガを原作にした青春映画です。監督は「リアリズムの宿」「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督。29歳というとっても若いけど才能ある監督です。

写真は島根県の浅利海岸でロケしたときのものです。この日も雲ひとつないピーカン(晴天のことです)。撮影ではよくジュージャンと称して、じゃんけんで負けたものがジュースをおごる、という遊びをよくやりますが、この日は海だ!海の家だ!氷だ!カキ氷ジャンだ!ということで一杯250円のカキ氷をかけての勝負!と相成ったところ、20人を超えるスタッフが集まってしまって・・・負けたものの金銭負担は通常のジュージャンの比ではない。拳を繰り出すスタッフの手にも力が入る。結果は山下監督の負けで全員に氷をおごることになりましたが、ま順当な結果でしたよね。若い助手さんとかが負けたらちょっと可哀想だったもんね。でも監督も実はマジへこみしてました。

そんなかんなで夏の島根ロケの2週間は無事終了。これで映画の最初の4分の1は撮り終えたのですが残りは秋の季節狙いで10月に再クランクイン。が、残念ながら僕は秋のスケジュールが別の作品で決まっていたため夏編だけの参加なのでした。うーん残念、せっかくスタッフやキャストのチームワークがいい感じに出来つつあったのに・・・ま、でも「天コケ」はとても素敵な映画になりそうですよ。皆さんも完成をお楽しみに!




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2006年06月28日

老人と海

 なんと半年ぶりの更新となってしまいました・・・せめて画像の一枚もアップしておかないと・・・てなわけで写真は沖縄の伝統的な木船サバニです。この春、ある映画の仕事で沖縄に一ヶ月ロケしたとき撮影に使用したものです。現在はこのようなサバニ船で漁にでる人はほとんどなく、この船の持ち主もなんと89歳という高齢。足が悪くて歩く姿もよろよろ、正直みんなちょっと不安に思っていたのでしたが・・・
 この日は天気もよく、かなり沖合いまで出て夕日をバックに無事サバニの撮影終了。しかし港までの距離を考えると帰る途中で完全に日が落ちて真っ暗になってしまう。波も結構高かったので小さなエンジンしか積んでいないサバニが自走で帰るのは危険、ということでカメラ用のローボートで曳航することになりました。
 このときローボートの若い船員が、サバニをロープで舫(もや)いはじめたのですが、サバニの持ち主のお爺ちゃんはそのつなぎ方が気に入らないらしく必死で何かをわめき始めました。しかし言葉が不明瞭で何を言っているのかさっぱり解らない。若い船員が戸惑っていると、老人は業を煮やしサバニの上で立ち上がり船首に向かおうとしたのでしたが足元おぼつかなくバタン!と転倒。助け起こそうにも波立つ沖合いの船上でのこと、我々が下手に動くとさらに危険。倒れたお爺ちゃんはそれでも這いつくばって船首に辿り着くと、「貸せ!」とばかりに若い船員の手からロープを奪い取ります。驚いたことにロープを手繰り鮮やかに舫い始めたそのお爺ちゃんの手際は、先ほどまでの姿とは別人のようにかくしゃくとしていて、熟練の技の見事さ、美しさに我々は目を見張ったのでした。若い船員はサバニの船首近くに渡してある横木にロープを結んでいたのですが、お爺ちゃんはそれでは古いサバニはもたない、と思ったのでしょう、舳先の金具にロープを結びなおし力強くオッケーサインを出します。正直「カッコええ!」と思いましたね。
 帰港を急ぐローボートに曳かれて、小さなサバニは高波に揉まれ上下左右に激しく揺れます。サバニに同乗した若い制作部スタッフが、あまりの揺れに船底に這いつくばっている様を笑って見ていた我々は、また驚くべき光景を見ることになります。お爺ちゃんは船の縁に一切手をかけることなくことなく、猛スピードで曳かれていくサバニの上でじっと前を見据えて仁王立ちしているのです。歩くのもままならないように見えた老人がそんな姿勢のまま30分も荒波の中に立ち尽くすその姿は、あまりに感動的で思わず目頭が熱くなりました。
 後で聞くところによると、このお爺ちゃん、子供のころに口減らしのため親に売られ一人で大変な苦労を味わってきた方らしい・・・お爺ちゃんにとってサバニは自分の人生そのものであって、それを守りぬいてきたその生き様、その誇りを体現していたかのようなあのサバニの上の雄姿・・・思い出してもなんか泣けてきますね。

近況・・・現在は、山陰の分校を舞台にした映画の助監督として準備作業にいそしむ日々です。


 サバニ

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2006年01月19日

好視聴率御礼!

 昨日オンエアされた「相棒話 最後の着信(サブタイトルが変更になってました)」なんですが、うれしいことに16.8%という高視聴率をマーク!これは同じ時間帯での枠内トップ、相棒シリーズでも2時間スペシャルなどのイレギュラー回を除くと歴代トップの数字なんだそうです!まあ視聴率なんてものは作品の良し悪しに必ずしも比例しないものだし、そんなものに一喜一憂するもんじゃない、でもやっぱり気になるのが視聴率ってもの。いやあ、いざこういう結果を聞くとホッとするし、思わずニンマリもしちゃうよね。見ていただいた方々には、本当に感謝です。
 作品については改めて見ると反省するところもたくさんあるんだけど…真犯人かなり意外だったでしょ?その意外さを面白いと思うか、「そりゃねえだろ!?」となるかは微妙なところではあるよね…。正直ぼくも台本読んで、こいつが犯人でいいのかな…って思ったもの。でも四の五の言ってるほど撮影までの時間もないし。とにかくこの犯人像って台本の段階ではほとんどキャラクターが無い役だったんです。最初の打合せでは、この犯人は単なる今時のキレやすい若者ということで、その背景的なものは必要ないんじゃない?みたいな話になってたんですよね。でもそれじゃホントに事件の真相はただ意外なだけ、ってことになっちゃって、ドラマとして弱い…、じゃあ例えば、体は太ってるけど気が小さくて神経質、仕事はマニュアル通りにきっちりこなせるけど、他人とのフリーなコミュニケーションがとっても苦手だし鬱陶しいと思うタイプ、そういう性格に膨らませてみたんですよね、犯人を。それに対して被害者の大阪人の若者は、関西弁でいうところの「いっちょかみ(何にでも首を突っ込んでくるヤツ)」で「いちびり(すぐ調子に乗るヤツ)」、短時間いっしょにいる分には楽しいヤツだけど、一日中いたらとってもウザいタイプ。まさに水と油といった二人を、不幸な偶然が引き合わせてしまうとどうなるか…、そういう発想に立ってみるとすごく自分の中では納得できたし演出してても楽しかったよね。この二人のようなキャラって結構身近にいたりしません?某掲示板の書き込みにも、この二人にリアリティーを感じて面白がってくれた人が多かったみたいです。「関西人にこういう鬱陶しいタイプのヤツいるよなあ」という書き込みもありましたが、僕は別に関西人のいやなところを描こうとしたわけではありませんから、念のため…。
 まあ市井の偶発的な事件をめぐる様々な人間模様、という捉え方であまり技巧的な演出を避けてやってみましたが、そういう感じで今回のはちょっと地味な話だったから、今度は大物知能犯の華麗なトリックに右京さんが知力をかけて挑む、みたいな絢爛たる推理劇もやってみたいですね…

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2005年12月30日

よい御年を

前回告知した「相棒13話 エス」の放送日が間違ってました。1月18日(水)夜9時テレビ朝日系です。ウッカリでした。

というわけで通り一遍な感じですが来年もよい年になりますように。今年一年お世話になった方々には感謝の気持ちを込めて・・・



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2005年11月25日

飲み疲れ その2

 前回の「相棒」の話のつづき。編集時の不安を引きずって臨んだオールラッシュですが、テレ朝、東映のプロデューサー諸氏の反応は…意外や意外とても好評でした(!)撮影直前まで書き上がらなかったため未整理な部分が多かった台本(モチーフは地味なのですが話がとても複雑でした)を何とか見易くまとめたところを評価してもらえたのかもしれませんが、人に「良かった」と言われると途端に増長するのが僕という人間で、「改めて見れば上手く出来てるじゃない。ここの演出なんか冴えてるよなあ」などとほくそ笑んでいるのでした(もちろん口に出しては言いませんよ。このブログの中だけの話ってことで)。
 そんなかんなでオールラッシュ終了後関係者とお疲れ食事会とあいなり、また調子よく飲んでしまいーの、翌日の吉祥寺飲み会だったわけで、さすがに胃腸が悲鳴を上げている感じでしたね。ビールを2杯ほど流し込んだあとは熱いお茶と梅干でチビチビやってました。佐藤監督や村上監督はこの日も絶好調でよく飲みよく語っていました。ほかのメンバーも含めホントこの業界の人たちってよく飲むよな、などと自分のことは棚に上げながらこの日はお開き。佐藤さん村上さん、近々体調のいいとき改めて飲み行きましょうね。気がつけばもう師走。忘年会シーズン到来です。ホーリーランド忘年会もやりたいっすね。しばらく会っていないキャストやスタッフの面々とも久しぶりに語り合いたいもんだ。おっと今日25日はホーリーランドDVD第5巻の発売日じゃないか。見てない人も、もう一度見たいあなたも即買いですよ。メイキング部分気に入ってます。特に徳山君が僕の演出を褒めてくれているところが。と、どこまでも自分が大好き、困った僕でした。


 「相棒」放送日が1月19日(水)に決まりました。是非見てください!

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2005年11月24日

飲み疲れ

 昨夜、連日の飲み疲れにより吉祥寺の自宅でダウンしていた僕の携帯に、佐藤太監督からの着信が。「今、村上さん(ホーリーランドЛ┫篤弔梁湿綵┨鹸篤帖砲筝涎遒気鵝淵曄璽蝓璽薀鵐匹鮴作したビデオプランニングの女性スタッフ)たちと吉祥寺で飲んでるから来ない?」というお誘いの電話。前の日にホーリーランドDVD第5巻が届き、僕の回のメイキングを格好よく作ってくれた佐藤さんにお礼もいいたかったし、飲み友の村上さんにもしばらく会っていなかったので、少し重い腰を上げて吉祥寺駅近くの居酒屋に向かったのでした。
 お酒と夜の街が大好きな僕ですが、なぜここ数日飲み疲れしたいたかというと、自分が関係していた映画の試写や打ち上げが続いたというのもあったんですが。実は前回お知らせしたドラマ「相棒」の編集をしているうちに「これ本当に面白く出来てんのかな…」みたいな不安がムクムク湧き上がってきて、ちょっとしたストレスになっていた、というのが深酒の真相なのでした。「相棒」の撮影自体は順調に終わり、自分でも「イケテルんちゃうの」的な手ごたえを感じていたのですが、いざ実際に絵をつないでいるうちに「これでいいのかなあ…もしかしたら微妙?」とネガティブな感覚に襲われたりして。また編集作業に付き合ってくれていたスタッフが横で居眠りはじめたりして「あ、やっぱ面白くない?テレ朝の看板ドラマが新人監督のせいで傷がついたとか言われんのかな…」とかね。
 実は一昨日、この「相棒」のオールラッシュ(オンエア用の尺に編集し終わったものをプロデューサーなど関係者でチェックするもの)があったのですが、そこでの反応が……

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2005年11月03日

ご無沙汰です

 いやあ本当に久しぶりの更新。「生きてるのか?」「業界から去ったのか…」といった噂が流れたかどうか知りませんが、そう思われてもいいくらいご無沙汰でしたよね。ほんとスイマセンでした。更新できないほど多忙だったという訳でもないので、単純に僕の怠慢によっております。他の監督のブログはチェックして楽しませていただいているのですが、まったく自分の筆不精には我ながら呆れている次第であります。
 「ホーリーランド」もDVDの編集も終了し卒業式なるものも行われたようですが、僕はホーリーの面子たちともしばらく会えずにいて、みんな元気にしてるのかな…などと思っていた矢先、2〜4話にマコト役で出演していた堀田大陸君の突然の訃報。先日葬儀には参列させていただきましたが、早すぎる死…なんともやり切れない気持ちになりましたね…。マコトは第2話、下北の路地でダチのケンジとユウにからむ役ですが、ケンジがユウにボコボコにされた後、呆然と「すげぇ…」とつぶやく演技が印象的でした。今っぽい若者の陰影がさり気なくよく表れていたと思います。遅ればせながら改めて哀悼の意を表したいと思います。
 

 さて近況ですが、9〜10月中旬はスープレックスという制作会社(佐藤太監督の「インディアンサマー」を作った会社です)であの大ヒット漫画「東京大学物語」の映画化の監督補をやっておりました。監督は誰かというと原作者、あの江川達也さんが初メガホン。青春の甘酸っぱさと過激なセックス描写が混在する問題作を原作者自身が監督する…しかも大変な低予算…ちょっと大変な現場になるかな…などといううつむきがちの予想に反して、これがまたホントに楽しい現場だったんだなあ。江川達也という人のパワーと魅力に関しては、また改めて書いてみたいと思いますが、とにかく「映画の撮影ってホント楽しいね」と少年のように目を輝かせて、笑顔の絶えない江川さんでした。映画は来春の公開予定です。
 あと今、僕はテレ朝=東映の人気刑事ドラマ「相棒検彡12話を監督することになりまして、現在準備中、というか明後日もう撮影に入っちゃうんですよね!!でも台本が上がったのが四日前、昨日ロケハンが終わったばっかりだよ〜恐ろしいよ〜とっても不安だよ〜でも頑張るぞ〜ってな感じで必死で気合入れてます。撮影が終わったらまた更新するんで応援よろしく!!(「相棒」は毎週水曜夜9時から絶賛放送中です。僕の回は来年年明けあたりのオンエアになりそうです)


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2005年06月23日

いよいよ最終話

 今週のオンエアで「ホーリーランド」もとうとう最終回。視聴率的には裏番組の「虎の穴」やサッカー中継に苦しめられることはあっても、多くの支持者からはたくさんのエールが寄せられています。察するに、このドラマのただ事では無いホンモノさ、熱気を見た人がちゃんと感じてくれた結果だと思っています。そしてその集大成を今週、御大金子修介監督が見せてくれるはずです。実は僕も最終話は、音楽や効果音がついた完成版を未だ見ていないんです。だからホント一視聴者として今からワクワクしてますよ。
 このドラマの映画っぽい質感=フィルムっぽい質感を気に入ってくれた視聴者の方は多いと思います。そこに一番こだわっていたのはやはり金子監督でした。当初は16mmフィルムを使って撮影したいと強く主張されてました。確かに、夜の街の光と闇、主人公の心の光と闇を表現するのにはビデオよりフィルムの質感が適していたと思います。しかし全てフィルム撮りというのはコスト的に無理があったため、実際にはDVX100というデジタルビデオカメラのシネマライクモード(フィルムっぽい質感に近いモード)でこの作品は撮影されています。ただ所謂スローモーションというのはフィルムでのハイスピード撮影(撮影時にカメラが通常よりハイスピードで回るので結果的には映像はスローモーションになる)の再現度にビデオは及びません。だからアクションの部分的に16mmカメラを使っています。このフィルムのハイスピード撮影を他のどの監督よりもたくさん、しかも効果的に使っていたのが金子監督ですね。5・6話のユウとショウゴの闘いでの技の応酬を、延々とスローモーションで克明にしかも気迫に満ちて見せた演出はやはり圧巻でしたね。
 余談ですがこのシーン当初のスケジュールでは3日間かけて撮影する予定だったのですが、台風の影響で2日目は土砂降りの雨。高架下なので現場は雨をしのぐことはできるのですが、このまま降り続くと3日目は地面が浸水してしまうかもしれないとのこと。弱ったな・・・と思ったのはチーフ助監督だった僕でしたが、撮影は非常にいいペースで進んでいる。恐る恐る金子監督に
「この調子だと今日中にかなりいいとこまで消化できそうですね。最後に出てくる警 官役の人、今日予定に無かったんですが呼んどきましょうか?」
「いいよ、分った」
結果はというと・・・・・・無事その日のうちにこのシーンの全ての撮影を終了。そして次の日台風は関東地方に上陸。それにしても、このシーンの出来映えの見事さといったら・・・。こんな離れ業も我々若輩には真似の出来ないところですね。
 

 

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2005年06月04日

第10話始まるよ!

さあ、第10話が1時間後にオンエア開始!カトーとの闘いによって暴力のダークサイドに引き寄せられたユウが、いよいよ路上のカリスマと対決します。両雄並び立つ、これぞ竜虎の闘い!ユウとマサキのタイマンは怒涛の如く第11話になだれ込みます。今夜、サッカーもいいけどホーリーもね。見て損はさせないよ!

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2005年05月27日

今夜第9話オンエア

さあいよいよ今夜第9話のオンエアです。親友を傷つけられ復讐の鬼となったユウが強敵カト―に挑みます。7、8話から続投の釘宮慎治さんのキレのあるカメラ、舟橋正生さんのゴージャスな照明、石毛朗さんの禍禍しくも魅惑的な美術、小原剛さんのアクションも気合入ってます。復讐の中でどんどん暴力の魔に魅入られて行くユウの姿に皆さんは何を感じるでしょうか?そして次回第10話ではユウとマサキのタイマンが!ハッキリ言って見逃せません!

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2005年05月22日

ユウVSカトー

ブログの更新、随分サボってしまってスイマセンでした。いよいよ来週自分の監督した第9話オンエア、黙っているわけにはいきません。7、8話をご覧になった方はあのキョドってたユウが復讐に覚醒し表情が変貌していく様にかなりインパクトを受けたみたいですね。村上監督の演出がそのへんを上手く醸してくれていたので、その後のユウ・カト―の一大決戦を面白く描かないとこれはもう責任問題ですよね。僕自信もそうですが、原作の中でこのユウとカト―の闘いに最も強い印象を受けた人は多いと思います。特にユウが「僕がショウゴ君なら」とショウゴの空手の構えをするところの原作の作画イメージのカッコ良さには誰もがしびれたことでしょう。そこを映像でどう表現しているか、是非見てもらいたいところですね。それと今までは下北っぽいのリアルな街角を背景にした闘いが多かったと思うのですが、このカト―戦はちょっと毛色を変えてサイケな異空間に闘いの舞台を設定してみようと思いました。なにせ第9話は最初から最後までカトーとの闘いオンリーの回。なんとか三十分見てる人が飽きないようにと・・・そのため美術さんには骨を折ってもらうことになりましたが、現場に行ったらもう、イメージ通りのバトルフィールドが完成していて、いやホント感動しましたね。ユウの技もインパクトのある大技が炸裂。アクションも自分なりに工夫して撮ったつもりですが、結果の方は・・・実はそこそこ自信ありますよ。ホーリーランドの中でもちょっと異色編って感じで楽しんでもらえればと思います。感想もお待ちしてます。

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2005年03月31日

ホーリーランドの俳優たち(その2)

 「ホーリーランド」第一回のオンエアがいよいよ明日に迫りましたねえ。ファンの皆さんの期待も最高潮って感じですよね、多分。1、2話撮影中の裏話なども書き込みたいところですが、それはオンエア後に取っておくとして、今日は前回のつづきで「ホーリーランド」の俳優達の紹介をします。
 僕が助監督を務めた作品でとても思い出深いもののひとつに、去年公開された「スクールウォーズHERO」があります。(日本のスポーツ映画としては出色の出来なので是非見てない人は見ましょう!)今日、紹介する俳優達は、僕が「スクールウォーズ」で出合い「ホーリーランド」で再び現場を供にした奴らです。
 マサキとつるんでいる仲間ノボル役の新田亮君とヨースケ役の笠原秀幸君は「スクールウォーズ」にはラグビー部員役として出演。撮影に先立つラグビー練習の時間も通算すると、その年は本当に多くの時間を彼らと供に過ごしましたね。二人とも若いけど芸歴は長いし演技力も確か。もう一人のマサキの仲間ワタル役の佐々木仁君も「スクールウォーズ」ではエナメル靴を履いた不良学生の役で、出番は少なかったけど、なかなかいい芝居をしていたので記憶に残ってました。芝居のアンサンブルの良さを求められる3人組の役なので、こいつらなら適役かなと思いました。経験の浅い俳優は、自分を懸命にアピールすることに没入してしまい、芝居のバランスを壊してしまいがちです。でもこの3人なら場面の中で自分達の出し抑えをきちんとコントロールできる。彼等は自分たちを「ホーリーランド」のスパイスだ、と言ってモチベーションを高めていましたが、前に出すぎず旨みを引き出す、そういうことが分っていて出来る頼もしい存在ですね。第1話もこの3人組、いい味出してますよ。
 たくさんの個性溢れるヤンキーたちが登場する「ホーリー」ですが、その中でも異彩を放つダークヤンキー、カトーを演じるのは弓削智久君。「仮面ライダー龍騎」にも出演していた彼は、「スクールウォーズ」ではメインの不良役のひとり。ラグビー部員になってからは俊足ウィングとして活躍する役で、ラグビー指導のトレーナーからはその運動センスの良さを絶賛されていましたね。僕が監督した第9話は、ユウとカトーの闘いを描いた回ですから、カト−のキャラクター作りには熱が入りました。原作のカトーの壊れまくってる感じは、実写でやりすぎると観る人に不快感を与えてしまうかもしれないので、弓削君の男前ぶりも生かして、アブナイけど魅力的なバッドボーイにしたい、と思いました。カトーが初登場する第7話監督の村上さんとも相談して、衣裳や髪型にも凝り、片目にはカラーコンタクトを嵌めて扮装はイメージ通りいい感じになりました。さてこの異形のヤンキーを弓削君がどう演じているか、それはオンエアで是非お確かめ下さい。ちなみに弓削君は主役の石垣佑磨君の高校の先輩、当時は雑誌モデルとして活躍するスーパー高校生で、みんなの憧れの的。卒業式には都内の女子高生が1万人集まったという伝説の持ち主(佑磨談)なのです。ドラマではとっても怖いカトーですが、素顔の弓削君はとても優しいいい人ですよ。
 第10話には、内田朝陽君がユウに襲われるヤンキー役で出演してくれています。彼は主演映画「精霊流し」など、真面目で誠実そうなイメージが強かったのですが、「スクールウォーズ」の堂に入ったヤンキーぶりは不良性感度抜群。こっち系の方が彼には合ってるような気がしますね、僕は。内田君と石垣君は、ホリプロの同期でプライベートでも大の親友。「佑磨の初主演作だからウィトレス役でもなんでも出ますよ」と訳のわからないこと言うのでチョイ役だが友情出演してもらうことにしました。ただ出るだけじゃ面白くないので石垣君を驚かそうと、撮影当日まで内田君の出演を伏せておこうという作戦を立てたのですが、たまたまスタッフルームに来た石垣君がキャスト表を見てしまって、このサプライズ作戦は見事失敗に終わりました。でも石垣君すごく感激してたみたいです。同じ芸能界にこういう関係の親友がいるって、素敵なことですよね。

 

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2005年03月22日

ホーリーランドの俳優たち

 「ホーリーランド」の出演者はマイ、メグミ、カオリの女子高生
3人組以外はほとんどがヤンキー役、つまり若い男性俳優ばかり。
今日はちょっと彼らのことを書いてみましょう。
 まず石垣佑磨君が主役のユウ役に決まった経緯は、他の監督も
書いてますよね。個人的には僕が佑磨君と出会ったのは、北村龍平
監督、上戸彩主演の映画「あずみ」の時。その時の第一印象は、
ロン毛でやたらガタイのいいヤンチャそうな若者、って感じだった
なあ。でも撮影に入ってからは、その好奇心旺盛で人なつっこい性格
で、たちまち現場の人気者になってました。自分の出番が終わっても
他のシーンの撮影をいつまでも目を輝かせて見ている彼に、スタッフの
誰もが好感を持ちました。
「あずみ」には今人気の若手男性俳優が大勢出演していますが、剣を
取って立ち回れば、佑磨君はその抜群の運動神経でちょっと頭抜けて
いたようです。彼の演じた「ながら」の殺陣は、小気味良いスピード
感とキレの良さがあったし、素早い剣筋が決まったときの表情がまた
いい。「佑磨の殺陣はすばしっこい猫みたいに見えるね」と言ったら
本人も「分ります?僕、ながらは猫みたいな奴だと思って本物の猫の
動きを研究してやってるんです」と言う。うーん、イメージしたもの
を実際の自分の動きにちゃんと反映させて表現できるってのは、役者
として天性のものがあるんじゃないの?とその時思いましたね。
「あずみ」が終わってからも、彼とは新幹線で偶然バッタリ会ったり
なにかと縁がありました。「西山さんが監督するときは絶対出して下
さいね」などと言ってくれる。そして現在公開中の「あずみ2」で、
僕と佑磨君は金子修介監督に出会い「ホーリーランド」につながって
それが実現したのでした。大袈裟に言うとちょっと運命的なものを、
感じてしまいましたね。
 「あずみ」と言えばショウゴ役の鈴木信二君とも「あずみ」で知り
会った仲です。彼はJAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の所属で、アクション
はお手の物。「あずみ」では最初の方で死んでしまう役ですが、殺陣の
素晴らしさは是非DVDでチェックしてみて下さい。ショウゴ役は鈴木君
がいいかな…と、実はオーディション前から考えていたりしてました。
 徳山秀典君と青山草太君とは今回の「ホーリーランド」でが初仕事。
徳山君の演じたマサキは、ボクシングの達人で誰もが憧れる路上の
カリスマ。ちょっとカッコ良すぎる役ですが、徳山君はボクシング経験
者。やはり「やってる奴とやってない奴は決定的に違う」のであって
説得力のあるマサキになりましたね。彼は本当に画映りのいい男前ですが
マサキを演じるに当たってすごく色々考えていたし現場でもどう演じれば
いいか細かく聞いてくる。カッコつけすぎて嫌味なマサキにならない
ように悩んでいたのかもね。とにかくこの役にすごく情熱を傾けている
のが分りました。
 青山君は明朗活発な好青年。内容的にちょっと暗く沈みがちな
「ホーリーランド」で、彼が出てくるとパッと画面が明るくなる感じ。
アクションは無い役だが、こんな奴がいたら楽しいだろうな、って
思わせてくれるシンの魅力は、青山君本人のキャラの良さが出てるよね。
ちなみに青山君もボクシング経験者。本当はアクションのある役もやり
たかったかもしれないけど、とにかく今回はシン役、ハマってました。


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2005年03月08日

ホーリーランドの船出

「ホーリーランド」[9][10]話監督の西山太郎です。
ブログ初体験で、しかもパソコン、インターネットに関しては
ちと弱い方でして…書きこみ遅れましてすいませんでした。

 さて金子修介監督の雑記にも書いていただいたように、僕と金子監督
の出合いは3月12日公開の「あずみ2」のチーフ助監督としてが
初めて。金子組としては全くの新参者の僕がホーリーランドの監督の
一人に加えてもらえたのは本当に光栄だと思っています。
「あずみ2」の現場でホーリーランドのお話を聞いて早速原作を
読んだんですが、正直その作品世界は大いに気に入ってしまい
ましたね、僕は。
 学校にも家庭にも居場所を見つけられずに内向しながらも、その独特
の自意識が夜の町に自分を向かわせる主人公ユウ。人間の優しさも
危うさも内包した夜の町の魅力が原作には溢れていたし、そこで繰り
広げられるストリートファイトの中でひ弱そうなイジメられっ子が変貌
していく様が、迫力ある絵で描かれている。
 これは面白いぜ!と思ったけれど、待てよ…この劇画世界、
実写映像で表現するのってムチャクチャ難しいんじゃないの?原作の
大きな要素である喧嘩入門講座的な解説場面をどう処理すればいいの?
それにリアルな
ストリートファイトだから普通のアクションシーンみたいに手数の
多い擬闘はダメ。本当だと一瞬で終わってしまうんだけど、それじゃ
映像的に見栄えがしない…様々な難問を抱えながらドラマ「ホーリー
ランド」の準備が始まった。まず[1][2]話、金子組のチーフ助監督として、
僕はこの作品に関わることになりました。(準備の間のことは追々
書いていきたいと思っています)

 
 そして9月18日、[1][2]話金子修介組クランクイン。ユウの家のシーン
から撮影は始まりその後の夜の下北での撮影も順調に進み、初日の
スケジュールは撮りこぼすことなく終了。撮影を見に来ていた他の監督
たちと下北で一杯やり、このホーリーランドの船出の成功を確信した
安堵感で、ぼくの足は一人新宿の夜の街に向かい、結局朝まで飲み
明かしてしまいました。翌日の撮影が夕方からだったこともあり大丈夫
だろうと歌舞伎町のサウナで仮眠して集合時間に遅刻してしまった
この僕は、夜の町に魅入られているという点では、主人公ユウに一歩も
引けを取らないのでした。
(金子監督ゴメンナサイ)